【朝ドラ『あんぱん』第23週第112話 感想・考察・ネタバレ】蘭子と八木の絶妙距離に胸キュン!置いてけぼり嵩の怒りが爆笑を呼ぶ

朝ドラ「あんぱん」第23週112話では、蘭子と八木の切ない恋模様と、世界旅行に誘われなかった嵩の心境が丁寧に描かれました。視聴者からは「蘭子と八木の絶妙な距離感」「たくちゃんの顔芸が最高」といった反響が続々と寄せられています。

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

目次

朝ドラ『あんぱん』第23週第112話 あらすじ

嵩(北村匠海)は健太郎(高橋文哉)から独創漫画派のメンバーが自分を置いて世界旅行に出かけたことを知り、深いショックを受けます。その話を聞いたのぶ(今田美桜)は、嵩への仲間外れを許せずにパン生地に怒りをぶつけながら憤慨。一方、引っ越し準備中の蘭子(河合優実)のもとには八木(妻夫木聡)が訪れ、仕事の件で会話を交わしますが、蘭子は「八木さんの会社にはもう行きません」と決意を告白。雨の中で傘を差し出す蘭子と八木の手が重なり合うシーンでは、2人の心の距離が縮まる瞬間が美しく描かれました。落ち込む嵩をのぶが神社に連れ出し、「いごっそうになれ」と励ますシーンでは、夫婦の絆の深さと嵩の新たな決意が感動的に表現され、多くの視聴者の心を打ちました。

【冒頭シーン】たくちゃんの意外な過去告白で視聴者爆笑!2度の離婚歴に驚きの声

112話の冒頭は、いせたくやと嵩がカフェで打ち合わせをするシーンから始まりました。いせたくやが語った

「0歳から99歳コンサートぜひ実現しましょう!」

という提案に対し、嵩が忙しさを心配すると、いせたくやから衝撃的な告白が飛び出します。

「でも結婚してるじゃない!」

という嵩の問いかけに、いせたくやは

「2回離婚しました」

とさらりと答え、

「でも、僕はめげてないです。3度目の正直という言葉もありますから」

と前向きな発言。この瞬間の大森元貴さんの絶妙な表情演技が話題となり、

「朝ドラ「あんぱん」えっ!?意外な「過去」明かすたくちゃん(ミセス大森元貴)に視聴者爆笑!「顔芸」も話題に」

とSNSで拡散されました。

このシーンでは、いせたくやが

「二度あることは3度あるって言わないでください」

と慌てふためく様子も描かれ、コミカルなやり取りが朝の視聴者に笑いを提供しました。特にいせたくやの

「絶対言っちゃダメだから」というやりとりは絶妙なテンポを生み出していました。

視聴者からは「今日は冒頭の嵩とたくちゃんの掛け合い面白かったよ」という声が多数寄せられ、大森元貴さんの演技力の高さを評価するコメントが目立ちました。朝ドラらしい温かみのある笑いが、一日の始まりを明るく彩る効果を発揮していました。

【置いてけぼり事件】世界旅行に誘われなかった嵩のショックとのぶの怒り

話は一転して、嵩にとって大きなショックとなる出来事が明らかになります。健太郎から

「独創漫画派のみんなで世界旅行に行く」

という話を聞いた嵩は、自分だけが誘われていないことを知り、深く傷つきます。

「世界旅行」というワードを聞いた瞬間の北村匠海さんの表情の変化は秀逸で、驚きから困惑、そして悲しみへと移り変わる感情の機微が丁寧に表現されていました。健太郎も嵩の反応に気づき、気まずそうな様子を見せますが、すでに時遅しという状況です。

この話をメイコから聞いたのぶの反応も印象的でした。パン作りをしながらメイコと羽田子と3人で談笑していたのぶですが、嵩が仲間外れにされたことを知ると、みるみる表情が曇っていきます。

「嵩さんに声ばかけんとみんなで世界旅行行くやな。よくないがよ」

というメイコの言葉に、のぶは眉間にしわを寄せて憤慨します。

のぶの怒りを表現した演出

特に印象的だったのは、のぶが怒りながらパン生地を強く叩くシーンです。今田美桜さんの演技により、言葉に出さない怒りがパン生地への力の入り方で表現され、「のぶ、パン生地にぶつけた怒り」としてSNSでも話題になりました。夫を思いやる妻の気持ちが、日常的な動作を通じて自然に描かれた名演技でした。

嵩が帰宅すると、のぶは心配そうに様子を見守ります。

「漫画家として認知されてないってことだからね」

という嵩の自嘲気味な発言に、のぶの表情はさらに曇りました。

【蘭子×八木パート】傘の下で縮まる距離!「会社に行かない」決意の真意

一方、引っ越し準備に追われる蘭子のもとに、八木が雑誌を届けにやってきます。このシーンは視聴者から「蘭子と八木の絶妙な距離感」として大きな注目を集めました。

蘭子が少し驚いた様子で八木を迎え入れる場面から、2人の間に流れる微妙な空気感が巧みに演出されています。八木が

「君の宣伝文どれも評判よかった。粕谷もアキラも君に頼みたいと言っていて」

と仕事を褒めると、蘭子は

「すみません」

と答えます。

この「すみません」という一言に込められた蘭子の複雑な心境が、河合優実さんの表情演技によって深く表現されていました。仕事への感謝と同時に、八木との距離感に対する戸惑いが滲み出ています。

