【朝ドラ『あんぱん』第23週第114話 感想・考察・ネタバレ】嵩ついに漫画大賞受賞!手嶌治虫との運命的握手!八木×蘭子の傘シーンにドキドキ!最後のヤムおんちゃん登場で次回への期待MAX

【朝ドラ『あんぱん』第23週第114話 感想・考察・ネタバレ】嵩ついに漫画大賞受賞!手嶌治虫との運命的握手!八木×蘭子の傘シーンにドキドキ!最後のヤムおんちゃん登場で次回への期待MAX

連続テレビ小説「あんぱん」第23週第114話「ぼくらは無力だけれど」が9月4日に放送され、ついに嵩(北村匠海)の漫画大賞受賞という感動的な展開が描かれました。のぶ(今田美桜)の支えがあってこその栄光に、視聴者からは涙の声が続々。そして漫画の神様・手嶌治虫(眞栄田郷敦)の登場で物語は新たな局面へ。

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

目次

朝ドラ『あんぱん』第23週第114話 あらすじ

物語は昭和42年7月、嵩が漫画懸賞で見事大賞を受賞するところから始まります。のぶが雑誌を手に階段を駆け上がり、受賞の知らせを届けるシーンは多くの視聴者の心を打ちました。その後、八木(妻夫木聡)の会社で開かれた受賞祝いでは、仲間たちに囲まれて嵩が感謝のスピーチを披露。しかし真のハイライトは、登美子(松嶋菜々子)の茶道レッスン中に突然現れた手嶌治虫との出会いでした。疲れ果てて眠ってしまう手嶌を見て、羽田子(江口のりこ)が「のぶ、一服盛ったがやないろうね」と冗談を飛ばすシーンでは朝から笑いが止まらない視聴者が続出。最終的に手嶌から映画のキャラクターデザインを依頼された嵩は、「僕と仕事をしてください」という言葉とともに握手を交わし、新たなスタートを切ることになります。

嵩、ついに漫画大賞受賞!のぶとの絆が結んだ栄光の瞬間

昭和42年7月、ついにこの日がやってきました。嵩(北村匠海)が漫画懸賞で大賞を受賞するという、視聴者が長らく待ち望んでいた瞬間です。のぶ(今田美桜)が受賞者が掲載された雑誌を手に階段を駆け上がってくるシーンから始まった今回は、まさに感動の嵐でした。

「のぶちゃんが背中を押してくれなかったら」感謝のセリフに込められた想い

受賞の知らせを聞いた嵩が真っ先に口にしたのは、のぶへの感謝の言葉でした。

「ノブちゃんが背中を押してくれなかったら、コンクールにも挑戦してなかったし」

というセリフは、これまでの二人の歩みを思い返すと涙なしには聞けません。

羽田子(江口のりこ)が思いっきり嵩の背中を叩いて喜ぶ姿も印象的でした。嵩が「力強いな」とユーモアを見せる場面では、受賞の喜びと安堵が混じった複雑な感情が表現されていました。

このシーンで特に注目すべきは、嵩がのぶに「のぶのおかげ」と改めてお礼を言う場面です。賞金100万円という大金よりも、まず妻への感謝を表現する嵩の人柄が、多くの視聴者の心を掴みました。

受賞祝いでの感動スピーチ「胸を張って漫画家だと言える」

数日後、八木(妻夫木聡)の会社で開かれた受賞祝いでは、仲間たちに囲まれた嵩の感動的なスピーチが披露されました。

「こんな僕が大賞をいただき、ようやく、胸を張って、僕は漫画家だと、本当に皆さん、ありがとう。これからもよろしくお願いいたします」

この言葉には、これまで漫画家として認められるか不安だった嵩の心境の変化が現れています。「胸を張って漫画家だと言える」という表現は、プロとしての自信を得た嵩の成長を象徴しています。

いせたくや(大森元貴)も同席し、健太郎が

「ノブさんからも一言いっちゃり」

と促す場面では、家族的な温かさが感じられました。のぶの

「主人が賞を取ったこと以上に、主人が今日も笑っていて、みんなも笑ってる。そんな日々が、いとおしくてたまりません」

というスピーチは、日常の幸せを大切にするメッセージとして多くの視聴者の共感を呼びました。

漫画の神様・手嶌治虫登場!眞栄田郷敦の圧倒的存在感

そして今回の最大の見どころは、ついに手嶌治虫(眞栄田郷敦)が本格登場したことです。登美子(松嶋菜々子)の茶道レッスン中に突然現れた手嶌は、子供たちに見つかって騒ぎになったため変装して訪れたと説明します。

茶道シーンで見せた自然な演技「子供みたいな寝顔」

手嶌が登美子、羽田子、のぶの前でお茶をいただくシーンは、緊張感の中にも和やかさがありました。眞栄田郷敦の長身が畳に収まりきらず、つま先が床の間にはみ出している様子や、お作法通りにやろうとしてお茶碗の位置が股の間になってしまう描写は、リアルな人間味を演出していました。

