【朝ドラ『あんぱん』第14週第69話 感想・考察・ネタバレ】「戦争のせいにしたくない」メイコの覚醒回!くら婆の過去も明かされ話題沸騰

朝ドラ『あんぱん』第14週第69話 感想・考察・ネタバレ

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②
引用元:NHK

朝ドラ「あんぱん」第14週69話「幸福よ、どこにいる」が2025年7月3日に放送され、メイコの成長と家族の絆を描いた感動回として大きな話題を呼んでいます。のど自慢大会出場を夢見るメイコの決意と、それを支える家族の温かさに多くの視聴者が涙したこの回の見どころを徹底解説します。

目次

朝ドラ『あんぱん』第14週第69話 あらすじ

メイコが歌を口ずさみながら帰宅すると、東京行きの件がばれて釜爺に叱られてしまいます。一方、新聞社では夕刊廃止の危機を乗り越え、東海林編集長のもと月刊誌創刊が決定。のぶは仕事への希望を見出しますが、メイコの家出騒動で心配が募ります。

実はメイコは一度東京に向かったものの、不安になって高知駅で降りしてしまいました。のぶの家を訪れたメイコは、のど自慢大会への出場という夢を打ち明けます。「ドキドキワクワクする」という気持ちを理解してくれるのぶに、メイコは心を開きます。

家族会議では、くら婆の意外な過去が明かされます。若い頃に活動写真に憧れ、銀幕の世界への夢を抱いていたというのです。メイコの状況に自分の過去を重ね、夢を応援したいと背中を押します。

「戦争のせいにしたくない。心が震えるようなことしてみたい」

というメイコの力強い言葉に、羽田子も感動。自分でお金を稼いで東京に行くというメイコの決意を、家族全員が応援することを決めます。

メイコの「みそっかす」発言が心に刺さる!家族への本音と成長の瞬間

朝ドラ「あんぱん」第14週69話は、これまで末っ子として家族に守られてきたメイコの内面が丁寧に描かれた感動回でした。特に印象深かったのが、メイコの

「うちはみんなに守られちゅうばかりのみそっかす」

という言葉です。

このセリフは、羽田子がのぶの家を訪れ、メイコと向き合うシーンで飛び出しました。メイコの表情は複雑で、自分に対する不甲斐なさと、家族への申し訳なさが入り混じった切ない表情を見せていました。演技の細やかさに、多くの視聴者が心を打たれたようです。

「みんなに守られちゅうばかりのみそっかす」- 末っ子の複雑な心境

このセリフの背景には、戦後復興期における女性の立場の難しさが表現されています。蘭子は郵便局で働き、のぶは新聞社に就職と、それぞれ社会での役割を見つけているのに対し、メイコだけが「宙ぶらりん」な状態。この状況に対するメイコの焦りと劣等感が「みそっかす」という表現に込められています。

SNSでは

「メイコは宙ぶらりんなんかじゃない!ずっとお母ちゃんの手伝いでパン作りサポートしてたし農家さんで働いて野菜も貰ってきてた!新聞社・郵便局に比べたら引け目を感じるかもしれんけどやりたいことやって堂々と生きていいんだよ!」

という応援の声も上がっており、視聴者がメイコの気持ちに深く共感していることがわかります。

釜爺の怒りと家族の心配 – 愛情の表れとしての叱責

物語の冒頭で、メイコが歌を歌いながら帰宅するシーンから始まりました。リンゴの唄らしき歌声が印象的で、メイコの明るい性格が表現されていました。しかし、家に着くと釜爺が待ち構えており、東京行きの件で叱責を受けることになります。

