NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第1週第2話が放送され、北川景子と堤真一の初登場シーンが大きな話題を呼んでいます。明治時代を舞台に、武士の誇りと現実の狭間で揺れる家族の姿を描いた今回。子役・福地美晴演じるトキちゃんの「先生になって一家を養いたい」という健気な発言に、視聴者からは「かわいすぎる」「親孝行すぎて泣ける」との声が殺到。さらに、池脇千鶴演じる母親フミの包容力ある演技も「話題になるのも納得」と高評価です。本記事では、第2話のストーリー展開とSNSで盛り上がった見どころを徹底解説します。
ばけばけ第1週第2話 あらすじ
明治の世になっても武士の誇りが捨てられず、働けない松野家。小学校で将来の夢を聞かれたトキ(福地美晴)は、親友のサワが「小学校の先生になりたい」と答えるのを聞き、自分も教師を目指したいと言い出します。理由は「お金がもらえるから、父上とおじじ様が武士のままでいられる」という親孝行心。一方、親戚の雨清水家では、トキがタエ(北川景子)にお稽古を辞めたいと申し出ますが「武士の娘が金を稼ぐなど」と否定されてしまいます。そこへ、ちょんまげを切ってきたタエの夫・傳(堤真一)が登場。「織物の工場を始める」つまり商いをすると宣言し、タエは驚愕。武士の時代の終わりを象徴する出来事に、松野家も揺れ動きます。最後には謎のウサギが登場し、次回への期待が高まる展開となりました。
トキちゃんの「先生になりたい」発言が健気すぎると話題!親孝行の理由に涙
第2話の冒頭、小学校で「将来の夢」を問われる子どもたち。親友のサワが
「小学校の先生になりたい」
と答える中、トキは紙に何かを書き込む姿が映し出されます。その後の松野家の夕飯シーンで、トキは家族に向かってこう切り出しました。
「私、小学校の先生になろうかと」
突然の発言に驚く祖父・勘右衛門(小日向文世)と父・司之介(岡部たかし)。しかしトキの真意はさらに深いものでした。
「実はおサワが一家を養うために、小学校の先生になりたいと言っておりまして、それ聞いて、私もこの一家のために」
そしてトキは、先ほど書いた紙を見せながらこう続けます。
「そしたら父上もおじじ様も武士のままでいられますでしょ。もう少しお待たせしますが、頑張りますけ。きっと武士でいてごしなさい」
この発言にSNSでは「親孝行すぎて泣ける」「子どもなのにこんなこと考えてるなんて」と感動の声が続々。
食卓シーンでの「あぁ〜」リアクションが自然すぎる演技
この親孝行発言の前に描かれた食卓シーンも、視聴者の心を掴みました。トキが母・フミ(池脇千鶴)の作ったしじみ汁を飲んで、思わず漏らす「あぁ〜」というリアクション。すると父・司之介がすかさず突っ込みます。
「あぁ~と言うなというちょるうだろう、武士の娘が!」
このやりとりに対してフミは
「あぁ~ぐらいいいじゃないですか~、好きなものを食べるときぐらいね~」
と返し、さらに祖父と父のやりとりが漫才のように展開。SNSでは
と好評です。
食事前には司之介がしじみを見て
「わしがしじみで人様に食われる定めじゃったとしたら」
と哲学的な発言をし、勘右衛門が
「わしの汁には入るなよ」
司之介:「それはお互いさま」
と返すユーモラスなシーンも。さらに
「おい、おトキ、身も残すなよ。そのシジミは父上かもしれんのだぞ」
という台詞には、生まれ変わりの概念が自然に織り込まれており、後々の「ばけばけ」要素への布石とも考えられます。
「父上とおじじ様が武士のままでいられる」という純粋な動機
トキの「先生になる」という夢は、決して自己実現のためではありません。その理由を語る場面では、こう説明されています。
「お金が、男の人ほどもらえるわけがないようですが、ほかの仕事に比べたら、お金は良いと聞いておりますし」
つまり、女性が就ける職業の中では比較的高収入であり、それによって家計を支えられるという現実的な判断。そして最も重要なのが「そしたら父上もおじじ様も武士のままでいられる」という動機です。
明治維新後、士族は特権を失い、多くが商いや新しい職業に転じることを余儀なくされました。しかし松野家の男性陣は「武士の誇り」にこだわり、働くことができずにいます。トキはそんな家族の状況を理解した上で「自分が稼げば、父上たちは誇りを守れる」と考えたのです。
この発言を聞いた母・フミは後に
「良き娘に育ちましたねぇ」
