【朝ドラ『あんぱん』第15週第72話 感想・考察・ネタバレ】「困った時の眼鏡くん」!崇の50分漫画挑戦が話題沸騰

【朝ドラ『あんぱん』第15週第72話 感想・考察・ネタバレ】「困った時の眼鏡くん」!崇の50分漫画挑戦が話題沸騰

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

朝ドラ「あんぱん」第15週第72話「いざ!東京」が7月8日に放送され、崇(北村匠海)の挿絵デビューと50分での漫画制作シーンが大きな話題となっています。東海林の「困った時の眼鏡くん」というセリフがSNSでトレンド入りするなど、視聴者の心を掴む展開が続きました。

第72話では、のぶ(今田美桜)の後押しで高知新報社に採用された崇が、早速挿絵制作を任されることになります。1時間という短い締切の中、崇は見事な挿絵を完成させ、東海林からも評価を受けました。一方、「月刊くじら」の創刊準備が大詰めを迎える中、戦災孤児の座談会取材で東海林と鳥居が激しく対立。そんな中、内田先生が原稿を放棄して逃亡するという緊急事態が発生します。残り1時間という絶体絶命の状況で、東海林は再び崇に白羽の矢を立て、「漫画を描け、50分で」と無茶振り。崇の才能と努力が試される重要な局面となりました。のぶとの絆を感じながら、崇は新たな挑戦に向き合います。

目次

崇の挿絵デビュー!1時間の締切に挑む緊張のシーン

朝ドラ「あんぱん」第72話は、崇(北村匠海)の新聞社での挿絵デビューシーンで幕を開けました。のぶ(今田美桜)の後押しで奇跡的に高知新報社に採用された崇でしたが、早速その実力を試される場面が訪れます。

「考える暇はない。手を動かしてくれ」東海林の厳格指導

編集部に連れてこられた崇に対し、東海林は容赦ない指示を出します。

「この記事の挿絵で埋めるぞ。締切まで1時間、間に合うかな」

「考える暇はない。手を動かしてくれ」

という東海林の言葉には、新聞制作の現場の厳しさが表れています。

この場面で注目すべきは、東海林の指導方針です。「使えんかったらどうすればいいですか」と不安を口にする崇に対し、東海林は具体的な作業指示で応えます。これは単なる厳しさではなく、実践を通じて崇の実力を見極めようとする教育者としての姿勢を表しています。

北村匠海の演技も秀逸で、初めての職場での緊張感と、与えられた課題への集中力を繊細に表現しています。特に「間に合うかな」という不安の表情から、作業に没頭する集中した表情への変化は、多くの視聴者の心を掴みました。

視聴者が手に汗握った崇の集中力と努力

SNSでは、このシーンに対する視聴者の反応が多数投稿されています。特に崇の集中して作業に取り組む姿勢に感動の声が上がっています。

SNSでも

「朝ドラあんぱんで崇が挿絵を描くシーンが印象的でしたが、実際の新聞制作現場でもあんなに短時間で挿絵を描くことはあるのでしょうか?」

という質問が投稿されており、視聴者の関心の高さが伺えます。

崇の挿絵制作シーンは、単なる作業風景ではなく、これまで誰にも認められなかった才能が初めて光を当てられる瞬間として描かれています。「わかりにくい文章を補填してる」「よりわかりやすくなった」という東海林の評価は、崇の絵が単に上手いだけでなく、読者にとって価値のある内容であることを示しています。

「困った時の眼鏡くん」がトレンド入り!東海林の名言に注目

第72話で最も話題となったのは、東海林の「困った時の眼鏡くんやな」というセリフでした。このフレーズがSNSでトレンド入りし、多くの視聴者が反応を示しています。

50分で漫画を描けという無茶振りの真意

物語終盤、内田先生が原稿を放棄して逃亡するという緊急事態が発生します。「入稿まであと1時間」という絶体絶命の状況で、東海林は崇に向かって「漫画を描け、50分で」と指示を出します。

