【ばけばけ第8週第36回ネタバレ感想】ビア大騒動!beer誤解で町中大騒ぎ!トキの聞き間違いが朝から爆笑必至「サワちゃん!?」の衝撃オチ

2025年11月17日放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」第8週第36話は、朝から視聴者を大爆笑の渦に巻き込んだ「コント回」となりました。ヘブン(トミー・バストウ)に女中としてクビを宣告されたトキ(髙石あかり)が、必死に奮闘する姿と、英語の「beer(ビール)」を巡る壮大な聞き間違いが話題沸騰。SNSでは「朝から牛乳吹いた」「大喜利すぎる」との声が続出し、先週までの感動路線から一転した爽快な展開に注目が集まっています。

目次

「ばけばけ」第7週第36話のあらすじ

家族公認のもと、ヘブンの女中となったトキでしたが、前回の錦織(吉沢亮)が原因で広まった誤解により、ヘブンは気まずさを抱えていました。朝食で目玉焼きを焼きすぎたり、糸こんにゃくを「虫」と勘違いさせるなどミスを連発したトキに、ヘブンは「おトキさん、クビ!」と宣告。錦織の仲裁で何とか「首の皮一枚」で女中を続けることに。その後、ヘブンから「beer(ビール)」を買ってくるよう頼まれたトキですが、英語が理解できず大混乱。花田旅館の平太たちと相談した結果、「琵琶(楽器)」「枇杷(果物)」「稗(穀物)」を準備し、最終的には幼なじみのサワ(円井わん)まで連れてくる珍事態に発展します。

ヘブンの「クビ宣告」に視聴者もドキドキ!気まずい朝食シーンの真意とは

目玉焼きから糸こんにゃくまで…トキの失敗が止まらない朝

第36話は、前回からの緊張感が漂う朝食シーンから始まりました。花田旅館の女中・ウメが

「朝はご機嫌斜めですけど」

とトキに注意喚起する場面から、ヘブンの不機嫌さが伝わってきます。

トキが持ってきた目玉焼きを見たヘブンは、じっと見つめた後

「焼き過ぎだ」

と指摘。トキは愛想笑いで何とかその場を凌ごうとしますが、次に魚を渡した際には骨が入っていたようで、ヘブンはさらに怒りを募らせます。

そして決定打となったのが糸こんにゃく。ヘブンはこれを見て

「虫!」

と叫び、

「ジゴク、ジゴク(hell, hell)」

と連呼します。この演出は、文化の違いによる食材への抵抗感をコミカルに表現しており、視聴者からは「糸こんにゃくが虫に見えるの、外国人あるある」「ヘブン先生の反応が可愛い」との声が上がりました。

トキの一生懸命さとヘブンの不機嫌さのコントラストが、この後の展開への重要な布石となっています。前回、錦織が原因で「ヘブンがラシャメン(遊女)を雇おうとしている」という誤解が町中に広まったことで、ヘブンはトキとの関係に気まずさを感じていたのです。

「おトキさん、クビ!」ヘブンの本音は気まずさの裏返し?

そしてついに、ヘブンの口から衝撃的な言葉が飛び出します。

「やりにくい…しじみさん、クビ!」

この宣告に、トキは目を見開いて驚愕の表情を浮かべます。視聴者もこの瞬間、「え、本当にクビ!?」と画面に釘付けになったはずです。

ここでのヘブンの心理は非常に複雑です。実際には、町の人々が自分を「変な目で見ている」ことに我慢できなくなったヘブン。しかしその原因を作ったのは錦織であり、トキには何の責任もありません。それでも、気まずい空気に耐えられなかったヘブンは、思わず「クビ」と言ってしまったのです。

SNSでは「ヘブンの気持ちわかる。気まずさのリセットボタンを押したかっただけ」「教師時代、生徒と気まずくなった時のあるあるすぎる」との共感の声が多数見られました。ヘブンの目が泳いでいる演出も秀逸で、彼の内心の葛藤が伝わってきます。

錦織の仲裁で「首の皮一枚」繋がったトキの女中人生

すぐに錦織が駆けつけ、トキとともにヘブンに頭を下げます。

錦織「他に女中の宛てなんてないし」

この言葉に、ヘブンは「しぶしぶ」と渋々了承。トキは何とか女中の職を保つことができました。ヘブンが家を出る際、トキが

「いってらっしゃいませ」

とお見送りをすると、独り言のように

「首の皮一枚…しぶしぶ…」

と呟く場面は、この回のタイトル「クビノ、カワ、イチマイ。」を象徴しています。

トキの表情は苦い顔。それでも、「今は頑張らなきゃいけない時だし」と自分を奮い立たせ、洗濯物や掃除を黙々とこなします。この健気な姿に、視聴者からは「トキちゃん、応援したくなる」「家族のために必死な姿が泣ける」との声が寄せられました。

松野家と雨清水家の両家を支えるために、トキは絶対にこの仕事を失うわけにはいかないのです。その重圧と不安を抱えながらも、前を向いて努力する姿勢が、この後のコミカルな展開の中にも一本の芯として通っています。

