【ばけばけ第10週第47回ネタバレ感想】ヘブン先生風邪で弱音「サムガリ、ヤメタイ」…トキの献身的看病に史実の小泉八雲重ねる視聴者続出

12月2日放送の「ばけばけ」第10週第47話では、松江を襲った大寒波でヘブン先生が体調を崩し、トキの看病を受けるシーンが大きな話題となりました。「サムガリ、ヤメタイ。」というヘブンの弱音と、トキの献身的な姿に視聴者は「キュンとした」「距離が縮まってる!」と反応。一方、リヨは琴を披露するもヘブンに「しじみさんみたい」と言われて嫉妬し、トキに八つ当たりする展開に。タエの「聴かせたい人がいるから上手になる」という言葉も多くの共感を呼びました。

目次

「ばけばけ」第10週第47話のあらすじ

リヨはヘブンのために琴を披露しますが、ヘブンから「しじみさんみたい」と言われて複雑な表情を見せます。一方、トキはタエのもとで三味線の稽古に励み、その上達ぶりを褒められます。タエは「聴かせたい人がいるから上手になる」と意味深な言葉をかけます。トキが三之丞に今月分の給料を渡すと、三之丞は朝から晩まで石を積み続けていることが判明。そんな中、松江を大寒波が襲い、ヘブン先生が体調を崩してしまいます。錦織が慌ててヘブンを連れてきて、トキが看病することに。弱気になったヘブンは「サムガリ、ヤメタイ。」と弱音を吐きます。

リヨの琴披露とヘブンの「しじみさんみたい」発言

リヨの渾身の琴演奏とヘブンの反応

第47話の冒頭、リヨがヘブンのために琴を披露するシーンから始まります。錦織と江藤県知事も同席する中、リヨは緊張した面持ちで琴を奏でます。

演奏が終わると、ヘブンは拍手をしながら称賛の言葉を送ります。

ヘブン:「素晴らしい。」

錦織が江藤知事に対して

「お嬢様が琴を弾くとは、存じませんでした」

と驚きを見せると、知事は

「嗜みとして一応な。本人は全く進んでやっておらんかったがのう」

と答えます。

しかしヘブンは何度も

「素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい」

と繰り返し、拍手を続けます。その様子を見た知事が

「何を手を叩いちょるかね、先生は」

と尋ねると、錦織が説明します。

錦織:「拍手でございます。こうした披露の場で観客が行う、ま、西洋の習慣と言いますか、礼儀作法と言いますか。」

知事は「ほう。西洋のものか」

と感心し、ヘブンはリヨに向かって英語で話しかけます。

ヘブン:「Riyoさん、琴、素晴らしい。I’ve heard the 三味線、太鼓、but never the 琴 before。素晴らしい。」

リヨも英語で返答します。

リヨ:「Thank you. I want preserve and cherish our Japanese culture.」

ヘブンは

「That’s wonderful」

と応じますが、その直後に何気なく言った一言がリヨの心を揺さぶります。

「しじみさんみたい」の一言に揺れるリヨの心

ヘブン:「しじみさんみたい。」

この言葉に、リヨは

「しじみさんみたい?」

と戸惑いの表情を見せます。知事も

「何を話しておるかね」

と尋ね、錦織が慌てて取り繕います。

錦織:「あー、日本人ですので、日本文化を大切にしたいと思っていると、お嬢様が。」

知事は「なんたてて、くっ、調子のええ。」

と続けて言います。

知事:「西洋の言葉を喋り、西洋の拍手とやらをもらって喜んじゃったくせに。諦めたと思っちょったが、これは注意が必要だの。ヘブン先生はいずれいなくなるんだけんねー。」