最近の忙しさで疲れ果てていた手嶌がその場で眠ってしまうシーンでは、

「子供みたいな顔して寝てる」

と登美子が優しく見守る姿が印象的でした。漫画の神様と呼ばれる偉大な人物も、一人の人間として描かれることで、より親近感を感じさせる演出となっています。

「あなたも有名になる」握手シーンが運命を変える

嵩が家に帰ってきて、玄関で靴を見て驚く場面から始まる後半は、まさにドラマチックな展開の連続でした。寝ている手嶌を見て驚く嵩との対面シーンは、多くの視聴者が固唾を呑んで見守りました。

手嶌が嵩に映画のキャラクターデザインを依頼する場面では、

「今度映画をやることになりまして、大人のためのアニメーション映画です。初めての挑戦で、題材は千夜一夜物語です」

という説明に、嵩だけでなく視聴者も驚きを隠せませんでした。

特に心を打ったのは、手嶌が

「なぜ僕なんですか?」

と問う嵩に対して、

「優しいライオン、実に素晴らしかった」

と答える場面です。手嶌の作品をすべて読んでいるという嵩の言葉は、創作者としても尊敬している言葉でした。

そして最後の握手シーン。

「僕と仕事をしてください」

という手嶌の言葉と

「心してお受けします」

という嵩の返答、そして固く交わされた握手は、視聴者にとって忘れられない名シーンとなりました。

羽田子さんの神ボケ炸裂!「のぶを暗殺者呼ばわり」で朝から爆笑

今回の放送で視聴者を大いに沸かせたのが、羽田子(江口のりこ)の絶妙なボケでした。手嶌治虫がお茶を飲んだ後に倒れ込むように眠ってしまった際の

「のぶ、一服盛ったがやないろうね」

という一言は、朝ドラ史に残る名セリフとなりました。

江口のりこの絶妙なタイミング「一服盛ったがやないろうね」

このセリフが素晴らしいのは、緊張感のある場面で絶妙なタイミングで放たれたことです。手嶌という偉大な人物が突然眠ってしまい、一同が心配している中での羽田子の冗談は、場の空気を一変させました。

江口のりこの演技も秀逸で、真顔で毒を盛ったのではないかと疑う表情から、すぐに冗談だとわかる絶妙な表現力が光っていました。登美子ののぶを睨む表情と合わせて、コミカルな掛け合いが完成していました。

朝ドラに欠かせないコミカル要素の重要性

このシーンは朝ドラの伝統的な要素でもある「日常に潜むユーモア」を体現しています。シリアスな展開の中にも笑いを織り交ぜることで、視聴者が肩の力を抜いて楽しめる構成になっています。

羽田子の「暗殺者」発言は、手嶌という重要人物の登場という緊張感のある場面を和ませる効果がありました。そして何より、のぶの茶道の腕前への皮肉も込められており、多層的なユーモアとなっています。

八木×蘭子の恋愛模様にも注目!傘返却シーンの意味深演出

今回の放送では、八木(妻夫木聡)と蘭子(河合優実)の関係性にも注目が集まりました。特に受賞祝いの席で八木が蘭子に傘を返すシーンは、多くの視聴者が関係性の変化を感じ取る重要な場面となりました。

みんなの前での傘返し「勝負に出てる」視聴者の読み

八木が

「借りっぱなしで、ごめん。雨が降るたびに気になってたんだ」

と言いながら蘭子に傘を返すシーンは、表面的には何気ない日常のやり取りですが、その演出には深い意味が込められていました。

わざわざ皆の前で傘を返すという行為について、視聴者は敏感に反応しています。確かに、プライベートな物の貸し借りをあえて人前で行うことで、八木の蘭子への想いが表現されていると読み取ることができます。蘭子が

「姉の古い傘を借りたので、大丈夫です」

と答える際の表情も、どこか意識している様子が伺えました。

羽田子の鋭い観察眼「あの人やね」の一言

そんな二人のやり取りを見ていた羽田子が

「あの人やね」

とのぶに呟く場面も印象的でした。羽田子の観察眼の鋭さが表現されており、視聴者と同じように関係性の変化を感じ取っていることがわかります。

のぶの

「お母ちゃん分かった」

という反応も、家族として蘭子の心境を理解していることを示しています。こうした家族の温かい見守りが、蘭子の恋愛を後押ししている構図も見て取れます。

衝撃のラストシーン!蘭子が見た人物の正体とは

今回の放送で最も視聴者の関心を集めたのが、ラストシーンでの蘭子の驚きの表情でした。八木との会話を終えて事務所から出た蘭子が、パンの配達業者を見て驚愕する場面は、次回への大きな伏線となっています。

