NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第90話(第18週金曜日)は、フミさんが語る人柱の怪談がトキの心に深く刺さり、ヘブンが「松江を離れましょうか」と優しく提案するという、感動と別れの予感に満ちた回となりました。さらに司之介が牛乳配達を退職し、家族が粋な労いを見せるシーン、日本滞在記の完成を祝う錦織の「Congratulations!」、そして次回予告では吉沢亮演じる錦織の横顔が20秒間も映し出される前代未聞の演出が話題に。視聴者からは「予告だけで泣ける」「フミさんの怪談が切なすぎる」「錦織さんの表情が意味深」とSNSでトレンド入りする大反響となっています。この記事では、第90話で描かれた感動シーンの数々を、セリフと共に深掘り解説していきます。
「ばけばけ」第18週第90話 あらすじ
トキとヘブンは久しぶりに散歩を楽しむが、ヘブンはトキの様子に違和感を覚える。松江に冬が近づく中、トキは久しぶりの金縛りに襲われ、心配するヘブンに「一緒に怪談を聞かないか」と提案。フミが語ったのは、松江城築城時に人柱として生き埋めにされた無実の娘の残酷な物語だった。「何の罪もない若い娘が、生きたまま城壁の下に埋められてしまった」という怪談を聞きながら、トキは静かに涙を流す。ヘブンは「松江。離れる。しましょう。」と優しく提案。一方、司之介は牛乳配達を退職し、家族から労いの言葉を受ける。日本滞在記が完成しアメリカで好評を博す中、ヘブンは次の一歩を考え始めていた。
フミさんの人柱怪談がトキの心に深く刺さる理由
「何の罪もない美しい娘が」という残酷な物語
第90話で最も胸に迫ったのは、フミさんが語る人柱の怪談シーンでした。久しぶりの金縛りに襲われたトキが、ヘブンに「怪談、聞く、しませんか」と提案し、フミが静かに語り始めます。
「これは、かつて松江で暮らしていた何の罪もない悲しい悲しい娘のお話でございます。今から三百年ほど前、築城の成功を願い、神々への捧げ物として人柱が立てられることとなった。」
フミの声色が、いつもと違う重さを帯びていました。池脇千鶴さんの演技が本当に素晴らしく、怪談を語る母親の悲しみが画面越しに伝わってきます。
「おりしも盆踊りの季節、誰が言ったか忘れましたが『よし、松江一本踊りがうまく、美しい娘を連れてまいれ』」
そして物語は残酷な結末へ。
「必死に抗うも、無理矢理連れてこられた何の罪もない若い娘が。『やめておしなさい』生きたまま城壁の下に埋められてしまった。」
この怪談のどこが特別だったのか。それは、ただの怖い話ではなく、「集団の暴力性」を描いた物語だったからです。今週、松野一家はまさに松江の人々から石を投げられ、言葉の刃を向けられました。特にトキは、ヘブンではなく彼女に集中的に攻撃が向けられたのです。
SNSでは
「今週で見ていて1番心に来たのが大衆が石を投げて言葉の刃を向けた相手がヘブンさんではなく、おトキちゃんということだった。身体の大きなヘブンさんに直接いうことは出来ない代わりにおトキちゃんに全ての刃が向かった…それが最も2人を追い詰めることを理解しているかのように…」
という投稿が話題になりました。
トキが涙を流した本当の理由
フミの怪談が終わった後、カメラはトキの横顔を映し出します。彼女は何も言わず、ただ静かに涙を流していました。
この涙の意味を、ヘブンは正確に理解していました。SNSの視聴者が指摘したように、
「ヘブンさんは『何の罪もない美しい娘が』に反応していたんだ。そしたら、愛するおトキが言葉もなく涙を流していたんだよね。物語が彼女の金縛りの身代わりになって一時解放してくれた。一時だけ。おトキの心の声が聞こえたんだ。」
