【朝ドラ『あんぱん』第18週第88話 感想・考察・ネタバレ】嵩のプロポーズに号泣必至!「誰にも見せない涙」が刺さる理由


【朝ドラ『あんぱん』第18週第88話 感想・考察・ネタバレ】嵩のプロポーズに号泣必至!「誰にも見せない涙」が刺さる理由

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

朝ドラ『あんぱん』第18週88話「ふたりしてあるく今がしあわせ」は、ついに嵩(北村匠海)がのぶ(今田美桜)にプロポーズするクライマックス回として放送され、SNSでは「号泣必至」「朝ドラ史に残る名シーン」と話題が沸騰しています。

目次

朝ドラ『あんぱん』第18週第88話 あらすじ

今回のエピソードでは、宣伝部で活躍する嵩の成長ぶりが描かれる一方、あきらの引き取り問題、けいこさんたちの引越しなど別れの要素も織り交ぜられました。そんな中、嵩は長屋を借りたことをのぶに報告し、ついに結婚への想いを伝える決意を固めます。しかし、登美子(松嶋菜々子)の存在が二人の間に立ちはだかり、視聴者からは「ラスボス登美子」との声も。

物語の核心は、嵩が登美子に「今日だけでも二人きりにしてほしい」と勇気を出して伝え、ついにのぶへの愛を告白するシーンです。

「僕から言わなくちゃいけないことがある。のぶちゃん、いつも真っ直ぐひたむきに走るのぶちゃんのことを、子どもの頃からずっと愛してます。千尋の分も、次郎さんの分も、僕が幸せにします。結婚してください」

という言葉に、のぶは涙を流しながら

「うつつかものですけど、よろしゅうおねがいします」

と応じました。

ついに実現!嵩の真っ直ぐなプロポーズシーンが感動を呼ぶ

朝ドラ『あんぱん』第18週88話は、視聴者が待ち望んでいた嵩(北村匠海)のプロポーズがついに実現し、SNSでは感動の嵐が巻き起こりました。これまで何度も邪魔が入り、なかなか想いを伝えられずにいた嵩でしたが、今回はついに決意を固めてのぶ(今田美桜)と向き合います。

登美子の壁を乗り越えた嵩の成長

物語の前半では、宣伝部で意外にも活躍している嵩の姿が描かれました。採用された理由について考察する嵩に対し、のぶが少し素っ気ない態度を見せるシーンから始まります。この微妙な空気感は、二人の関係性に何らかの変化が起きていることを予感させる演出でした。

そして帰り道、嵩が長屋を借りたことをのぶに報告するシーンが描かれます。嵩は自然に「のぶも一緒に住む前提」で話を進めようとしますが、ここで登美子(松嶋菜々子)が現れ、またしても二人の時間が邪魔されてしまいます。

しかし今回の嵩は違いました。これまでなら母親の登美子に遠慮してしまう場面で、嵩は勇気を振り絞って「今日だけでも二人きりにしてほしい」と伝えたのです。

Xでは

「ようやく…嵩さん、プロポーズしようとすると誰かに邪魔される…登美子さんに『2人にしてほしい』と言えたことの方に良く言った!✨と、思ってしまった😅」

という投稿が話題になりました。視聴者の多くが、嵩の母親に対する姿勢の変化を評価しており、これまでの優柔不断な嵩から一歩成長した姿として受け取られています。

登美子が理解を示してその場を後にした時、視聴者は「ついにラスボス登美子を制して」という表現で嵩の成長を讃えました。これは単なるプロポーズシーンではなく、嵩が母親からの精神的自立を果たした重要な転換点として描かれていたのです。

「僕から言わなくちゃいけないことがある」の重み

二人きりになった嵩は、まず千尋がのぶを好きだったことを打ち明けます。「千尋はのぶちゃんのことが好きだったんだ」という告白は、視聴者の間で賛否両論を呼びました。一部からは

「千尋のことは黙っていた方が良かった。のぶも困惑するだけだし、千尋も天国で『兄貴に話すんじゃなかった』と頭抱えてる」

という声も上がっています。

しかし、この千尋への言及があったからこそ、その後の嵩の言葉により深い意味が込められることになります。嵩は次郎さんの写真について「気を遣わず、次郎さんの写真を堂々と飾ってほしい」と伝え、のぶの過去を受け入れる姿勢を示しました。

そしてついに、嵩の真っ直ぐな想いが言葉になります。

「僕から言わなくちゃいけないことがある。のぶちゃん、いつも真っ直ぐひたむきに走るのぶちゃんのことを、子どもの頃からずっと愛してます。千尋の分も、次郎さんの分も、僕が幸せにします。結婚してください」

