【ばけばけ第8週第39回ネタバレ感想】タエ様の笑顔に涙…パイナップル三枚おろしで爆笑の神回

朝ドラ「ばけばけ」第8週第39話が11月20日に放送され、タエ様(北川景子)とトキ(髙石あかり)の心温まる再会シーン、そしてヘブン先生(トミー・バストウ)の意外な優しさが話題を呼んでいます!前週のシリアス展開から一転、パイナップルを巡る爆笑シーンや、トキの成長を感じさせる演出に視聴者からは「泣いて笑った!」「心が温かくなった」と感動の声が続出。特にヘブンがアイロンで焦がされたシャツよりトキの怪我を心配する場面は「紳士すぎる!」とSNSでバズっています。

目次

「ばけばけ」第8週第39話のあらすじ

女中としてまだ未熟なトキだが、生け花などで徐々にヘブンの評価を得始めていた。トキは士族の娘としてのたしなみを学び直すため、タエを訪ねて稽古の再開を願い出る。久しぶりに会ったタエは以前とは違い元気な姿で、トキを温かく迎え入れた。二人は珍しいパイナップルの切り方に悩みながら、まるで親子のように笑い合う。一方、ヘブンの家ではトキがアイロンがけに初挑戦。しかし慣れない作業で誤ってシャツを焦がしてしまう。平謝りするトキに対し、ヘブンは怒るどころか「ケガ、ナイ?」と優しく気遣う。初めての人力車にも乗せてもらい、トキとヘブンの距離は少しずつ縮まっていく。

タエ様とトキの再会!「あなたも大人になりましたね」に涙腺崩壊

第39話の最大の見どころは、何といってもタエ様(北川景子)とトキ(髙石あかり)の再会シーンです。前週、物乞いのような姿で彷徨っていたタエ様。視聴者としては「大丈夫かな」と心配していましたが、今回はすっかり元気を取り戻した姿で登場しました。

トキが突然訪ねてきたとき、タエ様は「よくここが分かりましたね」と驚きを見せます。実は三之丞に偶然会って場所を教えてもらったというトキ。ここで注目すべきは、タエ様が自らお茶を入れてくれたことです。

「女中はいないのです」

このセリフ一つで、タエ様の生活が一変したことが分かります。かつては大勢の女中に囲まれ、何不自由ない暮らしをしていた名家のお嬢様。それが今では自分でお茶を入れる生活になっている。でも、その表情には悲壮感はなく、むしろ穏やかな受け入れの姿勢が感じられました。

三之丞の嘘を隠すトキの優しさ

実は三之丞が「社長になった」というのは嘘。でもトキはそれをタエ様には言いません。

「いろいろありましたが、今ではあの子も社長になって、ひとまずここを借りて暮らしているというわけです」

というタエ様の言葉に、トキは何も訂正せずに優しく微笑むだけ。

この場面、トキの成長と優しさが本当によく表れていました。以前のトキなら、正直に「それは違います」と言ってしまったかもしれません。でも今は、タエ様の心の平穏を守るために、あえて真実を伝えない選択をする。これこそ本当の思いやりですよね。

そしてトキは本題を切り出します。

「花や茶の湯のお稽古を、お願いできませんでしょうか?」

その理由を聞かれると、トキは真剣な表情で答えます。

「松江の女として、士族の娘として、それに恥じぬたしなみを改めてきちんと、身につけていかなくてはと」

この言葉を聞いたタエ様は、温かい目でトキを見つめながら言いました。

「あなたも、大人に、なりましたね」

もう、このシーンで涙腺崩壊した視聴者続出です。SNSでも「タエ様の笑顔が本当に嬉しい」「心が温かくなった」という感想が溢れていました。かつて厳しく礼儀作法を教えていたタエ様が、今度は対等な女性として、そして母のような優しさでトキを迎え入れる。二人の関係性が大きく変化したことを感じさせる名シーンでした。

パイナップルの「三枚おろしは?」で爆笑

そしてここからが今回の爆笑ポイント!タエ様の家のまな板には、ヘブン先生からもらった見慣れない南国フルーツ・パイナップルが置かれています。二人とも物珍しそうに見つめて、どこから切ればいいのか悩み始めます。

「どこから切るのが正しいかと」

トキが考え込んでいると、タエ様が真剣な顔で提案します。

「三枚おろしは?」

トキは即座に返します。

「三枚おろしは魚ですね」

この「三枚おろし」発言、視聴者的にはツボでした!SNSでは「あんな純粋なきらきらした目で『三枚おろしは?』という人を初めて見た」「覚えたんだね、三枚おろしという言葉を」と大盛り上がり。

