【ばけばけ第9週第41回ネタバレ感想】北香那演じるリヨ登場で恋の嵐が到来!「私のライバルなのかしら?」の攻撃力がすごい

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第9週第41話が11月24日に放送されました。今回は北香那さん演じる江藤知事の娘・リヨが初登場し、ヘブン先生に一目惚れ。トキに「あなたは私のライバルなのかしら?」と英語混じりで迫るクセ強なキャラクターが視聴者の心を鷲掴みにしました。さらにリヨがプレゼントした「ウグイス」が実はメジロだったことで、SNSでは「NHKのミス?」「ばけばけらしいギャグ?」と大盛り上がり。ヘブンとトキ、そしてリヨの三角関係がいよいよ動き出す予感に、朝からドキドキが止まりません。

目次

「ばけばけ」第9週第41話のあらすじ

花田旅館でスキップの練習に励むトキのもとに、新聞記者の梶谷がやってきて面白いネタを探している。一方、ヘブン、錦織、江藤知事は月照寺を訪れ、松江藩主の墓所を見学していた。そこに知事の娘・リヨが登場し、流暢な英語でヘブンに話しかける。大亀の伝説に興味を示すヘブンに、リヨは熱心に応対。数日後、リヨはヘブン宅を訪ね、「ウグイス」をプレゼントとして持参する。リヨはトキに「あなたは私のライバルなのかしら?」と問いかけ、ヘブンへの恋心を告白。協力を求められたトキは驚きながらも、ライバルにはならないと答える。ヘブンは「ホーホケキョ」とウグイスに話しかけ続けるが、鳥は鳴かない。

北香那演じるリヨが初登場!月照寺でヘブンと運命の出会い

第41話は、スキップの練習に励むトキの姿から始まりました。花田旅館の廊下で跳ねるトキに、新聞記者の梶谷が声をかけます。

「何か面白いネタがないかね?」

梶谷はいつものように、ビッグニュースになりそうなネタを求めてやってきたのです。トキはヘブンクイズで知ったことを話し始めます。

「ヘブン先生、実はアメリカの生まれでなくて、ギリシャなんです」

梶谷は興味を示しますが、すぐに反応が変わります。

「ギリシャって、なんだあのって…」

さらにトキが続けます。

「あと実はヘブン先生、昔アメリカでレストラン…」

しかし梶谷の反応は冷ややかです。

「レストランって…レストランだけなんだ。まったく、何1つも面白みがない。何かもっとこう派手で県民が飛びつくようなやつが欲しいんだが」

梶谷が求めているのは、もっとセンセーショナルなネタ。地味な情報では新聞記事にならないのです。結局、梶谷は期待外れのまま去っていきました。

一方、その頃ヘブンと錦織は江藤知事に案内され、月照寺を訪れていました。月照寺は松江藩主・松平公の菩提寺で、初代から9代までの藩主が眠る由緒ある場所です。

知事が日本語で説明し、錦織が英語に通訳します。

「ここを月照寺は、かつて松江藩主だった松平公の菩提寺で、初代から9代までの藩主が眠っています」

ヘブンは感謝の意を述べます。

「We felt we should bring… ありがとうございます」

そこへ、階段の上から颯爽と現れたのが、江藤知事の娘・リヨでした。会談をゆっくりと降りてくるリヨに、ヘブンは紳士的に手を差し出してエスコート。この瞬間、リヨの心に恋の炎が灯ったのです。

リヨは東京の女学校で英語を学んだ才女。流暢な英語でヘブンに自己紹介を始めます。知事が日本語で補足しようとすると、リヨは堂々と英語で会話を進めました。錦織と知事は完全に蚊帳の外。リヨの積極性に、知事も少し困惑した様子でした。

境内にある大亀の石像に興味を示すヘブン。知事が伝説を語り始めます。

「実はこの大亀、かつては、夜になると動き出し、松江城下で人を食い殺した。そこでもう暴れんと、この大きな石碑をエイヤと背負わせたといわれております」

錦織が英訳すると、ヘブンは目を輝かせます。

「なるほど面白い」

この時、リヨはじっとヘブンを見つめていました。英語が堪能で、日本の伝説にも興味を持つヘブン。リヨにとって、完璧な理想の男性像だったのでしょう。階段でのエスコート、知的な会話、異国からやってきた紳士──全てがリヨの心を捉えて離しませんでした。

