【朝ドラ『あんぱん』第7週第35話 感想・考察・ネタバレ】卒業と配属、のぶが選んだ道は…?新たな展開へ突入!

朝ドラ『あんぱん』第7週第35話 感想・考察・ネタバレ

朝ドラあんぱん相関図
引用元:NHK

『あんぱん』第35話は、のぶの教師としての第一歩、そして黒井先生との深い対話が描かれた、節目となるエピソードでした。

うさ子やメイコと進路を分かち合い、それぞれが新たな一歩を踏み出す中、のぶは崇への想いに決着をつけ、教師として歩き始めます。

見どころは、のぶがかつて自分を支えてくれた“絵”の記憶と、黒井先生の過去──戦時下でも、人が人を支える優しさがじんわりと広がる一話でした。

目次

第35話のあらすじ

1-1. 蘭子の朝──豪を想う静かな時間

朝、目を覚ましたのぶ。隣に蘭子の姿はありませんでした。 蘭子は、豪が着ていた服にそっと触れながら、静かに思いふけっていました。

1-2. 柳井貴子からの手紙──黒井先生の指摘

のぶは黒井先生に呼び出され、差出人“柳井貴子”からの手紙について問い詰められます。

黒井先生「柳井貴子という差出人の手紙を何通も受け取っていますね」
「女子師範学校生でありながら、ふしだらにもほどがある」

しかしのぶは毅然と答えます。

のぶ「子供の頃、この人の絵に救われたがです」

黒井先生は厳しくも、のぶの想いを理解し、学校には報告しないと告げます。

黒井先生「この手紙のことも、学校に報告するつもりはありません」

1-3. 黒井先生の過去と、のぶの涙

のぶは黒井先生に一つ質問をします。

のぶ「先生は、なぜそちらの道を選ばず、教師になったがですか?」

黒井先生は、かつて結婚していたこと、子どもができずに離縁したことを静かに語ります。 その告白に、のぶは涙をこぼし、何かが胸に刻まれたようでした。

1-4. 卒業と配属、未来への一歩

のぶは女子師範学校を卒業。うさ子は黒井先生のもとに残り、のぶは念願の母校「御免尋常小学校」へ配属されることが決まります。

黒井先生「浅田さん、卒業後の配属先が決まりました」

式では、「祖国日本の礎となる優秀な人材を育成せよ」との祝辞が述べられます。

のぶ「勝利の日まで、一命を賭して学びの庭で頑張りぬきます」

1-5. 新米教師・のぶ、始動!

のぶは実家に戻り、父の形見である帽子に報告。

のぶ「ただいま帰りました。ノブは頑張りましたよ」

その後、「今日から3年1組の担任になりました」と教壇に立ち、新米教師としての第一歩を踏み出します。

のぶ「今日から3年1組の担任をすることになった浅田のぶです」


見どころと考察ポイント

2-1. 黒井先生の“慈悲”と“過去”

かつては絶対的な規律を重んじていた黒井先生。 だが、のぶの想いを知り、自らの過去を語った彼女の姿からは、「弱さを知る者の優しさ」がにじみ出ていました。

2-2. のぶの成長と“絵”への原点回帰

のぶが崇の絵に救われた過去、そして今また手紙を通して励まされた現在。 その“原点”に立ち戻ったのぶは、教師として「誰かを支える側」へと変化していきます。

2-3. 卒業シーンの演出と台詞の重み

「祖国の礎となるべし」という国威発言のなかで、のぶの答辞はどこか静かな覚悟を帯びていました。

のぶ「勝利の日まで、一命を賭して頑張りぬきます」

言葉の背後にある“迷い”や“揺れ”が垣間見えるセリフでした。


次回予告と注目ポイント

  • のぶに突如現れる“縁談”とは?
  • 新米教師として、のぶは子どもたちに何を伝えるのか?
  • 崇との今後の展開も気になる中、どんな波乱が待ち受けているのか?

まとめ

第35話は、“卒業”と“出発”を描いた節目の回。

教師として、女性として、戦時下の時代にどう向き合うか──のぶの姿勢が試される中、周囲の人々の優しさや弱さが心に響く名シーンが連続しました。

黒井先生の言葉、手紙、絵、帽子、そして教室。 どれもが“誰かの想い”でつながっている回でした。

次回、のぶに訪れる“縁談”──彼女の答えに注目です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次