「東京らにどういって行きたいか」

と詰問する釜爺の表情は厳しく、メイコに対する心配と愛情が怒りとして表現されていました。しかしメイコは

「うちは真剣なが」

と毅然と答え、その場を立ち去ります。この一連のやり取りで、メイコの意志の強さと、家族の深い愛情の両方が描かれていました。

SNSでは「釜爺はなぜあんなに怒ったのか」という質問も見られますが、これは戦後の混乱期において、若い女性が一人で東京に出ることの危険性を案じての反応だったと考えられます。時代背景を考えると、釜爺の心配は当然のものだったでしょう。

のど自慢への夢と「ドキドキワクワク」する気持ち

メイコの夢であるのど自慢大会への出場について、のぶとの会話シーンが特に印象的でした。メイコが初めて自分の本当の気持ちを打ち明ける瞬間は、視聴者にとっても感動的なシーンとなりました。

メイコとのぶの心の交流 – 理解者を得た安心感

のぶの家を訪れたメイコが、大きな荷物を持って現れるシーンは印象的でした。のぶが驚く中、メイコは

「のど自慢に出たい」

と打ち明けます。この告白シーンでのメイコの表情は、不安と期待が入り混じった複雑なものでした。

そして、メイコが語った「ドキドキワクワクする」という言葉。このセリフは単純ながらも、メイコの純粋な気持ちが込められており、視聴者の心を強く打ちました。のぶがこの気持ちを理解し、「応援したい」と答えるシーンでは、姉妹の絆の深さが感じられました。

「東京に行ったら予選が受けれる」

というメイコの説明に、のぶが真剣に耳を傾ける姿は、理解者を得たメイコの安堵感を表現していました。これまで家族に心配をかけまいと本音を隠していたメイコにとって、のぶは初めての理解者だったのです。

東京での予選への憧れと不安の狭間

メイコが一度東京に向かったものの、不安になって高知駅で降りてしまったエピソードも描かれました。汽車に揺られるメイコの表情は、夢への憧れと現実への不安が交錯する複雑なものでした。

「気づいたら高知駅で降りちょった」

というセリフからは、メイコの率直さと人間らしさが感じられます。夢に向かう気持ちはあっても、いざとなると不安になってしまう。この等身大の感情描写に、多くの視聴者が共感したのではないでしょうか。

SNSでは

「メイコちゃん、いよいよ動き出した。のど自慢に出るのを目指して、のぶちゃんとの生活をスタート。東京に行く準備。最終的には歌手になりたいのかな。」

という期待の声も上がっており、メイコの夢の行方に注目が集まっています。

「戦争のせいにしたくない」- メイコの覚醒と強い意志

この回で最も印象的だったのが、メイコの「戦争のせいにしたくない」という発言でした。このセリフは、戦後を生きる若者の心境を的確に表現した名言として、多くの視聴者の心に響きました。

羽田子の励ましとメイコの反発 – 世代を超えた価値観の違い

羽田子がのぶの家を訪れ、メイコと向き合うシーンは、この回のクライマックスでした。羽田子は母親として

「メイコが悪いのではない、戦争のせいや」

と励まそうとします。この言葉は、戦争を体験した世代の価値観を表現したものでした。

しかし、メイコの返答は意外なものでした。

「うちは戦争のせいにしたくない。日本が負けて、うちまで負けてしまうのは嫌や」。

このセリフは、戦後生まれの若い世代の心境を表現した力強い言葉でした。

メイコの表情は真剣そのもので、母親の優しさを理解しながらも、自分なりの価値観を貫こうとする意志の強さが表現されていました。この世代間の価値観の違いは、戦後復興期の家族関係を象徴するものとして描かれています。

「心が震えるようなこと」への憧れ – 青春への渇望

メイコが語った

「何かに挑戦して、みそっかすの自分を変えたい。いっぺんでええき、心が震えるようなことしてみたいがよ」

というセリフは、この回の白眉でした。

「心が震えるようなこと」という表現には、メイコの青春への渇望が込められています。戦争によって奪われた青春を取り戻したい、という気持ちが痛いほど伝わってきました。このセリフを語るメイコの表情は、これまでの甘えた末っ子から、意志を持った一人の女性への変化を表現していました。

