
朝ドラあんぱん相関図②
引用元:NHK
朝ドラ「あんぱん」第13週第62話「サラバ 涙」が6月24日に放送され、視聴者の涙腺を総崩れにさせました。次郎さんの死、千尋の戦死、そして崇の帰還と、戦争の残酷さと人々の絆が描かれた神回となりました。
次郎の初七日が過ぎ、のぶは浅田家への感謝を伝えていました。教師を続けることはできないと語るのぶに、蘭子は「食べて、寝ること。こんなとき、そうするしかない」と優しく諭します。一方、崇が戦地から帰還しますが、千尋は海軍中尉として戦死していました。崇は「僕じゃなくて、千尋が生きて帰ってくればよかった」と自分を責めます。
駅でのぶと崇がすれ違うシーンや、次郎が撮影していたのぶの写真を見つけて涙するシーンなど、視聴者の心を揺さぶる場面が続きました。SNSでは「次郎さんのフィルムのぶちゃんばかりで本当に愛されてた」「蘭子の言葉が重い」など感動の声が殺到しています。
朝ドラ「あんぱん」第62話「サラバ 涙」あらすじ・見どころ
6月24日放送の朝ドラ「あんぱん」第13週第62話「サラバ 涙」は、多くの視聴者が涙したエピソードとなりました。戦争の残酷さと、それでも生きていく人々の強さを丁寧に描いた神回でした。
次郎の初七日とのぶの決意
物語は次郎の初七日から始まります。のぶが浅田家を訪れ、葬儀でのお世話になったことへの感謝を伝える場面から幕を開けました。
「次郎の初七日が過ぎました。次郎さんの葬儀では、大変お世話になり、ありがとうございました。若松の母も感謝しています」
このセリフからは、のぶの礼儀正しさと同時に、どこか距離を置こうとする心境が伝わってきます。のぶは家族なのに、まだ心の整理がついていない様子が窺えます。
続いて、のぶの今後について話が及びます。
「なるべく早く、仕事を探したいと思っております」
「教師を続けることは、うちにはもうできません」
この言葉には、のぶの深い後悔と自責の念が込められています。戦時中の教育に関わったことへの罪悪感から、もう教壇に立つことはできないと決意したのでしょう。
SNSでは
「のぶは自分の過ち(※実際は洗脳)に気づき、もう教師には戻れないと告げる。考え方から根本的に奪われ、失った時に気づく恐ろしさ」
というコメントが注目を集めています。戦時教育の問題点を現代に問いかける重要な場面でした。
崇の帰還と千尋の戦死
場面は変わって、崇が戦地から帰還するシーンが描かれました。
「柳井伍長、ただいま帰還いたしました」
崇が敬礼をしながら帰還を報告する姿に、千代子は「ご苦労様でございました」と答えて強く抱きしめます。この場面について、あるSNSユーザーは
「千代子伯母さんの膝をつき礼を尽くしながらも喜び溢れる姿にこちらの胸がキュン」
とコメントしており、多くの視聴者の心を打ちました。
しかし、喜びも束の間、千尋の戦死が明らかになります。千尋は海軍中尉として南方で戦死し、遺骨すら帰ってこない状況でした。
「僕なんかよりずっと優秀な千尋を守ってくれればよかったのに。生きて帰ってくるのは僕じゃなくて、千尋ならよかった」
崇のこの言葉には、生還した者特有の罪悪感「サバイバーズ・ギルト」が表れています。なぜ自分が生き残ったのかという疑問と、千尋への思いが複雑に絡み合った心境を表現した名演技でした。
のぶと崇の運命的すれ違い
今回最も印象的だったのは、駅でのぶと崇がすれ違うシーンでした。お互いに気づかず、まさに運命的なすれ違いとなりました。
このシーンについて、SNSでは「駅でのぶと嵩がお互いに気が付かずすれ違うシーン」が見どころとして挙げられており、多くの視聴者が「切ない」と感想を述べています。
二人の人生が交錯するまでには、まだ時間がかかりそうですが、この演出が今後の展開への期待を高めました。
視聴者が涙した名場面・名セリフ徹底解説
第62話では、視聴者の心を揺さぶる名場面・名セリフが数多く登場しました。特に印象的だった3つのシーンを詳しく解説します。
蘭子の優しさ「食べて、寝ること」の真意
のぶが食事を摂れずにいる場面で、蘭子が語った言葉が多くの視聴者の心に響きました。
「おねちゃんが何人も食べんで1人でしょんぼりしよったら、次郎さん悲しむ。とにかく、食べて眠るこんなとき、そうするしかないが」
この蘭子の言葉について、SNSでは
「蘭子がのぶに言った、『ごはんを食べて、寝ること』って、絶望を経験した人だからの言葉。蘭子もそう自分に言い聞かせながら必死で生きてきたんだろうな😢」
という深い共感のコメントが寄せられています。
蘭子自身も戦争で多くを失った経験があるからこそ、のぶに寄り添うことができるのです。「食べて、寝る」という当たり前のことが、絶望の淵にいる人にとってはいかに困難で、しかし大切なことかを表現した名場面でした。
続いて蘭子がのぶを抱きしめるシーンでは、言葉以上に深い愛情が表現されました。この場面について「蘭子が少し屈んでのぶを抱きしめるシーン」が印象的だったという声が多数上がっています。
崇の絶望「僕じゃなくて千尋が」の重み