と皮肉交じりに語りますが、その言葉の裏には複雑な母心が隠されています。子どもの純粋な親孝行心と、それを受け入れざるを得ない家庭の経済状況。トキの成長を喜びながらも、子どもにこんな心配をさせてしまっている現実への自責の念が入り混じった表情でした。
池脇千鶴演じる母親フミの包容力が「話題になる理由」そのもの
第2話で改めて注目を集めたのが、池脇千鶴演じる母親・フミの存在感です。SNSでは「池脇さんはドラマ『その女、ジルバ』でその抜群の演技力を痛感したけれど、『ばけばけ』でも包容力のある母親役を演じて秀逸だ」「池脇千鶴がすごくいい」と、その演技力を称賛する声が相次ぎました。
「良き娘に育ちましたねぇ」の皮肉に込められた母の想い
トキが「先生になって一家を養う」と宣言した後、父・司之介がその場を取り繕おうとする中、フミは一言こう言い放ちます。
「良き娘に育ちましたねぇ」
この台詞は表面上は褒め言葉ですが、実際には男性陣への皮肉が込められています。「武士の誇り」にこだわって働かず、結果として幼い娘に「一家を養いたい」と言わせてしまっている状況。フミ自身は内職で家計を支えており、その苦労を理解しているからこその言葉です。
しかし池脇千鶴の演技は、単なる皮肉や批判ではなく、夫や義父への愛情、そして娘の成長を喜ぶ気持ちと複雑な心境が交錯する様子を繊細に表現。SNSでは
と評価されています。
涙を浮かべてトキを見つめるシーンの演技力
親戚のタエの元でお稽古を受けているトキ。第2話では、そのお稽古を辞めたいと申し出る場面が描かれます。タエから
「武士の娘が金を稼いだりいたしません」
と諭されるトキを見守るフミ。
目に少し涙を浮かべてトキを見つめる場面での池脇千鶴の演技は、言葉を発さずとも母親の複雑な感情を見事に表現していました。
娘が自分の夢を語り、それが経済的な理由からくるものだと知っている母親。お稽古を続けさせてあげたいという気持ちと、それが経済的に難しいという現実。そしてタエの言う「武士の娘としての生き方」と、明治の新しい時代における女性の可能性のジレンマ。
これらすべてが、涙を浮かべた瞳の中に凝縮されていました。SNSでも
という声がある中、フミの存在が物語に深みと現実感を与えていると言えるでしょう。
北川景子の初登場で「画面の空気が変わった」!圧巻の美しさとコメディエンヌぶり
第2話最大の話題といえば、北川景子演じる雨清水タエの初登場シーンです。SNSでは
と、その存在感が大きな注目を集めました。
気品ある着物姿と「武士の娘が金を稼ぐなど」の台詞回し
ナレーションでは
「雨清水家はそれはそれは承久の武士だったから、おときちゃんの松野家とは格が全然違う」
と説明されます。その言葉通り、タエが登場するシーンでは女中がずらりと並び、名家の格式が視覚的に表現されていました。
トキがお稽古を辞めたいと申し出ると、タエは落ち着いた口調でこう諭します。
「武士の娘は金を稼いだりいたしません。たしなみを身につけ、いずれ武士の夫や一家を支える。それが武士の娘。つまり、先生になどなりませぬ。もちろん、ほかのあらゆる商いも」
この台詞回しに、SNSでは「北川さん役にハマりすぎ」
と絶賛の声。
明治時代の上流階級の女性としての矜持と、それを自然に体現する北川景子の演技が、わずかなシーンで強烈な印象を残しました。専門家の分析でも「朝ドラ初出演で、明治の上流女性の気高さとユーモアを一瞬で体現」と評価されています。
「工場?工場?」気絶寸前の絶妙な演技に視聴者爆笑
そんな気品あふれるタエが、最も視聴者の心を掴んだのが夫・傳のちょんまげカット報告を聞いた後のシーンです。
傳から
「近いうちに、わしはここで織物の工場を始めようと考えておる」
と告げられたタエは、まず困惑した表情で問い返します。
「工場を始めるというのは」
傳が
「つまり、つまり、商を始める」
と答えると、タエの反応が秀逸でした。タエが
「工場?工場?工場を始めるというのはつまり?」
という台詞として表現されます。
武士が商いをするなど、タエにとっては考えられないこと。その衝撃が段階的に表現されました。SNSでは
と、そのコミカルな演技が大きな話題となりました。
気品ある上流階級の夫人でありながら、夫の突然の決断に動揺し、思わず気絶しそうになるというギャップ。視聴者も
「明治の上流女性の気高さとユーモアを一瞬で体現。視聴者は『美しすぎる』『ハマりすぎ』と驚嘆し、時代劇的な華やかさが全体のテンポを上げる」
と分析しています。
その後、タエが髷があった傳の写真を見つめるシーンも印象的。武士としての誇りを持ち続けた夫と、時代に合わせて変化しようとする夫。その対比が、写真という小道具を通じて静かに表現されました。
