2025年10月28日放送の「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第4話「タイムマシンよ、うごけ!」は、視聴者の涙腺を直撃する感動回となりました。勝男(竹内涼真)が鮎美(夏帆)への想いを抱えながらも、彼女の幸せを願って新しい恋人・ミナト(青木柚)に託す姿が切なすぎると話題に。一方で、ミナトと同棲を始めた鮎美が感じる微妙な違和感も描かれ、今後の展開に目が離せない状況です。SNSでは「カツオ応援モード」「雨のシーンで泣いた」「オムライスが切ない」という声が続出。竹内涼真の繊細な演技と、過去と現在を行き来する演出が視聴者の心を揺さぶりました。
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第4話 あらすじ
勝男は鮎美の新しい彼氏・ミナトが「女たらし」で「大量消費型恋愛体質」だと知り、心配で居ても立ってもいられない状態に。しかし元カレは無関係という言葉が胸に刺さり、行動できずにいました。一方、鮎美はミナトとの同棲を決意し、彼のために料理を作って待つ日々を送ります。でも、ミナトの何気ない言動に違和感を覚え始め…。そんな中、勝男は偶然湊と出会い、テキーラを酌み交わしながら鮎美への想いを語ります。「あゆみのこと、よろしく頼む」涙ながらに鮎美を託す勝男。しかし最後に鮎美が目撃したのは、ミナトが見知らぬ女性と親し気に車内にいる姿でした。
勝男が知った衝撃の事実「大量消費型恋愛体質」とは?
バーで明かされるミナトの過去
第4話の冒頭、勝男は太平(楽駆)が経営するバーで、鮎美の新しい彼氏・ミナトに関する衝撃的な情報を耳にします。渚(サーヤ)が何気なく話した「女ったらし」という言葉に、勝男は強い酒を一気に飲み干して身を乗り出します。
「その話詳しく聞かせてください。あゆみが付き合っている男が女ったらしいことですか?」
勝男の真剣な表情に、渚は常連客の元カノたちを呼び寄せます。そこで明かされたのは、ミナトの恋愛スタイルでした。
「すぐ付き合うけど、すぐ別れる」元カノたちの証言
バーに集まった湊の元カノたち。彼女たちは口々にミナトの人物像を語ります。
「優しいし、いいやつなんだけど…すぐ付き合うんだけど、すぐ別れるんだよね」
「1ヶ月もたなかったよね」
「いや、1週間って言ってた」
その様子を見ていた常連客が放った一言が、勝男の心に深く刺さります。
「大量消費型恋愛体質」
この言葉は、まるで勝男の不安を言語化したかのようでした。翌朝、ゴミ出しをする勝男の目に飛び込んできたのは、収集カレンダーに書かれた標語「大量消費が未来を潰す」。この言葉が、鮎美の未来への不安と重なり、勝男の表情は一層険しくなります。
会社の会議中も、勝男は「大量消費」という言葉が頭から離れません。
「彼氏ができたの?すごく好きなの」
という鮎美の言葉と、
「すぐ付き合うんだけど、すぐ別れる」
という元カノの証言が交互に脳裏をよぎります。
「あゆみは、そんな男を好きになるような子じゃない」
勝男は心の中でそう繰り返しますが、元カレである自分には何もできない現実に、ただ頭を抱えるしかありませんでした。後輩の南川(杏花)からは
「元彼なんて無関係ですよ」
とあっさり言われてしまい、勝男は完全に行動を起こせない状態に陥ります。
同棲スタート!でも鮎美が感じる微妙な違和感
「外食の方が楽」ミナトのマイペースすぎる発言
一方、鮎美とミナトの関係は順調に進展していきます。ファミレスでランチデートを楽しむ二人。ミナトは何気なくこう言います。
「俺、結構ファミレスのご飯好きなんだよね。外食だと洗い物もしなくていいから楽だし」
この発言に、鮎美は少し戸惑いを見せます。でも彼女は明るく答えます。
「でも、私はミナトさんのためだったら、毎日でも作りたいかも」
その言葉を聞いたミナトは、突然「一緒に住む」ことを提案します。鮎美は驚きながらも、同棲への期待に胸を膨らませます。渚との別れのシーンでは、鮎美の決意が語られます。
「早めに同棲して、ミナトさんは結婚相手にぴったりかどうか確認したいの」
「私も我慢しないって決めたから」