SNSでは

「『うち、戦争のせいにするのは嫌や。日本が負けきってうちまで負けてしまうのは嫌や。何かに挑戦して、みそっかすの自分を変えたい。いっぺんでええき、心が震えるようなことしてみたいがよ。東京までの旅費は自分で稼ぐ』守られてばかりだった末っ子めいこさんいよいよ覚醒しました」

という感想が多く投稿されており、メイコの成長に感動する視聴者が多いことがわかります。

くら婆の意外な過去と夢への共感

この回では、くら婆の意外な過去も明かされ、大きな話題となりました。これまで厳格で現実的な人物として描かれてきたくら婆に、実は夢見る少女の時代があったという事実は、多くの視聴者を驚かせました。

活動写真への憧れ – 昭和の女性の夢と現実

くら婆が若い頃に活動写真(映画)に憧れていたというエピソードは、昭和初期の女性の心境を表現したものでした。

「高知の劇場で初めて活動写真がかかって、憧れちょった。銀幕の向こう側にどうしても行ってみとうなって」

というセリフには、当時の女性の夢と現実の狭間が表現されています。

このシーンでのくら婆の表情は、遠い過去を思い出すような優しいものでした。普段の厳格な表情とは異なる、少女のような表情を見せる演技が印象的でした。

SNSでは

「くらばあにもかつて夢があったのね。映画に出てみたかった、、、夢があったり仕事大好きだったりしても、家庭に入らざるを得ない女性が昔はたくさんいたのね。実は今も変わらんかも….」

という共感の声が多く投稿されており、現代の女性にも通じる普遍的なテーマとして受け取られています。

「わてが出来ない冒険、メイコにして欲しかった」- 世代を超えた夢の継承

くら婆がメイコの夢を後押しする理由について語った「わてが出来ない冒険、メイコにして欲しかった」というセリフは、この回の最も感動的な場面の一つでした。

「たまに考える。あのとき清水の舞台から飛び降りるように汽車に乗って京都に行ってたら、あてはどうなってた」

というセリフは、くら婆の人生への思いが込められていました。夢を諦めざるを得なかった世代から、夢を追える世代への期待と愛情が表現されています。

このシーンの演出も効果的で、くら婆の表情のクローズアップと、釜爺や蘭子の驚いた表情を交互に映すことで、世代を超えた理解と共感が描かれていました。

SNSでは「くら婆はなぜメイコを応援したのか」という質問が多く見られますが、これは自分が諦めた夢を次の世代に託したいという、女性の連帯感の表れだったと考えられます。

月刊誌創刊と新たな希望 – のぶたちの仕事への光明

メイコのエピソードと並行して、のぶたちの新聞社での展開も描かれました。夕刊廃止の危機から一転、月刊誌創刊という新たな希望が生まれる展開は、戦後復興期の社会情勢を反映したものでした。

東海林編集長の奮闘と成果

東海林が「編集長と呼べ」と宣言するシーンは、コミカルながらも彼の奮闘の成果を表現していました。夕刊の代わりに月刊誌の発行許可を取り付けたという報告に、のぶと岩清水が驚く表情が印象的でした。

「発刊は3か月後。やることは山ほどある」

という東海林の言葉からは、新たな挑戦への意欲が感じられました。これまで夕刊廃止で落ち込んでいた雰囲気から一転、希望に満ちた職場の雰囲気が描かれています。

「高知県民による高知県民のための雑誌」というコンセプト

東海林が語った「高知県民による高知県民のための雑誌」というコンセプトは、地方紙の存在意義を表現したものでした。「今を生きる人々の生の声を取り上げる」「娯楽も提供したい」という方針は、戦後復興期における地方メディアの役割を象徴しています。

