金曜ドラマ「フェイクマミー」第3話が放送され、SNSでは「号泣した」「展開が早すぎる」と話題が沸騰しています。母の日をテーマにした作文を通じて、フェイクママとしての薫(波瑠)といろは(池村碧彩)の絆が本物に変わっていく様子が描かれ、多くの視聴者の涙を誘いました。そして何より驚きだったのが、担任の智也(中村蒼)にフェイクママがバレるという急展開。今回は、感動と緊張が入り混じった第3話のストーリーを徹底解説します。
第3話あらすじ
授業参観を控え、母の日をテーマにした作文を書くことになったいろは。しかし何を書いていいか分からず、原稿用紙は白紙のままだった。担任の智也から作文を完成させるよう言われた薫は、茉海恵とともにいろはとお出かけをすることに。ピクニックの予定が茉海恵の会社トラブルでキャンセルになり、急遽プラネタリウムへ向かった2人。星座の話を聞き、夜には本物の星空を見上げたいろはは、「マミーは私の見張り星」と作文を完成させる。授業参観で作文を読んだ薫は涙を浮かべるが、「ママも」「マミー」という表記の違いに智也が気づき、ついにフェイクママの正体がバレてしまう。
白紙の作文が物語る、いろはの葛藤と母への想い
第3話は、柳和学園1年1組の教室で母の日をテーマにした作文を書くシーンから始まります。担任の智也(中村蒼)は、生徒たちに
「この作文は、皆さんにとってのカーネーションです。お母様への感謝や、楽しかった思い出を作文に込めましょう」
と優しく語りかけます。
しかし、いろは(池村碧彩)の原稿用紙は名前だけ書かれた白紙のまま。周りのクラスメイトが次々と作文を仕上げていく中、いろはは宇宙の本を読んでいました。この様子を見た智也は、母親である薫(波瑠)を学校に呼び出します。
「実は今朝出かけに口論になりまして。もしかすると、私に怒っていたのかもしれません」
薫はとっさにそう答えますが、実は理由は別にありました。いろはは後に薫にこう打ち明けます。
「最近、ママとどこにも行ってないし。それに学校でのお母さんは薫ちゃんって思われてる」
フェイクママとして学校に通う薫と、本当の母親である茉海恵(川栄李奈)。2人の「お母さん」の存在に戸惑ういろはの心情が、白紙の作文に表れていたのです。この複雑な家族関係が、子供の心にどれだけ影響を与えているかが繊細に描かれていました。
智也から
「ご自宅で、お母様といろはさんで相談していただければ」
と白紙の作文を渡された薫。書類にサインをする際、薫が独特のペンの回し方をすると、智也は「ドキッとする」と反応します。この何気ないやり取りが、後の展開への伏線となっていくのです。
智也の観察眼の鋭さは、第1話から描かれてきましたが、今回はさらにエスカレート。メモ帳を取り出して薫の字と茉海恵の字を見比べるシーンでは、「探偵越えて刑事」というSNSの声が多数上がりました。
「佐々木先生ってハズレって聞きました」
柳和会のママたちの会話では、智也が別の私学から来たこと、
「モンスターペアレントにつぶされた」
という噂があることが語られます。しかし、
「生徒たちからの評判はとてもいい」
という言葉通り、智也のいろはへの気遣いは本物です。その優しさの裏にある過去とは一体何なのか。今後の展開が気になります。
ピクニックからプラネタリウムへ!予定変更が生んだ奇跡の時間
作文を完成させるため、茉海恵は薫といろはを誘ってお出かけを提案します。いろはの希望でピクニックに行くことになり、
「その日のことを作文に書けばいいじゃん!」
といろはは大喜び。しかし、ここで会社のトラブルが発生します。
茉海恵が社長を務める「RAINBOWLAB」の主力商品・虹汁は、コンビニでの販売が好調で増産を決めたばかり。ところが、大手企業・三橋食品が「極み」というコールドプレスジュースを発売し、虹汁の棚を奪ってしまいます。
「現時点でも在庫は…一刻も早く生産ラインを止めないと、ロスが爆発します」
社員からの報告を受け、茉海恵はピクニック当日も工場へ向かわざるを得ない状況に。いろはに