こうして鮎美はミナトのアパートで同棲生活をスタートさせます。しかし、日を追うごとに小さな違和感が積み重なっていくのです。
オムライスに込めた想いは届くのか
鮎美はミナトのために、心を込めて料理を作ります。豪華なディナーを準備して、ミナトの帰りを待つ鮎美。しかしミナトの反応は予想と少し違いました。
「無理してやらなくても全然気にならないし」
「外食とか宅配でも俺全然平気だし」
優しい言葉のようで、どこか鮎美の気持ちを受け止めきれていないような響き。鮎美は不安げに尋ねます。
「私の手料理より、外食の方がいいってことなのかな?」
この微妙な空気を察したのか、ミナトはピンクのサボテンの鉢植えをプレゼントします。
「いつもありがとう。個性的なあゆちゃんみたいだなあと思って」
「2種類のサボテンを掛け合わせたハイブリッドのサボテンなんだって」
鮎美は喜びますが、心の奥底では何か引っかかるものを感じていました。
ある夜、鮎美はミナトのためにオムライスを作って待ちます。しかしミナトが帰ってきたのは深夜0時過ぎ。保存容器にオムライスを詰めようとしていた鮎美に、ミナトは抱きつきます。
「あゆちゃん、本当嬉しい!今日はお腹いっぱいだけど、絶対明日食べるから!」
一見優しい言葉ですが、鮎美の表情には複雑な感情が浮かんでいます。ケチャップで書いた「ミナトさん♡」の文字を見つめる鮎美の目には、不安の色が滲んでいました。
【涙腺崩壊】勝男が作るオムライスと過去の記憶
「タイムマシンがあったとしても…」切なすぎる独白
勝男はバーで、椿(中条あやみ)からこんなアドバイスを受けます。
「元カノ以外にもっと、夢中になれることないの?好きなことあるでしょう」
「だしとか…そういう好きなものに夢中になってるうちに、気づいたら元カノのことを思い出さない日が増えてるやん」
翌朝、勝男は自宅のキッチンで出汁を取り始めます。2種類のかつお節でとった出汁を並べ、味を確かめる勝男。しかしその作業をしながらも、頭の中は鮎美のことでいっぱいです。
「時間が流れたら、あゆみがいない世界に慣れていく。怖いのかもしれない」
勝男は心の中でそう呟きます。スーパーで買い物をする勝男の姿も映し出されます。昆布と煮干しを見比べる。筑前煮の作り方を見る勝男。二人は別々の場所で、料理を通じて互いのことを考えているのです。
そしてある夜、勝男は決意を固めます。冷蔵庫を開け、鶏肉のパックと卵2個を取り出す勝男。彼が作り始めたのは、大学時代に鮎美が作ってくれたオムライスでした。
大学時代の幸せな思い出が鮮明に蘇る
玉ねぎをみじん切りにする勝男。その様子と並行して、過去のシーンが映し出されます。大学時代、マットレスで寝ていた勝男を起こす鮎美。
「ヤバっ寝坊した。授業1限からなのに」
「ねぇねぇ、サボっちゃう?」
缶詰の焼き鳥と玉ねぎを炒める鮎美。オムライスを作る姿を後ろから覗き込む勝男。完成したオムライスには、ケチャップで「カツオさん♡」とハートマークが書かれていました。
「スマホで撮っていい?」
「そう撮るほどじゃないんだよ」
「これからもずっと作るんだから」
見つめ合う二人。あの頃は、未来が永遠に続くと信じていました。
現在に戻り、勝男も同じようにオムライスを作ります。鮎美もミナトのアパートで、オムライスを作っています。二人は別々のキッチンで、同じ料理を同じように作っているのです。
「食べたいな」(勝男の心の声)
「食べてほしい」(鮎美の心の声)
「どこで間違えた」(勝男の心の声)
「ミナトさんに食べてほしい」(鮎美の心の声)
「あゆみのオムライスが食べたい!」(勝男の心の声)
完成したオムライスを前に、勝男はケチャップで「カツオさん♡」と書きます。鮎美は「ミナトさん♡」と書きます。同じ料理なのに、込められた想いは全く違う方向を向いていました。
一口食べた勝男は、大学時代の笑顔の鮎美を思い出します。そして、こう呟くのです。
「タイムマシンがあったとしても、どっからやり直していいのかわからない」
