【朝ドラ『あんぱん』第18週第87話 感想・考察・ネタバレ】登美子の突然登場でのぶと嵩に波乱!「ホーンテッドマンション」BGMが話題

【朝ドラ『あんぱん』第18週第87話 感想・考察・ネタバレ】登美子の突然登場でのぶと嵩に波乱!「ホーンテッドマンション」BGMが話題

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

2025年7月29日放送の朝ドラ「あんぱん」第18週87話「ふたりしてあるく今がしあわせ」では、登美子(松嶋菜々子)の突然の再登場が物語に大きな波乱を巻き起こしました。

目次

朝ドラ『あんぱん』第18週第87話 あらすじ

嵩の無事な帰還とのぶとの関係を祝うために現れた登美子でしたが、嵩の漫画への想いとのぶの応援を一蹴し、三ツ星百貨店への就職を強く勧めます。一方、のぶは嵩の漫画への才能を心から信じており、登美子との価値観の違いが浮き彫りになりました。

物語の後半では、登美子の勧めで嵩が三ツ星百貨店の宣伝部に採用が決まったことを報告しますが、のぶは複雑な表情を見せます。SNSでは登美子の存在感を「ホーンテッドマンション」のBGMに例える声や、「バイキンマン」と称する投稿が話題となり、視聴者の間で登美子の役割について活発な議論が展開されています。また、次郎の遺影が片付けられていることから、のぶの心境の変化を読み取る声も多く見られました。

登美子の突然登場が巻き起こした波乱の展開

「会いたかったわ」登美子の再登場シーンの演出と反響

登美子の登場シーンは、まさに視聴者を驚かせるサプライズでした。

「よくぞ生きて帰ってきてくれました。会いたかったわ。大体のことは嵩から手紙で聞いております」

という登美子の第一声は、嵩との間に継続的な連絡があったことを示唆しています。

このシーンについて、SNSでは特に演出面での反響が大きく見られました。

「朝ドラ「あんぱん」登美子さん(松嶋菜々子)登場で嵩(北村匠海)のぶ(今田美桜)視聴者困惑 →登美子らしさ発揮&抜群の存在感 →SNS「BGMがホーンテッドマンション」 #朝ドラあんぱん#あんぱん」

という投稿が象徴するように、登美子登場時のBGMが不気味で印象的だったことが話題となりました。

登美子が持参したお酒で「3人でお祝いしようと思って酒を買ってきたの」と乾杯する場面では、彼女なりの愛情表現が描かれています。しかし、そのお酒の「すごい匂いがするけど案外いけるわね」という反応からは、登美子の生活環境の変化も伺えます。

手紙でのやり取りがあったことへの視聴者の驚き

多くの視聴者が驚いたのは、嵩と登美子の間に手紙でのやり取りがあったという設定でした。

「(手紙を書く崇に)何書いてんの?→母に近況報告をと思って…どこで何をしてるのかも分からないけど、たった一人のウンタラ こんな会話が母・襲来の前にちょっとでもあれば、伏線になって今日のシーンもすんなり見れたのにな 全部後付けだから そんなシーンあったか?となる」

という投稿は、視聴者の率直な感想を表しています。

登美子は「3度目に結婚した軍人の夫に先立たれ、今はその方が残した家で暮らしている」という状況説明もありました。戦後の混乱期において、女性が独りで生きていくことの困難さと、それでも息子への愛情を失わない母親の姿が描かれています。

漫画への想いを巡る三者三様の価値観

「あれは中学生のときの話」登美子の現実的な考え

登美子と嵩、のぶの間で最も激しい議論となったのが、漫画に対する価値観の違いでした。登美子の

「昔、僕が漫画を描こうと喜んでくれたじゃないか」

という嵩の訴えに対し、

「あれは中学生のときの話。大人の男がやることじゃないでしょう」

と一蹴する場面は、戦後復興期の現実的な価値観を象徴しています。

「嵩さんは漫画を書いて何べんも受注が…雑誌に連載しようと漫画も評判が良くて」

という嵩の説明も、登美子には「漫画なんて」と理解されませんでした。この場面では、芸術や創作活動よりも安定した職業を重視する当時の一般的な考え方が鮮明に表れています。

「崇さんの才能を信じております」のぶの一途な応援

一方、のぶは一貫して嵩の才能を信じ続けています。

「私は嵩さんの才能を信じております。嵩さんのみんなを笑顔にしたり、絶望から立ち直らせる力があると思う」

というセリフは、のぶの嵩への深い理解と愛情を表しています。

登美子から

「才能があるなんて誑かすのはやめてちょうだい」

と言われても、のぶは

「お母さんは、嵩さんの才能を知らんだけやと思う」

と毅然と答えます。この場面でののぶの表情は、今田美桜の演技力によって、愛する人を守りたいという強い意志が表現されていました。

「のぶさんもノブさんよ。才能があるなんて誑かすのはやめてちょうだい」という登美子の言葉に対し、のぶが見せた複雑な表情は、多くの視聴者の印象に残ったシーンとなりました。

八木の人生相談所化と頼れる存在としての役割

「俺の屋台には人生相談所って看板でも出てるか」の名セリフ

八木の存在は、今回の回で特に重要な役割を果たしました。

「強烈な母親なんですよ。息子を困らせる天才っていうか。」

「俺の屋台には人生相談所って看板でも出てるか」

というセリフは、八木のキャラクターを象徴する名言として視聴者に愛されています。

このセリフについて、SNSでは「八木さんガード下の父やな😂(人生相談所化)」という投稿が見られるように、八木がガード下のコミュニティにおける父親的存在として機能していることが注目されています。八木の包容力と人生経験の豊富さが、若い二人にとって重要な支えとなっていることが伺えます。