このセリフには、嵩のこれまでの想いすべてが込められていました。子どもの頃からのぶを見続けてきた嵩だからこそ言える言葉であり、千尋や次郎さんといった大切な人たちを失った悲しみも含めて、すべてを受け入れて幸せにしたいという覚悟が表現されています。

のぶの目からは涙が溢れ、「うつつかものですけど、よろしゅうおねがいします」と答えました。嵩の目からも涙が流れ、二人の長い想いがついに結ばれた瞬間でした。

SNSで話題沸騰!視聴者が号泣した理由を徹底分析

過去エピソードとの繋がりが涙を誘う

今回のプロポーズシーンが多くの視聴者の心を打った理由の一つは、過去のエピソードとの巧妙な繋がりにあります。特に注目すべきは、嵩が

「のぶちゃんの強い部分も弱い部分も知ってる。誰にも見せない涙も知ってる」

と語った部分です。

Xでは

「#朝ドラあんぱん【ココにも効いてくる】『僕は誰よりも、のぶちゃんの強い部分も 弱い部分も知ってる。誰にも見せない涙も知ってる』。

ここでも また 63話 逆転してしまった正義に打ちのめされて教師が続けられなくなった のぶの涙『うちは生きちょってえいがやろか』のシーンが効いてる。」という考察投稿が話題になりました。

この投稿が指摘している通り、第63話でのぶが教師を続けられなくなった時の涙のシーンが、今回の嵩の言葉に深く関連しています。のぶが人前では見せない弱さや迷いを、嵩は誰よりも理解していたからこそ、この言葉に説得力が生まれたのです。

視聴者の多くは、この過去エピソードとの繋がりを感じ取り、嵩とのぶの関係性の深さに改めて感動しました。単なる幼馴染みの関係を超えて、お互いの本質を理解し合っている二人だからこその愛の告白として受け取られています。

また、千尋や次郎さんへの言及も、これまでの物語の積み重ねがあったからこそ意味を持ちました。嵩が

「千尋の分も、次郎さんの分も、僕が幸せにします」

と言った時、視聴者は二人が経験してきた様々な別れや悲しみを思い起こし、その分だけ深い感動を覚えたのです。

北村匠海・今田美桜の演技力に脱帽の声

今回のプロポーズシーンで特に称賛されたのが、北村匠海さんと今田美桜さんの演技力でした。特に涙の演技について、多くの視聴者が感動を表明しています。

「北村匠海さんの、いつもここぞというときにきれーーーいに涙が頬を伝う演技に毎回脱帽 もう一生脱帽してる」

という投稿に代表されるように、北村匠海さんの自然な涙の表現が高く評価されました。嵩というキャラクターの不器用さや真っ直ぐさを、表情や涙で見事に表現していたことが視聴者の心を打ったのです。

一方、今田美桜さんの演技についても「のぶの目から沢山の涙が溢れ出る」と描写されており、嵩の言葉を受けて感情が溢れ出る様子が丁寧に表現されていました。

「嵩が「今日は、大事な話があって………」と発したのが8時7分。あぁ、まだ時間あるってホッとした。解決したのが7分後。ギリセーフで良かったね。それにしても、2人とも涙の量が半端ない。」

という投稿からも分かるように、視聴者は二人の涙の量の多さに驚きつつも、それが演技として自然で感動的だったことを評価しています。

SNSでも「嵩役の北村匠海さんの演技がリアルすぎて泣けた」「今田美桜さんの表情の変化が素晴らしかった」といった感想が多数投稿されており、二人の演技力が今回のエピソードの成功に大きく貢献していることが伺えます。

賛否両論を呼んだ「千尋」への言及〜その意図と影響〜

千尋の想いを明かした嵩の判断

今回のエピソードで議論を呼んだのが、嵩が千尋の想いをのぶに明かしたシーンです。「千尋はのぶちゃんのことが好きだったんだ」という告白について、視聴者の間では賛否が分かれました。

賛成派の意見としては、嵩が正直に全てを話すことで、より誠実なプロポーズになったという見方があります。千尋への言及があったからこそ、「千尋の分も、次郎さんの分も、僕が幸せにします」という言葉により深い意味が込められ、嵩の覚悟の強さが表現されたという解釈です。

一方で反対派からは、

「千尋のことは黙っていた方が良かった。のぶも困惑するだけだし、千尋も天国で『兄貴に話すんじゃなかった』と頭抱えてる」

という意見が出ています。この投稿は多くの共感を得ており、亡くなった千尋の想いを今明かす必要があったのか疑問視する声も少なくありません。

のぶへの配慮は十分だったのか

千尋への言及について考える際に重要なのは、のぶへの配慮が十分だったかという点です。これまでのぶは次郎さんとの思い出を大切にしており、さらに千尋の想いまで知らされることで、感情的な負担が増したのではないかという懸念があります。