この一言に、勝男の深い後悔と喪失感が凝縮されています。過去に戻れたとしても、どの時点から関係を修正すればよかったのか。勝男にも答えは見つからないのです。スマホに残された写真を見返す勝男。沖縄旅行の写真では、鮎美はどこかよそ行きの顔。2年前の記念日では、笑顔すらない鮎美。大学時代まで遡ってようやく、本当の笑顔の鮎美に出会えます。
「いつから間違えていたんだろう」
涙をこらえる勝男の姿に、視聴者も涙せずにはいられませんでした。
運命の出会い!勝男と湊がテキーラで本音トーク
酒屋で偶然の再会、勝男の試すような飲み方
休日出勤で南川と企画書を作成していた勝男。仕事を終えた南川から飲みに誘われ、勝男は意外なリクエストをします。
「1個行きたいとこある」
二人が向かったのは、テキーラを扱う酒屋でした。
「なんでまたテキーラなんですか?」
「あゆみが飲んでたから。あゆみが楽しそうだったから。俺が知ろうとしなかったあゆみを最後にちゃんと知っておこうと思った」
勝男の言葉に、南川は何も言えませんでした。
酒屋に入ると、そこで働いていたのはミナトでした。お互いに気づいた瞬間、空気が張り詰めます。
「もしかして元カレさん?初めまして、ミナトです」
ミナトの爽やかな笑顔に、勝男は複雑な表情を浮かべます。ミナトは試飲用のテキーラを勧めてきます。
「これ、僕のおごりです」
「結構度数高いので無理しないでくださいね」
しかし勝男は、まるでミナトを試すかのように一気に飲み干します。
「飲めるけど、全然」
「うまい!芳醇、奥深い香りだね」
勝男は次々とテキーラを飲み続けます。南川は心配そうに止めようとしますが、勝男は止まりません。ミナトが作ったトルティージャを食べながら、勝男はミナトを観察します。
「ミナトさん、料理もできるんですね」
「僕はもう簡単なものしか作れないんですけど、これはあゆちゃんが教えてくれて」
その言葉を聞いた勝男は、テキーラを飲み干します。
「どこまで抉るんだ」
勝男の心の声が、視聴者にも痛いほど伝わってきます。
「あゆみのこと、よろしく頼む」感動の託しシーン
接客するミナトを見つめながら、勝男は思います。
「あゆみは、幸せなのかもな」
バーでテキーラを飲んで踊る鮎美の笑顔を思い出し、勝男はその場にしゃがみ込みます。涙をこらえる勝男に、南川が声をかけます。
「大丈夫ですか?」
「泣いてないよ。違う違う」
そして勝男は、ミナトの前に立ち上がります。まっすぐにミナトを見つめ、勝男は言葉を紡ぎ始めます。
「あゆみのこと、よろしく頼む」
ミナトの表情が引き締まります。南川は目を伏せます。
「あゆみの手料理、美味しく食べてあげてほしい。美味しいから」
「それから食器洗剤は植物性ね。あゆみは安いのでいいって言うけど、本当は手が荒れやすいから」
「それからトイレットペーパーはダブルね。あゆみはシングルでいいって言うけど、本当はダブルが好きだから」
「それから時々、高いアイスを買ってあげて。アイスクリームって書いてあるやつ」
勝男は、鮎美の好みや細かい習慣を一つ一つミナトに伝えていきます。そして最後に、こう締めくくります。
「俺が鮎美にできなかったこと。しなかったこと。思いもつかなかったこと。たくさんしてあげてほしい」
まっすぐにミナトを見つめる勝男。涙をこらえながらも、強い意志を持って言い切ります。
「あゆみのことを任した」
ミナトは小さく微笑み、優しくうなずきます。そしてミナトは、勝男にこう返します。
「勝男さん、あゆちゃんは、誰かに任せなくても大丈夫。だって強いですから。僕らよりずっと」
勝男はうなずきます。南川が乾杯を提案し、2人はテキーラを飲み干します。
激しい雨の中、配達に向かうミナト。勝男と南川は酒屋に残ります。ミナトの背中を見送りながら、勝男は呟きます。
「いいやつだ」
南川は勝男に優しく言います。
「無理して、吹っ切れなくていいと思いますよ。誰かに執着するのって、ダサいって思ってましたけど、それだけ本気だったってことだと思います」
そして南川は続けます。
「うらやましいなあ。バカみたいに一途なの、うらやましいです」
勝男は優しく微笑みます。この瞬間、視聴者の多くが涙を流したのではないでしょうか。勝男の成長と、それを認める周囲の人々。第1話では「腹立つ男」だった勝男が、ここまで変化したことに感動を覚えずにはいられません。
