【朝ドラ『あんぱん』第12週第60話 感想・考察・ネタバレ】60話で玉音放送ついに!次郎の病気と終戦の重みにX民が号泣「豪ちゃん」がトレンド入り

朝ドラ『あんぱん』第12週第60話 感想・考察・ネタバレ

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②
引用元:NHK

朝ドラ「あんぱん」第12週第60話「逆転しない正義」が6月20日に放送され、ついに終戦を迎えました。次郎の生還、高知大空襲、そして玉音放送まで、戦争の終わりを描いた今回は視聴者の涙を誘う名回となりました。SNSでは「朝ドラあんぱん」「玉音放送」「豪ちゃん」がトレンド入りし、多くの感動の声が寄せられています。

目次

朝ドラ『あんぱん』第12週第60話 あらすじ

海軍病院から届いた次郎の手紙を受け取ったのぶ。お見舞いに向かうと、次郎は髭を生やした穏やかな表情で横たわっていました。肺浸潤という病気でしたが、治る可能性は十分あるとのこと。フィルムの入っていないカメラで次郎を撮るのぶに、次郎は「戦争の話はよそう」と静かに言います。

1945年7月4日、高知に空襲警報が鳴り響きます。混乱する町中でのぶは泣き叫ぶ男の子・ナオキ君を発見。「たっすいがーはいかん!」と励まし、一緒に避難します。翌朝、焼け野原となった高知の街で羽田子たちは必死にのぶを探し、無事な再会を果たします。ナオキ君も母親と再会でき、安堵の瞬間でした。

そして1945年8月15日、玉音放送が流れ、戦争が終結。蘭子は空を見上げて「やっと終わったで。豪ちゃん」とつぶやき、のぶは焼け野原を見つめます。来週予告では、崇が帰省しているシーンが描かれ、新たな展開への期待が高まります。

次郎の生還に安堵「戦争の話はよそう」に込められた深い意味

海軍病院からの手紙で明かされた次郎の病気

朝ドラ「あんぱん」第60話は、海軍病院から届いた次郎の手紙から始まりました。のぶが手紙を受け取るシーンでは、視聴者も一緒にドキドキしたのではないでしょうか。多くの視聴者が次郎の戦死を覚悟していただけに、生きて手紙を送ってきたことに安堵の声があがりました。

病院を訪れたのぶが目にしたのは、口髭を生やした穏やかな表情の次郎でした。この髭のスタイルについて、SNSでは「食パンマン様みたいだ」「髪型もちょっと違うかな?」といった声も。戦争を経験した次郎の外見の変化が、彼の内面の変化も表現していたようです。

次郎の病気は「肺浸潤」であることが明かされました。現代では結核として知られる病気で、当時は多くの人が苦しんだ疾患でした。のぶの「肺浸潤やったら治る可能性は十分ある」というセリフに、視聴者も希望を抱いたことでしょう。

しかし、X(旧Twitter)では

「次郎さん、戦争で亡くなるもんだとばかり思ってたら、、、でも病気で死んじゃうのかな。どっちにしろ辛い😢」

という投稿もあり、次郎の今後を心配する声も多く見られました。

フィルムなしカメラのシーンが示す希望への想い

今回の放送で印象的だったのは、のぶがフィルムの入っていないカメラで次郎を撮影するシーンでした。

「のぶが撮った写真を見たかった」

という次郎に対し、のぶは

「でも、フィルムなしのカメラを使って、こうして練習しております」

と答えます。

このシーンには深い意味が込められています。戦時中でフィルムが貴重品となった状況でも、のぶは写真への情熱を失わず、練習を続けていたのです。これは将来への希望を捨てない、のぶの強い意志を表現していたと言えるでしょう。

SNSでは

「フィルムなしでも練習を続けるのぶちゃんの心境が切ない」

「戦争が終わったら写真をたくさん撮れるという希望なのかな」

といった解釈も見られました。また、

「練習の成果は見せてもらえんねん」

という次郎のセリフは、戦争が終わった後の平和な日々への期待を込めたものとして受け取られています。

「戦争の話はよそう」セリフの背景をSNSが考察

今回最も注目を集めたセリフの一つが、次郎の「戦争の話はよそう」でした。のぶが戦争について語ろうとした時、次郎が静かに制した言葉です。

このセリフについて、SNSでは深い考察が展開されました。

「うちの祖父も戦争に行ったけれど、自分はもとより、自分の親や叔母にもその話をしたことはないらしい。何故話さなかったか、話したくなかったのか、次郎さんの『戦争の話はやめよう』から感じるものがある」