SNSでは「のぶちゃんが困惑しているように見えた」「千尋の想いを知って複雑な気持ちになったのでは」といった推測も見られました。一方で「全てを知った上で結婚を決めることができて良かった」という肯定的な意見もあり、視聴者それぞれの価値観や人生経験によって受け取り方が大きく異なる場面だったことが分かります。

脚本家の意図としては、嵩が隠し事なく正直にのぶと向き合う姿勢を示すことで、二人の関係性の誠実さを表現したかったのかもしれません。しかし、それが視聴者全員に受け入れられるものではなかったことも事実です。

このような賛否両論が生まれること自体が、視聴者が登場人物に深く感情移入している証拠でもあり、『あんぱん』という作品の魅力の一つと言えるでしょう。

登美子の「ラスボス」感はどこから?母親の愛と圧の境界線

写真を片付けさせた登美子の心理

今回のエピソードで「ラスボス登美子」という表現が多用されたのは、彼女がのぶに与えてきた「圧」について視聴者が敏感に感じ取っていたからです。特に注目されたのが、のぶが次郎さんの写真を片付けていたことについての言及でした。

嵩は「次郎さんの写真に触れる。嵩に気を遣わず、次郎さんの写真を堂々と飾ってほしいと伝える」というシーンで、のぶが写真を片付けたことを気にしていました。視聴者の間では「のぶは登美子さんの圧に押されたのだろう」という解釈が広がっており、登美子の存在がのぶの行動に影響を与えていたことが推測されています。

登美子の心理を考えると、息子の嵩を思うがゆえの行動だったのかもしれません。のぶが過去の恋人の写真を飾り続けることに対して、母親として息子が傷つくことを心配した可能性があります。しかし、その配慮が結果的にのぶに「圧」として感じられ、自然な行動を制限してしまったのかもしれません。

二人きりにしてほしいと言えた嵩の成長

しかし今回の嵩は、これまでとは明らかに違いました。登美子に対して「今日だけでも二人きりにしてほしい」と言えたことは、嵩の大きな成長を示す場面として描かれています。

「88【 “渡るガード下は 邪魔ばかり” 】ついにラスボス登美子を制して『のぶちゃんにプロポーズ』朝ドラ民も涙だよ」

という投稿が示すように、視聴者は登美子を「制した」嵩の成長を高く評価しました。

これまでの嵩なら、母親の存在を気にして自分の想いを後回しにしてしまったかもしれません。しかし今回は、のぶとの関係を最優先に考え、母親にもはっきりと自分の意思を伝えることができました。

登美子も息子の成長を理解し、「納得した登美子の様子が伺える」と描写されているように、その場を後にしてくれました。この母子の関係性の変化も、今回のエピソードの重要な要素の一つです。

SNSでは「登美子さんは息子思いの良いお母さんだと思うけど、時々行き過ぎることがある」「嵩が自立できて良かった」といった感想が投稿されており、視聴者は登美子の行動を一概に批判するのではなく、母親の愛情の表現の難しさとして理解している様子が伺えます。

「いつも、登美子(松嶋菜々子)に流されがちなタカシだったけど、『のぶさんと二人きりにしてほしい』ってしっかり言えてよかったねと母のような気持ちでプロポーズを見守っていた私」

という投稿からも分かるように、視聴者は嵩の成長を温かく見守る気持ちで今回のシーンを受け取っていました。

まとめ:第88話の見どころと伏線

  • 嵩の精神的自立:母親の登美子に対して初めて自分の意思をはっきりと伝え、恋愛において主体性を発揮した重要な成長シーン
  • 過去エピソードとの見事な連携:第63話ののぶの涙のシーンと繋がる「誰にも見せない涙も知ってる」というセリフで、二人の関係性の深さを表現
  • 千尋への言及の是非:賛否両論を呼んだ演出で、視聴者の感情移入の深さと作品への関心の高さを証明
  • 北村匠海・今田美桜の渾身の演技:自然な涙の表現と感情の表現で、プロポーズシーンを朝ドラ史に残る名場面に昇華
  • 登美子の母親役の複雑さ:息子への愛情と束縛の境界線を描き、母子関係の現実的な課題を提示
  • 次週以降への期待:結婚が決まった二人の新生活と、あきらの引き取り問題など残された課題への注目が高まる展開
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