自分の気持ちを抑えようとするリヨの姿が印象的で、SNSでは「リヨの複雑な表情が切ない」「お嬢様の嫉妬可愛い」という声が多く上がりました。

ヘブンがくしゃみをして「松茸、寒い。寒い」と体調不良の兆しを見せるシーンで、物語は次の展開へと進んでいきます。

タエの言葉「聴かせたい人がいるから上手になる」にSNS感動

トキの三味線稽古と上達の理由

オープニング後、場面はトキがタエのもとで三味線の稽古をするシーンに切り替わります。トキの演奏を聴いたタエは、優しい笑みを浮かべながら言います。

タエ:「おトキ、あなた、随分と上手になってきたわね。」

トキは驚いた様子で

「本当ですか?」

と尋ねます。タエは毅然とした口調で答えます。

タエ:「私が嘘をつきますか?」

トキは慌てて謝ります。

トキ:「失礼いたしました。ありがとう存じます。これもひとえに、叔母様のご指導のおかげでございます。」

タエ:「それは当然のことでございます。」

そしてタエは、意味深な言葉を続けます。

タエ:「ただ、それだけでは上達はいたしません。お聴かせするお相手、ご披露するお相手がいてこそ、さらに自然と上達するというもの。」

この言葉にトキは

「お聴かせするお相手」

と小さく呟き、タエは微笑みながら問いかけます。

タエ:「え。おトキは、どんなお相手にお聴かせしているんでしょうね。」

トキは

「あ、いえ、私は」

と言葉に詰まります。

タエの洞察力と母性的な優しさ

このシーンについて、SNSでは多くの感動の声が上がりました。

「今朝の朝ドラ、『聴かせたい人がいるから上手になるのよ』というトキの三味線演奏シーンのセリフ。これは他の楽器でも、音楽以外でも言えることだなと思い。とても腑に落ちる」

という投稿には、多くの共感が集まっています。

また、

「三味線をお聴かせするお相手のことを詮索することなく、少しずつ大人になっていくトキを慈しむかのように『どんなお相手にお聴かせしているんでしょうね』と問うタエの気品と、『娘』への思いが伺える素敵なシーン」

という声も。

タエはトキが誰かのために稽古に励んでいることを察しながらも、直接的には問い詰めず、優しく見守る姿勢を貫いています。この母性的な優しさと洞察力が、視聴者の心を打ったようです。

トキの三味線の音色は、確実にヘブンに届けたいという想いとともに磨かれていることが、このシーンから伝わってきます。

三之丞の石積みシーン「賽の河原か!」と視聴者

仕事が見つからず石を積み続ける三之丞

トキが三之丞に今月分の給料を渡すシーンが登場します。トキは

「お待たせしました。今月分です。ご確認を」

と三之丞に金を渡しますが、三之丞は素っ気なく答えます。

三之丞:「その必要はない。ありがとう。」

お金を受け取ると、三之丞はその場を離れます。トキが三之丞の後を追うと、そこには驚くべき光景が広がっていました。

三之丞が黙々と石を積み上げているのです。後ろからお坊さんがやってきて、説明します。

お坊さん:「ただただ石を積んどります。仕事が見つからんのか。ここのところ朝から晩まで。」

トキは驚いた表情で三之丞の姿を見つめます。

トキとの関係性と複雑な心境

このシーンについて、SNSでは「賽の河原か!」というツッコミが相次ぎました。

「もうさー、今日の三之丞見て、『賽の河原か!』と突っ込んだのは私だけではないはず。トキが女中になってから3~4か月?ずーっと彼女の給料の半分を唯々諾々と受け取ってたんか?しっかりしてくれ」

という厳しい意見も。

また、

「久々三之丞と思ったら、お礼を言いつつトキにつれない態度。やはり仕事には就けていなかったか…日長一日石を積む日々。社長にもなれずお金も稼げず、トキからのお金が頼り。そして、恐らくタエがトキとのお稽古のことなどを家で話しているだろうから、余計にトキに複雑な思いがあるかと」

という考察も見られました。

三之丞は「ありがとう」という言葉を言えるようになったという成長は見られるものの、仕事が見つからず、トキの給料に頼り続けている現状に、視聴者は複雑な思いを抱いています。

「おタエ様の微笑みに少しキラキラ感が回復しておトキも錦織さんもおナミもみんなそれなりに自分なりに少しづつ乗り越えて適応してやってそうな中、石を積んでる三之丞だけが止まったままで怖い。ありがとうを言えるようになったのは成長してるけど」