「ビア」誤解の珍騒動!朝ドラ史上最高レベルのコント展開

ヘブンの「beer」が聞き取れないトキの必死な奮闘

掃除中、トキはヘブンの書斎で様々なものに目を奪われます。イライザの写真を見て

「キレイな方…」

と呟く場面もありますが(この伏線については後述)、ここでは仕事に集中するトキの姿が描かれます。

昼食を終えたヘブンが、トキに英語で何かを依頼します。ヘブンは必死にジェスチャーを交えながら「ビール」を伝えようとしますが、トキには全く通じません。

ヘブン「I would like you to buy some beer.」

トキは必死に理解しようとする表情を見せ、何度も頷きながら

「はい、わかりました!」

と返事をしますが、ナレーションが

「トキは理解しているのだろうか?」

と問いかける通り、完全に誤解したまま花田旅館へ向かいます。

この場面で重要なのは、トキの「わかったふり」ではなく、本気で理解しようとしている姿勢です。言葉が通じない中でも、相手の要望に応えようと必死に考え行動するトキの姿は、単なるコメディーとしてではなく、異文化コミュニケーションの困難さを象徴しています。

花田旅館での大喜利会議「琵琶?枇杷?稗?」

花田旅館に駆け込んだトキは、平太(生瀬勝久)、ツル(池谷のぶえ)、ウメ(野内まる)に相談します。

ツル「ビアなんてものを出したことないよね」

平太「先生の口からも聞いたことないね」

ここから始まる「ビア」を巡る大喜利のような会議が、今回のハイライトです。

ツヨ「楽器の琵琶を弾いてほしいってことなんじゃないか?」

ウメ「確かに先生、三味線お好きですし」

琵琶(楽器)説が浮上すると、すぐに別の可能性も出てきます。

平太「あっちのビワ(果物)もあるんじゃないか」

うめ「確かに。あとは稗(ひえ)とかです。ヘブン先生、日本の料理がお好きですけど」

視聴者からは「朝から大喜利大会始まった」「NHKのお笑いセンスすごい」との声が殺到。先週までの感動的な展開から一転したコメディータッチに、「リフレッシュできる」「毎日見やすくなった」との好意的な反応が目立ちました。

この会議の秀逸さは、それぞれの推測に一理あることです。ヘブンが三味線好きなのは事実ですし、日本料理を好むのも本当。視聴者も「確かにそう考えるよね」と納得しながら笑える、絶妙なバランスが保たれています。

果物屋とのコントのようなやりとりに視聴者爆笑

トキは町の果物屋に向かい、ビワ(枇杷)を探します。

果物屋「枇杷は無い、みかんが欲しいのでは?」

ここから、トキと果物屋のコントのようなやりとりが展開されます。トキは必死に「ビア」の正体を探し、様々な可能性を考えながら準備を進めていきます。

この一連のシーンで印象的なのは、トキの表情の変化です。最初は困惑していた顔が、次第に「これかもしれない!」という希望の光を帯び、そしてまた不安に戻る…この細かな表情の演技に、髙石あかりさんの実力が光ります。

SNSでは「トキちゃんの必死さが可愛すぎる」「笑えるけど、実際その立場なら辛いよね」との声も。コメディーでありながら、言葉の壁に苦しむ人々への共感も生まれる、深みのある演出となっています。

衝撃のオチ「サワちゃん登場」に朝から大爆笑の嵐

ヘブンの「No! No! Sour!」で判明した真相

夕方、ヘブンが帰宅します。トキは自信満々に

「あちらに!」

と案内しますが、そこに並んでいたのは…

琵琶(楽器)、枇杷(果物)、稗(穀物)、鎌…そして最後には、幼なじみのサワ(円井わん)が立っていました!

ヘブン「What is this!?」

ヘブンは一つ一つ確認しながら「ビワ、ノー!」「ヒエ、ノー!」「カマ、ノー!」と叫びます。このテンポの良いやり取りに、視聴者は朝から大爆笑。

そして最後、サワを見たヘブンは絶叫します。

ヘブン「No! No! Sour!!」

ここで視聴者は気づきます。ヘブンが欲しかったのは「beer(ビール)」、そしてトキが最後に連れてきたのは「サワ(sour)」。つまり「ビールを頼んだのにサワー(酎ハイ)が出てきた」という、お酒好きなら誰もが経験したことのあるシチュエーションを、壮大なスケールで再現したのです!