この無茶振りとも思える指示には、東海林なりの計算があります。崇が挿絵で見せた才能を評価し、緊急時の戦力として期待していることが伺えます。

「困ったときの眼鏡くんやな」

という言葉は、表面的には軽い調子ですが、実は崇への信頼の表れでもあります。

50分という時間設定も絶妙です。十分な時間ではないものの、全く不可能でもない微妙なライン。この緊張感が視聴者をハラハラさせ、同時に崇の真価が問われる場面として機能しています。

SNSで話題沸騰「眼鏡くん」への愛情表現

「眼鏡くん」という呼び方には、東海林の崇に対する親しみと期待が込められています。SNSでは「困った時の眼鏡くん、めっちゃ可愛い呼び方」「東海林さんなりの愛情表現よね」といった声が多数上がっています。

Twitter上では「#困った時の眼鏡くん」というハッシュタグも生まれ、視聴者それぞれの「困った時に頼りになる人」について語る投稿が見られます。ドラマのセリフが日常会話で使われるようになるのは、朝ドラの大きな魅力の一つです。

このシーンで重要なのは、崇自身の反応です。無茶振りに動揺しながらも、「何かを閃いたのか、すぐにペンを走り始めた」という描写からは、崇の中で何かが変わった瞬間を感じ取ることができます。

のぶの神パスが炸裂!崇の採用を支えた見えない絆

第72話では、崇の採用に関するのぶの影響力が明らかになります。崇本人は「僕が受かるなんて奇跡だよ」と語っていますが、視聴者はのぶの後押しがあったことを知っており、夫婦の絆の深さを実感する場面となっています。

「僕が受かるなんて奇跡だよ」崇の知らない真実

初出勤日の崇のセリフ「僕が受かるなんて奇跡だよ。しかも社会部なんて」には、自分の実力に対する謙虚さと同時に、本当に奇跡だと感じている素直さが表れています。

しかし視聴者は、のぶが陰で崇を支えていたことを知っています。この情報格差が、視聴者に特別な感動を与えています。

「のぶの強力な後押しがあったとは夢にも思っていない崇でした」

というナレーションは、夫婦それぞれの思いやりの深さを強調しています。

崇の謙虚さは演技の面でも表現されており、北村匠海の自然な演技が崇のキャラクターに深みを与えています。特に「奇跡だよ」と語る時の表情には、純粋な驚きと感謝の気持ちが込められています。

支え合いが生んだ千載一遇のチャンス

のぶと崇の関係性は、言葉に出さない支え合いが特徴的です。のぶは崇の才能を信じて後押しをしながらも、それを崇に知らせることはありません。これは、崇のプライドを傷つけることなく、彼の可能性を広げたいという愛情の表れです。

一方で崇も、のぶの仕事への情熱を理解し、支えようとしています。挿絵制作や漫画制作のシーンで見せる集中力は、のぶへの想いも含まれているように感じられます。

SNSでは「のぶちゃんの神パス」「見えないところで支える夫婦愛」といった投稿が多く見られ、視聴者がこの夫婦の関係性に深く共感していることが分かります。

戦災孤児座談会で激突!東海林vs鳥居の価値観対立

第72話では、戦災孤児の座談会を巡って東海林と鳥居が激しく対立する場面も描かれました。この対立は、戦後復興をどう捉えるかという根本的な価値観の違いを浮き彫りにしています。

「戦争の結果や、仕方ないやろ」に込められた重い現実

座談会で子供たちが語る厳しい現実に対し、鳥居は

「戦争の結果や、仕方ないやろ」

と発言します。この言葉は一見冷たく聞こえますが、戦争を体験した世代の複雑な心境を表現しています。

一方、東海林は

「復興の舵をとるのはアメリカや。ひもじい子供らにインタビューし場合やない」

と反発します。この対立は単なる意見の相違ではなく、戦後日本をどう再建するかという大きなテーマを含んでいます。

このシーンで重要なのは、子供たちの声です。「働かんでも飯が食いたい」「大人に騙されとった」といった切実な声は、戦後の混乱期における子供たちの置かれた状況を生々しく伝えています。