という投稿は、多くの共感を呼びました。

戦争を体験した人々の多くが、その体験を語りたがらないという現実があります。次郎の言葉は、戦地で何らかの辛い体験をしたことを示唆しているのが考えられます。

戦争の記憶があまりにも重く、言葉にするには辛すぎるということなのです。

高知大空襲の恐怖を生々しく描いた演出の巧みさ

「たっすいがーはいかん!」のぶの師範魂が光る

1945年7月4日の高知大空襲シーンは、朝ドラとは思えないほどの迫力で描かれました。B-29が飛び交う空、響く爆音、混乱する町中の様子が生々しく表現され、視聴者に戦争の恐怖を実感させました。

このシーンで最も印象的だったのは、のぶが泣き叫ぶ男の子・ナオキ君を発見し、「たっすいがーはいかん!」と励ますところでした。「たっすいがー」は土佐弁で「弱虫」という意味で、のぶの教師としての魂が表れたセリフと言えるでしょう。

SNSでは

「さすが、若松先生。空襲の時でも、愛する生徒さんを助けたな」

という投稿があり、のぶの行動に感動する声が多く見られました。極限状態でも子どもを見捨てない、教師としての使命感が描かれていました。

また、

「御免与の寄合所前で、国防婦人会の人らぁで防空壕を掘っていたシーンあったけど、高知でもそういうのがあって、(はちきんとたっすいがーは)そこに潜んでたんやろ」

という投稿は、土佐の方言を使った深い考察で話題になりました。

ナオキ君救出シーンに視聴者が涙

のぶがナオキ君を励まし、一緒に避難するシーンは、多くの視聴者の涙を誘いました。爆撃の恐怖に震える子どもに寄り添うのぶの優しさが、画面越しに伝わってきました。

このシーンの演出で特に秀逸だったのは、のぶの表情の変化でした。最初は自分も恐怖に震えていたのぶが、ナオキ君を見つけた瞬間に教師としての顔に変わる様子が見事に描かれていました。

SNSでは

「空襲の時に子供の声を聞いて助けようとしたのがまた泣けます」

「のぶちゃんが助けたなおき君、お母さんと再会出来て良かった……」

といった感動の声が相次ぎました。

また、Yahoo!知恵袋では

「戦時中の教師はどのような役割を果たしていたのですか?」

という質問もあり、のぶのような教師が実際に多くの子どもたちを救っていたという史実についても注目が集まりました。

羽田子の震える手が表現した母の心境

空襲シーンでもう一つ印象的だったのは、羽田子が水をくむ時の震える手でした。江口のりこさんの演技力が光るシーンで、母親としての不安と恐怖が見事に表現されていました。

SNSでは

「江口のりこさんの心配で死にそうになりながら気丈なお母さん」

「はたこさんの震える手に涙がぼろぼろ出た」

といった絶賛の声が多数見られました。セリフがなくても、演技だけで母親の心境を伝える江口のりこさんの表現力に、多くの視聴者が感動したようです。

また、

「戦争に行かされた人達、空襲で逃げまどう人達、家族の身を案じる家族、それぞれがただ辛いだけ」

という投稿は、戦争が誰にとっても不幸でしかないことを的確に表現していました。

「我が子が空襲にあい、平気な親なんていない💦」

という投稿も多くの共感を呼び、現代の親たちにとっても他人事ではない恐怖として受け止められていました。

焼け野原での家族再会シーンに込められた希望

「のぶー」叫ぶ羽田子の演技に絶賛の声

空襲の翌朝、焼け野原となった高知の街で羽田子たちがのぶを探すシーンは、今回の放送でも特に感動的な場面でした。「のぶー」と叫ぶ羽田子の声に、母親の切実な想いが込められていました。

このシーンでは、焼け野原の中で身内を亡くして泣き崩れる人々の姿も描かれ、戦争の悲惨さが生々しく表現されていました。メイコがその光景を見て思わず泣き崩れる場面は、視聴者にも大きな衝撃を与えました。

SNSでは

「悲惨な光景にショックを受けて泣いてしまうメイコちゃん、冷静になろうと努めるしっかり者の蘭子ちゃん、みんなみんな名演技で泣いてしまった」

という投稿があり、それぞれのキャラクターの反応の違いも丁寧に描かれていたことが評価されています。

メイコの涙と蘭子の冷静さが対照的

焼け野原での家族それぞれの反応の違いも、今回の見どころの一つでした。メイコが感情的に泣き崩れる一方で、蘭子は冷静さを保とうと努める姿が対照的に描かれていました。

この演出について、SNSでは

「メイコと蘭子の性格の違いがよく表れていた」

「同じ状況でも人それぞれ反応が違うのがリアル」

といった声が見られました。また、「蘭子がメイコを支えながら、ノブを呼ぶ」というシーンは、姉妹の絆を感じさせる美しい場面として記憶に残りました。

羽田子の「自分に言い聞かす」という行動も、極限状態での人間の心理をよく表現していたと評価されています。絶望的な状況でも希望を捨てない強さが、羽田子というキャラクターの魅力を際立たせていました。

