
朝ドラあんぱん相関図
引用元:NHK
『あんぱん』第35話は、のぶの教師としての第一歩、そして黒井先生との深い対話が描かれた、節目となるエピソードでした。
うさ子やメイコと進路を分かち合い、それぞれが新たな一歩を踏み出す中、のぶは崇への想いに決着をつけ、教師として歩き始めます。
見どころは、のぶがかつて自分を支えてくれた“絵”の記憶と、黒井先生の過去──戦時下でも、人が人を支える優しさがじんわりと広がる一話でした。
第35話のあらすじ
1-1. 蘭子の朝──豪を想う静かな時間
朝、目を覚ましたのぶ。隣に蘭子の姿はありませんでした。 蘭子は、豪が着ていた服にそっと触れながら、静かに思いふけっていました。
蘭子………
— ジークイオン (@giiku0321) May 15, 2025
何かフラグ立ってそうで…………#あんぱん pic.twitter.com/ntjrCx3Wmk
1-2. 柳井貴子からの手紙──黒井先生の指摘
のぶは黒井先生に呼び出され、差出人“柳井貴子”からの手紙について問い詰められます。
黒井先生「柳井貴子という差出人の手紙を何通も受け取っていますね」
「女子師範学校生でありながら、ふしだらにもほどがある」
しかしのぶは毅然と答えます。
のぶ「子供の頃、この人の絵に救われたがです」
黒井先生は厳しくも、のぶの想いを理解し、学校には報告しないと告げます。
黒井先生「この手紙のことも、学校に報告するつもりはありません」
1-3. 黒井先生の過去と、のぶの涙
のぶは黒井先生に一つ質問をします。
のぶ「先生は、なぜそちらの道を選ばず、教師になったがですか?」
黒井先生は、かつて結婚していたこと、子どもができずに離縁したことを静かに語ります。 その告白に、のぶは涙をこぼし、何かが胸に刻まれたようでした。
#あんぱん
— Happy Days (@happydays3040) May 15, 2025
黒井先生の過去…
当時、女性が子供を産まないことは「お国のため」にならない非国民扱いされたんだろうな…
喬のお母さんもそうだったけど、女性が社会で生きていくことが如何に大変だったか… pic.twitter.com/EvR35PICKV
1-4. 卒業と配属、未来への一歩
のぶは女子師範学校を卒業。うさ子は黒井先生のもとに残り、のぶは念願の母校「御免尋常小学校」へ配属されることが決まります。
黒井先生「浅田さん、卒業後の配属先が決まりました」
式では、「祖国日本の礎となる優秀な人材を育成せよ」との祝辞が述べられます。
のぶ「勝利の日まで、一命を賭して学びの庭で頑張りぬきます」
黒井「朝田さん、次は遅刻ギリギリで走って行かない様に!」
— ジークイオン (@giiku0321) May 15, 2025
のぶ「まだ覚えてたのですね(^_^;)」#あんぱん pic.twitter.com/KuSU18YkOP
1-5. 新米教師・のぶ、始動!
のぶは実家に戻り、父の形見である帽子に報告。
のぶ「ただいま帰りました。ノブは頑張りましたよ」
羽田子「のぶの真似しました<(`・ω・´)」#あんぱん pic.twitter.com/2PU3VolSAK
— ジークイオン (@giiku0321) May 15, 2025
その後、「今日から3年1組の担任になりました」と教壇に立ち、新米教師としての第一歩を踏み出します。
のぶ「今日から3年1組の担任をすることになった浅田のぶです」
新米だから、無難な3年生からかな〜♪#あんぱん pic.twitter.com/kTQGVPxMIP
— ジークイオン (@giiku0321) May 15, 2025
見どころと考察ポイント
2-1. 黒井先生の“慈悲”と“過去”
かつては絶対的な規律を重んじていた黒井先生。 だが、のぶの想いを知り、自らの過去を語った彼女の姿からは、「弱さを知る者の優しさ」がにじみ出ていました。
2-2. のぶの成長と“絵”への原点回帰
のぶが崇の絵に救われた過去、そして今また手紙を通して励まされた現在。 その“原点”に立ち戻ったのぶは、教師として「誰かを支える側」へと変化していきます。
2-3. 卒業シーンの演出と台詞の重み
「祖国の礎となるべし」という国威発言のなかで、のぶの答辞はどこか静かな覚悟を帯びていました。
のぶ「勝利の日まで、一命を賭して頑張りぬきます」
言葉の背後にある“迷い”や“揺れ”が垣間見えるセリフでした。
次回予告と注目ポイント
- のぶに突如現れる“縁談”とは?
- 新米教師として、のぶは子どもたちに何を伝えるのか?
- 崇との今後の展開も気になる中、どんな波乱が待ち受けているのか?
まとめ
第35話は、“卒業”と“出発”を描いた節目の回。
教師として、女性として、戦時下の時代にどう向き合うか──のぶの姿勢が試される中、周囲の人々の優しさや弱さが心に響く名シーンが連続しました。
黒井先生の言葉、手紙、絵、帽子、そして教室。 どれもが“誰かの想い”でつながっている回でした。
次回、のぶに訪れる“縁談”──彼女の答えに注目です。