トキの額の傷は癒えました。しかし、心の傷は癒えていない。金縛りとして身体に現れる恐怖。そして何より、自分が愛してやまなかった松江の街が、理不尽な暴力で無実の人を傷つけた歴史を持つという事実。
「なんと残酷な。松江の街。」というフミの締めくくりの言葉が、トキの心に深く刺さったのでしょう。
あんなに好きだった金縛り。今でも好きな島根の人々。なのにどうして恨めしいのか。この矛盾した感情が、トキを苦しめていました。
「松江を離れましょうか」ヘブンの優しさと決断の瞬間
「松井。寒い。松井。地獄。」の真意
怪談の翌日、トキとヘブンは買い物に出かけます。寒さが厳しくなってきた松江の街を歩きながら、ヘブンは突然こう言いました。
「寒い。松井。寒い。松井。地獄。」
このセリフ、一見するとヘブンらしいユーモラスな日本語に聞こえます。実際、トキも「あー、もう冬も近いですけんねー。というか、もう本当に寒がりなんですけん」と笑顔で返しています。
しかし、この言葉には二重の意味が込められていました。物理的な寒さと、松江という街が見せた冷たさ。ヘブンは、トキが感じている心の寒さを、自分も感じ取っていたのです。
トキの心の傷にいち早く気づいた愛
そして、ヘブンは静かに、しかし明確に提案します。
「トキさん。私。自分。心。聞きました。松井。離れる。しましょう。」
この言葉を聞いたトキの表情が、すべてを物語っています。驚き、戸惑い、そして少しの安堵。
SNSでは
「おトキの心の傷に、いち早く気づいて寄り添うヘブン先生の愛もより際立つ」
「以前のトキなら絶対に松江を離れなかったろうけれど、今の、松江は好きだけれど少し距離を取りたい心情になっているトキなら躊躇いつつも熊本へ行くだろうという、心の移り変わりを丁寧に描いた脚本」という声が上がっています。
ヘブンは「寒いから」という表面的な理由を添えながら、実際にはトキの心を守るための決断を下しました。この優しさこそが、ヘブンとトキの関係の本質を示しています。
散歩のシーンでも、ヘブンはトキの様子を注意深く観察していました。
「何、考えてる」 とヘブンが尋ねると、トキは 「ごくごく、ごくごく当たり前のこと」 と答えます。しかし、ヘブンは違和感を感じていたのです。「何事もなく。散歩できちょりますよね」 というトキの言葉に、逆に「何事もなく」が成立していない現実を見抜いていました。
司之介の牛乳配達退職に家族が見せた粋な対応
「自分の心に聞いた結果じゃ」司之介の決断
日本滞在記の完成を祝う場面の直後、司之介が重大発表をします。
「あー、一時は、あれじゃったが、この頃は。あれじゃの、あの騒ぎは終わり、ヘブンの本は売れ、錦織くんは中学の校長になる。そしてわしはとうとう、牛乳屋を辞めた。」
このセリフ、最後の「牛乳屋を辞めた」がサラッと言われるのが面白いところです。トキは驚いて 「え? え? 辞めたんですか」 と聞き返します。
司之介は落ち着いて答えます。「あぁ。今朝社長に伝えてきた。自分の心に聞いた結果じゃ。」
以前、フミに「辞めるも続けるもわしの心が決めることだけん、心に聞け」と言われた司之介。そしてヘブンにも「自分の心、聞いてください」と助言されていました。彼は本当に自分の心に耳を傾け、決断したのです。
家族の温かい労いとヘブンの深いお辞儀
司之介の退職報告に対する家族の反応が、本当に心温まるものでした。
現代なら「仕事辞めて大丈夫なの?」「これからどうするの?」と心配の声が上がるところです。実際、SNSでも「てっきり司之介が仕事辞めて何やってるんだと叱られる展開だと思っていたの我ながらセンスなくて反省」という声がありました。
しかし、松野家の反応は違いました。
ヘブンが 「ご苦労様でした」 と言い、フミが 「長い間、ご苦労様でございました。まだ髷のあった頃から、本当に長い間」 と深々と頭を下げます。
