
朝ドラあんぱん相関図
引用元:NHK
『あんぱん』第34話は、静かな別れと、新たな決意が交錯する切なさ満載の回でした。のぶの背中越しに語られる崇とのすれ違い、メイコちゃんの恋の芽生え、千尋の優しさ──全員が少しずつ「自分の気持ち」と向き合い、そして誰かの背中をそっと押す姿が印象的でした。
今田美桜さん演じるのぶの涙には、視聴者ももらい泣き必至。心を揺さぶる15分間でした。
第34話のあらすじ
1-1. のぶ、昨日の崇とのやりとりを思い返すような静かな朝の背中
帰省中ののぶ。崇との別れが尾を引くなか、寂しそうな背中を羽田子が見つめます。
のぶに言葉にはせずとも、その表情に全てが表れていました。
1-2. 崇、赤いバッグを千尋へ託す
机で勉強していた千尋の元に、崇が現れます。赤いバッグを持ちながら立ち尽くす姿。
崇「好きな子ができたら、プレゼントしろよ」
崇は結局、のぶには渡せなかったバッグを千尋に託し、その場を後にします。寂しげな背中が、すべてを物語っていました。
#朝ドラあんぱん #きょうのあんぱん で嵩はのぶが受取りを拒否したバッグを千尋に渡したが、捨てるよりはエコか。千尋はこれ幸いと、自らがのぶにコクる際、このバッグをプレゼントしたりして・・・。んな訳ないか。#北村匠海 #中沢元紀 #あんぱん #連続テレビ小説 https://t.co/wsGJ5Rf7pD
— HN・キルマ (@hn_killma) May 15, 2025
1-3. メイコと健太郎の距離が近づく
偶然、街でのぶと健太郎が出会い──
のぶ「崇のこと、よろしくお願いします」
その後、団子屋でくつろぐ健太郎とメイコちゃん。
健太郎が崇とのぶのことを話すと、どさくさに紛れてメイコを褒め、メイコは明らかに動揺。
メイコ「うち、好きな人ができたとです。面白くて、一緒にいると楽しくて…」
だが健太郎は気づかず、まさかの“のらくろ”発言でメイコちゃんの心を裏切ってしまいます。
健太郎「目がキラキラして、のらくろみたいばい」
メイコちゃんの恋が一方通行なまま、切なさが残ります。
勇気を出いて告白したのにあんまりちや😅#あんぱん #朝ドラあんぱん pic.twitter.com/HgFJo9wE2e
— satosi_s (@satosis) May 15, 2025
1-4. のぶ、メイコちゃんと洗濯中の会話
帰宅後、のぶが洗濯をしていると、メイコが声を荒げて語りかけてきます。
メイコ「うちは、好きな人に気持ちを伝えたで!」
その強さに励まされたのか──のぶは何かを決意し、「ちと出かけてくる」と告げて家を後にします。
若干ぼかして言ったから健ちゃんには伝わらなかったみたいだけど…😊#あんぱん #朝ドラあんぱん pic.twitter.com/OBcBbprK5m
— satosi_s (@satosis) May 15, 2025
1-5. 駅へ向かうのぶ、崇はすでに汽車に…
駅に到着したのぶ。だが、崇はすでに最終列車で出発した後。
そこに現れたのは寛先生。
のぶは崇に謝れなかったこと、素直になれなかったことを涙ながらに告白します。
のぶ「崇さんとは、いつの間にか、考え方や進む道が違ったみたいです……」
寛「のぶちゃんは信じる道を正直に走っていけばいい。いつか2人の道が交わる日が来るかもしれん」
寛「のぶちゃんに、わしはお礼が言いたい。ぶつかりあって、涙を分けて、ようここまで来た」
その言葉に、こらえていた感情があふれるのぶ。
いつか一緒に朝ごはんを食べる仲になるぜよ。第1回のアバンでやっちょったやろう😊#あんぱん #朝ドラあんぱん pic.twitter.com/Y4KoYdjuWg
— satosi_s (@satosis) May 15, 2025
見どころと考察ポイント
2-1. メイコちゃんの恋の痛みと健太郎の鈍感さ
「好きな人ができた」と告白したメイコちゃんの表情は真剣そのものだったのに、健太郎は無自覚なまま“のらくろ”発言。
戦時下の空気のなかでも、少女の初恋がこんなにもリアルに描かれる──その瑞々しさが胸を打ちました。
「 #あんぱん 」メイコ告白も
— ゆらり👩🎤♀🎹🎼🐈⸒⸒⸒⸒ (@msam1224) May 14, 2025
“のらくろ失恋”健ちゃん鈍感
ネット爆笑も「罪な男」
「それはアカンw」
(スポニチアネックス) https://t.co/p4xrk369lK
2-2. 崇の“背中”が語る心の揺れ
赤いバッグを持ったまま千尋の前に現れた崇。
渡せなかった思いを誰にも伝えられず、黙って去る姿がどこまでも切ない。
「プレゼントしろよ」の一言に、崇なりの“けじめ”と“優しさ”が込められていたように感じました。
2-3. 寛先生との対話がのぶを救う
崇に会えなかった後悔と自己嫌悪に涙するのぶに、寛先生はただ寄り添う。
「信じる道を走れ」「どこかで交わるかもしれない」──その言葉は、のぶの心をすくいあげる灯でした。
次回予告と注目ポイント
- メイコの恋は、このまま終わってしまうのか?
- のぶは、新たな決意を胸に東京へ戻るのか?
- 崇と再び交わる日は来るのか──?
まとめ
第34話は、“涙”と“すれ違い”の連続。
だけどそのすべてが、キャラクターたちを前に進ませていました。
のぶの涙、崇の背中、メイコちゃんの叫び──すべてが視聴者の胸を打つ。
戦時下で揺れる心と心。その間にあんぱんが、静かに寄り添っている。
次回、第35話──前へ進むための一歩に注目です。