【朝ドラ『あんぱん』第4週第18話感想・考察】「なにをして生きるのか」──崇の視線の先、千尋の本音、のぶの決意が交差する朝

2025-04-23

朝ドラあんぱん相関図
_{引用元：NHK}

第18話は、のぶの受験当日を中心に、千尋の進路への本音、そして“崇が見つめていた用紙”の意味がSNSで話題となった回です。受験生としてのプレッシャー、家族のサポート、そして未来に向けて動き出す若者たちのまなざしが、静かに、でも熱く描かれました。

のぶ、勝負の朝──家族のあたたかい背中押し

受験当日の朝を描いたこのシーンでは、家族それぞれの言葉に“愛情”と“緊張”が詰まっていて、視聴者の胸をじんわり温めてくれました。のぶの表情が柔らかくなっていく様子にも、安心と覚悟がにじんでいました。

「できんでも、ちゃんと家に帰ってくること」

「試験ができんでも、気合でなんとかしてね」

のぶを送り出す家族のセリフには、受験生に対する思いやりと信頼が詰まっていました。視聴者からも「これは泣く」「見守る家族の優しさに救われた」という声が多数。

あんぱんで光石研がパン屋で焼くあんぱんが、家族の絆をふわっと包み込んでいて泣けた🍞👨‍👧‍👦
— はるちゃん (@haruChan89999) April 23, 2025

あんぱんの家族の雰囲気いいですね〜🥰
— 塚越みき／子どもの発達インストラクター＠東京 (@dekoboko_miki) April 23, 2025

登美子と千代子の柔らかいサポートも印象的で、登美子とともに仏壇に手を合わせて合格祈願をする姿が描かれており、緊張と温もりが入り混じる朝の空気感が丁寧に表現されていました。

「医者になりたくない理由」──千尋の本音と新たな夢

ついに語られた千尋の本音。これまでモヤモヤしていた“進路のなぜ？”に明確な理由が与えられ、視聴者にとっては大きな納得と共感を呼ぶ場面だったと思います。兄・崇との対話だからこそ引き出された言葉でもありました。

「血が苦手なんです」

「工学を学んで、弱い人を守りたい」

兄・崇に対して語られた千尋の本音。これはこれまで視聴者がずっと気になっていた“医学部をやめた理由”の明確な言語化であり、ネット上でも「ようやく明かされた！」「納得の進路変更」と話題に。

「高知第一高校で選択肢を広げたい」

将来の選択肢を見据えた冷静な判断と、“家族の期待”と“自分の本心”のバランスに悩む姿は、多くの若者視聴者の共感を集めました。

「崇が見つめていた紙」の正体は？SNS考察と判明した真相

放送当初、SNSでは「崇が見ていた紙は何だったのか？」という謎に多くの考察が飛び交いました。

「のぶの受験票？」「千尋の願書？」「崇自身の過去への未練？」

──そんな憶測が続く中、第18話の放送後、NHK公式ガイドなどの情報や細かい描写から、その“紙”が「戸籍謄本」であったことが判明しました。

視聴者の間では、「登美子が戻ってきた今、崇は改めて“自分の出自”を見つめ直しているのではないか」「家族との関係を、書類という形で整理しようとしていたのでは」といった新たな考察が深まりつつあります。

SNSでも、

「戸籍を見て自分のルーツを確認する崇、切なすぎる」
「優しいからこそ抱え込むタイプだよね…」

と、彼の内面に寄り添う声が多数。明確に描写されなかったからこそ、登美子との再接近や過去の葛藤を静かに感じ取らせる、深い演出となっていました。

コテンラジオのやなせたかしの回を聴いてたので、あんぱん見ながらここでこのエピソード（たかしの自殺未遂、戸籍謄本を見た時のたかしの気持ちetc）が出てくるのかと思うなど。のぶさんが主人公なのでこの先どう描かれるのか楽しみ。みんなコテンラジオ聞こう。#あんぱん

 https://t.co/PV62RTov7U
— でめ金太郎 (@demekintaro) April 23, 2025