「ママなんて大嫌い」
と言われてしまいますが、茉海恵は
「こんなママ、嫌いになられても仕方ないよね」
と自分を責めます。
結局、薫といろはの2人でピクニックに行くことになりますが、これが大失敗。お弁当を忘れ、地図を見間違えて遠い公園まで歩き、シャボン玉も失敗。
「もうやだ帰る」
といろはが泣き出してしまいます。
そこで薫が提案したのがプラネタリウム。
「本当のプラネタリウムに行く、のはどうですか」
という言葉に、いろはの表情が一気に明るくなります。
暗闇の中、ドーム型のスクリーンいっぱいに広がる星空を見たいろはは
「すごすぎる」
と目を輝かせます。
プラネタリウムでは、大熊座と小熊座の神話が語られます。母カリストが熊に変えられ、成長した息子アルカスが母と気づかず弓を引いてしまいそうになったとき、ゼウスが2人を星座にしたという物語。そして、その親子を見守るように輝く明るい星が「アークトゥルス」、別名「見張り星」です。
「星が大好きで、山崎直子さんがモデルの宇宙飛行士に憧れてるよ〜」
いろはが将来の夢を語る姿に、案内人は
「お嬢さんみたいに鋭い質問は初めて」
と感心します。この純粋な好奇心と優しさが、いろはの魅力であり、薫や茉海恵が彼女を守りたいと思う理由なのです。
プラネタリウムの後、4人は本物の星空を見に出かけます。
「あの明るい星見える?とびっきり光ってるやつ」
といろはが指差した星こそ、アークトゥルスでした。
虹汁の危機と「ご褒美」誕生秘話|茉海恵の苦悩と決断
ビジネス面でのストーリーも第3話の重要な要素です。虹汁が三橋食品の「極み」に棚を奪われ、茉海恵は大きな決断を迫られます。
工場を経営する宮田(津田篤宏)に減産を頭を下げて頼みに行く茉海恵と竜馬。しかし、宮田は茉海恵からの連絡に期待して、なんと1億円もの融資を銀行から受けてしまっていました。
「ここが勝負どこだと思ったんだよ」
宮田の言葉に、茉海恵は深く頭を下げます。
「おっちゃん、迷惑かけて本当にごめん」
と謝る茉海恵に、宮田は優しく言います。
「若いうちにいろんな経験しときな、茉海ちゃんも誰かを助ける番が来る。その時は今日のことを思い出せ。そうすれば、チャラい世の中、助け合いだ」
この言葉は、ビジネスだけでなく人生の先輩としての温かいアドバイスでした。そして宮田は茉海恵たちにうどんを振る舞います。
「うどんめちゃめちゃおいしいです」
と竜馬が頬張るシーンは、緊張した空気を和らげる癒しのひとときでした。
その後、社内でのミーティングで新商品のアイデアが生まれます。薫が何気なく食べていたアイスを見た茉海恵が「それだ」とひらめきます。
「虹汁をアイスにする。アイスにすれば、賞味期限も格段になる。売り場の新規開拓もできる。まさに一石二鳥のアイデアです」
しかし、ただのスイーツにはしません。
「狙うは、飲むサラダと延長線上にある、罪悪感の少ない別バラスイーツ」
というコンセプトで、商品名は「ご褒美(ごほうび)」。
この「ご褒美」という名前には、薫の過去が関係しています。竜馬に好きなアイスを聞かれた薫は、
「子供の頃からいつもこればっかり選んじゃうんですよね」
と答え、
「母がいつも塾の帰りに買ってくれたんです。今日も頑張ったねって」
と明かします。
この何気ない会話が、新商品のヒントになったのです。幼少期の温かい記憶が、ビジネスのアイデアに繋がる。この展開に、多くの視聴者が「エモい」と反応しました。
一方、竜馬は茉海恵の変化を心配しています。
「茉海恵さん、最近乗ってるんですよ」
と言いつつ竜馬は薫に警告します。
「上場も控えていて、とてもデリケートな時期なのに、あなたの存在を、茉海恵さんも、いろはも受け入れてる感じが。俺正直、怖いんです」
「あなたは1人でも、こっちは社員も家族も全部背負ってやってるんです。茉海恵さんに何かあれば、会社ごと吹き飛ぶ。いろはの未来も取り返しがつかなくなるんです」
竜馬の言葉は正論です。しかし、薫も反論します。
「1人だからって背負ってないと思いますか?何かを守ろうとしてるのは、あなたたちだけじゃありません。そのことも忘れないでください」
