NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第2週第10話が放送され、トキ(髙石あかり)と銀二郎(寛一郎)の祝言が描かれました。清光院での怪談デートで心を通わせた2人の幸せな結婚式に、視聴者からは「感動した!」の声が殺到。しかし同時に、トキが実は養女だったという衝撃の事実が判明し、SNSでは「号泣した」「なぜタエ様は…」と考察が巻き起こっています。さらに、散切り頭になった父・司之介(岡部たかし)の「落ち武者」姿や、牛乳で乾杯する松野家のコミカルなシーンに爆笑する声も。笑いと涙のジェットコースターとなった今回、次回予告の不穏な雰囲気にも注目が集まっています。
ばけばけ第2週第10話 あらすじ
お見合いが順調に進み、トキと銀二郎は2人きりで散歩に出かけます。銀二郎が連れて行ったのは、怪談の舞台・清光院。松風の血痕を見ながら「怪談は不気味だけど、どこか寂しくて切ない。そこが好き」と語る銀二郎に、トキも共感し心を通わせます。松野家では、散切り頭になった司之介が「落ち武者」のような姿に。織物工場でお祝いされるトキ、牛乳で乾杯する家族の幸せなひととき。そして祝言の日、タエとフミの会話から、トキが傳とタエの実子で、赤ん坊の頃に松野家の養女になったことが判明します。白無垢姿のトキと銀二郎の幸せな祝言が執り行われますが、次回予告では銀二郎から「少しだけ離れてもらえませんか?」と告げられる不穏な展開が…。
トキと銀二郎、怪談で結ばれる運命のデート
清光院で心を通わせる2人
お見合いが順調に進み、両家の親たちの雰囲気も良好な中、銀二郎はトキを2人きりの散歩に誘います。松野家に残された司之介、フミ、勘右衛門は心配のあまり、なんと揃って「鉄砲」(四股を踏むような動作)で気を紛らわすというシュールな光景が展開。雨清水家の居間で3人が「ふん!」「ふん!」「ふん!」と鉄砲を踏む姿に、視聴者からは「他人の家で何やってるの!」「緊張感が伝わってくる」と笑いの声が上がりました。
一方、2人きりで歩くトキと銀二郎。道の角で
「右に曲がってもよろしいでしょうか」
と尋ねる銀二郎に、トキが
「右のほうがいい」
と答えると、銀二郎は
「なら右に曲がります」
と返します。この微妙なやり取りに、2人のぎこちなさと初々しさが表れています。
そして銀二郎が連れて行ったのが、怪談の舞台として有名な清光院。
「少々急な階段を上りますが、よろしいでしょうか?」
と確認する銀二郎に、トキは驚きの表情を見せます。なぜなら、この場所はかつて傳に教えてもらった、トキにとっても特別な場所だったからです。
「怪談の寂しさ」を共有するオタクの邂逅
清光院の階段を上った2人の前に広がるのは、松風という遊女の怪談の舞台。銀二郎は井戸の脇に残る血痕を指差しながら、物語を語り始めます。
「嫉妬に狂った侍に斬られ、その無念さか、ここで松風を歌うと、彼女の幽霊が現れるそうです」
そして銀二郎は続けます。
「怪談って不気味で恐ろしいものではありますが、どの話もどこか寂しくて、切ない…私はそこが好きで」
このセリフに、トキは心から共感します。自分も同じように怪談の「寂しさ」「切なさ」に惹かれていたからです。以前、傳から同じ場所について教えてもらい、トキも会談が大好きだと伝えていました。まさに運命的な一致でした。
強い風が吹くと、トキは思わず「キャー!」と声を上げて銀二郎の腕に飛びつきます。2人は気まずそうに顔を見合わせますが、その表情には確かな好意が浮かんでいました。
このシーンについて、視聴者からは共感の嵐が巻き起こっています
という投稿が象徴的です。
織物工場に戻ったトキが友人たちに「お相手も怪談好きだった!」と浮かれて報告すると、友人たちは少し引き気味に。しかしトキにとっては、これ以上ない幸せな共通点だったのです。
という視聴者の声が、多くの人の気持ちを代弁していました。
笑いと涙の松野家!落ち武者父と牛乳乾杯に視聴者爆笑
散切り頭の司之介に「うちの落武者」