という投稿が示すように、周囲が少しずつ前進している中で、三之丞だけが停滞している状況が際立っています。

大寒波襲来!ヘブン先生が体調を崩す

「松江、寒い」弱音を吐くヘブン先生

ナレーションが

「それから程なくして、松江を大寒波が襲いました」

と告げると、雪が降る中、トキがなみと再会するシーンが流れます。

なみは久しぶりに会ったトキに

「女中の仕事はどう?」

と尋ね、トキは答えます。

トキ:「言葉もようわからんし、大変なこともようけあって。ギリギリなんとかやっちょります。」

なみは

「それって、気使っちょる?」

と鋭く指摘します。

なみ:「だけん、あたしに。気使わんでええのよ。恨みも妬みもしとらんけん、楽しければ楽しいって言ったら。」

トキは正直に答えます。

トキ:「あー。でしたら、楽しいとは違うかもしれませんが、面白いです。言葉もわからんけど、少しずつですが、距離が縮まっちょる感じがして。」

なみは微笑んで言います。

なみ:「やっぱし、ええ顔しちょるもん。」

SNSでは「おナミさん……人格者だ 幸せになって欲しいなぁ」という声が多く見られ、なみの優しさと包容力が改めて評価されました。

そんな中、ヘブンは授業中にも咳をし、体調不良が顕著になっていきます。学校で倒れてしまったヘブンを、錦織が慌てて連れてきます。

錦織の献身的なサポートと優しさ

錦織:「おトキくん、おトキくん、早く!」

トキは驚いて

「あ、え、はい!何ですか?」

と尋ねます。

錦織:「もう着きましたよ。ご安心ください。」

トキ:「どうしたんですか?」

錦織:「学校で倒れた。」

医者が診察に来て、診断を下します。

医者:「気管支過多だのう。まあ、命に関わることはないけん、とにかく温かくして。」

錦織はヘブンに優しく声をかけます。

錦織:「よかった。先生、この病は治ります。」

そして、さらに深い配慮を見せます。

錦織:「如果 it helps say anything you like。I mean it ok?」

SNSでは

「初めての日本、松江の寒さに体調を崩すヘブン。その心細さが終盤の空気を占める。『病が癒えるなら何でも言ってください、本当ですよ』錦織の優しさが沁みる。当初は色々振り回されたヘブンに、友情のような気持ちが芽生えているということか」

という投稿が注目を集めました。

錦織の献身的なサポートと優しさが、ヘブンとの絆を深めていることが伝わるシーンです。

トキの看病シーンが話題「サムガリ、ヤメタイ」

「サムガリ、ヤメタイ」ヘブンの弱音が可愛い

布団に横たわるヘブンは、弱々しい声で訴えます。

ヘブン:「暖かく。無理。松江。寒い。寒い。」

医者は

「この冬は特に寒いけんね。ちょくちょく来ますけえ。ひとまず安静にして」

とアドバイスを残して去ります。

ヘブンは錦織に感謝を伝えますが、すぐに弱音を吐きます。

ヘブン:「いろいろ迷惑。」

錦織:「そんなこと。如果 it helps say anything you like。I mean it ok?」

ヘブン:「ありがとう。しかし、 is no one else cold ? It’s freezing here and everyone else seems okay。私、さむらい」

錦織は「サムライ?」と聞き返し、ヘブンは慌てて訂正します。

ヘブン:「あ、あ、あ、さむがり」

錦織:「あ、さむがり。」

トキが冷静にコメントします。

トキ:「長屋の方がここよりずっと寒いですがね。」

錦織はヘブンに優しく声をかけ、復帰については慌てずに考えることを伝えます。

錦織:「学校の方はしばらく休むことになった。毎日夕方に様子を見に伺うから、その都度復帰のことは考えようと思う。」

錦織:「I ‘ll covey your classes , don’t worry。」

ヘブン:「ありがとう。I give up. I hope to travel and see more places. I never thought this would be my resting place」

錦織は

「だいぶ弱気だ。よろしく頼む。私もできる限り見舞いに会う伺うが」

と言い残して去ります。

そしてヘブンは、最後に印象的な言葉を呟きます。

ヘブン:「さむがりやめたい。」

トキとヘブンの距離が縮まる瞬間

このシーンについて、SNSでは「ヘブン先生、風邪ひいちゃいましたね。またまたトキの出番です」「ヘブン先生の『サムガリ』叫びでキュン死!」といった投稿が相次ぎました。

トキはヘブンが執筆中、三味線を弾いて聴かせます。演出として、椿の生け花を背にトキが三味線を奏でる姿が美しく描かれています。

ヘブンは執筆をしながら、三味線の音色に耳を傾けます。そのシーンに重なるように、ヘブンの手記が読み上げられます。

ヘブンの手記:「The sound of the shamisen is exquisite. Unlike anything you will find in the west, but it is bitterly cold. So cold I may freeze to death. If you ever come to Japan, come in the spring. If only the sound of the shamisen could keep me warm. I’m glad my maid is the daughter of a samurai. I’m happy being surrounded by Japanese culture.」

トキの三味線の音色が、ヘブンの心を温めていることが伝わる描写です。

SNSでは

「ヘブンの女中としての日々を、『距離が縮まっちょる』のが『面白い』とするトキ。今のところは、言葉も文化も違うヘブンと意思疎通が出来つつあることを喜んでいるようだけど、トキの『ええ顔』に、なみもタエもときめきのようなものを感じ取っているのかと」

という考察も見られました。

H3:史実の小泉八雲との重なりを指摘する声も

また、史実との関連を指摘する投稿も目立ちました。

「おトキ、ここは長屋よりマシ…みたいに呑気なこと言ってるけど…この年松江を襲った大寒波は長屋の松野家が凍死するレベルの寒さだったんだよ 温暖な気候に慣れていたヘブン先生が耐えられず弱気になるのも無理はない。でもここで一気に二人の結び付きが強くなるかもね!災い転じて…」