この対立は、竜馬が薫を心配するあまりの発言であることが伝わってきます。竜馬の茉海恵への想いと、薫への複雑な感情が交錯するシーンでした。
見張り星に込められた意味|いろはの作文が薫の涙を誘った理由
星を見た翌日、いろはは作文を完成させます。授業参観の日、廊下に張り出された作文には、大熊座と小熊座、そして明るく光る星の絵が描かれていました。
薫が作文を読み上げるシーンは、第3話のハイライトです。
「見張り星。日高いろは。この前のお休みにテクニックに行きました。公園は、とても遠くて、たくさん歩きました。お弁当を忘れてしまい、お昼は売店で買ったパンを食べました。でも、芝生の上で食べたパンはいつもよりおいしかったです」
失敗続きだったピクニックも、いろはにとっては大切な思い出になっていました。そして作文は続きます。
「そのあと、初めてプラネタリウムに行きました。春の大三角の1つ、アークトゥルスは見張り星と呼ばれています。それは、正座になった熊の親子をいつも見守っているからです。帰る前に寄り道して、ママも星を見に行きました」
ここで「ママも」という表現が使われます。この「ママも」は茉海恵を指しています。
「アークトゥルスはプラネタリウムで見たときよりも、ずっと素敵に光っていました。悲しい時も、嬉しい時もすぐに気がついてくれるマミーは、私のアークトゥルスだと思いました。いつも見ていてくれてありがとう。大好きです」
「マミー」は薫を指しています。いろはは、茉海恵を「ママ」、薫を「マミー」と呼び分けていたのです。そして、いつも自分を見守ってくれる薫を「見張り星」に例えたのでした。
作文を読み終えた薫の目から、涙がこぼれます。フェイクとして始まった関係が、本物の絆に変わった瞬間でした。
「子供って、いつの間にか成長してますよね」
隣にいた母親の言葉に、薫は涙を拭います。波瑠の演技が素晴らしく、「薫が完全に母の顔になってた」「こっちまで泣いちゃった」とSNSでは感動の声が溢れました。
授業参観が終わり、帰り道でいろはは薫に言います。
「薫ちゃんは、ママと決めたの。別の呼び方がいいなと思って。マミーいつもありがとう」
いろはなりに、薫を大切に思う気持ちを表現したのです。2人は花屋でカーネーションを購入します。薫は自分の母親用と、茉海恵用の2つの花束を買いました。
「ママも」「マミー」の違いで担任にバレる!衝撃のラストシーン
感動的なシーンの後、物語は急展開を迎えます。花屋で智也と偶然会った薫は、カーネーションに添えるメッセージカードを書きます。
「茉海恵さんと、聖子…松田聖子と同じ聖子」
薫が自分の母親の名前を「聖子」と名乗った瞬間、智也の顔色が変わります。そして、すかさずメモ帳を取り出す智也。
その後、智也は過去の記憶を辿ります。自宅に帰った智也は、クローゼットの奥にしまっていた段ボール箱から古い携帯電話を取り出します。充電して立ち上げると、そこには家庭教師時代の写真が。中学校の制服を着た女の子に勉強を教える若き日の智也の姿がありました。
答案用紙を拡大すると、そこには「花村薫」という名前が書かれていました。
「あなたは、花村薫さんですね」
翌朝、学校で智也は薫を「花村さん」と呼び止めます。動揺する薫に、智也は静かに問いかけます。
「とぼけるのはもうやめてください」
「とぼけてなんていません」
薫は否定しますが、智也は確信を持っています。
「まさか3話でバレると思ってなかった」「結構クライマックスに来ると思ってた展開が既に来た」とSNSでは驚きの声が続出。智也の探偵ぶりが「刑事級」と話題になり、中村蒼のキャスティングの絶妙さが改めて評価されました。
「佐々木先生ってハズレって聞きました」という柳和会のママたちの会話も、今となっては伏線だったのかもしれません。智也は本当に「ハズレ」なのか、それとも何か目的があって柳和学園にやってきたのか。今後の展開が非常に気になります。
次回予告で話題沸騰|元ヤン竜馬と謎の男の正体は?