この「まだ髷のあった頃から」という言葉に、司之介の人生の重みが凝縮されています。元武士として誇りを持ちながら、家族のために牛乳配達という仕事を何年も続けてきた父親。その労をねぎらう家族の姿勢が、明治時代の家族の在り方を美しく描いています。
そして何より印象的だったのが、ヘブンの反応です。SNSでは「誰よりも頭を下げるヘブンが粋だった」と話題になりましたが、本当にその通りでした。
ヘブンは松野家の一員として、司之介に深い敬意を示したのです。この描写一つで、ヘブンがどれだけこの家族を大切に思っているかが伝わってきます。
「後光が射してた」という視聴者の指摘もありましたが、確かに司之介の表情は晴れやかでした。長年の重荷を下ろした安堵と、家族からの感謝に包まれた幸福感が、画面から伝わってきました。
日本滞在記完成!錦織の「Congratulations!」が最高すぎる
アメリカで好調な売れ行き、次の執筆へ
松野家に大きな荷物が届けられるシーン。錦織とトキ、そしてヘブンの興奮が伝わってくる楽しい場面でした。
「とうとう来てくれた」 とヘブンが喜び、錦織も 「あー! これもしや」 と察します。トキも 「あー! え? 錦織さんが分かるなら私も。あー! もしかしてこれ! もしかしてこれこれ! もしかして」 と大声ではしゃぎます。
司之介が 「大声出さずにといってるだろ!」 と注意するものの、その表情は嬉しそうです。
そして開封の瞬間。「では、開ける。3、2、1、ヘブン。もう一回。ヘブンズ!」「ほら、やっぱり! 日本滞在記!」「 Congratulations! Congratulations!」
錦織のこのテンションの高さ! 普段の冷静沈着な「大盤石」とは全く違う、少年のような喜びようです。SNSでは「テンション高杉晋作な錦織のコングラチュレーション!」と話題になりました。
錦織の喜びの瞬間
手紙には、嬉しい知らせが書かれていました。
「アメリカ国内での販売が始まりました。売れ行きはかなり好調で、なるべく早く次の本を書いてほしいと思います。さすがです。ヘブンさん。」
ヘブンは謙虚に 「あなたたち、おかげ。錦織さん。おトキさん。ママさん、おかげ。ありがとうございます」 と感謝を述べます。
しかし司之介が 「あ、あとパパさんもな」 と付け加えると、ヘブンは 「あ、もちろん。パパさん」 と慌てて司之介に感謝します。この何気ないやり取りが、家族の温かさを感じさせます。
錦織は 「これはヘブンさんご自身や松野家の皆さんのみならず、島根の教育にも迫がつき、中学の生徒たちの進学を助けてくれるでしょう。喜ばしい。次期校長として大変喜ばしく思います」 と、教育者としての視点で喜びを語ります。
この成功が、次の展開への布石となっているのです。
前代未聞の20秒予告!錦織の不穏な横顔が意味するもの
「トモダチ。デモ……」断片的台詞の謎
そして第90話のラスト、次週予告が流れます。この予告が、SNSで大きな話題となりました。
錦織(吉沢亮)の横顔のアップが、なんと20秒間も続いたのです。
朝ドラの予告でこんな演出は見たことがありません。通常なら複数のシーンを切り替えて展開を匂わせるところ、ただ錦織の表情だけを映し続けるという大胆な構成。
そして予告で流れた台詞が 「ヘブンさんにとって一番大切な方ですよね」「錦織さん。友達。でも」 というもの。
この「友達。でも……」という断片的な言葉が、視聴者の想像を掻き立てています。何を言おうとしているのか。友達だけど、何? 一緒に行けない? 離れたくない? 様々な推測がSNSで飛び交っています。
吉沢亮の演技力に視聴者騒然
SNSでの反響は凄まじいものでした。