ジャムの蓋を開けるシーン

最も話題となったのは、蘭子が八木にジャムの蓋を開けてもらうシーンです。

「これ、ずっと前に買ったんですけど、どうしても開かなくて」

という蘭子の頼みに、八木が応じて蓋を開けます。この時の2人の手の重なりが美しく撮影され、

「鈴木アナの興奮具合 女子なら全員『わかるー』です ジャムの蓋をあけた八木の手が 傘の柄を持つ蘭子の手に重なるのだなと思いました」

という視聴者の感想が印象的でした。

雨の中での告白シーン

そして迎えたクライマックスは、八木が帰ろうとした時に降り始めた土砂降りの雨です。蘭子が傘を持って追いかけ、八木に差し出すシーンは、朝ドラの枠を超えた美しいラブシーンとして描かれました。

「いつ会社に?」

という八木の問いに、蘭子は

「私、もう八木さんの会社にはいきません」

と決意を告白します。妻夫木聡さんの

「なぜ?そんなこと言わないでくれ」

という台詞には、八木の困惑と蘭子への想いが込められており、視聴者の心を揺さぶりました。

上からの俯瞰で傘だけが映され、2人の間に何が起きたのかを想像に委ねる演出も秀逸で、

「今日の蘭子ちゃんと八木さんパートもここだけ朝ドラではなかった感 妻夫木さんと並んで違和感ない優実ちゃんてすごい」

という声が寄せられました。

【感動のクライマックス】神社での「いごっそう」宣言!のぶに支えられた嵩の決意

落ち込む嵩を見かねたのぶは、突然嵩の手を引いて外に連れ出します。向かった先は神社の階段前で、のぶは嵩に

「走るで」

と声をかけます。

戸惑う嵩に対し、のぶが振り返って発した

「たっすいが〜はいかん」(情けないことはいけない)

という土佐弁が、久しぶりに響きました。今田美桜さんの土佐弁が自然に口から出る瞬間は、のぶの故郷への想いと嵩への愛情が同時に表現された美しいシーンでした。

「いごっそう」の深い意味

階段を登り切った2人の間で交わされた「いごっそうになれ」という言葉は、今回のエピソードの核心部分です。

「いごっそうは頑固で大胆不敵に己を貫くって意味や」

とのぶが説明すると、嵩は

「知ってるよ。昔おじさんに言われたこと」

「ヒロシ先生に言われたが」

と答えます。

この会話からは、寛先生(ヒロシ先生)という人物が嵩の人生に大きな影響を与えてきたことが示され、やなせたかしさんをモデルとした物語の深さが感じられました。

「#今田美桜 #朝ドラあんぱん たかしの創作活動をまっすぐに支えて倒れそうになっても、諦めずに進むのぶ その生き方に心惹かれて この本に目を通した やなせたかしさんを励まし続けた妻 愛と勇気の原点がここにある #あんぱん」

という投稿からも、実在の人物との重なりが視聴者の関心を集めていることがわかります。

「手のひらを太陽に」BGMと演出の効果

このシーンでは「手のひらを太陽に」のBGMが効果的に使われ、嵩の新たな決意と夫婦の絆の深さが音楽とともに表現されました。神社という神聖な場所で交わされる2人の会話は、単なる励ましを超えて、人生の指針を共有する夫婦の姿として描かれています。

【SNSで話題】視聴者が注目した名場面・名セリフ総まとめ

今回の112話は、多方面にわたって視聴者の心を掴む内容となりました。特に以下の要素が大きな反響を呼びました。

恋愛要素への共感

「蘭子ちゃんが八木さんのところには行かないと決めたのは、自分がどんどん八木さんに惹かれてくのがわかってブレーキ掛けてるからじゃないかな」

という視聴者の考察からは、蘭子の心境への深い理解が見て取れます。故人への想いと新しい恋への戸惑いという、現実的でありながら普遍的なテーマが多くの人の共感を呼んでいます。

死別後の恋愛観についての議論

「蘭子と八木見てると本当に故人は別の人と幸せになって欲しいだろうか…ってなる 私なら絶対嫌だもの…でもそう思わないと遺された側はやってけないんだろうなってのもわかる」

という投稿は、朝ドラが扱っている深いテーマへの視聴者の真摯な向き合い方を示しています。

一方で、「お布団干してたおばちゃん…思ったより近い」というような日常的なユーモアを見つける視点も多く、シリアスな展開の中にも笑いの要素を織り交ぜる脚本の巧みさが評価されています。

「妻夫木さんと並んで違和感ない優実ちゃんてすごい」という声からは、若手とベテランの共演における河合優実さんの演技力の高さが認められていることがわかります。

まとめ

今回の見どころ・伏線ポイント

  • 蘭子の心境変化: 八木への想いを自覚しながらも距離を置こうとする複雑な感情の描写
  • 嵩の成長への布石: 置いてけぼり事件から「いごっそう」宣言への流れで見せる新たな決意
  • 夫婦の絆の深化: のぶが嵩を支える姿勢と、2人で乗り越える困難への向き合い方
  • 寛先生の影響: やなせたかしをモデルとした人物からの教えが嵩の人生観に与える影響
  • 八木と蘭子の関係発展: ジャムの蓋と傘のシーンで表現された2人の心の距離の変化
  • コメディとシリアスのバランス: たくちゃんの過去話から深刻な恋愛問題まで巧みに織り交ぜた脚本構成

次回以降、嵩の創作活動への新たな取り組み方と、蘭子と八木の関係がどのように発展していくのかが注目されます。朝ドラらしい温かさの中に現実的な課題を織り交ぜた今回の展開は、多くの視聴者の心に深い印象を残したことでしょう。

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