異国の果物を前に、魚の調理法を持ち出すという発想のギャップが最高に面白いんです。しかもタエ様、大真面目な顔で言ってるんですよ。この「お嬢様が庶民の知識を必死に応用しようとしている」感じが、なんとも微笑ましくて。

結局どうにか切って食べてみた二人は、その甘さに顔をほころばせます。まるで親子のように、いや、姉妹のように笑い合う姿が本当に素敵でした。明治という激動の時代、立場も生活も変わってしまったけれど、こうして二人で新しいものを楽しめる関係性。視聴者としては「二人とも幸せになってほしい」と心から思いました。

ヘブン先生の優しさ全開!アイロン焦がし事件の神対応

一方、ヘブンの家では、トキが初めてアイロンがけに挑戦していました。夕日が差し込む部屋で、ヘブン先生(トミー・バストウ)は執筆に集中しています。

トキは慣れない手つきでアイロンをかけますが、シワが伸びていくのが面白くて、つい「すごい…」と声を出してしまいます。すると、

「シャラップ!」

集中を妨げられたヘブンが注意します。トキは慌てて口を閉じますが、その後もドタバタは続きます。

ウメ(野内まる)が夕食を持ってやってきて、トキは必死にジェスチャーで「先生が神経質になってる」と伝えます。このジェスチャーの演技がまた上手で、SNSでも「おトキちゃん、ジェスチャーとても上手だった」と好評でした。

トキが

「いとこんにゃく入っちょらんね?」と方言で笑いながら言うと、入っていないといわんばかりに相槌ちを打つウメ。しかし、匂いを嗅いで「魚かね」と応えます。でも実は…

焦げた匂いは、魚じゃなくてアイロンで焦がしたシャツだったんです!

「ケガ、ナイ?」の一言に視聴者メロメロ

トキは真っ青になって平謝り。もう、必死すぎて見ているこっちが冷や汗をかくレベルです。ヘブンは怒るに違いない、月曜日の「クビ!クビ!」騒動を思い出して、視聴者も「やばい…」と固唾を呑みました。

ところが!

襖を開けたヘブンの第一声は、予想外のものでした。

「ケガ、ナイ?」

え?怒らないの?むしろ、トキの怪我を心配してる!?

この展開に、トキだけでなく視聴者も完全に想定外の反応。トキは困惑した表情を浮かべます。焦がしたシャツを怒られると思っていたのに、まさかの「怪我はないか」という優しい言葉。

さらにヘブンは、ウメにも丁寧に「ありがとう」と感謝を伝えます。月曜日にあれだけ偏屈で怒りっぽかったヘブンが、まるで別人のように紳士的な対応を見せたんです。

SNSでは大反響でした。

「シャツを焦がして平謝りするおトキへの第一声が『ケガ、ナイ?』なヘブン先生、イケメンであった」

「松江一のジェントルマンは錦織友一だった筈なのに、39話のヘブン先生はそのお株を奪うジェントルぶりでした」

物より人を優先する、この紳士的な対応。異文化から来た外国人教師が、日本人の女中の安全を何よりも気にかける姿に、視聴者は完全にメロメロになりました。

初めての人力車でトキをサプライズ

実はこの日、ヘブンは相撲見物に行っていました。錦織(吉沢亮)の通訳によると、ヘブンは

「初めて、面白い」

と大興奮だったそうです。「どすこい」という言葉も気に入って、何度も口にしていました。

そしてヘブンは、その「初めての体験の楽しさ」をトキにも味わってほしいと考えたんです。家の前でトキに会うと、ヘブンは人力車に乗せてあげます。

トキは嬉しそうにスキップしながら家に帰ります。実はトキ、スキップが苦手で、道中で何度も練習していたんですよね。橋の上で一人でスキップの練習をする姿が、なんとも可愛らしくて。まだまだ少女らしさが残るトキの一面が見られました。

ところが家に着いて、錦織が「初めてでは?」と尋ねると、トキは答えます。

「初めてではないです。銀二郎さんの時に乗りました」

この発言に、一瞬空気が変わります。銀二郎というのはトキの元夫。

ヘブンが「初めてではない?」と確認すると、錦織が通訳しようとします。でもヘブンはそれを制して言います。

「思い出はべらべらしゃべるものではない」

このセリフ、めちゃくちゃ深いんです。ヘブン自身も、語りたくない過去があるのかもしれません。そしてトキの過去も、無理に聞き出すものではないと理解している。この「品性として何を喋らないか」という姿勢に、本当の優しさを感じました。

SNSでも

「運命の人だからって一目で恋に落ちるわけじゃない。不信感と警戒心でイライラ状態の雇用主と生活のため必死に食らいつく女中が意思疎通の試行錯誤を繰り返して距離を縮めていく過程が、特に何でもない普通の日常として描かれているだけなのに、楽しくて可愛くて優しくてほんの少し切ない」

