【ばけばけ第3週第11話ネタバレ感想】新婚いちゃこらの裏に借金の影!銀二郎”馬車馬殿”の過酷な現実と雨清水家の衝撃展開

連続テレビ小説「ばけばけ」第3週第11話では、トキ(髙石あかり)と銀二郎(寛一郎)の新婚生活がスタート!湖畔での礼拝や怪談話で手を繋ぐいちゃこらシーンに視聴者も微笑ましい気持ちになりましたが、その裏では銀二郎の借金問題が深刻化。給料50円を全額借金取りに持っていかれる残酷な展開に、SNSでは「馬車馬殿」「無理しすぎないで」と心配の声が殺到しました。さらに、トキの仕事場である雨清水家では長男・氏松が突然出奔。書置きには「跡取りとなれぬ身勝手をお許しください」の文字が。幸せと不穏さが入り混じる15分間、明治時代の家族の苦悩が鮮やかに描かれた回となりました。

目次

ばけばけ第3週第11話 あらすじ

無事にお見合いもうまくいき、トキと銀二郎の新婚生活がスタート。朝は湖で顔を洗い、出雲大社に向けて礼拝する仲睦まじい姿が描かれます。働き者の銀二郎のおかげで松野家の生活も少し楽になり、祖父・勘右衛門(小日向文世)も父・司之介(岡部たかし)も跡取りへの期待を膨らませます。夜には怪談話で盛り上がり、手を繋ぐ初々しい2人。しかし、借金取りの森山善太郎が現れ、給料50円を全額持っていく厳しい現実が明らかに。銀二郎は「もっと仕事を増やさないと」と前向きに語りますが、視聴者には過労のフラグが。一方、雨清水家では長男・氏松が「工場の窮状はひとえに私の責任」と書置きを残して出奔。明治の奔流が両家を揺るがし始めます。

新婚夫婦の朝は湖畔で礼拝から!出雲大社への信仰と初々しいしじみ汁の朝食

第11話は、トキと銀二郎が湖で顔を洗うシーンから始まります。朝日が昇る方向に向けて、2人は手を叩いて礼拝。一度礼拝した後、見合って後ろを向き、再度礼拝する姿が映し出されます。この演出について、視聴者からは

そうそう出雲大社は柏手4回なのよね

との声が。出雲地方特有の信仰文化がさりげなく描かれ、地域性を大切にする朝ドラらしい丁寧な演出だと話題になりました。

そして朝食の準備。トキがしじみを洗っていると、母・フミから

「もっと優しく洗って」

と花嫁修業のような指導が入ります。このやり取りに、視聴者は「初々しくて微笑ましい」「まだ花嫁修業中なのかわいい」と反応。完成したしじみ汁を銀二郎に出すと、銀二郎が笑顔になり「あぁ~」と感動の声を上げます。

「ようこそ、松野家へ」銀二郎の挨拶に家族も笑顔

食卓に全員が揃うと、銀二郎が立ち上がって挨拶を始めます。

このたびは、山根銀二郎を婿に迎えてくださって、誠にありがとう存じます。松野家の跡取りとして、いずれはおじい様、父上様のような立派な当主になりたいと思っておりますので

真面目で礼儀正しい銀二郎の言葉に、勘右衛門は

わしがしっかり指南する

と応じます。そしてトキが銀二郎に向けて

ようこそ、松野家へ

と温かく伝えると、銀二郎がしじみ汁を飲んで「あぁ~」と再び感動。このタイミングで司之介が「おいおい」とツッコミを入れ、朝から和やかな空気が流れます。

視聴者からは「銀二郎の真面目さが好印象」「ようこその言い方が優しくていい」との声が上がり、新婚夫婦の幸せそうな様子に癒されたという反応が多く見られました。ただ、この後に待ち受ける展開を知っている視聴者からは

という不穏な予感を抱く声も。

仕事場での銀二郎は米俵を運ぶ働き者!サワの気遣いと源助柱の会話

オープニングが明けると、銀二郎とトキが仲良く仕事場へ向かうシーンに。2人の後ろには幼馴染のサワが歩いています。サワは2人の雰囲気を壊してはいけないと気を遣い、そろ~っと後ろを通り過ぎていく姿が印象的です。視聴者からは「初々しく喜ぶトキとの間に幼馴染サワが割って入れないほど」「サワちゃんの気遣いが切ない」との声が寄せられました。

仕事場に到着すると、トキは「あずき洗い」の絵写真を飾って楽しそうにしています。妖怪好きのトキらしい行動で、職場でも趣味を持ち込む様子が微笑ましいです。一方、うしまつ(氏松)は新聞を見ながら真剣な顔つき。傳が

わしを越えてみろよ

と声をかけますが、氏松は何かを想う表情を浮かべています。

仕事中、銀二郎は米俵を黙々と運びます。元は武家だった銀二郎が肉体労働に従事する姿に、トキは申し訳なさを感じているようです。帰り道でトキが

元は武家さんだったのに、そげな仕事させてしまって、申し訳ございません

と言うと、銀二郎は笑顔で答えます。

それはお互いさまです。それに私は、貧しいくせに武家にこだわる父が嫌で、松野の家のおかげで家を出ることができましたし、感謝してもしきれないほどです

この台詞から、銀二郎が実家の「武士のプライド」に縛られた環境から逃れたかったことが分かります。視聴者は

と指摘。結婚を機に自由を手に入れたはずの銀二郎ですが、松野家でも借金という重荷を背負うことになり、「これは結婚を踏み台にして出奔してしまう流れなのか」という不穏な予感を抱く声も上がりました。

