【ばけばけ第16週第77回あらすじ ネタバレ感想】トキが「貴婦人」扱いで騒動に!サワの嫉妬と格差描写が辛すぎる

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第16週第77話が1月20日に放送されました。梶谷記者による「ヘブン先生日録」の連載が始まり、トキの何気ない一言「ステーキは素敵」が「貴婦人のように微笑んだ」と脚色されて新聞に掲載。一夜にしてトキは松江の街で注目を集める存在になってしまいます。買い物に出かけたトキや司之介、フミは次々と声をかけられ、司之介もいつもの倍以上の売り上げを記録する。その一方で、遊郭近くの長屋で暮らすサワとなみは新聞記事を読み、複雑な表情を浮かべます。特にサワは「男の力なんて借りない。自分の力でここを出る」と決意を新たにしますが、その表情には嫉妬と焦りが滲んでいました。トキの幸せな結婚生活と、取り残された友人たちとの格差が鮮明に描かれた今回。視聴者からは「対比が辛い」「サワにも幸せになってほしい」との声が殺到しています。

目次

「ばけばけ」第16週第77話 あらすじ

前日の西洋料理晩餐会の様子が梶谷記者によって「ヘブン先生日録」として新聞に連載されることに。トキの「ステーキは素敵」という言葉が「貴婦人のように微笑んだ」と脚色され、松野家は毎日西洋料理を食べている家として紹介されます。買い物に出たトキは街の人々から次々と声をかけられ、司之介も「いつもの倍以上売れた」と大喜び。しかし遊郭近くの長屋では、サワとなみが新聞記事を読んで複雑な表情を見せます。なみは「トキは羨ましい」と素直に認める一方、サワは「男の力なんて借りない。自分の力で抜け出す」と宣言。その夜、松野家では梶谷記者が再び取材に訪れ、ヘブンとトキの英語レッスンを記事のネタにしようとします。

梶谷記者の脚色が生んだ「貴婦人トキ」騒動

前日の西洋料理晩餐会を楽しんだトキたちでしたが、翌朝、衝撃的な展開が待っていました。ヘブンが新聞を持ってきていトキとフミが新聞を手にして驚きの声を上げます。

「あっ!載っちょるわ!」

トキも慌てて新聞を覗き込むと、そこには「ヘブン先生日録」という連載が始まっていました。フミが読み上げます。

「ヘブン先生日録。我がレフカダヘブン先生の日々の暮らしから珍事件まで。本日より毎日お届けいたすなり、だってえー、本当に?」

ヘブン本人も驚いて「オーマイガー」と声を上げます。さらにフミが記事の内容を読み進めると、トキの顔が真っ赤に。

「えーっと。ステーキは素敵。」

「昨日は山橋薬舗てのヘブン邸で西洋料理晩餐会が開かれ、先生一家が牛肉のステーキやスープに舌鼓を打った。ヘブン邸の夕餉は西洋料理と決まっており、愛妻のおトキさんは『ステーキは素敵ね』と貴婦人のように微笑んだ。」

トキは思わず抗議します。「なんかね、これ」

フミも呆れた様子で「あなた、貴婦人のように微笑んだ」と確認すると、トキは「微笑んじょらんわ。見ちょったでしょ?もう。もう梶谷さんいつも大げさに書くけ」と嘆きます。

この記事が松江の街に与えた影響は想像以上でした。松野家は毎日西洋料理を食べている裕福な家族として紹介され、トキは「貴婦人」のイメージで語られることに。梶谷記者の誇張表現が、トキたちの日常を一変させてしまったのです。視聴者からは「梶谷記者がウザい」「でも岩崎う大さんはかっこいい」と複雑な反応が寄せられています。

街中で注目を集める松野家 いつもの倍売れる司之介

新聞記事の影響は、すぐに街中で現れ始めます。買い物に出たトキは、魚屋でシジミとアジを買おうとすると、次々と声をかけられました。

「あの、ヘブン先生の奥様ではないかね。」

「やっぱし、シジミもアジも西洋料理にするんかね。」

トキが戸惑いながら「え?あ、ええ」と答えると、別の女性が羨ましそうに言います。

「うらやましいわ。毎日西洋料理だなんて。お抱えの料理人がおられそうで。」

トキは慌てて否定します。「いや、毎日ではないですし、お抱えなんて」

しかし話は止まりません。「ええわね。西洋人の奥様は。きっとーはー。ほんと、貴婦人だがね」

トキは恐縮しながら「いや、貴婦人だなんて。」「よかったらこれも持ってって。きっと素敵なステーキとやらになると思うけ」と昆布をサービスされてしまいます。

司之介も牛乳配達で大喜びです。

「配達しょるだけで、ようけ声かけられて。スープってなんですか?今晩もステキなステーキですか?今度晩餐会に呼んでいただけませんかとか、もー次々。おかげでいつもの倍以上売れて」

