
引用元:TBS
TBS火曜ドラマ「初恋DOGs」第8話が8月19日に放送され、ソハ(ナ・イヌ)の帰国決断と置き手紙のシーンに視聴者が涙腺崩壊。愛子(清原果耶)と快(成田凌)のキス後の気まずい関係、快の動物病院を襲う危機、そしてソハの自己犠牲的な別れが描かれ、物語は韓国ソウルへと舞台を移します。
『初恋DOGs』第8話 あらすじ
前回キスをした愛子と快は「反射です」という愛子の言い訳から始まり、お互いに素直になれずもどかしい関係が続きます。一方、快の病院には誤診訴訟や未承認薬使用疑惑が相次ぎ、背後には相楽(森崎ウィン)の暗躍が。ソハは自分のせいで快が困っていることを知り、「負け犬だ。無能な経営者はいらない」「もう全部いらない」と言い放って韓国へ帰国してしまいます。愛子と快は空港でソハを見つけられず、ついに韓国へ向かうことを決意。残り2話での急展開に視聴者は「ソハロス」「涙が止まらない」と感情的な反応を見せています。
愛子と快のキス後が気まずすぎ!「反射です」発言にSNSざわつく
「初恋DOGs」第8話は、前回愛子が快にキスをしたシーンの続きから始まります。海辺で2人が我に帰って慌てて立ち上がるシーンは、まさに初々しい恋の始まりを象徴していました。
快がしゃっくりを始めると、愛子が自然に快の瞼を親指で押さえてしゃっくりを止めるシーンが印象的でした。この何気ない仕草に、2人の距離感の変化が表れています。しかし、快が「さっきのは理性としての行為ですよね?」と確認すると、愛子は動揺して「反射です」と答えてしまいます。
「脊髄反射」愛子の言い訳が可愛すぎて話題に
愛子のセリフ
「反射です。はい、脊髄反射といいますか。あの、インコがくちばしをこうちょんちょっとするみたいな、イルカとかがするみたいな、そういう反射」
には、SNSで多くの反応がありました。
恋愛を錯覚だと考える弁護士の愛子らしい理論的な言い訳ですが、誰が見ても苦しい説明です。弓削(宮澤エマ)に恋愛の進展について聞かれ、「恋愛において何をもって進展?」と逆質問する愛子の困惑ぶりも、恋愛初心者らしくて可愛らしいものでした。
しかし、弓削から
「いきなりフィジカルに一線を越えたりしたら、大抵はうまくいかないです」
と言われ、愛子は大きなショックを受けます。この瞬間の清原果耶さんの表情の変化は、愛子の内心の動揺を見事に表現していました。
現場検証まで始める2人の意地っ張り合戦
動物保護施設「シンシアホーム」の見学中、愛子は快に「やっぱり記憶は抹消できません」と切り出します。すると快は恥ずかしさから「なんとも思っていません」と答えてしまい、これが愛子を怒らせることになります。
「キスしたのに?」
「したのはそちらですよね?」
「先に髪に手を伸ばして来たのはあなた」
「あれは葉っぱを取ろうと。何なら現場検証しても」
という2人のやり取りは、まるで法廷での攻防のようでした。愛子の弁護士らしい論理的な反撃と、快の苦し紛れの言い訳が絶妙にかみ合わず、視聴者からは「W意地っ張り過ぎる」という声が上がりました。
ソハ(ナ・イヌ)が2人の様子を見て「下手だな。2人とも」と韓国語で呟くシーンは、第三者から見た2人の不器用さを象徴的に表現していました。恋愛に不慣れな2人の関係性が、視聴者にもどかしさと同時に微笑ましさを与えています。
快の病院に危機到来!相楽の暗躍とサスペンス展開に視聴者釘付け
第8話の後半は、これまでのラブコメ調から一転してサスペンス要素が強くなり、視聴者を引き込みました。動物保護施設のスポンサーが見つかって喜んでいた矢先、快の城崎動物病院に次々とトラブルが降りかかります。
ルビちゃん誤診訴訟で「訴えます」宣言
まず、以前診察したルビちゃんの飼い主・湯本(利重剛)が現れ、
「緑内障と言われたがぶどう膜炎、しかもリンパ腫によるものだと」
と診断書を突きつけてきます。快が
「僕が見た時点では、炎症所見もなく、ぶどう膜炎を疑うような所見はありませんでした」
と説明しても、湯本は
「訴えます。この子、人気の犬なんですよ。多方面で活躍していて、ここの病院の誤診で断った仕事がいくつもある」
と激昂します。
このシーンで愛子が
「誤診を理由に賠償を求めたい場合は、客観的証拠が必要となります。そして、その証拠をそろえるのは、飼い主さん側です」
と冷静に対応する様子は、まさに弁護士らしい的確な判断でした。しかし、快への訴訟という現実的な脅威が、物語に緊張感をもたらしました。
未承認薬発見で農水省が立ち入り調査
さらに、農林水産省の職員が病院を訪れ、
「ネファチンV、いわゆる猫エイズの未承認治療薬を使用している疑いがある」
と告げます。快は「使っていません」と否定しますが、調査の結果、確かに院内から未承認薬が発見されてしまいます。
ただし、使用した形跡がないことが確認され、職員は「使用した形跡は認められませんでした」と述べて一旦引き上げます。しかし、この一連の騒動により、病院への不信が高まり、ネット上にも悪質な口コミが増加。来院数が激減してしまいます。
