
朝ドラ『あんぱん』第15週第71話「いざ!東京」で、ついに崇が新聞社の面接に挑戦!緊張のあまり試験問題を吹き飛ばしてしまう崇の姿に視聴者も冷や冷や。面接で語った「逆転しない正義とは何なのか」という深い問いかけや、「世界一面白いものを作りたい」という夢への想いが話題沸騰中です。
朝ドラ『あんぱん』第15週第71話 あらすじ
崇が高知新報の入社試験に臨むも、緊張のあまり深呼吸で答案用紙を吹き飛ばしてしまうという波乱の幕開け。のぶが心配で試験場の前であたふたする中、琴子がのぶに変わって面接での参加を交代していてもらいます。面接では自己紹介で「柳井崇です」だけで終わらせてしまい、「たっすいが」とよく言われるとマイナスアピール。戦争について語る中で「逆転しない正義とは何なのか」という哲学的な問いを投げかけ、関心のある記事を「漫画です」と答えて面接官を困惑させる。一方、のぶは崇を心配しつつも、外でコロッケを食べながら崇の話を聞き、
「アメリカの雑誌がすごい」
「戦争でも娯楽でも負けた」
「世界一面白いものを作りたい」
という崇の想いに共感。その後、会社でトラブルが発生し明日の二面に穴が開くことが判明。のぶが会社の倉庫から過去の新聞を集め、崇の入賞記事を見つけて挿絵での起用を提案する流れに。
緊張しすぎて試験問題を吹き飛ばす!崇の面接準備が「たっすいがー」すぎて愛おしい
第71話の冒頭から、崇の緊張ぶりが画面いっぱいに伝わってきました。試験場で深呼吸をしすぎて答案用紙を吹き飛ばしてしまうシーンは、多くの視聴者が「あるある」と共感したのではないでしょうか。
崇の状況を琴子から
「緊張して深呼吸しよった。深呼吸が深すぎて、試験問題床に落としちゃった」
と聞くと心配そうにするのぶ。崇がいかに緊張していたかが伝わります。
面接では自己紹介を「柳井崇です」の一言で済ませてしまい、東海林編集長が必死に深掘りしようとする姿が印象的でした。
崇:「体力には自信はありません。数学は大の苦手です。つきたての餅のような粘り強い性格だと思っています。たっすいがともよく言われます」
このマイナスアピールの連続に、面接官も「なるほど確かにそう見えます」と苦笑い。視聴者からは「崇らしすぎる」「この正直さが愛おしい」という声が上がっています。
SNSでは「たっすいがー」について調べる投稿も多数見られ、「弱々しい」「頼りない」という意味だと知った視聴者が「面接後に元気なくとぼとぼ歩く嵩にはピッタリ😅」とコメント。
崇の飾らない人柄が、かえって視聴者の心を掴んでいることがわかります。琴子が見守る中での面接シーンは、緊張感と温かさが同居した絶妙な演出でした。
「逆転しない正義とは何なのか」崇が語った戦争観に視聴者が深く考えさせられる
面接で戦争について語る崇の言葉は、この回最大の見どころでした。面接官から「戦争を通して、思ったことを話してください」と問われた崇は、深い洞察を語り始めます。
崇:「自分が正しいと信じていたことが、実はそうでなかったというか、例えば、自分は正義だと思っていても、相手の立場からすると、自分は悪になってしまうんだと思い知らされました」
さらに続けて放った言葉が、視聴者の心を強く揺さぶりました。
崇:「何が正しいのか。逆転しない正義とは何なのか。そもそも逆転しない正義って、あるんでしょうか?」
この問いかけは、『アンパンマン』のテーマそのものを表現したものとして、多くの視聴者が深く考えさせられたようです。面接官の「さあわかりかねますね」という返答も、この問いの重さを物語っています。
Xでは
「『逆転しない正義』に涙…朝ドラ『あんぱん』第71話、柳井嵩の信念が心を掴む」
「柳井伍長だった彼の正義、逆転しない正義。後ろで見守る琴子姐さんが居た堪れない」
