【ばけばけ第8週第40回ネタバレ感想】「ヘーブン!」クイズ大会が面白すぎ!ヘブンクイズとブードゥー人形の意味深展開

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第8週第40話「クビノ、カワ、イチマイ。」が2024年11月21日に放送され、SNSで「今までで一番面白い回!」「朝から爆笑した」と話題沸騰中です。今回は、ヘブン先生(トミー・バストウ)が出題する「ヘブンクイズ」を中心に、錦織友一(吉沢亮)の全問不正解というポンコツぶりと、トキ(髙石あかり)の心温まる思いやりが描かれました。笑いあり、感動ありの神回を徹底解説します!

目次

「ばけばけ」第8週第40話のあらすじ

錦織友一がスキップの練習をこっそりしていたところを生徒たちに見つかってしまいます。そこへヘブン先生も登場し、スキップの発祥について話題になりますが、ヘブンは「アメリカ生まれではない」と明かします。その後、ヘブンの家で錦織の弟・丈や生徒たちを交えた「ヘブンクイズ大会」が開催されます。ヘブン先生の出生地や嫌いな食べ物、過去の経歴などが問題となり、錦織は全問不正解という結果に。一方、トキは見事正解を連発します。最後に錦織がイライザの写真について質問しようとした際、トキが「大切な方だから心にしまっておきたい」と制止し、ヘブン先生の心に深く響く場面が描かれました。

錦織のスキップ練習が下手すぎ!生徒たちに見つかる冒頭シーン

第40話の冒頭は、錦織友一(吉沢亮)がこっそりとスキップの練習をしているシーンから始まります。しかし、その姿はお世辞にも上手とは言えず、ぎこちない動きで何度もトライしている様子が映し出されました。

そこへ生徒の小谷春夫(下川恭平)、正木清一(日高由起刀)、そして錦織の弟・丈(杉田雷麟)が覗き込んでいる様子が描かれます。生徒たちは「見てたのかあ?」と声をかけ、錦織は自分が見られていたことに気づいて恥ずかしそうな表情を浮かべました。

そこへヘブン先生(トミー・バストウ)が登場し、華麗なスキップを披露します。生徒たちにも「やってみなさい」と促すと、三人ともあっという間にスキップをマスターしてしまいます。錦織よりもはるかに飲み込みが早い生徒たちの姿に、錦織は面白くなさそうな表情を見せました。

ここで錦織が

「(スキップは)先生が生まれたアメリカのものだろう?」

と尋ねると、ヘブンは

「アメリカ生まれじゃない」

と意外な事実を明かし、その場を去ります。この一言が、後のヘブンクイズ大会へとつながっていくのです。

SNSでは「錦織のスキップ下手すぎて笑った」「吉沢亮のポンコツ演技が最高」「神童なのにスキップできないギャップがたまらない」といった声が多数寄せられました。朝ドラらしからぬコミカルな演出が、視聴者の朝を明るく彩ったようです。


「ヘーブン!」効果音が面白い!ヘブンクイズ大会の全貌

オープニング後、トキ(髙石あかり)が洗濯物を畳んでいると、ヘブン先生と錦織、そして松江中学の生徒たちがやってきます。その中には錦織の弟・丈もいました。

トキがお茶を出そうとしますが、緊張からかお茶をこぼしてしまう場面も。生徒たちは流暢な英語でやり取りをしており、トキは

「皆さん英語が達者ですね」

と感心します。

錦織が説明するには、

「実はわれわれヘブン先生のことを何も知らないということに、今さらながら気がつきまして。なので、もっと教えてくださいとお願いしたところ、ここで問題を出してくださると」

とのこと。ヘブン先生がクイズ形式で自分のことを教えてくれることになったのです。

クエッション1:どこの国で生まれたか?

