【ばけばけ第11週第55回ネタバレ感想】錦織の生霊が登場!?ヘブン先生への想いとトキとウメの金縛り幽霊コントが最高すぎた

2025年12月12日放送の「ばけばけ」第11週第55話は、おリヨ(北香那)の失恋、ヘブン(トミー・バストウ)の金縛り体験、そして錦織(吉沢亮)の心の揺れが交錯する、感情の振れ幅が激しい回となりました。

おリヨからトキ(髙石あかり)へと託されたバトン、ヘブンが母上に会いたくて自ら金縛りを求める切なさ、そして錦織がヘブンに投げかけた「私とは何ですか?」という問いかけ。朝から感動と笑いと切なさが詰まった15分間は、SNSでも「感情の重みが少女漫画を越えている」「金縛りコントが最高」「錦織の生霊がヤバい」と大きな話題になりました。

今回は視聴済みの方に向けて、各シーンの深掘り解説と考察をお届けします。

目次

「ばけばけ」第11週第55話のあらすじ

おリヨとヘブンの恋が終わった翌朝、トキが出勤しようとすると、おリヨが訪ねてきて協力への感謝を伝えます。そして「先生を射止めるのは大変よ」と意味深な言葉を残して去っていきました。一方、ヘブンは金縛りに遭い、亡き母上に会えたことに喜びます。トキは「金縛りいいなぁ」と羨ましがり、ウメと一緒に幽霊ごっこで盛り上がる一幕も。翌朝、学校へ向かう道中で錦織がヘブンに「私はあなたにとって何ですか?」と問いかけますが、ヘブンの答えは「素晴らしい通訳、お世話係」。その翌日、錦織は迎えに来ず、ヘブンは錦織の”生霊”に金縛りで遭遇します。

おリヨ様の潔すぎる失恋!トキへの「先生を射止めるのは大変よ」が意味深

朝イチで現れたおリヨの清々しさ

朝、トキが出勤しようと家を出ると、そこにはおリヨが立っていました。

「ごめんなさい。びっくりよね。」

突然の訪問に驚くトキに、おリヨは申し訳なさそうに微笑みます。前日にヘブンへプロポーズして断られたばかりとは思えない、清々しい表情でした。

「聞いてるかもしれないけど、昨日ね。それで、おトキさんにお礼を言いに来ようって思って。」

おリヨの目的は、これまでの協力への感謝を伝えること。失恋直後にもかかわらず、トキへのお礼を最優先にするおリヨの人間性が表れています。

「だって、たくさん協力してくれたじゃない。だから。ありがとうございました。」

トキは「お役に立てず」と恐縮しますが、おリヨは本心から感謝していることが伝わってきます。このシーンでSNSでは「おリヨ様の好感度爆上げ」「潔さがカッコイイ」という声が相次ぎました。

「通りすがり」の真意を理解したおリヨ

おリヨはトキに、重要な気づきを語ります。

「けど、あなたが前に言ってた、先生は通りすがりという意味が、ようやくわかりました。あんなことがあったからなのにね。」

ここでの「あんなこと」とは、前回ヘブンが語った、マーサとの悲しい別れのこと。人種差別によって愛する人と引き裂かれたヘブンは、深い関係を避け「通りすがり」として生きることを選んだのです。

トキが

「あんなこと?」

と聞き返すと、おリヨは少し驚きます。

「ええ。あれ?あ、お話伺ってない?先生の昔の。」

「あ、そう。まあ、そうよね。なら言っとくわ。」

ヘブンの過去を知らないトキ。このすれ違いが、今後の二人の関係において重要な意味を持つことを、おリヨは理解しているようです。

トキへ託されたバトンの重み

そして、おリヨは意味深な言葉を残します。

「大変よ。先生を射止めるの。」

「射止める」という言葉に、トキは「射止める?」と戸惑います。おリヨは軽やかに笑って、

「それじゃ、グッバイ。」

と去っていきました。

このシーン、視聴者からは「リヨからトキへのバトンタッチ」「手切れのような雰囲気」「次はトキの番だという暗示」といった考察が飛び交いました。おリヨは自分の恋が叶わなかったことを受け入れ、トキにチャンスを託したのです。

過去を知らないトキだからこそ、ヘブンにとって「救い」になれるかもしれない——おリヨのこの洞察は、非常に深いものがあります。SNSでは「おリヨ様の人間性が素晴らしい」「憎めない悪役令嬢から好感度キャラへ」という声が多数上がりました。

金縛りで母上に会いたいヘブン先生が切ない!トキとウメの幽霊コントが最高

「私、女、見ました。幽霊、私、母上」ヘブンの切実な願い

ヘブンが目を覚まし、うなされています。トキとウメが駆けつけると、ヘブンは必死に説明を始めます。

「I don’t know. I was asleep. And then suddenly it felt like someone was holding me down. I couldn’t breathe.」