SNSでは「階段のシーンでキュンとした」「エスコートされたら誰でも惚れる」との声が多数。リヨのヘブンへの恋心は、この月照寺でのワンシーンから始まったのです。

「私のライバルなのかしら?」リヨがトキに突きつけた衝撃の告白

数日後、ヘブンの部屋を掃除していたトキのもとに、突然の来客がありました。

「ごめんください」

玄関に出ると、そこには華やかな装いのリヨが立っていました。リヨは秘書のような付き人を連れ、鳥籠を持参しています。

「ヘブン先生は日本が大変お好きと伺ったので、日本らしい贈り物をと思いまして」

鳥籠の中には、ウグイスと称される小鳥が入っていました(実際はメジロですが、それは後ほど詳しく)。トキは丁寧にリヨを部屋に招き入れ、お茶を出します。

トキが英語を話せないと知ったリヨは、少し驚いた様子でこう言いました。

「英語が分からないのに、ヘブン先生の女中じゃ大変ですわねぇ」

しかしすぐに本題に入ります。リヨは真剣な表情でトキを見つめ、こう問いかけました。

「ところで、あなたって、私のライバルなのかしら?」

突然の「ライバル」という言葉に、トキは戸惑います。

「ライバー?」

英語ご存じない?」

「すいません、英語がさっぱりで」

リヨは少しためらった後、トキに協力を求めることにしました。

「ならば協力してくださらない。ここだけの話、先日、初めて先生にお会いしてから、先生のことが頭から離れなくて、寝ても覚めても」

そして決定的な一言。

「つまり私、先生のことを、お慕え申しております」

「お慕い申しております」──つまり、リヨはヘブンに恋をしているのです。この告白にトキは目を丸くして驚きました。

「だから協力してほしいの」

リヨは続けます。

「だからって、先生には言っちゃダメよ」

トキは少し慌てながらも答えます。

「いえ、えぇぇ、ええですけど…」

リヨは安堵の表情を浮かべ、喜びます。

「よかった。ありがとう」

このシーンで印象的だったのは、トキの反応です。リヨから「ライバル」と問われた時、トキはこう答えていました。

「ライバーという音の響きが何となくですが、私っぽくない気がしまして」

この言葉には、トキの謙虚さと、同時にヘブンへの特別な感情がないことを示唆するニュアンスが含まれています。しかし視聴者の多くは「本当にそうかな?」と感じたのではないでしょうか。トキの心に、微妙な変化が起き始めているのかもしれません。

SNSでは「トキちゃんの『ライバーっぽくない』がかわいい」「でもちょっと嫉妬してる?」「リヨの積極性すごい」との声が相次ぎました。リヨの天然なのか計算なのか分からないキャラクターも話題に。「純粋に恋心?それともあの知事の娘よ?」と、リヨの真意を探る考察も多く見られました。

ウグイスじゃなくてメジロ!?「ホーホケキョ」で朝から大爆笑

リヨが持参した「ウグイス」をめぐって、第41話は朝から大きな笑いを提供してくれました。

ヘブンは鳥籠の前にしゃがみ込み、熱心に話しかけます。

「ホーホケチョウ」

何度も何度も、ヘブンは「ホーホケキョ」と鳴き真似をして、ウグイスに鳴くよう促します。

「ほれ、頑張れ!」

しかし鳥は一向に鳴く気配がありません。ヘブンは諦めず、優しく励まし続けます。その姿は微笑ましく、純粋なヘブンの人柄がよく表れていました。

ここで視聴者の多くが気づいたのが、「あれ、ウグイスじゃなくてメジロじゃない?」ということ。ウグイスは茶褐色の地味な鳥ですが、メジロは緑色で目の周りに白いアイリングがある、見た目が華やかな小鳥です。そして決定的なのは、メジロは「ホーホケキョ」とは鳴かないということ。

