【ばけばけ第3週第15話ネタバレ感想】傳の死と出生の秘密暴露で号泣必至!三之丞の衝撃告白に視聴者騒然

朝ドラ「ばけばけ」第15話が放送され、傳(堤真一)の死という衝撃展開に視聴者から悲しみの声が殺到しています。トキ(髙石あかり)の献身的な看病で一時は回復の兆しを見せた傳でしたが、工場での騒動をきっかけに倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。さらに三之丞(板垣李光人)がトキの出生の秘密を暴露し、実はトキが雨清水家の実の娘で三之丞の姉だったという真実が明かされます。しかし、トキは誰に聞いたわけでもなく薄々感づいていたと告白。傳は最期に「お前は松野司之介と松野ふみの子じゃ。生まれた時から、そしてこれからも」と遺言を残し、家族の絆を再確認させました。SNSでは「朝から号泣」「傳さまロス」などの声が相次ぎ、トキが「取り乱したいのに取り乱し方がわからない」と涙を流すシーンに多くの視聴者が共感を寄せています。

目次

ばけばけ第3週第15話 あらすじ

トキの献身的な看病により、傳の体調に回復の兆しが見え始めます。全部お粥を食べられたと喜ぶトキは、三之丞に報告しますが、彼はどこか上の空です。そんな中、工場では平井による厳しい品質検査が行われ、失敗続きのせんに対してついに平井が手を出してしまいます。その瞬間を傳が目撃し、三之丞を問い詰めますが、その最中に倒れてしまいます。混乱の中、三之丞はトキが実は雨清水家の実の娘で自分の姉だったという秘密を暴露。しかしトキは薄々気づいていたと告白し、傳は最期の力を振り絞って「お前は松野家の子じゃ」と遺言を残します。傳の死後、トキは「取り乱したい」と家族に告げ、一人で外へ。そこでサワと出会い、初めて思い切り泣くことができました。

傳の体調回復から一転、工場での事件が引き金に

トキの献身的な看病で見えた希望

第15話は、トキの献身的な看病により傳の体調が回復傾向にある場面から始まります。

「食べた、食べられた」

と喜ぶトキと傳の姿は、まるで本当の親子のような温かさに満ちていました。

お粥を全部平らげることができた傳の様子に、トキは

「いつもより張りがあり、これが続けば、お元気になられるかもしれません」

と希望に満ちた報告を三之丞に伝えます。タエ(北川景子)も傳に玉手箱を手渡し、微笑みを向ける姿が印象的でした。この玉手箱の中身は、後の展開から察するにカステラだったようです。

しかし、この穏やかな時間は長くは続きませんでした。トキが

「それでは行ってまいります」

と工場へ向かう姿を見送る傳とタエの表情には、どこか寂しさが漂っていました。まるでこれが最後の別れになることを予感していたかのような演出が、視聴者の心を締め付けます。

平井の暴力と傳の怒り

工場では、検番の平井による厳しい品質検査が行われていました。

「また、ここもここもここも無駄にするなと何度言えば分かる」

「工場をつぶす気か」

と、失敗続きのせんに対する平井の苛立ちは頂点に達します。

そしてついに、平井の手がせんに向かってしまいます。

カステラを手にした傳が、まさにその瞬間を目撃してしまったのです。

「申し訳ございません」

と土下座する平井でしたが、時すでに遅し。

「三之丞、何じゃこのありさまは」

傳の怒りの声が工場に響き渡ります。代理社長として工場を任されていた三之丞に説明を求める傳でしたが、その瞬間、お腹を押さえて倒れ込んでしまいます。体調が回復していたと思われた傳でしたが、実際にはかなり無理をしていたことが分かります。

三之丞が暴露したトキの出生の秘密と家族の真実

「トキは私の姉上だった」衝撃の告白

傳が倒れた混乱の中、三之丞から衝撃の言葉が飛び出します。

「無理ですよ。無理ですよ、今さら。いつも兄上ばかりで、何も教わっていない。声すらかけてもらったことのない三男坊が、都合よく駆り出されたって。」

この言葉に続いて、三之丞は決定的な秘密を暴露します。

「なのに、おトキは長男でもない、雨清水家の子供でもないのに、目をかけられて、なぜかと思えば、何の事でもない、うちの子だった。うちの、私の姉上だった。」

「手放して分、愛おしくなるのであれば、だったら私も他所で育ちたかったです。」

つまり、トキは実は雨清水家の実の娘で、何らかの事情で松野家に預けられて育てられていたということです。この突然の告白に、その場にいた全員が凍り付きます。三之丞の積年の想いと苦悩が一気に爆発した瞬間でした。

トキの「知っちょりました」に込められた想い

しかし、さらに驚くべきはトキの反応でした。

「知っております。すべて」

トキは誰に聞いたわけでもなく、自然とそうなのではないかと感づいていたと言います。

「私がおじさまと、叔母様の子供で、松野の父と母は、育ての親ということも知っております」

と静かに語るトキの表情には、悲しみよりも受容の色が濃く表れていました。

この告白に、傳とタエは顔を見合わせます。隠し通してきた秘密を、トキがすでに察していたという事実。それは二人にとって、安堵でもあり、申し訳なさでもありました。

SNSでは「トキが出生のことを知ってたことも、私たちも薄々気づいてたんだよな。その全く無理のなく過剰なことがない展開、めちゃくちゃ好み」という声が上がり、自然な展開として受け入れられています。