パンの配達業者に驚く蘭子の表情

粕谷から

「下にパンの業者の車が来てるぞ」

と言われた蘭子が事務所を出ると、そこで思わぬ人物と出会います。蘭子の驚きの表情は、単なる偶然の再会ではない何かを予感させるものでした。

河合優実の表情演技も秀逸で、驚きの中に複雑な感情が混じった表情を見事に表現していました。この一瞬の表情だけで、視聴者に強い印象を残すことができるのは、優れた演技力の証拠です。

次回への伏線「ヤムおんちゃん」登場への期待

釜爺の葬式以来、行方をくらましていたヤムおんちゃんことヤムさん。パン屋で働いているような描写も流れた中、今回再び本格的な登場が予想されてます。今後の展開にどのような影響を与えるのか、視聴者の期待は高まるばかりです。

Xで話題の投稿

今回の放送について、Xでは多くの感動的な投稿が寄せられています。特に印象的だった投稿をご紹介します。

「嵩 漫画大賞 受賞おめでとうこれで嵩もやっと漫画家へ歩みを進めたね~♪ てかさすがお母ちゃん 八木さんと蘭子の微妙な関係性を すぐに見抜くとは凄いね~! パンの配達業者で蘭子の反応… もしかしてだけど~ 明日が楽しみだね~♪ #朝ドラあんぱん」

「今朝のあんぱん、崇と治虫の握手でちょっと涙がでた あなたも有名になる!っていう治虫の言葉でも涙」

「朝ドラ「あんぱん」のぶ(今田美桜)を”暗殺者”呼ばわり! →羽多子さん(江口のりこ)に爆笑 →「今日もキレッキレ」「サスペンスかっ!」」

「みんなの前で蘭子に傘を返す八木 もう、これはみんなに知られてもいい、というか自分が蘭子に好意持ってるのをみんなにも知ってもらうという勝負にでてるよね? みんな気がつかないふりして絶対に聞き耳たててチラチラ 見ちゃうよね笑」

「#朝ドラあんぱん【ボケ担当】「のぶ、一服盛ったがやないろうね」には笑った。ここで確信しました。朝田家でボケられるのは羽多子さんのみ。羽多子さんが上京したのは、柳井家のボケ担当として招聘されたんだということを。やっぱりボケを担当するメンバーは必要ですよ。江口のりこさんなら 適任です。」

「このシ~ンで 朝から泣いてもうた(´°̥̥̥ω°̥̥̥`) 夢を諦めようとしてた嵩に対して… いつものぶは そんな嵩を信じて どんな時も背中を押してくれてて いいドラマ #朝ドラあんぱん」

「たくちゃんのファイティングポーズ良かった 一瞬であのお顔ができるの流石すぎるよ そのあとちょっと気まずい感じまで 手嶌さんと嵩さんの対面も素敵だったな。倒れ込むとき心配したけど… #朝ドラあんぱん」

「今日の良かった探し 眞栄田郷敦脚長ぇなぁ! 畳に収まりきれなくて爪先が床の間にはみ出てるし、お作法通りにやろうとしてお茶碗の位置が股の間になっちゃってるし。なのに所作は登美のぶより綺麗。ただ私が演出なら手嶌が一服するシーンは全カット。さすがに悪目立ちが過ぎるw #あんぱん反省会」

「#朝ドラあんぱん 崇さん、大賞受賞、おめでとう。 さらに手嶌治虫氏、襲来? 崇さんのお家にやって来て、寝ちゃうとは。大物。お茶もいただいて。 改めて、お仕事依頼。凄い、崇さん。あの漫画の神様に声をかけられた。 蘭子ちゃんが最後に見た人、気になる。明日を待つ。」

まとめ

今回の「あんぱん」第114話で特に印象的だった見どころは以下の通りです:

  • 嵩の漫画大賞受賞と、のぶへの感謝を込めた「背中を押してくれた」というセリフが感動を誘った
  • 手嶌治虫(眞栄田郷敦)の本格登場と「あなたも有名になる」の握手シーンが運命的な出会いを演出
  • 羽田子の「のぶ、一服盛ったがやないろうね」という神ボケが朝から視聴者を爆笑させた
  • 八木と蘭子の傘返却シーンで、みんなの前での意味深な演出が関係性の進展を示唆
  • 蘭子が見たパンの配達業者「ヤムおんちゃん」の正体が次回への最大の伏線となった
  • 嵩の「胸を張って漫画家だと言える」というスピーチが、プロとしての自信獲得を象徴した

第114話は感動あり、笑いあり、恋愛要素あり、そして次回への期待を高める伏線ありと、朝ドラの魅力が詰まった神回でした。特に手嶌治虫の登場は物語の転換点となる重要な出来事であり、今後の嵩の漫画家人生にどのような変化をもたらすのか、ますます目が離せない展開となっています。

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