ナオキ君と母親の再会が描く家族の絆

のぶがナオキ君と一緒に姿を現し、その後ナオキ君が母親と再会するシーンは、今回の放送の中でも特に心温まる場面でした。戦争の悲惨さの中にも、人間の温かさと家族の絆が描かれていました。

「ナオキ君を呼ぶ4人。そこに母親が訪れてくれた。安堵するノブ」というシーンは、多くの視聴者に希望を与えました。SNSでは「お母さんと再会出来て良かった……」という投稿が多数見られ、この再会シーンに感動する声が相次ぎました。

また、のぶが安堵する表情も印象的で、

「変わり果てた光景に茫然と佇むのぶの表情も良かった😭」

という投稿にあるように、今田美桜さんの演技力が光る場面でもありました。

Yahoo!知恵袋では「戦時中の家族の絆はどのように保たれていたのですか?」という質問もあり、このような再会シーンが当時の人々にとってどれほど貴重だったかが想像できます。

玉音放送で迎えた終戦「豪ちゃん」に込めた想い

蘭子の「やっと終わったで。豪ちゃん」がトレンド入り

1945年8月15日の玉音放送シーンは、今回の放送のクライマックスでした。特に注目を集めたのは、蘭子が空を見上げて

「やっと終わったで。豪ちゃん」

とつぶやくシーンです。

この「豪ちゃん」というセリフは、X(旧Twitter)でトレンド入りするほど話題になりました。豪太郎への想いを込めた蘭子の言葉に、多くの視聴者が涙したようです。

SNSでは

「『豪ちゃん』がトレンド入りしてる」

「蘭子の豪ちゃんへの想いが切ない」

といった投稿が相次ぎました。また、

「やっと戦争ターン終わった😙でも、今週は神週だったなぁ😆」

という投稿もあり、戦争編の終了に安堵する声も多く見られました。

中国で聞く崇と健太郎の玉音放送

玉音放送は浅田家だけでなく、中国にいる崇と健太郎のシーンでも描かれました。海外で終戦を迎えた人々の心境も丁寧に表現されており、戦争の終結が世界規模での出来事だったことを印象づけました。

来週の予告では、崇と健太郎が抱き合うシーンも見られ、

「予告で戦地から無事帰還した健ちゃんを見て嬉しくなり」

といった投稿もあり、ファンの期待が高まっています。

戦争を経験した世代への敬意を込めた演出

玉音放送のシーンでは、セミの鳴き声が印象的に使われていました。夏の暑さの中で迎えた終戦という歴史的瞬間を、音響効果で巧みに表現していました。

SNSでは

「今年は戦後80年。他にも沢山空襲があったし、終戦のシーン、玉音放送のシーンの前に、せめて広島や長崎のことは入れてほしかったな」

という意見もあり、戦争を忘れてはいけないというメッセージが込められていることがうかがえます。

また、

「戦争を体験しなくても戦争があった事を知っていなくてはならない」

という投稿もあり、朝ドラ「あんぱん」が果たしている教育的役割についても注目が集まっています。

来週予告で崇帰還!戦後編への期待高まる

無精ひげの崇が敬礼するシーンの意味

来週の予告では、無精ひげを生やした崇が敬礼するシーンが印象的でした。これまでの崇とは異なる風貌で、戦争を経験した男性の変化を視覚的に表現していました。

SNSでは

「崇が無精ひげ(伸びきった顎髭)を生やしながら敬礼をして御免街らしきところで敬礼している姿」

について言及する投稿もあり、崇の帰還への期待が高まっています。

健太郎との抱擁シーンにファン歓喜

予告では崇と健太郎が抱き合うシーンも描かれ、ファンからは歓喜の声があがりました。「健太郎と崇が抱き着く」シーンに、多くの視聴者が感動の涙を流したようです。

次郎の今後の展開への不安と期待

来週の予告には次郎も登場し、今後の展開への期待と不安が入り混じっています。「次郎もでいている」という投稿もあり、次郎の病気がどのような結末を迎えるのか、多くの視聴者が注目しています。

「崇は誰かと結婚しないの?」という投稿もあり、戦後編での恋愛要素への期待も見られます。

戦争編が終わり、いよいよやなせたかしの戦後の活動が描かれることになります。

「いよいよ来週から、戦後の混乱の中、やなせたかしの多彩な活躍が始まることになります」

という投稿にあるように、新たな展開への期待が高まっています。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」第60話は、戦争の終結を描いた感動的な回となりました。次郎の「戦争の話はよそう」というセリフ、高知大空襲での「たっすいがーはいかん!」、そして蘭子の「やっと終わったで。豪ちゃん」まで、印象的なセリフが散りばめられた名回でした。

SNSでは多くの感動の声があがり、戦争の悲惨さと同時に人間の温かさも描かれた脚本・演出が高く評価されています。来週からは戦後編がスタートし、やなせたかしの新たな人生が描かれることになります。引き続き「あんぱん」の展開に注目していきましょう。

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