という感想がありました。まさにその通りで、二人の関係性が少しずつ、でも確実に変化していく様子が丁寧に描かれています。

松野家のパイナップル騒動!ペリーの髷を躊躇なく切るフミ

さて、場面は松野家へ。なんとここでもパイナップルが登場します!まな板の上に置かれたパイナップルを前に、松野家の面々も「どこから切ろうか」と悩み始めます。

フミが葉っぱを切ろうとすると、勘右衛門(小日向文世)が止めます。

「それか曲げた武士みたいじゃろう」

パイナップルの葉っぱ部分を「髷(まげ)」に例える勘右衛門。これ、武士の誇りを持ち続けるラストサムライならではの発想ですよね。ペリーが持ってきた異国の果物でも、やっぱり武士の象徴である髷を簡単には切れない。

「ペリーのものを誰が食うか」

なんて言いながら、でも結局は食べたい勘右衛門が可愛いです。

でもフミ(池脇千鶴)は違いました。

躊躇なく、バッサリと葉っぱを切り落とします。

「あぁー!」

勘右衛門の悲鳴が響きます。司之介は切り落とした葉っぱを頭に乗せて、まるで髷があるかのように演技して勘右衛門を怒らせます。

二つの家族、二人の母の対比が面白い

この松野家のシーン、タエ様とトキのシーンと完璧に対比されているんです。

タエ様は慎重に、丁寧に、どこから切るべきか考えて、トキと一緒に悩みながら切ります。お嬢様育ちで、何事も作法を重んじる姿勢が表れています。

一方のフミは、実用性重視。悩むよりもまず行動。有無を言わさず葉っぱをバッサリ切って、さっさと食べられる状態にします。庶民の母の豪快さと逞しさが全開です。

SNSでも「フミの躊躇なく落とすパイナポーダの首。2人の母の対比。実に面白い」という感想がありました。本当にその通りで、同じパイナップルを前にした二つの家族の反応が、それぞれの生活スタイルや価値観を見事に表現しています。

でも、どちらも家族で笑い合いながら異国の果物を楽しんでいる。その幸せな空気感が同じなんです。前週のシリアスで重い展開から一転して、こういう日常の温かさを描いてくれるのが「ばけばけ」の素晴らしいところですよね。

司之介が葉っぱを頭に乗せてふざけたり、勘右衛門が「ペリーのブシ(武士)がとったもの」だと言いながらも結局は興味津々だったり。相も変わらず楽しそうな松野家に、視聴者としてもホッとしました。

「異文化だけど美味いものは美味い。パイナポーが垣根を崩していく」

というSNSの声が印象的でした。確かに、パイナップルという異国の果物が、タエとトキ、松野家の人々、そして視聴者の心までも繋いでくれた気がします。

トキの成長を感じさせる細かい演出

今回の39話、大きな事件が起こるわけではありません。でも、細かい演出の一つ一つに、トキの成長や変化が丁寧に描かれていました。

スキップ練習に見る少女らしさ

タエと別れた後、トキは道を歩きながら嬉しそうにスキップをします。でも…ちょっと変なスキップなんです(笑)。どうやらトキ、スキップが苦手みたい。

橋の上で一人、スキップの練習をするトキ。この姿がもう、本当に可愛くて。女中として働き、大人として振る舞おうとしているトキですが、まだまだ少女らしさが残っているんですよね。

タエと久々に面と向かって話、異国のパイナップルを食べた嬉しさで、思わずスキップしちゃう。でも上手くできなくて練習する。この一連の流れが、トキの純粋さと可愛らしさを表現していました。

士族のプライドを取り戻す決意

一方で、タエ様に稽古を頼むシーンでは、トキの大人としての覚悟も見えました。

「松江の女として、士族の娘として、それに恥じぬたしなみを改めてきちんと、身につけていかなくてはと」

この言葉、本当に重いんです。トキは今、女中として働いています。かつての上級武士の娘が、他人の家で働く立場になった。でもそれでも、自分のアイデンティティは捨てたくない。士族の娘としての誇りを、もう一度取り戻したい。

ヘブンの家で生け花をしていたとき、ヘブンが

「美しい」

と言ってくれました。言葉は通じなくても、トキの生け花の技術は評価されている。それがトキの自信に繋がったのかもしれません。

女中としての実用的なスキルだけでなく、武家の娘としての教養も身につけることで、トキは自分の価値を高めようとしている。この向上心と努力する姿勢が、視聴者の心を打ちました。

冒頭のヘブンへの手紙の中でも触れられていましたが、ヘブンから見たトキは「決していい女中とは言えない」存在です。ビールはこぼすし、執筆の邪魔をするし。でも、その不器用さの中にも、トキの一生懸命さや誠実さが伝わってくる。