「1番ギリシャ、2番アイルランド、3番フランス。この中のどこかに答えがあるそうだ」

と錦織が問題を読み上げます。

トキは

「アメリカではないんですか?」

と驚き、錦織たちも

「我々もそう思ってあきれられてしまった」

と返します。

ここで興味深いのが、生徒たちの推理です。

「一も二も三もヨーロッパ、フランスは英語が母国語じゃないはずだ」

「アイルランドだけが英語が母国語だからな」

という会話から、論理的思考で答えを導き出そうとする様子が伺えます。

クイズ番組の構成と登場人物の対比を検討した。

ここでは、生徒たちの推理過程とトキの反応を対比させます。トキは国名すら知らないけれど、後で正解を出すという展開を強調します。

一方、トキは

「どこも初めて聞くばかりで、もう、なんもすみません」

と答えられません。

小谷だけが「ギリシャ」と答え、正解!ヘブン先生は小谷に「鎌」をプレゼントします。この賞品の渋さが、SNSでも「鎌とかコマとか、センスが独特すぎる」と話題になりました。

ヘブン先生は

「ギリシャで生まれ、2歳でアイルランドに渡り、アメリカ、フランス、マルティニークなどで転々としていらっしゃるんですね」

と解説。母親がギリシャ人、父親がアイルランド人という国際的なバックグラウンドが明かされました。

この多国籍な生い立ちは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の史実に基づいており、視聴者からは「史実を自然にクイズで説明する脚本が天才的」との声も上がっています。


錦織全問不正解の波乱展開!トキが見せた驚きの正解率

ヘブンクイズ大会は続きます。

クエッション2:嫌いな日本の食べ物は何か?

生徒たちがそれぞれ予想を述べる中、トキは知っているかのように微笑みます。そして自信を持って答えました。

「嫌いな食べ物は、いとこんにゃく、です」

正解!ヘブン先生はトキにプレゼントを渡します。トキは「わたしのだー!」と喜び、その無邪気な反応がSNSでも「可愛すぎる」「朝から癒された」と大好評でした。

この

「わたしのだー」

というセリフは、トキの素直で屈託のないキャラクターを象徴する名シーン。ヘブン先生も

「しじみさん頑張って!」

とトキを応援し、二人の距離が縮まっていることを感じさせます。

クエッション3:ヘブン先生はレストラン、つまり料理屋を開いたことがあるか?

生徒たちは

「先生が料理を?」

と驚きながらも、錦織が

「ない」

と答えると、全員が

「ある」

と逆を行く選択をします。

「なぜだ?なぜみんな私の逆を行く」

と錦織は困惑した表情。正解は「ある」で、ヘブン先生は

「アメリカでひと月ほどレストランを開いたことがある」

と説明しました。

クエッション4:私は40歳か?

再び錦織が

「違う」

と答えると、正解は「40歳」。ここから錦織の連敗が始まります。

どんどん問題が進む中、錦織以外の足元には賞品が並べられていきますが、錦織だけは一つも獲得できていません。ヘブン先生が「クイズは終了」と告げると、錦織は

「納得がいかず、もう1問」

と食い下がりますが、断られてしまいました。

錦織の悔しそうな表情が映し出され、SNSでは「錦織先生のポンコツぶりが愛おしい」「神童がクイズで全敗するギャップが面白すぎる」と盛り上がりました。

吉沢亮さんの演技の幅広さを感じさせるシーンで、視聴者からは「シリアスな役からコミカルな役まで、吉沢亮は本当に何でもできる」との称賛の声が上がっています。


イライザの写真をめぐる心温まるシーン・トキの思いやりが胸を打つ

錦織はまだ諦めきれず、ヘブン先生の部屋にある「写真」に目をつけます。

「先生、あの写真って誰なんですか?」

と錦織が尋ね、生徒たちも

「それ私も気になります」

と乗り気になります。

しかし、ここでヘブン先生は急に表情を変え、写真を伏せるように隠しました。この仕草から、写真が非常に大切な人物であることが伝わってきます。

そこでトキが静かに口を開きました。

「あの写真のことは、あまり伺わん方がかと」

錦織が

「それは?」

と聞き返すと、トキは続けます。

「きっとですが、先生の大切な方だからです。先生、あのお写真のこと、すごく大切にされていて。何かあった時に、真っ先に抱えて守ってらっしゃいます」

さらにトキは、自分の経験を重ねるように語ります。

「私にも、大切な方がいますが、そういうことはなるべく、心の中にしまっておきたく」

「すみません。余計な口を挟んで」

とトキは謙虚に付け加えますが、ヘブン先生は深く頷き、

「understood(理解した)」

と答えました。

この瞬間、言葉の壁を超えた心の通じ合いが描かれ、視聴者の胸を打ちました。SNSでは「トキの思いやりに涙が止まらない」「言葉が通じなくても心は通じるんだと実感した」「髙石あかりの演技が素晴らしすぎる」といった感想が溢れています。

