【朝ドラ『あんぱん』第3週第13話 感想・考察】「夢が見つかった!」のぶ、先生になる決意──パン食い競争から続く成長の物語【ネタバレあり】


朝ドラあんぱん相関図
引用元:NHK

パン食い競争の興奮冷めやらぬ中、第13話では“のぶの夢”がついに言語化されます。教師になりたい──。社会に出て働く女性がまだ少なかった時代において、「子どもたちに体操と勉強の楽しさを教えたい」と語るのぶの真っ直ぐな思いが描かれます。そして家族がその夢を支える感動的な展開へ。

目次

パンク競争失格の悔しさ、でも得たものは大きかった

のぶは出場失格となったが、走ったことで“風になった”ような感覚を思い出し、夢への目覚めにつながっていきます。

「小さい頃、走ったら風になった気がした」 「夢が叶いそうな気がしていた」

あの瞬間に“自由”と“誇り”を得たのぶ。


千尋の一等賞と「ラジオ」のバトン

失格者が出たことで繰り上がり一等となった千尋は、ラジオをのぶに譲る。

「これは本当の一等賞のノブさんがもらうべき」

SNSでも「元気100倍だね」「ラジオ=夢の入り口」との声が。ラジオを通じて広がる世界は、のぶの想像力と意欲をさらに膨らませていきます。


「先生になりたい」明確な目標が生まれる瞬間

「将来は、学校の先生になりたい」 「子どもらに体操や勉強の楽しさを教えたい」

この言葉に視聴者は胸を打たれました。教師という職業に対するのぶの姿勢には、亡き父の「夢を諦めるな」という言葉が影響していることがわかります。


女子師範学校を目指すという挑戦

「女子師範学校は学費免除の制度がある。迷惑をかけずに進学できる」

経済的負担を理由に進学を諦める女性が多かった時代。のぶの選択は社会的な壁を超える第一歩でもあります。

蘭子もこう語ります:

「お姉ちゃんの夢は、うちの夢や」


社会に出る女性を応援する家庭の温かさ

「お父ちゃんが生きてたら、“夢を諦めるな”って言ってくれる」

祖父母や妹たちも、のぶの決意を応援。「家族の支え」が希望の土台となっている点は、朝ドラらしい感動ポイントです。


「なりたいもんが見つかった」から始まる未来

第13話は、“夢の言語化”と“家族の応援”という2つのテーマが丁寧に交差した感動回でした。

パン屋の長女としての責任を持ちながらも、自分の夢も諦めない。

「先生になる」というのぶの道のりは、まだ始まったばかり。

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