堤真一の”ちょんまげカット”宣言!「武士の時代は終わった」の重み
北川景子と並んで大きな話題となったのが、堤真一演じる雨清水傳の登場シーンです。SNSでは「堤真一さん」「堤さん岡部さん流石でしかない」と、その存在感が高く評価されました。
「織物の工場を始める」発言がもたらす衝撃
傳が初登場するのは、トキがタエから「武士の娘は金を稼がない」と諭された直後。その姿に周囲は驚きます。
トキは素直に
「すごく、すごくお似合いでございます」
と褒めますが、その理由を傳はこう説明しました。
「月並みだが、時代じゃな。髷を結い続けることで、この明治の世にあらがってきたつもりだったが、武士の時代はもうとうに終わりじゃ」
そして決定的な発言が続きます。
「近いうちに、わしはここで織物の工場を始めようと考えておる」
この「工場」という言葉の重みは、現代の感覚では理解しにくいかもしれません。しかしSNSでは
という投稿があるように、当時の武士階級にとって商業活動に従事することは、自らのアイデンティティを否定することに等しい決断でした。
他にも「士族の商い抵抗が現代の転職悩みに重なる」という視点が示されており、時代は違えど「プライドと現実のジレンマ」という普遍的なテーマが描かれています。
ラストの”謎ウサギ”登場に考察続々!「どげんしてうさぎ?」の声
第2話のラストで視聴者を驚かせたのが、突然のウサギ登場シーンです。
松野家に司之介の知り合いらしき人がウサギを持ってくる。しかしこのウサギが何を意味するのか、なぜこのタイミングで登場したのかは明かされず、SNSでは「どげんしてうさぎ?気になる」「ラストのウサギが象徴する家族の未来や経済的転機?」と考察が飛び交いました。
まず、ウサギは繁殖力が強いことから「繁栄」の象徴とされることがあります。経済的に困窮している松野家に、これから何か良い変化が訪れる暗示かもしれません。
また、ウサギは「跳ねる」動物であることから「飛躍」を意味することも。トキの成長や、家族の新しい生き方への転換点を示唆している可能性があります。
さらに「ばけばけ」というタイトルを考えると、このウサギ自体が何か特別な存在である可能性も。今後、物語の中で重要な役割を果たすのかもしれません。
SNSでは「2話にして一気に引き込まれた感」という声もあり、このウサギの謎が次回以降への期待感を高める効果的な演出となっていることは間違いないでしょう。
ハンバートハンバートのOP曲が「多幸感爆発」と大好評
第2話でも改めて注目を集めたのが、オープニングテーマです。SNSでは
他にも、「オープニングから溢れる多幸感」「OPも含めて優しい感じで好き」と、その評価は非常に高いものでした。
確かに、明治時代の厳しい身分制度や経済的困窮という重いテーマを扱いながら、オープニングでは温かく希望に満ちた雰囲気が流れます。この対比が「うらめしくてすばらしい」という独特の世界観を作り出しているのです。
SNSでは
という感想も。
オープニング映像については「ただクレジットの字はさすがに小さすぎるか…?」という指摘もありましたが、全体的には「曲の意外性やクレジットのセンスが話題に上がり、視聴者を引き込む導入部として好評。癒しを求める層に刺さっている」と分析されています。重いテーマを扱いながらも、視聴者が朝から心地よく見られるバランス感覚が、この作品の大きな魅力となっているようです。
📌 まとめ
「ばけばけ」第1週第2話の見どころと考察ポイントをまとめます。
- トキの親孝行発言が感動を呼ぶ: 「先生になって一家を養う」という健気な動機に視聴者涙。子役・福地美晴の自然な演技が高評価
- 池脇千鶴の母親役が話題の理由: 「良き娘に育ちましたねぇ」の皮肉と、涙を浮かべてトキを見つめるシーンの演技力が秀逸。包容力ある母親像が物語に深みを与える
- 北川景子の初登場が衝撃的: 気品ある着物姿で「画面の空気が変わった」と話題。「工場?工場?」と気絶寸前のコメディエンヌぶりも絶賛される
- 堤真一のちょんまげカットが象徴する時代の転換点: 「武士の時代は終わった」として織物工場を始める決断。タエが亡き兄・寛の写真を見つめるシーンに込められた複雑な心情
- 謎のウサギ登場で次回への期待高まる: 「どげんしてうさぎ?」とSNSで考察続々。家族の繁栄や飛躍を暗示する伏線か
- ハンバートハンバートのOP曲が「多幸感」を生む: うらめしい時代設定とのコントラストで、朝の癒し効果抜群。「OPが素敵すぎて涙出そう」の声も