傳の最期の言葉が示す本当の家族の形

「お前は松野家の子じゃ」遺言に込められた愛

傳は最後の力を振り絞って、トキに向けて言葉を紡ぎます。

「そうか、じゃったら、わしとおたえの…」

そして、はっきりとこう告げました。

「お前はわしとおタエの子ではない。松野司之介と松野ふみの子じゃ。生まれた時から、そしてこれからも、ずっと」

この言葉は、血縁を超えた家族の絆を示す遺言となりました。傳とタエがトキを見つめる目には涙が浮かび、トキもまた「おじさま、おば様」と涙ながらに応えます。

そして傳は、この言葉を最後に気を失い、そのまま帰らぬ人となってしまいました。白装束に身を包んだ司之介、銀二郎、勘右衛門の姿が、傳の死を物語っています。

史実を超えた家族の絆の描写

「ばけばけ」は史実にインスピレーションを得た作品ですが、このような家族の在り方の描写は、現代的な視点から見ても普遍的なテーマを扱っています。

SNSでは

「婿取りで婿の存在が『無化』されるというのは、集団によくあることで、今でも女性が『家に入る』時に起こる。その『家』や家格へのこだわりの無意味さもしっかり見せる」

という鋭い指摘もありました。

血縁にこだわる家制度の中で、傳は最期に「血のつながりよりも、共に過ごした時間と愛情こそが家族を作る」というメッセージを残しました。これは史実を超えて、現代の私たちにも響く普遍的な価値観です。

「取り乱したいのに方法がわからない」トキの純粋な悲しみ

松野家の優しさとサワとの友情

傳の死後、トキは家族に向かって不思議な申し出をします。

「その代わり、ちょっと1人になりたい。1人になって、取り乱したい」

この言葉に家族は驚きますが、司之介は

「もちろん、ええよ」

と優しく送り出し、ふみは

「いってらっしゃい、取り乱しに」

と、独特な表現でトキを見送ります。

「好きなだけ取り乱して来いよ」

という言葉には、松野家らしい温かさとユーモアが込められていました。

夜道を歩くトキは、空を見上げながら息を吐きます。目には涙が浮かんでいましたが、どう泣けばいいのか分からない様子でした。そこへ現れたのが親友のサワです。

「取り乱したいんだけど、取り乱し方がわからない」

このトキの言葉は、多くの視聴者の心を打ちました。トキが取り乱し方を思い出したかのように泣き始めると、サワはそんなトキを優しく抱きしめ、肩をトントンと叩いてあげます。

寛一郎演じる銀二郎の切ない立場

この一連のシーンで特に印象的だったのが、寛一郎演じる銀二郎の表情です。「一人で取り乱したい」と言ったトキを呆然と見送る銀二郎の姿には、新婚の夫としての複雑な心情が表れていました。

SNSでは「彼の労り、慈しみの気持ちが報われれば…おトキちゃんの『家族』への甘えは、『他人』から『夫婦』になったばかりの二人には早いものだろう」という声も上がっています。

銀二郎は婿として松野家に入りましたが、トキにとっての「家族」の中に、まだ完全には入れていない現実。それでも静かにトキを見送る銀二郎の姿に、視聴者からは「切ない」「銀二郎の優しさが報われてほしい」という声が寄せられています。

次週予告で吉沢亮登場!東京編への期待高まる

第15話の放送後、次週予告では大きな話題を呼ぶ情報が公開されました。なんと吉沢亮が英語教師・錦織役として登場することが明らかになったのです。

予告映像では、トキが東京へ旅立つ様子が描かれ、ふみが

「あの子はもう帰ってこないかもしれない」

と嘆く姿も。銀二郎がトキの手を取り、真剣に何かを訴えるシーンも確認でき、夫婦の今後が気になる展開となっています。

スタジオでは、鈴木奈穂子アナウンサーが「舞台が変わる」とコメントし、博多華丸さんは「国宝が出てきます」と吉沢亮の登場を煽りました。SNSでは早くも「吉沢亮登場で視聴率爆上げ確定」「東京編が楽しみすぎる」という期待の声が上がっています。

傳の死という悲しい別れを経て、トキは新たな一歩を踏み出すことになります。東京という新天地で、トキはどのような成長を遂げるのか。そして銀二郎との関係はどうなっていくのか。第4週への期待が高まります。

まとめ

  • 傳の死により雨清水家は実質的に崩壊寸前となり、三之丞が当主として立つ試練が始まる
  • トキの出生の秘密が明かされたが、「知っていた」という告白が示す察しの良さと、家族への深い愛情
  • 血縁を超えた家族の絆を描く普遍的テーマが、史実にインスパイアされた物語に深みを与えている
  • 「取り乱し方がわからない」というトキの純粋さが、視聴者の共感を呼び、サワとの友情の深さも再確認
  • 銀二郎の切ない立場が浮き彫りとなり、今後の夫婦関係に不安と期待が入り混じる
  • 吉沢亮演じる錦織の登場で東京編がスタート、トキの人生の大きな転機となることを予感させる
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