【ばけばけ第3週第14話ネタバレ感想】松野家の秘密が明らかに!三之丞が知った衝撃の真実

朝ドラ「ばけばけ」第14話で、ついに松野家の最大の秘密が三之丞(板垣李光人)に知られてしまいました。トキ(髙石あかり)の実の両親である傳(堤真一)とタエ(北川景子)の会話を廊下で聞いてしまった三之丞。一方で、トキとタエが一緒にしじみ汁を作る場面は、真実を知らないトキの温かな交流として視聴者の涙を誘いました。傳の体調悪化も進む中、家族の秘密と愛情が複雑に絡み合う展開に、SNSでは「光と闇が混在する」と話題沸騰です。

目次

ばけばけ第3週第14話 あらすじ

トキが傳の看病を始めて3週間が経過。傳の体調は一向に回復せず、工場では平井が傳の留守を守ろうと、女工たちに厳しい労働を強いていた。ある日、トキが看病のための夕食作りで転んでしまい、しじみを落としてしまう。そこへタエが助けに入り、トキから料理の作り方を教わることに。「椿の花くらいをすくって」「お茶をたてるように」と、タエの知る世界の言葉で丁寧に教えるトキ。初めての料理に笑顔を見せるタエだったが、すぐに真顔に戻そうとする姿が切ない。傳の看病をするタエは「二度と母親の顔は見せまいと思ったのに」と本音を漏らし、傳と共に「いつか親子として振る舞える日が来ることを願う」と語る。しかし、その会話を廊下で三之丞が聞いてしまい、トキの出生の秘密を知ることになってしまった。

松野家の秘密とは?トキの出生に隠された真実

第14話で明らかになった松野家の秘密、それはトキ(髙石あかり)が実は雨清水家の傳(堤真一)とタエ(北川景子)の実の娘であるという衝撃の事実です。

物語の冒頭、銀二郎(寛一郎)が剣術の練習をする中、トキは「行ってまいります」と挨拶をして傳の看病へ向かいます。途中で司之介(岡部たかし)から「傳様のために」と牛乳を渡され、フミ(池脇千鶴)からもしじみを受け取る温かな松野家の日常。しかし、この何気ない家族の風景の裏には、重大な秘密が隠されていました。

傳の看病をしながら、トキは

「失礼を承知で申し上げるのですが」

と遠慮がちにお粥を口元まで運ぶことを提案します。傳は照れくさそうに笑いながらも、お粥を美味しそうに噛みしめる姿が印象的でした。この場面について、視聴者からは

という声が上がっています。

特に注目すべきは、トキが松野家で大切に育てられながらも、実の両親である傳とタエのことを「おじ様」「おば様」と呼び、知らぬまま献身的に看病している点です。SNSでは

と、その健気さに心を打たれる視聴者が続出しました。

この秘密は、明治初期という時代背景における家と家の問題、一族のプライドという重い枷によって生まれたものです。視聴者からは「家と家の問題、一族のプライドに個の人生を規定されてしまうトキ(と銀二郎)が不憫」という指摘もあり、時代の重圧を感じさせる設定となっています。

三之丞が廊下で聞いてしまった衝撃の会話

第14話最大の転機となったのが、三之丞(板垣李光人)が傳とタエの会話を聞いてしまう場面です。

タエが傳の看病をしている最中、

「危ないところじゃった」

と傳が漏らすと、タエも

「それは私もですね」

と応じます。そして

「松野家にあの子を授けた時、二度と母親の顔は見せまいと思ったのに」

という痛切な告白が続きました。

さらに傳とタエは

「親子として振る舞える日がいつか来ることを願う」

と語り合います。この会話を、廊下で三之丞が聞いてしまったのです。演出として、三之丞の後ろ姿が朧げに消えていく映像が使われ、視聴者からは

「最後朧げに消えていく(全てを知った)三之丞の後ろ姿が良かった、いやよくないんだけどでも良かった」

という複雑な感想が寄せられました。

板垣李光人さんの繊細な演技について、

「アバンぼやけて(全てを知っている)銀二郎のよく分からないままの表情、最後朧げに消えていく(全てを知った)三之丞の後ろ姿が良かった」

と評価する声も。何も言わず、ただ立ち尽くす三之丞の姿が、知ってしまった秘密の重さを物語っていました。

視聴者からは「トキの真実をいつばらしてしまってもおかしくない」「壁に耳あり障子に目ありって、言うじゃないか」という指摘があり、今後の展開への不安と期待が入り混じっています。三之丞がこの秘密をどう扱うのか、松野家と雨清水家の関係にどんな影響を与えるのか、物語の大きな転換点となりそうです。