SNSでは即座にツッコミが入りました。

「メジロに…ホーホケチョは無理っしょ」

「連続小説『ばけばけ(41話)』のウグイスと言われた鳥はメジロです。『ホーホケキョ』とは鳴きません。大丈夫NHK?(メジロは普通の小鳥の鳴きかたです)これって『化け化け』のギャグ(笑)」

「しかしあれはウグイスじゃなくてメジロじゃないだろうかとずっと悩んでいる」

興味深いのは、この「鳥の取り違え」が意図的なギャグなのか、それとも単なるミスなのか、視聴者の間で議論が分かれたことです。『ばけばけ』というタイトル自体が「化け物」を意味していることから、「ウグイスに化けたメジロ」という演出の可能性を指摘する声もありました。

実際、明治時代の日本では、ウグイスとメジロを混同することは珍しくありませんでした。特に外国人であるヘブンや、上流階級で鳥に詳しくないリヨが間違えることは、十分にあり得る設定です。この「文化的な誤解」を通じて、当時の知識の限界や、異文化コミュニケーションのズレを表現しているのかもしれません。

ヘブンの「ホーホケキョ、ガンバレガンバレ」という励ましは、視聴者の心を和ませました。鳥に対してさえ優しく接するヘブンの人柄が、改めて印象づけられたシーンでした。

「七面鳥が好物ですわぁ!」リヨのクセ強キャラに視聴者メロメロ

今回の放送で最も話題をさらったのは、間違いなく北香那さん演じるリヨのキャラクターです。ハイカラで英語が堪能、そして何よりクセが強い──視聴者はリヨの登場に大いに沸きました。

トキとの会話の中で、リヨはこんなセリフを口にします。

「かわいいといっても、私自身、ウグイスは全くで、言ったら、パーティーでいただく七面鳥が好物ですわ」

この「七面鳥が好物ですわぁ!」という言い回しが、SNSで大きな反響を呼びました。ウグイスを「かわいい」と言いながらも、自分は鳥には興味がなく、食べる方が好きという本音。上流階級のお嬢様らしい率直さと、どこか天然な雰囲気が絶妙にミックスされていました。

さらに印象的だったのは、リヨが時々英語を交えて話すスタイルです。英語が得意であることをさりげなくアピールしながらも、トキには「英語が分からないのに大変ですわえ」と少し見下すような発言もしています。しかしその口調には悪意がなく、むしろ純粋な驚きのように聞こえるのが不思議なところ。

リヨの「私のライバルなのかしら?」という問いかけも、視聴者に強烈な印象を残しました。この一言には、自信と警戒心、そして少しの挑発が入り混じっています。恋のライバルを前にして、堂々と本音をぶつけるリヨの姿勢は、明治という時代背景を考えると非常に先進的です。

SNSでの反応を見ると、リヨへの評価は二極化しています。

「ばけばけ41話見終わり。北香那が出るとは知らなかった。ただでさえ話が面白いのに、これから高石あかりと北香那というコメディエンヌ対決が毎朝見れるなんて贅沢な朝ドラだ」

「圧強いキャラ来た〜。知事の娘だって。気が強そう」

「絵に描いたような悪役令嬢っぷりが逆に好感が持てる」

「ハイカラで洗練された立ち居振る舞い、所謂ハイカラさん!ただ、ちょっとタカビー」

好意的な意見としては、「コメディ要素が増えて楽しい」「高石あかりとの対決が見たい」といった期待の声。一方で「圧が強い」「タカビー」と感じる視聴者もいました。しかしどちらの意見も、リヨというキャラクターに強く惹きつけられていることに変わりはありません。

注目すべきは、リヨが「天然なのか計算なのか」という疑問です。トキに協力を求める際、リヨは非常に率直で、自分の気持ちを隠しません。この素直さは天然の証拠とも言えますが、同時に「ヘブンには言わないで」と釘を刺す計算高さも見せています。この絶妙なバランスが、リヨというキャラクターの魅力を生み出しているのでしょう。