トキのお見合いが成功し、いよいよ祝言を迎える日が近づいてきました。そんな中、松野家では明治の新しい風潮に合わせて、父・司之介が散切り頭にしていました。しかしその髪型がなんとも言えない中途半端な仕上がりで、まるで「落ち武者」のような姿に。
祝言の日、白無垢姿のトキの元に銀二郎がやってきます。そこでトキは銀二郎の姿を見て驚きを隠せません。
「だけど、髪形がない様が落ち武者になっておりましたので」
と銀二郎がコメントすると、司之介は悪びれることなく
「それからそれか、これでもう仲間である」
と返します。
この「落ち武者」姿は視聴者の心を鷲掴みにしました。
という声や、
といった投稿が相次ぎました。
岡部たかし演じる司之介の絶妙な間の取り方と表情が、朝ドラの重くなりがちな時代劇要素を軽やかに中和し、視聴者の心を癒していたのです。
牛乳で乾杯する幸せな家族の姿
祝言の前夜、松野家では特別な夕食が用意されていました。フミが魚を焼きながら
「明日にはここに向こうが来て、寝床はどんどん狭くなる」
と嬉しそうに言います。そして司之介が
「それで今夜はお頭つきかね?」
と尋ねると、フミは
「もちろん、おときが初めてうちに来た日に食べたの。あの日は、嬉しかった」
「なんもかんも可愛くて」
と答えます。
ここでさりげなく、トキが「初めてうちに来た日」という表現が使われていることに注目です。まだ視聴者にはその意味が明確には伝わっていませんが、後の展開への重要な伏線となっています。
そして司之介が
「我らが松の時の祝言を祝して乾杯!」
と音頭を取ります。しかし手にしているのはお酒ではなく、牛乳。家族全員が牛乳を飲んで、口の周りに白い髭をつけている姿は、貧しいながらもユーモアと愛情に満ちた松野家らしさを象徴していました。
この牛乳乾杯シーンには、視聴者から多様な反応が寄せられました。
という感動の声がある一方で、
という不安の声も。
また、
という深い考察も見られました。
貧しくても明るく、ユーモアを忘れない松野家の姿が、視聴者の心に深く刻まれた場面でした。
衝撃の真実!トキの出生秘密が明らかに
説明なしで伝わる見事な演出
そして祝言の日。白無垢姿のトキは、傳とタエに見守られながら銀二郎のもとへ向かいます。盛大に祝福される中、タエはフミに声をかけます。
「よくここまで育て上げましたね」
するとフミは、タエをまっすぐ見据えて答えます。
「おときは私の娘でございますけん」
この一言に、タエは一瞬たじろぎます。
「もちろんです」
と返すタエの表情には、複雑な感情が入り混じっていました。
その直後、回想シーンが挿入されます。赤ん坊のトキを抱いた傳が、司之介とフミに赤ちゃんを渡す場面。傍らには涙を浮かべるタエの姿がありました。説明台詞は一切ありません。しかし視聴者は、この映像だけですべてを理解しました。
トキは傳とタエの実子であり、何らかの理由で赤ん坊の頃に松野家の養女として引き取られていたのです。
この演出について、視聴者からは絶賛の声が相次ぎました。
また、
という投稿も。
脚本と演出、そして俳優陣の演技力が一体となって、言葉にできない感情を見事に伝えた名場面でした。
タエとフミの対照的な表情が語るもの
赤ん坊を渡す場面での、タエとフミの表情の違いが視聴者の心を打ちました。タエは涙を浮かべ、娘を手放す苦しみを全身で表現していました。一方、フミは赤ん坊を受け取る喜びに満ちた表情で、トキを抱きしめていました。
そして現在。祝言の日のフミの
「おときは私の娘でございますけん」
という言葉には、18年間トキを育ててきた誇りと愛情が込められていました。対するタエの複雑な表情には、実の娘を他人に預けなければならなかった過去の痛みが滲んでいました。
視聴者からは、
という深い考察も寄せられました。
また、
という投稿も象徴的です。
なぜタエと傳はトキを養女に出さなければならなかったのか。経済的な理由なのか、それとも丙午の迷信が関係しているのか。雨清水家の次男が行方不明になった事件と何か関係があるのか。多くの謎が残されたまま、物語は次の展開へと進んでいきます。
幸せな祝言の裏に不穏な影…次回予告に騒然
「少しだけ離れて」銀二郎の真意は?