しじみ汁に込められた母娘の絆|タエの初めての料理体験

第14話で最も視聴者の涙を誘ったのが、トキとタエが一緒にしじみ汁を作るシーンでした。

トキが転んでしじみを落としてしまった際、タエが

「しじみぐらい拾えます」

と手伝ってくれます。そして

「私が作ります」

と申し出るタエに、トキは丁寧に作り方を教え始めました。

「貝を持ってコロコロこすっていただけますか?」

というトキの指導に、タエは

「コロコロ?」

と戸惑いながらも挑戦。さらに味噌の量を

「椿の花ぐらいすくって」

と説明すると、タエは

「椿の花?」

と困惑しますが、椿の花を知っているタエは椿の花ぐらいをすくいトキに褒められます。

このやり取りについて、視聴者からは

と絶賛の声が上がりました。また、

という指摘も。

特に印象的だったのは、タエが料理中に思わず笑顔を見せながらも、すぐに真顔に戻そうとする姿でした。

「タエはトキから料理を楽しむ所とか、通常なら親から子の伝授の所、子から親に教えるスタイル、初めてを味わう表情が幸せそうでした」

という感想が寄せられています。

この場面が後のヘブン(ハーン)との関係にも繋がるという考察もあり、

という鋭い指摘もありました。

傳の体調悪化に視聴者から心配の声

傳の看病を始めて3週間が経過しても、その体調は一向に回復の兆しを見せません。

司之介から受け取った牛乳を飲む傳の姿は苦しそうで、終始お腹を押さえている様子が痛々しく描かれました。トキがお粥を食べさせようとすると、照れくさそうに笑ってしまう傳でしたが、その笑顔の裏には病気の深刻さが隠れていました。

タエが

「傳、長生きするんですよ」

と声をかける場面では、傳の咳が止まらない様子も描かれ、視聴者からは

「傳の体調悪化を心配する声が多く『朝ドラあるある。お父さんは早めの退場になるのかな』『嫌よ!傳さまの退場なんて!』」

という声が相次ぎました。

堤真一さんの演技について、「やはり堤真一さん北川景子さんが出てくると、その存在感と演技に惹きつけられる」という評価もあり、病床にありながらも存在感を放つ傳の姿が印象的でした。

朝ドラの定番パターンとして「父親の早い退場」があることから、視聴者の不安は増すばかり。「朝ドラあるある」という言葉と共に、傳の今後を心配する声がSNSに溢れています。

銀二郎と三之丞|家を背負う男たちの苦悩

第14話では、家を背負わされる男性たちの苦悩も丁寧に描かれました。

朝から剣術の練習をする銀二郎の姿には、松野家の婿として生きる覚悟と重圧が感じられます。視聴者からは

という評価が寄せられました。

特に注目されたのが、三之丞と司之介の対比です。

「おトキを幸せにすると割りきっていち早くそこから”降りた”司之介はのびのび振る舞っているのがまた、三之丞や銀二郎たちの苦しさが際立つ」

という鋭い指摘がありました。

司之介が「うっしっし」と戯けながら牛乳を渡す姿と、秘密を知ってしまった三之丞の重い表情。この対比が、家督を継ぐ者の宿命を浮き彫りにしています。

また、「三之丞が雨清水家を任されていない事が疑問」という声もあり、三男でありながら家業から距離を置かされている三之丞の複雑な立場も明らかになりました。

一方、工場では平井が「一日一旦!」と女工たちに鞭を構える場面も。「平井は主人の留守を守ろうとする思いが強いのかも知れないけど、女工さんに無理強いばかり(トイレを我慢させると膀胱炎になるよ)鞭はやりすぎ」という批判的な声もありました。

まとめ|第14話の見どころと今後の展開

第14話は、光と闇が複雑に絡み合う回となりました。視聴者からは

「第13回は、ほっこり松野家の毒や婿殿のつらさが見えて、光の中に闇を見るようだったのに、第14回は、前を向こうとするタエさまやトキの未来が見えて、闇の中に光が差すようで…光と闇は決して極端に違うものではないのだ」

という深い考察が寄せられています。

今回の見どころ

  • トキとタエのしじみ汁作りに見る、知らぬ母娘の温かな交流
  • 三之丞が松野家の秘密を知ってしまう衝撃の展開
  • 傳の体調悪化と「父の早い退場」への不安
  • 銀二郎や三之丞が背負う「家」の重圧と男性の生きづらさ
  • トキの言葉選びの巧みさが、後のヘブン(ハーン)との関係への伏線
  • 光と闇が混在する複雑な家族愛の描写

朝ドラ「ばけばけ」は、まだ14話という早い段階で、これほど濃密な人間ドラマを展開しています。松野家の秘密を知った三之丞が今後どう動くのか、傳の病状はどうなるのか、そしてトキはいつ真実を知るのか。視聴者の期待と不安が入り混じる中、物語は新たな局面を迎えようとしています。


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