嵩の宿泊先問題と八木の包容力

登美子が酔いつぶれてしまった後、嵩は八木に

「今日住むところが見つかるまで八木さんのところに泊まらせてもらいたいです。」

「本当に厚かましいな」

と相談します。八木の「のぶも悩み事があるとそこに座る。」という言葉からは、彼がコミュニティの相談役として自然に機能していることが分かります。

この場面での八木の表情は、嵩の状況を全て理解した上での温かい受け入れを示しており、視聴者からも「八木は後受け指摘の通り、その表情からして全てお見通し」という評価を受けています。

次郎の遺影消失が示すのぶの心境変化

酔いつぶれた登美子への気遣いに見るのぶの優しさ

登美子が酔いつぶれた後、のぶが彼女に布団をかけてあげる場面は、のぶの人柄の良さを示す重要なシーンでした。登美子との価値観の違いで言い合いになった後でも、相手を気遣う優しさを忘れないのぶの姿は、多くの視聴者の心を打ちました。

この場面でのぶが次郎の遺影を見つめるシーンも印象的でした。病死した次郎への想いと、現在の嵩との関係を重ね合わせるような演出となっています。

遺影を片付けた意味への視聴者の考察

翌朝、次郎の遺影がなくなっていることに嵩が気づく場面について、SNSでは

「次郎さんの写真が片付けられている😗 のぶの嵩への覚悟か」

という投稿が見られました。この行動は、のぶが過去との決別と未来への決意を示すものとして解釈されています。

「登美子さんは嵩の前で酔い潰れたかったのかもしれないね 千尋はけっきょく生みの母登美子さんを他人扱いしたまま出征し戦死してしまった 育ての母千代子さんは千尋を亡くした悲しみに涙を流し嵩はじめ周囲の人と分かち合うことができたけれど、登美子さんは独りぼっちだもの」

という投稿は、登美子の孤独と母親としての複雑な心境を鋭く指摘しています。

三ツ星百貨店就職決定への複雑な反応

「結婚したら子供だってできる」登美子の現実論

登美子が嵩に三ツ星百貨店の宣伝部への就職を勧める場面では、

「結婚したら子供だってできるんだから。ちゃんとしたところに就職して、のぶさんを安心させてあげなさい。それが男の務めですよ」

という現実的なアドバイスが印象的でした。

このセリフについて、ある視聴者は

「嵩の母の『結婚したら子供だって出来る』というセリフ、やなせさんに子供がいなかったことを知っているので残酷に聞こえたな」

と投稿しており、史実を知る視聴者にとって複雑な感情を呼び起こすセリフとなっています。

のぶの不機嫌と「禁断の史実」への言及

物語の終盤で、嵩が三ツ星百貨店への就職が決まったことを報告する場面では、周囲の婦人たちが祝福する中、のぶと八木が微妙な表情を見せます。特にのぶの不機嫌な様子について、

「のぶは三星デパートに就職を決めた嵩に不機嫌。のぶ、怒っちゃダメよ! ここ、皆が知ってる禁断の史実」

という投稿が注目を集めました。

この「禁断の史実」という表現は、やなせたかしの実際の人生において、安定した職業に就きながらも創作活動を続けた経緯を指していると考えられます。のぶの複雑な心境は、創作者を支える家族の葛藤を表現したものとして解釈されています。

SNSで話題の反応と考察ポイント

「ホーンテッドマンション」BGMへの注目

今回の放送で特に話題となったのが、登美子登場時のBGMでした。「BGMがホーンテッドマンション」という表現で多くの視聴者が言及しており、演出の意図的な不気味さが効果的だったことが伺えます。

このBGMの選択は、登美子の存在が物語にもたらす複雑さや予測不可能性を音楽的に表現したものと考えられます。登美子の愛情と困惑を同時に抱かせる存在感が、音楽によってより強調されていました。

登美子を「バイキンマン」に例える声の真意

「登美子ママって、バイキンマンなのかな? いきなり現れて引っ掻き回す。でも登美子が出てくると停滞していた物語が動き始める。悪役に見えて、心は無邪気で正直な人」

という投稿は、登美子のキャラクターの複雑さを的確に表現しています。

この「バイキンマン」という比喩は、表面的には物語をかき乱す存在でありながら、実際には物語の進行にとって不可欠な触媒的役割を果たしていることを示しています。登美子の行動が、嵩とのぶの関係や将来への考え方を深く掘り下げるきっかけとなっていることが分かります。

「割と正論だけど酷いこと言う登美子😅 あの二宮お父さんとどううまくやってたんだろ。そっちの方が気になってきた」

という投稿からは、登美子の過去への興味と、彼女の言動の背景にある複雑な人生経験への関心が読み取れます。


まとめ:第87話の見どころと伏線

  • 登美子の突然の再登場:手紙でのやり取りがあったという設定の後付け感と、物語を動かす触媒としての役割
  • 漫画への価値観の対立:登美子の現実論とのぶの理想論が激突し、嵩の立場の複雑さが浮き彫りに
  • 次郎の遺影消失:のぶの心境変化と過去との決別を象徴する重要な演出
  • 八木の人生相談所化:ガード下コミュニティの父親的存在としての八木の重要性が増加
  • 三ツ星百貨店就職決定:史実との関連を匂わせる「禁断の史実」への言及と、のぶの複雑な心境
  • 演出面での工夫:「ホーンテッドマンション」BGMなど、登美子の存在感を強調する音楽の効果的な使用
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