崇が千尋への思いを語るシーンは、戦争の理不尽さを如実に表した場面でした。
「僕なんかよりずっと優秀な千尋を守ってくれればよかったのに。生きて帰ってくるのは僕じゃなくて、千尋ならよかった」
この崇の告白について、SNSでは
「『僕じゃなくて千尋が助かれば良かったのに』ていつもの縁側で口に出して言っちゃう嵩があまりにも嵩で、変な話ちょっと安心した」
というコメントが注目されました。
崇のキャラクターらしい率直さが表れた場面でもありますが、同時に戦争が人の心に与える深い傷も表現されています。生還した兵士が抱える複雑な感情を、北村匠海さんが見事に演じきりました。
また、しんちゃんの
「うちは戻りたいがです。寛先生がお酒を召し上がって。奥様と崇さんと千尋さんが笑いよった。あの頃に。戻りたいがです」
という言葉も深い印象を残しました。
次郎のカメラに残されたのぶへの愛
今回最も感動的だったのは、次郎のカメラから現像されたのぶの写真を見るシーンでした。
「ごめんなさい、次郎さん。これは、うちが撮ったき、ピンボケやね。」
のぶが次郎のカメラを見つけ、現像してみると、そこにはのぶの写真ばかりが写っていました。この場面について、SNSでは
「次郎さんのフィルムのぶちゃんばかりでどののぶちゃんもとても綺麗で、本当に本当にのぶちゃんのこと好きだったんだろうなあ」
という感動のコメントが多数寄せられています。
また、
「次郎が撮った笑顔ののぶの写真」
「ピンボケの一枚でも撮っていて本当に良かった。次郎が撮っていた大好きが溢れるのぶの写真に涙腺決壊」
という声も上がっており、視聴者の涙腺を崩壊させた名場面となりました。
SNSで話題沸騰!視聴者の感動コメント
第62話の放送後、SNSでは感動のコメントが殺到しました。特に印象的だった反応をカテゴリー別にまとめてご紹介します。
涙腺崩壊の声続出
「今日の朝ドラ『あんぱん』、涙なくしては観れなかった」
「今日のあんぱん、みんなの演技凄かった…おかげで目が腫れてる😭つらいー」
「蘭子ちゃんの言葉にのぶが泣く前に涙出てきちゃったよ」
「残酷なシーンよりも、こういう幸せだった日々を思い出す、みたいなシーンの方が泣けてしまう」
演技力への称賛
「病室に駆けつけて次郎さんの手を握ったのぶが懸命に笑顔を作っていたのが、ああ、次郎さんがのぶの笑顔を好きになったの、のぶはよくよく分かってるんだなぁと思って」
「寛を亡くし千尋を亡くし、崇の帰還にお勤めご苦労様でしたって全身で伝える千代子さんに泣けてしまった」
戦争描写への反響
「戦争が終わってからくる怒涛の悲しみ。今以上の情報の伝達にタイムラグがあり、戦時下での情報の錯綜からの遅れて知る戦死。思うように食料も薬も手に入らないから治るはずの病も治せない」
「今日の朝ドラあんぱんは生死の描写がはっきりこっち側とあちら側分かれてたな🥺やはり戦争はマイナスでしかない🥲」
第62話の伏線・考察ポイント
第62話では、今後の展開に関わる重要な伏線がいくつか散りばめられていました。
のぶの教師復帰は可能か
のぶは教師を続けることはできないと明言しましたが、これが最終的な決断なのでしょうか。戦時教育への罪悪感から一度は教職を離れるものの、新しい時代の教育に関わる可能性も考えられます。
SNSでは「のぶは自分の過ち(※実際は洗脳)に気づき、もう教師には戻れないと告げる」という分析がありますが、真の教育とは何かを見つめ直すことで、再び教壇に立つ日が来るかもしれません。
崇の心の傷と今後の展開
崇の「僕じゃなくて千尋が」という言葉からは、深い心の傷が読み取れます。戦争によるトラウマをどのように乗り越えていくのか、今後の重要なテーマになりそうです。
「そして、自分より千尋が帰ってきた方が、って言ってしまうほど、たかしは絶望と虚しさだけを抱えて帰って来たんだろうな😢」
というSNSのコメントにもあるように、崇の心の回復は容易ではないでしょう。
戦後復興への希望の兆し
厳しい現実が描かれる一方で、人々の温かい絆も丁寧に描写されています。
釜次の
「お国のためだろうとなくして、命ら一つもない」
という言葉や、蘭子の優しさなど、希望の光も見えています。
これらの要素が、戦後復興への道筋を示唆しているのかもしれません。
まとめ:第62話「サラバ 涙」の見どころ・伏線
- 次郎のカメラに残されたのぶの写真 – 次郎の深い愛情が詰まった写真の数々が、視聴者の涙腺を決壊させた最大の見どころ
- 蘭子の名言「食べて、寝ること」 – 絶望を経験した者だからこそ語れる重みのある言葉で、SNSでも大きな反響を呼んだ
- のぶと崇の運命的すれ違い – 駅でお互いに気づかずすれ違うシーンは、今後の再会への期待を高める重要な演出
- 崇の生存者の罪悪感 – 「僕じゃなくて千尋が」という言葉に表れた戦争トラウマは、今後の展開の重要な伏線
- のぶの教師復帰への伏線 – 一度は教職を諦めたのぶの今後の人生選択が、物語の大きなテーマになりそう
- 戦後復興への希望の兆し – 悲しみの中にも人々の絆と温かさが描かれ、次週以降の希望ある展開を予感させる構成