といった投稿が話題に。
やなせたかしが生涯をかけて追求した「正義」の概念が、戦後間もない時代設定の中で既に崇の心に芽生えていることを示す重要なシーンでした。琴子が後ろで見守る姿も相まって、視聴者の感情を大きく動かしました。
「漫画です!」面接での素直すぎる回答に共感の嵐
面接官から「弊社の新聞で、最近関心を持った記事はありますか」と問われた崇の回答は、実に崇らしいものでした。
崇:「漫画です。漫画は人の心を明るくしてくれます。僕もつらいとき、何度も漫画に救われてきました」
この素直すぎる回答に面接官は「受ける会社を間違えたようやね」と言い放ちましたが、視聴者からは共感の声が多数上がっています。
「今まで好きな子に想いを伝えられなかったタカシ(北村匠海)が面接で気になる記事を聞かれ『漫画!』と素直に答えたり、のぶに今まで何してたのと聞かれて『アメリカ兵からガラクタもらって、闇市で売ってただけさ』ってサラッといってた所に、彼の成長を感じてしまった」
という投稿からも、崇の変化を感じ取った視聴者の思いが伝わってきます。
新聞社の面接で「漫画」と答えることの意外性もさることながら、崇が漫画に救われてきたという体験談は、後の『アンパンマン』創作への重要な伏線として機能しています。
SNSでは「なぜ履歴書に美術学校のことを書かなかったのか」「面接でアピールしないのはなぜか」といった疑問も見られましたが、これこそが崇の飾らない人柄を表現する演出といえるでしょう。
「世界一面白いものを作りたい」崇の夢への想いが胸に刺さる
面接後、のぶと外でコロッケを食べながら語る崇の言葉には、彼の核となる想いが込められていました。
崇:「ガラクタの中に希望があったんだ。アメリカの雑誌すごいんだ。絵も写真も記事も漫画も。最初は驚いて読んでたんだけどそのうち絵を描きたい、漫画を描きたいっていう思いがどんどん湧いてきて」
そして続けた言葉が、視聴者の心を強く揺さぶりました。
崇:「大勢の若者が戦争で命を落としたり死ぬほど辛い思いをしてる間に、アメリカはあんなに面白いものを作ってたんだなって。なんか悔しいよ。戦争でも娯楽でも負けたんだなって。だから僕は、いつか必ず世界一面白いものを作りたい」
この台詞は、やなせたかしが実際に抱いていた想いを反映したものとして、多くの視聴者が感動を覚えたようです。
「『いつか世界一面白いものを作りたい』。これは軽くない現実を動かそうとする覚悟。戦後という瓦礫の中で、何か新しいものをつくることの意味はとても重い。生きる希望。のぶの心の奥に深く響き共感を生んだ気がします」
という投稿が示すように、単なる夢ではなく、戦後復興への強い意志として受け取られています。
のぶの「一番大事なのは情熱やない。崇はそれを持っちょる」
という言葉も、崇の想いを後押しする温かな励ましとして印象的でした。
のぶのナイスアシスト!千載一遇のチャンス到来に視聴者歓喜
面接に落ちたと思い込んでいた崇に、思わぬチャンスが舞い込みます。会社でトラブルが発生し、明日の二面に穴が開くことが判明したのです。
編集長:「取材した四万十建築、今日潰れたそうですね」
部下:「社長が明るい復興への展望を語る記事でした」
編集長:「この記事の挿絵で埋めるぞ」
このピンチの状況で、のぶが機転を利かせます。夕食も取らずに会社の倉庫へ向かい、過去の新聞を必死に探すのぶの姿に、視聴者も手に汗握りました。
のぶ:「これ書いた人、絵もかけます。柳井崇です」
この瞬間、多くの視聴者が歓喜の声を上げました。
「のぶちゃん、ナイスアシスト!👍この展開は、たまるか〜!やな(笑)」
「嵩、のぶの執念で漫画、挿し絵で入社できそうな雰囲気 いよいよ同僚ですかね?」