特に注目されたのが、

「ヘブン先生の心を感じ取ってたのが、英語を話せる錦織さんや中学生達ではなく、おトキさんだったのが良いなって思うと同時に、言葉を理解しても心まで理解するのは難しいんだな」

というSNSの声です。

錦織は英語が堪能で、ヘブン先生とスムーズに会話ができます。しかし、言葉が通じるからこそ、逆に表面的なコミュニケーションに留まってしまう危険性もあるのです。一方、トキは英語を話せませんが、ヘブン先生の仕草や表情、態度から心の機微を読み取る力があります。

この対比は、小泉八雲と妻・セツの実際の関係性とも重なります。八雲は日本語が不完全でしたが、セツの思いやりや日本文化への深い理解に支えられていました。言葉を超えた絆こそが、八雲の作品の源泉となったのです。

ヘブン先生がトキを見つめる眼差しには、深い感謝と信頼が込められていました。この瞬間、二人の関係は雇用主と女中を超えた、特別なものになりつつあることが伝わってきます。

ブードゥー人形のプレゼントと月が改まる意味深なラスト

ヘブン先生はトキに「チャンピオン」と呼びかけ、特別な賞品を手渡します。それは「ブードゥー人形」でした。

ヘブン先生が

「針を刺して願いをかなえたり、呪ったりするそうです」

と説明すると、トキは目を輝かせます。

「丑の刻のボラ人形みたい」

とトキは日本の「丑の刻参り」の藁人形を連想し、大喜び。「呪いの」とワクワクした様子で受け取りました。

この文化的な共通点(呪術的な人形文化)を通じて、日本とアメリカ(正確にはハイチ由来のブードゥー)の意外な類似性が描かれています。トキの

「早く呪いたいな」

というセリフは、SNSでも「トキちゃんの発想が怖可愛い」「怪談好きのトキらしい反応」と話題になりました。

一方、錦織は一つもプレゼントをもらえず、不満げな表情を浮かべています。この対比もまた、視聴者の笑いを誘いました。

そして場面は変わり、「月が改まる」というナレーションとともに、時間の経過が示されます。

ヘブン先生はトキにお給金を渡し、

「これからも、よろしく願います」

と日本語で伝えます。この「よろしくお願いします」という日本語の習得は、ヘブン先生がトキとのコミュニケーションを大切にしようとしている証です。

トキはカエルの絵に

「コチラコソ」

と書いて渡します。二人のやり取りはどこか雇用関係を超えた、対等で温かいものになっていることが伝わってきます。

最後にトキのナレーションが入ります。

「クビにならなくてよかったわ〜」

相変わらずスキップは下手なトキでしたが、ヘブン先生との絆は確実に深まっていることが描かれ、温かい気持ちで回を終えることができました。

🎯 まとめ:第40話の見どころと伏線

今回の第40話は、コメディと感動が絶妙にミックスされた神回でした。以下、見どころと今後の伏線を整理します。

  • ヘブンクイズ大会で明かされた多国籍な生い立ち:ギリシャ生まれ、アイルランド育ち、アメリカ・フランス・マルティニークを転々としたヘブン先生の過去が、小泉八雲の実際の経歴と重なる
  • 錦織の全問不正解が示す「言葉と心のズレ」:英語が堪能でも心が読めない錦織と、言葉が通じなくても心を理解するトキの対比が、今後の展開の鍵になりそう
  • イライザの写真が示す未回収の伏線:ヘブン先生が大切にする女性・イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)の正体は?トキとの関係性にどう影響するのか
  • ブードゥー人形が象徴する文化の融合:日本の呪術文化とアメリカのブードゥーという、異文化の共通点を通じた理解の深まり
  • 次週予告でライバル登場:江藤知事の娘・リヨ(北香那)が「私のライバルなのかしら?」と登場。トキとヘブン先生の関係に波乱の予感
  • トキの雇用継続で深まる信頼関係:月が改まり、ヘブン先生とトキの関係は雇用主と女中を超えた特別なものへと変化している

『ばけばけ』第40話は、笑いと感動、そして史実に基づいた丁寧な人間ドラマが詰まった回でした。次週はいよいよライバル・リヨが登場し、トキの恋にも動きが!今後の展開から目が離せません。

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