幸せいっぱいの祝言シーンの後、場面は一転してニューオリンズのヘブンへ。ナレーションが流れます。
「おときちゃんが幸せをつかんだころのアメリカ、ニューオリンズ。ヘブンは、新聞社の文芸部長として活躍していました」
そして画面には「2人が出会うまで1875日」というカウントダウンが表示されます。トキと銀二郎の結婚は、ヘブンとの運命の出会いまでの通過点に過ぎないことが暗示されているのです。
さらに次回予告では、新婚のトキに銀二郎が告げます。
「少しだけ離れてはいただけませんか?」
この一言に、視聴者は騒然としました。
という投稿が象徴的です。
結婚直後の別居提案。一体何が起きるのでしょうか。視聴者からは「離婚フラグ?」「銀二郎さん、何か事情があるはず」「トキちゃんが可哀想」といった不安の声が相次ぎました。
傳の「うらめしい」が示す未来
次回予告のもう一つの注目ポイントが、傳のつぶやきです。
「人生とはうらめしいものじゃ…」
このドラマのタイトル「ばけばけ」の元になった言葉「うらめしい」が、ここで再び登場します。第10話では幸せいっぱいだった松野家とトキですが、その幸せは長くは続かないことが暗示されているのです。
視聴者からは、
という投稿が寄せられました。
また、
という複雑な心境を吐露する声も。
視聴者は、トキの幸せが儚いものであることを理解しつつも、その先の展開に期待と不安を抱いているのです。
6. まとめ
「ばけばけ」第2週第10話は、笑いと涙、そして衝撃と不安が入り混じる濃密な15分間でした。今回の見どころと伏線を整理します。
- 怪談好きという共通点で結ばれたトキと銀二郎:清光院デートで「怪談の寂しさ・切なさ」を共有し、心を通わせる2人。オタク視聴者から「解釈が合うのが一番大事」と共感の嵐
- 司之介の散切り頭が「落ち武者」に:岡部たかしの絶妙な演技で朝ドラに笑いをもたらし、重くなりがちな時代劇要素を軽やかに中和。視聴者の癒しポイントに
- トキが養女だった衝撃の事実が判明:説明台詞なしで演技だけで伝える見事な演出。タエとフミの対照的な表情が「この時代の怪談」として視聴者の心を打つ
- 牛乳で乾杯する松野家の幸せな時間:貧しくても明るくユーモアを忘れない家族の姿が視聴者の心に刻まれる一方、過去回想的な演出に不穏さを感じる声も
- 次回予告の不穏な展開:銀二郎の「少しだけ離れて」発言と、傳の「人生とはうらめしい」というつぶやきが、幸せが長続きしないことを暗示
- ヘブンとの出会いまでのカウントダウン:トキと銀二郎の結婚は通過点に過ぎず、1875日後にヘブンとの運命の出会いが待っていることが示される
なぜタエと傳はトキを養女に出したのか、銀二郎との結婚はどう終わるのか、そしてトキとヘブンの運命の出会いはどのように訪れるのか。次回以降の展開から目が離せません!
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