傳の「わしを越えてみろよ」に込められた期待と不穏な空気

雨清水家の工場では、傳が氏松に

不景気の今こそ腕の見せどころじゃ、わしを越えてみせろよ

と激励します。この言葉には、厳しい時代を生き抜くための覚悟と、若い世代への期待が込められています。

しかし、その裏では氏松が新聞を見ながら深刻な表情を浮かべ、工場全体にも不穏な空気が流れ始めています。視聴者は「傳さま好きなんだが不穏な空気がどんよりどよどよ」「雨清水家が傾くと、松野家も余波が大きそう」と、この後の展開に不安を募らせていました。

夜の怪談タイム!手を繋ぐ新婚夫婦と勘右衛門の寝床監視

夜になると、トキと銀二郎は寝床で怪談話を楽しんでいます。銀二郎が語るのは、貧しい兄弟が布団を取り上げられ、宿屋の布団になってしまったという悲しい怪談。

その昔、寒いところに、貧しく幼い2人の兄弟が暮らしていた。家賃も払えず、借家の大家が布団を取り上げて、2人を追い出した。(中略)その宿屋の布団は、その兄弟でした

この怪談に聞き入るトキ。寝床に入っていると、銀二郎がそっと手をトキに差し伸べます。トキが寝返りを打って銀二郎の方を向くと、2人は手を繋いで眠りにつこうとします。この初々しいいちゃこらシーンに、視聴者は「微笑ましい」「怪談推し活夫婦かわいい」と癒されました。

ところが、そんな2人の様子を勘右衛門がじっと見ています。目を開けているのか閉じているのか分からない状態で、孫夫婦をずっと見守る(監視?)している姿が。視聴者からは「グランパ勘右衛門 寝床でじっと孫夫婦を見とる 寝えや笑」「癒しの妖精」と、コミカルな反応が寄せられました。このシーンは不穏な展開の中で、貴重な笑いのポイントとなっています。

給料日に現れた借金取り!50円全額持っていかれる残酷な現実

幸せそうな新婚生活から一転、衝撃の展開が訪れます。銀二郎の給料日。松野家では

これで50円。ひと月で50円も稼げるんだ。3人いると違うもんだね

と、銀二郎のおかげで生活が楽になったことを喜んでいます。

しかし、そこへ借金取りの森山善太郎が現れます。

大吉の遊郭に売ろうとしてたところ、あなたが来て稼ぐと言ってギリギリまで待っちゃったところだ

この台詞から、トキが遊郭に売られる寸前だったこと、そして銀二郎との結婚がギリギリのタイミングだったことが明らかになります。視聴者からは「お見合いの前に借金があるとは聞いておりましたが、『多少』なんてレベルじゃない」「そこはちゃんと言ってから婿取らなきゃ詐欺だわぁ」と、松野家への批判的な声も。

そして森山は、銀二郎の給料50円を全額持っていってしまいます。「馬車馬殿」と呼ばれる銀二郎。この呼び方に、視聴者は衝撃を受けました。

「馬車馬殿」と呼ばれる銀二郎、視聴者「無理しすぎないで」の声

「馬車馬殿」——この言葉は、銀二郎がまるで馬車馬のように働かされている存在であることを示しています。視聴者からは「『馬車馬殿』なんて人から言われる人生、いやだよ(泣)」「鳥取の貧窮士族ムコ殿 怪談にも民話にも明るく働き者 裏腹に借金のデカさに驚き」と、銀二郎への同情の声が殺到しました。

借金取りが去った後、銀二郎は前向きに言います。

だったら、仕事を増やした方がいいですかね

この言葉に、松野家の面々は「気に入った」と喜びますが、視聴者は違う反応を示しました。「銀二郎さん、無理しすぎないでほしい」「銀二郎が良い人すぎるのも不穏」「銀二郎さんが折れんか心配です」——真面目で前向きな銀二郎だからこそ、視聴者は過労や心の折れを心配しているのです。

さらに、この回では遊女のなみが登場し、銀二郎に声をかけるシーンも。視聴者からは「遊女のなみさんがちらちら絡んでるのも不穏」と、今後の展開への伏線ではないかという考察も生まれています。

ちなみに、借金取りの森山善太郎を演じる俳優の歯が黄色かったことも話題に。

という投稿があり、細かい演出にも視聴者の目が向けられていました。

司之介と銀二郎の相撲シーン!癒しの「のこったのこった」と八百長疑惑

不穏な展開が続く中、唯一の癒しとなったのが司之介と銀二郎の相撲シーンです。司之介が銀二郎を「表へ出ろ」と誘い、2人は相撲を取ります。

トキが「はっきょい!」と声をかけ、「のこったのこった」と応援する姿がとても可愛らしいです。視聴者からは「のこったのこったと言うトキ。可愛いw」「癒しは西の司之海だけ。もはや妖精。癒しの妖精」と、司之介とトキへの癒しの声が多数寄せられました。