次回予告では、さらに衝撃的な展開が待っています。
まず注目は、竜馬の過去。予告映像では、金髪のヤンキー姿の竜馬が映り、「次回、元ヤン時代の竜馬くん」とSNSで大きな話題になりました。普段はクールでイケメン副社長の竜馬が、元ヤンキーだったという設定に「康二の新境地!」「ギャップがすごい」と向井康二ファンが興奮しています。
そして、最も注目されているのが竜馬のハグシーン。バレ後のピンチで、竜馬が薫を抱きしめ、背中をトントンする映像が流れました。
「薫ちゃん」
と親密に呼びかける竜馬の姿に、「尊い」「嫉妬」という声が続出。
「いいな〜、康二、、、」というファンの正直な感想がSNSで多数見られ、竜馬と薫の関係性が今後どう発展するのか、大きな注目を集めています。
さらに、「謎の男」の正体も気になるところ。
「夫って人に脅されてるんだよね」
という竜馬のセリフから、茉海恵の元夫が関係している可能性が高いです。笠松将演じるキャラクターが今後どう絡んでくるのか、ドロドロ展開の予感もあり、視聴者の期待は高まるばかりです。
というSNSの声の通り、第3話は感動とサスペンスが見事に融合した回となりました。
6. まとめ|第3話の見どころと伏線
第3話「母の日の作文が書けない!?ついに担任にバレるー!?」は、感動と緊張が交錯する神回でした。最後に、今回の見どころと今後に繋がる伏線をまとめます。
今回の見どころ・伏線
- 「ママも」「マミー」の使い分け
いろはが茉海恵を「ママ」、薫を「マミー」と呼び分けていたことが作文で判明。この些細な違いが智也にフェイクママがバレるきっかけに。 - 見張り星=薫の象徴
アークトゥルスという星の別名「見張り星」を、いろはが薫に例えた作文。「悲しい時も、嬉しい時もすぐに気がついてくれる」という言葉に、薫への信頼と愛情が込められていました。 - 智也の過去と「花村薫」
智也がかつて家庭教師をしていた生徒が「花村薫」だったことが判明。薫は「日高茉海恵」として柳和学園に通っていますが、本名は「花村薫」。智也との過去の関係が今後どう影響するのか注目です。 - 虹汁からご褒美へ|茉海恵の決断
三橋食品の「極み」に棚を奪われた虹汁。しかし、茉海恵は「逃げることで守れるものもある」と前向きに捉え、アイス「ご褒美」を開発。ビジネス面での新展開が期待されます。 - 竜馬の元ヤン設定と嫉妬
次回予告で明らかになった竜馬の元ヤンキー時代。そして、薫への複雑な感情。「あなたは1人でも、こっちは社員も家族も全部背負ってやってるんです」という言葉の裏には、竜馬の茉海恵への深い想いが隠されています。 - 謎の男と「夫」の存在
竜馬のセリフから、茉海恵の元夫が何らかの形で物語に関わってくることが示唆されました。柳和会のルールとは何なのか、智也の目的は何なのか、次回以降の展開が非常に楽しみです。
第3話は、家族の絆を描く温かいシーンと、サスペンス要素が絶妙にミックスされた回でした。波瑠、川栄李奈、向井康二、中村蒼、そして池村碧彩という豪華キャスト陣の演技も素晴らしく、毎週金曜夜10時の放送が待ち遠しくなる展開です。
「展開が早くて今後が楽しみ!」というSNSの声の通り、フェイクマミーはますます目が離せないドラマになってきました。次回第4話では、バレた後の薫がどう動くのか、智也との関係はどうなるのか、そして竜馬の過去が明らかになるのか。見逃せない展開が続きます!