最後に鮎美が目撃した衝撃の光景とは
ミナトと見知らぬ女性の親密な様子
雨の夜道を、傘を二本持って小走りで歩く鮎美。ミナトに傘を届けようとしていたのです。しかしその時、鮎美は信じられない光景を目にします。
停車中の車の中で、運転席のミナトが助手席に座る女性の濡れた髪をタオルで拭いている姿。二人は笑顔で会話しています。
立ち尽くす鮎美。発進する車を追いかけますが、追いつくことはできません。不安げな顔で、鮎美は酒屋に向かって駆け出します。
不安げに駆け出す鮎美と、見送るだけの勝男
酒屋にきた鮎美は、勝男の姿を見つけます。
「カツオさん!」
「何してんの?」
「たまたま、ミナトくんと一緒に飲んでた。ごめん、嫌だよね。でも本当にたまたまなんだ」
勝男は必死に説明しますが、鮎美の様子が明らかにおかしいことに気づきます。
「ミナトさんは?」
「今配達行った」
「あっ、やっぱあれ、ミナトさんだったか。見間違いじゃなかった」
鮎美は何かを確認するように呟きます。勝男は心配そうに見つめますが、鮎美は強がります。
「大丈夫、大丈夫。なんでもない」
勝男は鮎美のために傘を持ってきたことに気づきます。
「やっぱり気持ち悪いよね。急に来て。ごめん、やっぱ帰る」
鮎美は踵を返して走り去ります。勝男は追いかけようとします。
「あゆみ、大丈夫?」
「大丈夫」
寂しげな笑みを浮かべて去っていく鮎美の背中を、勝男は黙って見送るしかありませんでした。
雨の中、勝男の心の声がナレーションとして流れます。
「タイムマシンがあったとしても、どこからやり直したらいいか分からないけど。それでもまた、雨の中、あゆみに出会いたいと思ってしまう」
この言葉で第4話は幕を閉じます。勝男の切ない想いと、鮎美の不安な表情。そしてミナトの本当の姿。三者三様の想いが交錯する中、物語は次の展開へと進んでいきます。
まとめ:第4話の見どころと今後の展開予想
第4話「タイムマシンよ、うごけ!」は、ドラマ全体の中でも特に感動的なエピソードとなりました。以下、今回の見どころをまとめます。
【第4話の見どころ】
- 勝男の成長と覚悟:第1話では自己中心的だった勝男が、鮎美の幸せを第一に考えられるまでに成長。雨の中でミナトに鮎美を託すシーンは涙なしでは見られません。
- オムライスの並行シーン:勝男と鮎美が別々のキッチンで同じ料理を作る演出が秀逸。同じ行為なのに込められた想いは正反対という切なさが心に刺さります。
- 竹内涼真の神演技:コミカルなシーンから感動的なシーンまで、幅広い演技を見せた竹内涼真。特に涙をこらえるシーンの表情が素晴らしかったです。
- ミナトの二面性の示唆:優しくて爽やかなミナトですが、最後のシーンで別の女性との親密な様子が明らかに。「大量消費型恋愛体質」という言葉が現実味を帯びてきました。
- 南川の成長:割り切った恋愛観を持っていた南川が、勝男の一途さを「うらやましい」と認めるシーンも印象的でした。
- 細かい演出の妙:「大量消費」というキーワードが、ゴミ収集カレンダーや会議のテーマとして繰り返し登場し、視聴者の記憶に残る工夫がされています。
【今後の展開予想】
次回予告では、新キャストとして塚本高史と知花くららが夫婦役で登場することが発表されています。家族観や夫婦のあり方がテーマになりそうです。また、鮎美が目撃したミナトと元カノの関係がどう展開するのかも気になるところ。勝男は鮎美をミナトに託したものの、鮎美が本当に幸せになれるのか。そして勝男自身は前に進めるのか。第5話以降の展開から目が離せません。
SNSでは「もう完全に勝男応援モード」「カツオがんばれ!」という声が溢れており、視聴者の心を確実に掴んだ第4話。火曜夜10時の楽しみが一つ増えたという人も多いのではないでしょうか。
【じゃあ、あんたが作ってみろよ 第4話 タイムマシンよ、うごけ!】
- 放送日:2025年10月28日(火)よる10時
- 出演:竹内涼真、夏帆、中条あやみ、青木柚、前原瑞樹、サーヤ、ラランド ほか
- 脚本:安藤奎
- 演出:伊東祥宏
- TVerで見逃し配信中
次回第5話も、火曜よる10時から放送です。お見逃しなく!