復興をテーマにした記事作りの難しさ

「月刊くじら」の編集方針を巡る議論は、メディアの責任について考えさせられる内容となっています。復興をテーマにしながらも、現実の厳しさをどこまで伝えるべきか、希望をどう見出すかという編集者としての葛藤が描かれています。

東海林の怒りは、単に鳥居への反発ではなく、戦争の悲惨さを風化させてはいけないという使命感から来ています。「論説委員やめました」という強い言葉からは、ジャーナリストとしての信念が感じられます。

この場面は、現代の私たちにとっても重要な意味を持ちています。過去の出来事をどう記録し、後世に伝えるかという問題は、今でも続いている課題だからです。

月刊くじら創刊への道のり!編集部の団結と課題

第72話では、「月刊くじら」の創刊準備が大詰めを迎える様子も詳しく描かれました。編集部の結束と、それぞれが抱える課題が丁寧に表現されています。

「鯨のように余すことなく」雑誌名に込めた思い

雑誌名「月刊くじら」について、のぶは「鯨のように、余すことなく、全ての記事が読みごたえのある雑誌にしたいがです」と説明します。この言葉には、のぶの編集者としての理想が込められています。

鯨という動物の選択も意味深です。大きく雄大でありながら、すべての部分が価値を持つという考え方は、雑誌作りの理想を表現しています。岩清水の「親しみやすくて雄大で」という評価も、この雑誌が目指す方向性を示しています。

のぶの成長も見どころの一つです。初期のころと比べて、編集者としての自信と情熱が表現の端々に現れています。今田美桜の演技も、のぶの内面の変化を繊細に表現しており、視聴者の共感を呼んでいます。

内田先生逃亡で迎えた最大のピンチ

創刊号の最終締切日に起きた内田先生の逃亡は、編集部にとって最大のピンチとなりました。「もうこれ以上書けん」と家族に告白して姿をくらましたという状況は、創作の厳しさを物語っています。

このピンチに対する編集部の対応も見どころです。広告を削る案や既存記事を膨らませる案など、様々な解決策が検討される中で、最終的に崇の漫画制作という新しい挑戦に賭けることになります。

岩清水の「僕がふがいないばっかりに」という謝罪も印象的です。編集者としての責任感と、同時に仲間への信頼が表現されています。このような人間関係の描写が、「あんぱん」の魅力の一つとなっています。

緊急事態における編集部の結束は、現代の職場環境にも通じるものがあります。SNSでは「職場のピンチの時の対応、参考になる」「チームワークの大切さを感じた」といった声も上がっており、視聴者が現代の働き方と重ね合わせて見ていることが分かります。

第72話は、崇の才能開花、崇とのぶの絆、編集部の結束、戦後復興への想いなど、多くの要素が詰まった充実した内容となりました。「困った時の眼鏡くん」というフレーズに象徴されるように、困難な状況でこそ人の真価が問われるという普遍的なテーマが、戦後という時代背景の中で丁寧に描かれています。

次回以降、崇の50分間漫画制作がどのような結果を生むのか、そして「月刊くじら」の創刊が成功するのか、視聴者の期待は高まるばかりです。

まとめ:第72話の見どころ・伏線ポイント

  • 崇の才能開花への第一歩 – 挿絵制作での成功が、やなせたかしの漫画家としての原点につながる重要な伏線。「困った時の眼鏡くん」というキャッチフレーズで才能が認められる
  • のぶの見えない支援力 – 崇の採用における神パスが、今後の夫婦関係や仕事面での連携にどう発展するかに注目
  • 「月刊くじら」創刊の正念場 – 内田先生の逃亡という最大のピンチで、編集部の結束と崇の新たな挑戦が試される
  • 戦災孤児問題という重いテーマ – 東海林vs鳥居の価値観対立が示す、戦後復興における理想と現実のギャップ
  • 50分漫画制作の行方 – 締切ギリギリでの漫画制作が成功するかが、崇の今後の運命を左右する重要な分岐点
  • 編集者としてのプライドと責任 – 岩清水の謝罪や東海林の信念に見る、ジャーナリストとしての使命感が今後の展開に影響
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