「久々に社長に褒められたわ。ちょっとした人だかりまでできて。」

フミも同じような経験をしていました。「私も。一度も話したことのない郵便配達員さんに西洋料理いつか食べてみたいです、って話しかけられたし、何より行商の人がやたら多かったがね」

一方、ヘブン本人は意外にも冷静です。「わたし?うん、わたし、変わるない。一記録じろう、うん、いつものことです。ヘブン、ヘブン、偉人、偉人、いつものことです」

司之介が「うーん、いつものことかねぇ」と首を傾げると、魚屋の配達員は羨ましがります。「あー、知らんかった。ヘブンは毎日そげなええ思いをしとるんだの」

しかしトキは違う見方をします。「ええ?ええ思いだないでしょ。いつも物珍しい目で見られたり、声かけられたり。大変な思いをしちょるってことだわね」

ヘブンも同意します。「私、牛乳売るない。褒められるない。いいことないです」

この一連のやり取りは、新聞記事が人々の注目を集める一方で、当事者たちにとっては必ずしも「良いこと」ではないという複雑な状況を浮き彫りにしています。視聴者からは「現代のSNS炎上を予見させる」「マスコミの影響力の怖さ」といった考察が寄せられました。

サワとなみ、トキとの格差に直面「あっち側の人間」発言の重み

今回の放送で最も視聴者の心を揺さぶったのが、遊郭近くの長屋で暮らすサワとなみの場面です。2人は新聞記事を読んで、トキの「逆転人生」を目の当たりにします。

なみが明るく声をかけます。「ちょ、ちっ、ちやっ。おときちゃん、なんだかすごいことになっちょるね」

サワは驚いた様子で「おとき?え、どげしたんですか」と尋ねると、なみは「何?読んでないの?新聞」と返します。

サワが「うちにそげなお金は」と答えると、なみは「先生がそげなことでどげするな」と新聞を見せます。

「はい。ヘブン先生日録、マイネームエズトキ」

なみは記事を読みながら、複雑な表情でこう語ります。

「昨日は、毎晩西洋料理を食べちょりる記事でね。おときちゃん、もうすっかりあっち側の人間だわ。ついこの間まではここで暮らして、恨めしい恨めしいと傷をなめ合っちょったのに」

さらになみは続けます。

「裕福にもなって、その上学までついたら、あの子、松江の名士だわ。やっぱし、女子が生きてくには、身を売るか、男と一緒になるしかないんけんね。随分前にもこげな話しちょったけど、覚えちょらんか。して、我々はどげしてここを出るかね」

この「あっち側の人間」という言葉が、視聴者に強烈な印象を残しました。なみは現実的に「女性が生きるには男の力が必要」と考えているのに対し、サワは違う道を選びます。

なみが「ねえ、あんたあんたあんた。ええ人おらんの?」と聞くと、サワは毅然と答えます。

「おりません、そんなの。たとえおっても、私は自分の力でここを出るき、男の力なんて」

なみが「自分で?どげして自分で?」と問い詰めると、サワは自分の計画を語ります。

「それは。今は正規でないけん安い給金だけど、教員試験ゆうのに合格して、正式な教師になれば給金も上がって、借金も返してそげしたらここからって。おなみさんには関わりのない話ですけん、行ってきます」

なみは呆気に取られて「え?どこへ?」と尋ねると、サワは「学校に決まっちょるでしょ」と答えて立ち去ります。

この場面について、視聴者からは「サワの決意が胸に刺さる」「でも時代的に厳しすぎる」「なみの現実的な視点もわかる」と様々な声が上がっています。特に「男の力なんて」という台詞は、現代にも通じる女性の自立をテーマにしており、多くの共感を集めました。一方で、トキの幸せとサワの苦境の対比が「見ていて辛い」「格差描写がリアルすぎる」との反応も。SNSでは「サワにも幸せになってほしい」「2人にも春が来ますように」というハッシュタグが拡散されています。

また、サワがなみに新聞を返さず立ち去ったため、なみが「泥棒!泥棒!」と叫んで周りのお店の人を呼び寄せてしまう場面も印象的でした。周りの人が駆けつけると、なみは「あ、すいません。嘘です」と謝ります。この一連の流れに、なみの孤独と焦りが滲んでいました。