という投稿が示すように、実際の小泉八雲も松江の寒さに苦しんだ記録が残っています。

ヘブンの弱音が、単なるコミカルなシーンではなく、史実に基づいた描写であることが、視聴者の理解を深めています。看病を通じてトキとヘブンの距離が縮まる展開は、今後の恋愛展開への期待を高めるものとなりました。

リヨの嫉妬爆発!トキへの八つ当たりシーン

「私が目立たないでしょう」リヨの本音

偶然リヨと会い、トキを呼び止めます。

リヨは少し怒った様子でトキに話しかけます。

リヨがトキに

「こんにちはじゃないわよ。こげなところでじゃないわよ。あなた、私の味方よね」

と迫ります。

トキ:「え、はい、そのつもりですが。」

リヨ:「なら、もうやめてくださらない?」

トキ:「やめる?何を?」

リヨは本音を吐露します。

リヨ:「ですから、お花とか、茶の湯とか、三味線とか、あなたがやると私が目立たないでしょう。」

トキは困惑しながら

「えっ、いや、でもですが」

と言葉を濁します。リヨはさらに続けます。

リヨ:「私もね、お琴なんかご披露したりなんかしてるの。でも、でもヘブン先生ったら、私が何をやっても『しじみさんみたい、しじみさんみたい』って。それじゃ何というか、甲斐がないでしょ。こんなに頑張ってるのに。Do you understand?」

トキは

「あ、すいません」

と謝りますが、リヨは

「謝らなくていいから」

と続け、

「今すぐやめてちょうだい。私、本気なの」

と迫ります。

「Please、Please」迫るリヨとトキの困惑表情

トキは

「はい、あの、はい」

と曖昧な返事をするしかありません。リヨは念を押します。

リヨ:「いいわね。」

トキ:「はい。」

そしてリヨは、英語で繰り返します。

リヨ:「Please。Please、please、please。松浦、行きましょう。」

このシーンについて、SNSでは

「おリヨさまに『プリーズ、プリーズ』と迫られた時のおトキの表情の樹木希林味よ!困ったようなおかしいようなもうなんとも言えないあの『顔』。あれは小谷中学生でなくても惚れる」

という投稿が話題になりました。

トキの困惑した表情が、このシーンの見どころとなっています。リヨのわがままぶりと、それに困惑しながらも優しく対応しようとするトキの人柄が対照的に描かれています。

SNSでは

「おリヨ様 お琴を披露しても、ヘブン先生にシジミさんみたいと言われて嫉妬 トキはタエさんに習って腕前が上達 誰かに披露すると上達するとタエさんは察する そしてヘブン先生は風邪を引く。シリアスになりそうなシーンも、コミカルに描いてるから、ばけばけは観やすい朝ドラ」

という投稿に見られるように、シリアスとコメディのバランスが絶妙だと評価されています。

また、「ついに悪役ムーブ、おリヨ様!!」という投稿も見られ、リヨのキャラクター展開に注目が集まっています。

6. まとめ

第47話の見どころ・伏線・考察ポイント

  • ヘブンとトキの距離が急接近:大寒波による体調不良と看病シーンで、二人の関係が一歩前進。史実の小泉八雲とセツ夫人の関係性を彷彿とさせる展開に。
  • タエの名言「聴かせたい人がいるから上手になる」:トキの三味線上達の理由を見抜いたタエの洞察力と、母性的な優しさが光る。視聴者の共感を呼ぶ普遍的なメッセージ。
  • リヨの嫉妬心と恋のライバル化:ヘブンへの本気の想いから、トキに八つ当たりする展開。お嬢様キャラの複雑な内面が描かれ、今後の三角関係に注目。
  • 三之丞の賽の河原・石積みシーン:仕事が見つからず、トキの給料に頼り続ける三之丞。周囲が前進する中で停滞する姿が、今後の展開の伏線に。
  • 大寒波の史実との重なり:実際に明治時代の松江を襲った寒波と、小泉八雲が苦しんだ記録との符合。ドラマと史実をリンクさせる演出が視聴者の考察を誘発。
  • なみの包容力と人格者ぶり:トキを気遣い、本音を話せる関係性を築くなみ。彼女の幸せを願う視聴者の声が多数。

第47話は、恋の予感、嫉妬、看病、そして停滞と前進というさまざまな要素が絡み合い、視聴者の感情を揺さぶる回となりました。特にヘブンの「サムガリ、ヤメタイ。サムライなりたい」というセリフは、トレンドワードにもなり、多くの共感を呼びました。次回以降、トキとヘブンの関係がどう発展するのか、そしてリヨの嫉妬がどう物語に影響するのか、目が離せない展開となっています。

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