愛子の調査により、湯本が相楽のクリニックに通っていたこと、さらには愛子の事務所の所長・本澤(岸谷五朗)まで関わっていることが判明します。この複雑な人間関係の発覚により、快の病院を意図的に陥れようとする陰謀の存在が明らかになってきました。
ソハの自己犠牲に涙腺崩壊「もう全部いらない」の真意とは
第8話で最も視聴者の心を揺さぶったのは、ソハの決断と別れのシーンでした。ソハの秘書・ヨンス(ジン・デヨン)の調査により、今回の病院への攻撃がソハをウロアグループに戻すための策略だったことが判明します。
相楽との対峙で見せたソハの覚悟
真相を知ったソハは相楽のクリニックを訪れ、直接対峙します。相楽は「自分は何者でもない」と言うソハに対し、
「家出中のただのソハさんですよね?あなたはウロアグループから逃げた。でも結局何者にもなれていない。だから利用されるんです。そろそろバカンスは終わりにしないと。快が心配です」
と挑発的に言い放ちます。
この言葉は、ソハの心の核心を突くものでした。自分のせいで大切な友人である快が困っていることを知ったソハは、深く思い悩みます。愛子と3人で撮った写真を見つめながら、
「全部俺のせいでごめんね。将軍を探しにきてヒョンと愛子さんに会って、一緒に過ごして友達になれた。ありがとう」
と韓国語で呟く場面は、ソハの心境を如実に表していました。
快が病院を売ることを検討していることを知ったソハは、ついに決断を下します。愛子と快に向かって
「負け犬だ。無能な経営者はいらない、父にずっとそう聞かされてきた。逃げるんだ、快さん?俺は帰る。ここにいると弱くなる、快さんみたいに。もういらない、もう全部いらない」
と言い放って家を出ていきました。
将軍が運んだ置き手紙の内容に視聴者号泣
ソハは何も告げずに韓国へ帰国してしまいますが、愛犬の将軍が手紙をくわえて快のもとに届けます。手紙の内容は
「快さん。さようなら。美味しい卵焼き、ありがとう。ナポリタン、ありがとう。洗濯物もありがとう。たくさん、ありがとう。ソハ」
という、拙い日本語ながらも心のこもった内容でした。
この手紙を読む快の表情と、将軍が家を出るソハにぴったりと寄り添うシーンは、多くの視聴者の涙を誘いました。特に将軍の哀愁漂う後ろ姿は「名演」と話題になり、「将軍にしかお別れ言えないの切なかった」という声がSNSに溢れました。
ソハが「もう全部いらない」と言った真意は、自分への愛情も友情も全て断ち切って、快と愛子を守ろうとする自己犠牲的な愛情表現だったのです。ナ・イヌさんの繊細な演技により、ソハの複雑な心境が見事に表現されていました。
物語は韓国ソウルへ!愛子と快の追跡劇で残り2話の行方は
ソハの突然の帰国を知った愛子と快は、慌てて空港に向かいます。しかし、2人がソハを見つけることはできませんでした。
空港でソハを見つけられなかった2人
空港での捜索シーンは、2人の必死さが伝わってくる緊迫した展開でした。快が「つながらない」とソハに電話をかけ続ける様子や、愛子が空港内を走り回る姿からは、2人にとってソハがいかに大切な存在かが分かります。
快の「まさか本当に出ていくなんて」という呟きには、ソハへの信頼と同時に、失ってしまった現実への困惑が表れていました。これまで3人で過ごした時間の重みを感じさせる場面でした。
「ソハさんに会いに、ソウルへ!」決意の瞬間
ソハを見つけられなかった2人でしたが、愛子が
「行きましょう!ソハさんに会いに、ソウルへ!」
と提案します。この決断は、愛子のソハへの想いの深さを物語っています。
快も
「もう二度と会えなくなるかもしれない。後悔したくないです」
という愛子の言葉に共感し、2人は韓国行きを決意します。物語の舞台が日本から韓国へと移る大きな転換点となりました。
エピローグでは、雲を抜けてソウルの街並みが映し出され、物語の新たなステージが始まることを示唆しています。残り2話での展開に、視聴者の期待が高まっています。
まとめ
今回の見どころと伏線ポイント
- 愛子と快の恋愛進展への期待:キス後の気まずい関係から、韓国での新展開で2人の関係はどう変化するのか
- ソハの帰国の真意:自己犠牲的な決断の裏にある、ソハの本当の気持ちと今後の行動
- 病院危機の黒幕究明:相楽と本澤の関係、ウロアグループの真の狙いが明らかになるか
- 韓国での再会シーン:愛子と快がソハを取り戻すことができるのか、3人の友情の行方
- 将軍とさくらの役割:ペットたちが物語にどのような影響を与え続けるか
- 残り2話での結末:3人の関係性がどのような形で決着するのか、視聴者の注目が集まる
第8話は、これまでの明るいラブコメ調から一転して、シリアスで感動的な展開となりました。ソハの自己犠牲、愛子と快のもどかしい恋愛、そして韓国への舞台移動と、残り2話に向けて大きな変化が起きています。視聴者の「ソハロス」が早くも始まる中、最終回に向けてどのような結末が待っているのか、目が離せません。