梶谷記者の強引な取材再び ヘブンとトキの英語レッスンが記事に

その夜、松野家では夕食の最中に梶谷記者が再び訪れます。

「お邪魔しますけんね」

司之介が「何を勝手に上がってきちょるんじゃ」と抗議しますが、梶谷は意に介しません。

「人気者。いいじゃないですか。連載ですけん、毎日来ますけんね」

トキが「ま、まだ夕餉の最中なんですが」と困惑すると、梶谷は開き直ります。

「いやー、だども、まずは皆さん、本当にありがとうございました。西洋料理を毎晩食いしょる浮世離れした一家っちゅうのが、市民の目には文字通り憧れの素敵な家族として映ったようで、もう売れに売れましての」

トキが「実際には食べちょりませんが」と訂正しようとしても、梶谷は聞く耳を持ちません。

「早く明日の新聞を読みたい、ヘブン先生一家のことをもっと知りたいっちゅう声が町中から聞こえてきちょりますけん」

司之介も呆れて「いや、わかっちょる。わしらも今日一日、ようけ声かけられたと、今話しとったとこなんじゃ」と答えますが、梶谷は「やっぱし。だったら話は早いといいますか」と取材を続けようとします。

トキが「うーん、毎日こげな風なんですかねえ」と不安そうに言うと、梶谷は「すんません。なら、おときさんから、今日はどげなことがありましたか」と質問を投げかけます。

トキは困りながら答えます。

「はい。えー、今日は、えー、はい。えー、今日はですね。今日は、あの、今話したように、あの、いろいろな人に声をかけられまして。ね。こげなこと、生まれて初めてで」

しかし梶谷は物足りない様子です。梶谷が「うん、晩餐会ほどとは言いませんが、なんちゅうか、もっとこう、ヘブン先生一家ならではのお話といいますか」とフォローを入れると、ヘブンが「なにもうない」と正直に答えます。

司之介も「いや、そういうなことを言われても、ただ暮らしちょるだけだけんの」と困惑。梶谷が「そげですか。まいったなあ」と頭を抱えると、ヘブンが突然アイデアを出します。

「は!では、英語話すしましょう」

こうして、ヘブンとトキの英語レッスンが始まります。

「紙。paper」

「ペイプー」

「ペイパー」

「ペイプー」

梶谷は嬉しそうにメモを取りながら「うん」と頷きます。司之介も「ええ、これはええがね。ヘブンが少しでも暮らしやすくなるために約束をしちょったんじゃ。でもまさか今夜からとは」と苦笑い。フミも「私らが困っちょったけん、助け舟を出してくれたんでしょ」と理解を示します。

レッスンは続きます。

「ハズブン」

「ヘズブン」

「うん、グッド。グッド、グッド、グッド、グッド」

「センキョウ」

そしてヘブンが「では、私、名前ときです。マイネームイズトキ」と教えると、トキは「マイネーズトキ」と発音します。

梶谷は「ええが、ええが、これはまた売れる気がするがね」と手応えを感じている様子。

ヘブンが何度も「マイネームイズトキ」と繰り返し、トキは「んー、マイネームエズトキ」と必死についていきます。

この英語レッスンの場面が、翌日の新聞記事「マイネームエズトキ」として掲載されることになるのです。視聴者からは「梶谷の取材姿勢にイライラする」「でもネタ作りのために協力する松野家も健気」「英語レッスンのシーンは微笑ましい」と賛否両論の反応が寄せられています。

6. まとめ:今回の見どころと伏線

今回の第77話は、新聞記事がもたらす影響と、格差による友情の変化が描かれた重要な回でした。以下、見どころと今後の伏線をまとめます。

  • 梶谷記者の脚色記事がトキを「貴婦人」に仕立て上げ、松江の街で一躍有名人に。しかしこの注目が今後、バッシングに転じる可能性も。
  • サワとなみの格差描写。特にサワの「男の力なんて借りない」という決意は、明治期の女性自立の困難さを象徴。今後の展開で教員試験への挑戦が描かれるか注目。
  • なみの「あっち側の人間」発言。トキとの友情に亀裂が入る予兆。なみ自身も身請け話が浮上する可能性があり、2人の今後の関係性が気になるところ。
  • ヘブンとトキの英語レッスン。記事のネタ作りのために協力した結果、さらに注目を集めることに。「マイネームエズトキ」が次回以降どう展開するか。
  • 梶谷記者の存在。視聴者からは「ウザい」「イライラする」との声が多数ですが、同時に現代のマスコミ問題を風刺するキャラクターとして機能。今後も物語のかき回し役として登場しそう。
  • 格差と嫉妬のテーマ。トキの幸せな結婚生活と、サワ・なみの苦境の対比が、今後さらに深刻化する可能性。友情の修復がドラマの重要なテーマになりそう。

次回以降、トキへの世間の注目がどう変化していくのか、そしてサワとなみがどのような道を選ぶのか。『ばけばけ』は明治期の女性たちの生き様を通して、現代にも通じる問題を鋭く描き続けています。

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