相撲の結果は、司之介が銀二郎を投げて勝利。しかし、銀二郎は笑いながら負けており、明らかに手加減していたことが分かります。これを見ていた勘右衛門が「八百長が過ぎるわ」とツッコミを入れます。

この「八百長」は、銀二郎が松野家に気を遣い、わざと負けたことを示しています。視聴者は「パパ司之介との相撲で手加減 まだ距離もある」と分析。銀二郎が家族との距離を縮めようと努力している一方で、まだ完全には打ち解けていない微妙な関係性が描かれています。

雨清水家に衝撃の展開!氏松の出奔と書置き「跡取りとなれぬ身勝手を」

相撲シーンで少し和んだ空気も束の間、今度は雨清水家に衝撃の展開が訪れます。タエが遠い目をしながら、傳に報告します。

氏松が出奔しました

氏松の部屋には書置きが残されていました。

父上様、母上様、雨清水家の跡取りとなれぬ身勝手をお許しください。工場の窮状はひとえに私の責任。どう乗り越えられますよう。氏松

この書置きから、氏松が工場の不景気を自分の責任だと感じ、跡取りとしてのプレッシャーに耐えきれなくなったことが分かります。視聴者からは「氏松さんんんんんんんんん」「親に相手にされない三男坊だけじゃなくて、跡取りとしての期待を背負う長男も抱え切れない悩みがあったんだなぁ」と、氏松への同情の声が上がりました。

タエの報告と視聴者の「余波大きそう」考察

タエが淡々と「氏松が出奔しました」と告げる静かな演出が、逆に衝撃を強めています。傳の「わしを越えてみろよ」という言葉が、氏松にとっては重すぎるプレッシャーだったのかもしれません。

視聴者からは「雨清水家が傾くと、松野家も余波が大きそう」「松野家に婿がやってきた!楽しそうに過ごしてるけど…どうなるのか…雨清水家は長男が出奔…」と、今後の展開への不安が広がりました。

雨清水家はトキの仕事場であり、松野家の生計を支える重要な場所です。その雨清水家が傾けば、当然松野家にも影響が及びます。銀二郎が借金返済のために必死に働いている中で、仕事場が崩壊するかもしれないという二重の危機。視聴者は「月曜日から不穏すぎる」「金曜日が怖い」と、この先の展開に戦々恐々としています。

さらに、

という声も。明治維新後の貧困士族問題、家系の崩壊、産業の衰退など、歴史的背景を踏まえた重要なテーマが一気に詰め込まれた回だったことが分かります。視聴者は「スピード感の緩急が凄くて風邪ひきますねこれは(褒めてる)」と、この展開の速さを評価しつつも圧倒されている様子でした。

幸せと不穏が交錯する第11話、視聴者の反応まとめ

第11話は、新婚夫婦の幸せな日常と、その裏に潜む厳しい現実が鮮やかに対比された回でした。視聴者が今後知りたがっているのは、以下のようなポイントです。

  • 銀二郎の借金が家族を崩壊させるのか?出奔フラグは立つのか?
  • なみさんとの絡みは、今後どう発展するのか?
  • 雨清水家の出奔が松野家にどう波及するのか?
  • 傳の「わしを越えてみろよ」の真意は?
  • トキの心のゆらぎ(工場シーンでの表情)は今後どう展開するのか?

第11話は、幸せと不穏が表裏一体となった、まさに「ばけばけ」らしい回でした。次回以降、これらの伏線がどう回収されていくのか、視聴者の注目が集まっています。


6. まとめ:第11話の見どころと伏線

  • 新婚夫婦の幸せな日常描写:湖畔での礼拝、しじみ汁の朝食、怪談話でのいちゃこらなど、微笑ましいシーンが満載。出雲大社の柏手4回など、地域文化も丁寧に描写。
  • 銀二郎の借金問題が深刻化:給料50円を全額借金取りに持っていかれる衝撃展開。「馬車馬殿」と呼ばれ、視聴者から「無理しすぎないで」の心配の声が殺到。
  • 雨清水家の長男・氏松が出奔:「工場の窮状はひとえに私の責任」と書置きを残して出奔。跡取りとしてのプレッシャーに耐えきれなかった氏松の苦悩が明らかに。
  • 司之介との相撲シーンが癒しポイント:トキの「のこったのこった」が可愛らしく、銀二郎がわざと負ける「八百長」も話題に。不穏な展開の中での貴重な癒しシーン。
  • 明治時代の家族崩壊テーマが本格化:貧困士族問題、産業不況、家制度の重圧など、史実に基づいた重いテーマが15分に凝縮。視聴者は「明治の奔流に翻弄されている」と分析。
  • 今後の展開への伏線多数:遊女なみの登場、銀二郎の過労フラグ、雨清水家の崩壊予兆、トキの心のゆらぎなど、多くの伏線が張られた回。次週以降の展開から目が離せません。

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