視聴者が絶賛した「サワーオチ」の秀逸さ

このオチの秀逸さは、複数のレイヤーで笑いが成立している点にあります。

第一に、単純な聞き間違いコメディーとして面白い。「ビア」が「琵琶」「枇杷」「稗」に変化していく過程は、日本語の同音異義語の豊富さを活かした言葉遊びです。

第二に、最後の「サワ(sour)」は、視聴者にしか通じない高度なメタギャグ。トキは「サワ」という人名を持ってきただけですが、結果的に「ビール→サワー」という、お酒の取り違えネタに着地しているのです。

SNSでは「このオチ考えた脚本家、天才」「朝ドラでここまで計算されたギャグ見たことない」「ビール頼んでサワーが来るの、居酒屋あるある過ぎる」との絶賛の声が続出しました。

特に「サワちゃんキターーー!」「これは意外だった」との投稿が多く、予想外の展開に視聴者は驚きと笑いで朝の時間を楽しんだようです。

あさイチにも円井わん登場で二段オチ完成

さらに、この回の放送直後の「あさイチ」に、サワ役の円井わんさんがゲスト出演。本編のオチを引き継ぐ形でのサプライズ登場に、視聴者は「二段オチすぎる!」「NHKの遊び心最高」と盛り上がりました。

SNSでは「『あさイチ』に『サワ』登場の二段オチには恐れ入りました」との投稿も見られ、放送後の番組連携まで計算された演出に、制作陣の意気込みが感じられます。

この一連の展開は、先週までの重い展開(生みの親・育ての親の涙シーンなど)から視聴者をリフレッシュさせる、絶妙な「息抜き回」として機能しました。「泣きシーンが続いたからこういう余興(コント)はいかが?という遊び心が最高」との評価も納得です。


トキが発見したイライザの写真…笑いの中に潜む伏線

掃除中に見つけた「キレイな方」の正体

コメディー一色に見えた今回の放送ですが、重要な伏線も仕込まれていました。

トキがヘブンの書斎を掃除している際、机の引き出しから一枚の写真が出てきます。そこに写っていたのは、美しい女性・イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)。

トキ「キレイな方…」

このトキの呟きは短いですが、視聴者の多くがこの瞬間に「これは重要な人物だ」と感じ取ったはずです。イライザはヘブンの元同僚記者で、ヘブンに日本行きを勧めた人物。劇中では既に故人であることが示唆されており、ヘブンの心に深い傷を残しています。

わら人形の存在が示すヘブンの過去とは

さらに気になるのが、写真と一緒に置かれていた「わら人形」の存在です。この人形は一体何を意味するのでしょうか。

日本の伝統的な文化では、わら人形は「呪い」の象徴として知られています。しかし、ヘブンがイライザを呪う理由はないはず。むしろ、イライザへの想いや、彼女の死に対する後悔、自責の念などが込められている可能性があります。

または、日本文化への興味から収集したコレクションの一つかもしれません。いずれにせよ、このわら人形の存在が、今後の展開で重要な意味を持つことは間違いないでしょう。

視聴者からは「わら人形、怖い」「ヘブン先生、何か抱えてるな」との考察が投稿されています。

OPが示す「確かな未来」への道のりは予測不能

今回のようなコメディー回を見ると、視聴者は疑問を抱きます。「このドラマ、どこに向かっているの?」と。

しかし、だからこそ「ばけばけ」は面白いのです。オープニング映像では、トキとヘブンが共に笑顔で過ごす場面が描かれ、「確かな未来」が示唆されています。しかし、そこに至る道のりは全く予測できません。

SNSでは「OPが確かな未来を指しているのに、そこへの道のりが全く予想できない」「ギャグ回の後に何が来るのか、ワクワクする」との投稿が見られました。

今回のビア騒動も、イライザの写真も、全てが伏線として繋がっていく…その過程を楽しめるのが、この作品の魅力です。錦織とヘブン、トキの三角関係(?)、雨清水家との関係、そしてヘブンの過去の秘密。多層的な物語が、コメディーとシリアスを行き来しながら展開していきます。


🎯 まとめ

今回の見どころと伏線

  • 「クビ宣告」からの復活: ヘブンの気まずさとトキの必死さが生んだ「首の皮一枚」の緊張感。文化の違いによる食卓の失敗(糸こんにゃく=虫)が、後のコメディーへの布石に
  • 朝ドラ史上屈指のコント回: beer(ビール)が「琵琶」「枇杷」「稗」「サワ」と変化する言葉遊びの秀逸さ。視聴者限定の「サワー(sour)オチ」は、お酒好きなら爆笑必至の高度なメタギャグ
  • トキの演技力が光る一日: 不安を抱えながらも奮闘するトキの表情演技。髙石あかりさんの「コメディーとシリアスの両立」が、視聴者の共感と笑いを同時に引き出した
  • イライザの写真という重要伏線: ヘブンの過去を示す「キレイな方」の写真と、謎のわら人形。ギャグ回の中にも次週以降への種まきが完璧に配置
  • 言葉の壁のリアルさ: 笑えるけど切ない、トキの一日中続いた不安。異文化コミュニケーションの困難さを、コメディータッチで描いた脚本の巧みさ
  • 縦軸・横軸・週軸の完璧な構成: 1話完結のコメディー、週テーマとしての「気まずさの克服」、そして全体を貫く「トキとヘブンの未来」。多層的な物語設計が視聴者を飽きさせない

今回の放送は、先週までの感動路線から一転した「朝のリフレッシュ回」として大成功。視聴者の「毎日見やすい」「飽きない」という評価は、この作品の丁寧な構成力の証明と言えるでしょう。次回以降、ビア騒動がどう収束し、イライザの秘密がどう明かされるのか、目が離せません!

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