トキの心に芽生えた微妙な変化とヘブンの「素晴らしい」連発

第41話のラストシーンは、ヘブンとトキのやり取りで締めくくられました。

ヘブンは相変わらず鳥籠の前で「ホーホケキョ」と鳴き真似を続けています。そこにトキがやってきて、ヘブンに話しかけます。

「ヘブン先生、ビアですか?」

トキが慣れない英語で尋ねると、

「ノービア、日本酒」

しじみさん、日本酒もう、日本酒、一番。日本…素晴らしい」

ヘブンの日本語は少しずつ上達しており、トキとのコミュニケーションもスムーズになってきました。そしてヘブンは続けます。

「素晴らしい」

ここで注目すべきは、ヘブンが何を「素晴らしい」と言っているかです。日本酒、ウグイス、そして──

「リヨさん素晴らしい」

この一言を聞いたトキは、少し複雑な表情を浮かべます。そして小言でこう言いました。

「リヨさん七面鳥が素晴らしいといっちょりましたがね」

このトキのセリフには、微妙な皮肉が込められています。リヨが「七面鳥が好物」と言っていたことを持ち出し、暗に「鳥への興味は本物じゃない」と示唆しているのです。トキの口調は穏やかですが、その言葉の裏には、ヘブンがリヨを褒めたことへの小さな引っかかりが感じられます。

このシーンについて、SNSでは様々な考察が飛び交いました。

「リヨお嬢さまの告白にへっ!?と驚くおトキ」

「おトキちゃん、ライバーにもならないとバッサリ。そうですよ!正ヒロインは君だ!」

「おトキもスバラシだから、きっと。おトキ、おリヨ様、錦織先生、そしてヘブン先生。言葉、絵、心のコミュニケーションの濃度に思いを巡らす」

視聴者の多くが感じ取ったのは、トキの心に芽生えた微妙な変化です。これまでトキは、ヘブンに対して友人や雇い主としての感情しか持っていませんでした。しかしリヨという「恋のライバル」が現れたことで、トキ自身も自分の気持ちを意識し始めたのかもしれません。

興味深いのは、トキとリヨの対比です。リヨは英語が堪能で、ハイカラな知識を持っています。一方トキは、英語は話せませんが、日本の民俗や怪談に詳しく、しじみ汁を作る庶民的な温かさがあります。ヘブンにとって、どちらの女性がより魅力的に映るのか──この対決が、今週の大きな見どころになりそうです。

H2: まとめ:第41話の見どころと今後の展開予想

今回の見どころ

  • 北香那演じるリヨの衝撃デビュー: 月照寺での階段シーンから始まり、トキへのライバル宣言まで、クセ強キャラが視聴者の心を掴んだ
  • ウグイスとメジロの取り違えギャグ: ヘブンの「ホーホケキョ」鳴き真似と、視聴者からのツッコミで朝から笑いが絶えない展開
  • トキの心に芽生えた微妙な変化: リヨの登場により、ヘブンへの感情を意識し始めたトキの表情演技に注目
  • 恋の三角関係の予感: リヨの積極的なアプローチと、トキの控えめな反応が対照的で、今後の展開にドキドキ
  • 言葉と文化の壁を超えたコミュニケーション: 英語堪能なリヨと、民俗知識豊富なトキ、それぞれの魅力がヘブンにどう映るか

未回収の伏線・今後の注目ポイント

  • スキップの練習は今週中に成功するのか?(第9週のタイトル「スキップ、ト、ウグイス。」の意味)
  • リヨの恋心は本物か、それとも知事の娘としての計算があるのか?
  • トキはリヨに本当に協力するのか、それとも恋のライバルとして意識し始めるのか?
  • ヘブンはトキとリヨ、どちらの女性に心惹かれていくのか?
  • 錦織は通訳として二人の恋を見守るだけなのか、それとも何か役割を果たすのか?
  • イライザの写真がトキによって伏せられたシーンの意味は?(ヘブンの過去の恋との決別?)

第41話は、新キャラの登場によって物語が大きく動き始めた重要な回でした。トキとヘブンの穏やかな日常に、リヨという強烈な個性が加わったことで、『ばけばけ』はさらに面白くなりそうです。明日以降の展開が楽しみで仕方ありません!

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