そしてヘブン自身も、

「武士娘、素晴らしい。もっともっと素晴らしくなる」

とトキに伝えようとしています(言葉は通じてないけど)。二人とも、お互いの良さを認め始めているんですよね。

視聴者の反応・感想まとめ

SNSでは、今回の39話に対して圧倒的にポジティブな反応が集まっていました。主な感想をまとめると:

【タエ様関連】

  • 「おタエ様の笑顔が本当に嬉しい」
  • 「思っていたよりかなり元気な姿になっていてよかった」
  • 「激変タエさま、お茶も出せば、パイナップルも切る!少女のように愛らしい」

【ヘブン先生関連】

  • 「月曜にクビ、クビ!と喚き散らしていた人とは思えない優しさ」
  • 「センセイ、ヤサシイ。39話の先生はとても優しくなってる」
  • 「松江一のジェントルマンのお株を奪うジェントルぶり」

【パイナップル関連】

  • 「あんな純粋なきらきらした目で『三枚おろしは?』という人を初めて見た」
  • 「パイナップルの髷を切り落とすシーンは笑ってしまう」
  • 「パイナポーが垣根を崩していく」

【全体的な評価】

  • 「泣けてくるくらい心が温かくなる」
  • 「楽しくて可愛くて優しくてほんの少し切ない」
  • 「ハードな展開をじっくり描いた翌週は微笑ましくテンポよく次に繋いでいく。お見事!」

特に印象的だったのは、「笑いと泣きの波状攻撃」という表現。シリアスな前週から一転して、今週は日常の温かさを丁寧に描いている。でもその中にも、ちょっとした感動や笑いが散りばめられていて、視聴者を飽きさせない構成になっています。

また、野内まる演じるウメの芝居についても「細部に至るまで素晴らしい」という評価がありました。メインキャラクターだけでなく、脇を固める役者さんたちの演技も丁寧で、それが作品全体のクオリティを押し上げているんですよね。

次回への伏線と考察ポイント

今回の39話は、一見すると平穏な日常回に見えますが、実はいくつかの重要な伏線が張られています。

【ヘブンの過去】 「思い出はべらべらしゃべるものではない」というセリフが気になります。ヘブン自身、語りたくない過去があるのでしょうか?アメリカから日本に来た理由、新聞記者を辞めて教師になった経緯など、まだ明かされていない部分が多くあります。今後、ヘブンの過去が徐々に明らかになっていく可能性が高いです。

【三之丞の嘘】 タエ様は三之丞が「社長になった」と信じていますが、実際は違うようです。三之丞は本当は何をしているのか?この嘘がいつバレるのか?そしてバレたとき、タエ様はどう反応するのか?気になるポイントです。

【トキとヘブンの関係性】 今回、二人の距離が確実に縮まりました。でもこれは恋愛感情というよりは、お互いへの理解と尊重が深まったという感じですね。ヘブンはトキの不器用さを受け入れ始め、トキはヘブンの優しさに気づき始めた。この関係性が今後どう発展していくのか、目が離せません。

【タエとトキの師弟関係復活】 タエがトキに稽古をつけることになりました。今度はもっと対等で温かい関係になりそうです。トキが士族の娘としてのたしなみを学び直すことで、何か新しい展開が生まれるかもしれません。

まとめ

「ばけばけ」第8週第39話は、前週のシリアス展開から一転して、日常の温かさと笑いに満ちた神回でした。今回の見どころと伏線をまとめます。

【今回の見どころ5つ】

  1. タエとトキの心温まる再会 – 元気になったタエ様の笑顔と「あなたも大人になりましたね」の言葉に涙腺崩壊。親子のような関係性に変化した二人が素敵。
  2. パイナップル三枚おろし事件 – タエの「三枚おろしは?」発言と、松野家でのフミの豪快な葉っぱカットで大爆笑。二人の母の対比が見事。
  3. ヘブンの紳士的対応 – アイロンで焦がされても「ケガ、ナイ?」と優しく気遣うヘブン。月曜の「クビ!」騒動とのギャップが最高。
  4. 「思い出はべらべらしゃべるものではない」 – ヘブンの深い言葉が、二人の過去と今後の関係性を予感させる重要な伏線。
  5. 三之丞の嘘がいつバレるか – タエが信じている「社長」の話の真相は?バレたときのタエの反応が気になる。

前週のハードな展開でドキドキさせられた後の、この温かい日常回。「笑って泣ける朝ドラ」としての「ばけばけ」の魅力が存分に発揮された回でした。トキとヘブンの距離が少しずつ縮まっていく様子を、これからも見守っていきたいですね!

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