「朝ドラ『ばけばけ』第90話のラスト、錦織(吉沢亮)のアップが20秒間続く前代未聞の次週予告に視聴者が騒然! ヘブン一家の松江離脱と錦織の不穏な表情に、『予告だけで泣ける』『闇落ちしそうで怖い』とSNSでトレンド入りする大反響です」
「来週の錦織さんの無言の予告編がスバラシ。切なさに満ちた横顔がグッと胸に迫る。朝ドラの予告で、今までこんなの見たことない。錦織さん、一緒に熊本行っちゃえよ」
「こんな20秒たっぷり1カット予告なんて。ばけばけはトキとヘブンそして錦織の物語、三本柱と制作側はずっといっていて、遂に19週は吉沢さんの回と。大盤石でありながらこんなに可愛らしい愛すべきへっぽこ錦織さんを作り上げられたのは吉沢さんだからだし、なぜ吉沢亮なのかを強く感じそうな週」
錦織の表情に込められた感情の複雑さ。喜び、寂しさ、不安、葛藤。これらすべてが、セリフなしの20秒間で表現されていました。
来週は第19週「トモダチ。デモ……」。吉沢亮の演技に注目が集まります。
第90話のストーリーの流れ(時系列で振り返り)
最後に、第90話の流れを時系列で整理しておきます。
- 冒頭:トキとヘブンの散歩シーン 寒さが増してきた松江の街を歩く二人。ヘブンはトキの様子に違和感を覚えます。
- 司之介の退職相談 家で司之介が「仕事辞めようかな」と相談。フミに「心に聞け」と言われた過去を振り返ります。
- 金縛りと怪談 トキが久しぶりの金縛りに襲われ、ヘブンに怪談を聞くことを提案。フミが人柱の怪談を語り、トキは静かに涙を流します。
- 日本滞在記の到着 松野家に大きな荷物が届き、日本滞在記の完成が判明。錦織と共に喜びを分かち合います。
- 司之介の退職報告 司之介が牛乳配達を辞めたことを家族に報告。家族は労いの言葉を送ります。
- 買い物シーンとヘブンの提案 トキとヘブンが買い物に出かけ、ヘブンが「松江を離れましょうか」と提案します。
- 次週予告 錦織の横顔が20秒間映し出され、「友達。でも……」という断片的な台詞が流れます。
第90話は、松江での日々が終わりを告げようとしていることを静かに、しかし確実に描いた回でした。
まとめ:第90話の見どころと伏線
第90話「マツエ、スバラシ。」の重要ポイントをまとめます。
- フミの人柱怪談がトキの心の傷と重なり、松江離脱の決断につながった:「何の罪もない美しい娘」が理不尽な暴力で犠牲になった物語は、トキ自身の体験と重なり、静かな涙となって表れました。
- ヘブンの「松江を離れましょうか」という提案は、寒さだけでなくトキの心を守るための愛の決断:表面的には寒さを理由にしながら、実際にはトキの心の傷を癒すための選択でした。
- 司之介の牛乳配達退職と家族の粋な労い:明治時代の家族の在り方を美しく描き、ヘブンも深く頭を下げる感動シーンとなりました。
- 日本滞在記の完成とアメリカでの好評:錦織の「Congratulations!」に象徴される喜びの瞬間は、次の展開への布石となっています。
- 前代未聞の20秒予告で錦織の複雑な感情を表現:吉沢亮の演技力が光る、朝ドラ史上でも異例の予告演出が話題に。「友達。でも……」という言葉の先に何があるのか、来週への期待が高まります。
- 松江との別れが近づく中で描かれる、出会いと別れの物語:「ばけばけは他のドラマと違って時間の流れがゆっくりなので、松江での日々を丁寧に描く。同時に覚悟の決まったドラマなので、松江との別れもしっかりと描く」というSNSの声の通り、丁寧な別れの描写が始まっています。
第19週「トモダチ。デモ……」では、錦織の物語が中心となります。ヘブン一家の松江離脱と、錦織の選択。三本柱の一人である錦織が、どのような決断を下すのか。来週も目が離せません。
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