「絶対絶命の状況に千載一遇のチャンス到来✨はい‼︎挿絵にうってつけの人財がおりますー‼︎のぶナイスアシスト👍」
といった投稿からも、視聴者の興奮が伝わってきます。
のぶが夕方に駆け抜けるシーンも話題となり、
「夕方に疾走するのぶさん、栄養失調にならないでね」
という心配の声も。彼女の行動力と崇への想いが、多くの視聴者の心を動かしました。
SNSでは「のぶの記事がこう繋がるとは思わなかった」「運命的な展開に鳥肌が立った」といった感想も見られ、脚本の巧妙さを称賛する声が相次いでいます。
Xで話題の投稿まとめ!視聴者の熱い反応をチェック
第71話放送後、Xでは様々な反応が寄せられました。特に話題になった投稿をご紹介します。
感動系の投稿
「『いつか世界一面白いものを作りたい』。これは軽くない現実を動かそうとする覚悟。戦後という瓦礫の中で、何か新しいものをつくることの意味はとても重い。生きる希望。のぶの心の奥に深く響き共感を生んだ気がします。」
「一度は別々の人生を歩んでいた二人が再会を果たす。まるで運命に引き寄せられるように。面接試験を受ける嵩が心配で堪らないのぶ。案の定緊張でグダグダ💦こりゃ駄目か〜⁇絶対絶命の状況に千載一遇のチャンス到来✨はい‼︎挿絵にうってつけの人財がおりますー‼︎のぶナイスアシスト👍」
考察系の投稿
「嵩の話が面接官にはネガティブに見えた感じ。雑誌『HOPE』を読んだ嵩と東海林が対峙しているのが面白い。嵩は、現実を変える力が、笑いや希望にあるということ、面白さは、現実逃避ではなく、現実に耐える力になりえることを訴えるべきでしたね😅」
「は〜、のぶのあの記事が載ったのはこの新聞だったのかよ!がこう繋がるとはな〜嵩は面接でアピールしなかっただけじゃなくて、履歴書にも書いてなかったって事よね」
応援系の投稿
「めちゃ楽しいターンに入ってきた!!崇は相変わらず崇すぎた🤣自己アピールしないの!?!?絵が得意で、とかいわないの!?!?ってめっちゃ突っ込んだ笑」
「のぶちゃんが面接官なら、嵩は1発合格よな。」
「朝ドラでこんなにワクワク明日が楽しみなの久々☆☆☆」
これらの投稿からも、第71話が視聴者に与えたインパクトの大きさがうかがえます。崇の純粋さ、のぶの行動力、そして二人の絆の深さが、多くの人の心を動かした回でした。明日の展開への期待も最高潮に達しており、『アンパンマン』誕生への道のりがいよいよ本格的に始まる予感がします。
まとめ:第71話の見どころと重要な伏線
今回の注目ポイント
- 「逆転しない正義とは何なのか」 – 崇が面接で語った哲学的な問いかけは、『アンパンマン』のテーマそのものを表現した重要なセリフ。やなせたかしが生涯追求した「正義」の概念が既に芽生えていることを示す
- 「世界一面白いものを作りたい」 – アメリカの雑誌に触発された崇の夢が明確に語られ、『アンパンマン』創作への強い動機として描かれた。戦争と娯楽で負けた悔しさから生まれた創作への情熱
- のぶの機転が生んだ千載一遇のチャンス – 会社でのトラブルによる挿絵の穴埋めという偶然が、崇の入社への道筋を作る。のぶが過去の新聞から崇の入賞記事を見つけるという運命的な展開
- 面接での「漫画です!」発言 – 新聞社の面接で堂々と漫画への愛を語る崇の素直さが、後の創作活動への重要な伏線として機能。現代でも通じる「好きなことを仕事にする」というメッセージ
- 琴子の存在感 – 面接を見守る琴子の姿が印象的で、崇を支える重要な人物としての位置づけが明確に。東海林編集長との関係性も今後の展開に期待
- 父・清への言及 – 「死んだお父さんも新聞記者だった」という台詞で、崇が新聞社を受けた理由が判明。父への想いも創作活動の原動力となる可能性を示唆