このシーンでの3人の表情は希望に満ちており、新たな挑戦への期待が表現されていました。特にのぶの表情は、仕事への情熱を取り戻したような生き生きとしたものでした。

SNSでは

「おっ!月刊誌発行!東海林さん頑張ったじゃん💪🏻🔥ゆくゆくは嵩の漫画も載っちゃったりなんかする?『娯楽も提供したい』なんかフラグが立った気がするぞ😄」

という期待の声も上がっており、今後の展開への注目が高まっています。

三姉妹の自立と家族の絆 – それぞれの道のり

この回を通して描かれたのは、浅田家の三姉妹それぞれの自立への歩みでした。蘭子は郵便局、のぶは新聞社、そしてメイコは歌の道へ。それぞれが異なる分野で自分らしい生き方を見つけていく姿は、戦後復興期の女性の生き方を象徴しています。

蘭子・のぶ・メイコの歩む道

メイコが語った

「蘭子姉ちゃんは郵便局で働いて、のぶ姉ちゃんは新聞社で働いて、うちだけが宙ぶらりん」

というセリフは、三姉妹の現状を端的に表現していました。しかし、この「宙ぶらりん」な状態こそが、メイコにとって自分らしい道を見つけるための大切な時間だったのです。

それぞれが異なる分野で活躍することで、浅田家の女性たちが戦後社会でどのように生きていくかを示しています。これは単なる個人の物語ではなく、当時の女性全体の状況を反映したものとして描かれています。

家族の理解と応援 – 愛情の新しい形

最終的に家族全員がメイコの夢を応援することになる展開は、家族愛の新しい形を表現していました。従来の「家族のために夢を諦める」という価値観から、「家族が夢を応援する」という新しい価値観への転換が描かれています。

羽田子が

「メイコのこと頼むわ」

とのぶにお願いするシーンは、母親としての信頼と愛情が表現されていました。メイコが涙を浮かべるシーンでは、家族の理解を得られた安心感と感謝の気持ちが表現されていました。

SNSでは

「なんて自立した三姉妹なんだ…メイ子ちゃんはみそっかすじゃないよ〜立派だよ全力応援してあげたい🥹」

「娘のことになると居ても立ってもおられんくなってすぐにすっ飛んでいくお母ちゃんが好きすぎる」

など、家族の絆に感動する声が多数投稿されています。

今回の見どころ・伏線まとめ

朝ドラ「あんぱん」第14週69話「幸福よ、どこにいる」は、メイコの成長と家族の絆を丁寧に描いた感動回でした。特に「戦争のせいにしたくない」「心が震えるようなことしてみたい」というメイコの言葉は、戦後を生きる若者の心境を的確に表現した名セリフとして、多くの視聴者の心に響きました。

くら婆の過去、月刊誌創刊、三姉妹の自立と、様々な要素が絡み合いながら物語が進む構成も見事で、今後の展開への期待が高まる回となりました。メイコの夢の行方と、浅田家の未来から目が離せません。

  • メイコの覚醒と「戦争のせいにしたくない」発言 – 末っ子から自立した女性への成長を象徴する名シーン。戦後世代の価値観を表現した重要なターニングポイント
  • くら婆の意外な過去と夢の継承 – 活動写真への憧れを持っていた若き日のくら婆。世代を超えた夢の継承というテーマで今後の展開の鍵となる可能性
  • 月刊誌創刊による新展開 – 夕刊廃止の危機から一転、「高知県民による高知県民のための雑誌」として新たなスタート。健太郎の漫画掲載への伏線か
  • 三姉妹の完全自立への道筋 – 蘭子(郵便局)、のぶ(新聞社)、メイコ(歌の道)とそれぞれが異なる分野で自分らしい生き方を確立
  • のど自慢大会への挑戦フラグ – メイコの東京行きとのど自慢出場への具体的な動き。今後の物語の大きな軸となる展開
  • 家族愛の新しい形 – 「夢を諦めさせる」から「夢を応援する」家族へ。戦後復興期における価値観の変化を象徴する重要なテーマ
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