英語で語るヘブンに、トキが

「何を言うちょるんかね」

と困惑していると、ヘブンは片言の日本語で続けます。

「no, I…寝た。でも、目、あく。体、う、動くない、動くない。怖い。No! No! No!」

体が動かない、息ができない——これは典型的な金縛りの症状です。トキが

「金縛りだがね」

と説明すると、ヘブンは

「金縛り?」

と聞き返し、理解した様子で

「イエス。イエス。」

と頷きます。

そして、ヘブンは重要なことを語り始めます。

「私。女の人見ました。」

トキが

「女の人?」

と聞くと、ヘブンは真剣な表情で、

「ゆうれい。メイビー。私、母上。」

「私、母上。あ、先生の母上様?」

「イエス。」

前回、ヘブンは亡き母の話をしていました。母を亡くした悲しみ、そして母への思慕。金縛りで母上に会えたことは、ヘブンにとって奇跡のような出来事だったのです。

「母上、もういっぺん会いたい。おやすみ。」

もう一度会いたいから、また寝る——ヘブンのこの切実な願いに、視聴者からは「泣ける」「ヘブン先生の孤独が伝わる」という声が相次ぎました。

「ええなぁ金縛り」トキの興奮とウメの幽霊役

ところが、トキの反応は予想外でした。

「ええなぁ、金縛り。最近全く会っちょらん。」

ヘブンが母上に会えて羨ましい、自分も金縛りに遭いたい——トキの純粋な興奮に、視聴者は笑いと驚きの声を上げました。「金縛りを羨ましがるトキが可愛い」「怪談好きのトキらしい反応」というコメントが溢れます。

そしてトキは、ウメに幽霊役を頼みます。

「そして私思います。おウメさん、幽霊やって。」

「幽霊。周りで。私の周りで。幽霊。うらめしや。」

ウメが「うらめしや」のポーズで幽霊を演じ始めると、ヘブンは本気で怖がります。

「ガウスト(ゴースト)!」

と叫ぶヘブンに、トキとウメは真剣に幽霊ごっこを続けます。

このシーン、SNSでは「金縛りコントが最高」「ウメさんの幽霊役が可愛い」「シリアスな直後にコントを入れる構成が絶妙」と大絶賛でした。髙石あかりさんの自然な演技、野内まるさんのマイペースな幽霊役が、朝ドラの新しい魅力を生み出しています。

わざと寝不足になるヘブンの孤独

翌朝、ヘブンは明らかに寝不足です。トキが

「寝てないって。今日も徹夜ですか?」

と聞くと、

「わざと。眠い。寒い。」

わざと寝不足にしているヘブン。トキが

「もしかして、母上様会うため?」

と尋ねると、

「イエス。昨日会った。今日も願います。」

母上にもう一度会いたい一心で、わざと金縛りを誘発しようとするヘブン。そのひたむきさと孤独が、視聴者の心を打ちました。

「やっぱり。なら仕方ない。こともないけど。仕方ない。」

とトキは諦めた様子ですが、ヘブンの深い悲しみを理解しているからこその優しさです。

このシーン、「ヘブン先生の母への思いが切ない」「過去の傷が深すぎる」という感想がSNSに溢れました。コメディとシリアスが絶妙に交錯する「ばけばけ」らしい展開です。

錦織の「私とは何ですか?」が重すぎる…ヘブン先生の答えに視聴者号泣

通学路での突然の問いかけ

朝、錦織が迎えに来て、ヘブンと一緒に学校へ向かいます。ヘブンは明るく挨拶します。

「モーニング。アポロジースフォイエステデー(昨日はすみませんでした)。アイズアリットティド(疲れていました)。スターティングトゥデイ、レッツギブイトアルウィズゴッド(今日から頑張りましょう)。」

前日の出来事(過去を語って錦織とおリヨを傷つけたこと)を謝り、前向きに進もうとするヘブン。しかし錦織の反応は冷ややかです。

「ヘイソン。イムソーリー、イットスーアールインザデイ、バッド。メイアイアスクユーソーミング?(すみません、朝早くから申し訳ないのですが、質問してもいいですか?)」

錦織が丁寧な英語で前置きをした後、核心を突く質問を投げかけます。

「ヘブンソン。What am I to you exactly ?(私はあなたにとって、正確には何ですか?)」

この問いかけに、視聴者は一斉に反応しました。「錦織の想いが重すぎる」「友情以上の感情が見える」「exactly の使い方が切ない」——SNSは騒然となります。

「素晴らしい通訳、お世話係」の破壊力

ヘブンが

「にしこりさん?」

と戸惑う中、錦織は

「私とは?」

と日本語で繰り返します。

ヘブンは、何の躊躇もなく答えます。

「うむ。もちろん素晴らしい通訳。素晴らしいお世話係。いつも助かる。ありがとうございます。」

通訳、お世話係——ヘブンにとって錦織は、あくまで「仕事のパートナー」でしかないのです。

錦織は静かに答えます。

「わかりました。ありがとうございます。今日もよろしくお願いします。」

表面上は穏やかですが、その声には深い失望が滲んでいます。視聴者からは「錦織が傷ついているのが痛々しい」「ヘブンの鈍感さが逆に残酷」「この二人の関係性が切ない」という声が相次ぎました。

錦織の無表情に込められた感情

吉沢亮さんの繊細な演技が光るシーンです。

錦織は前回、ヘブンの過去を知り、深く傷つきました。そして今回、自分の存在意義を確認しようと勇気を出して質問したのに、返ってきた答えは「通訳・お世話係」。

SNSでは「錦織の秘めた想いが切ない」「友情以上の感情があるのでは」「BL的な要素を感じる」という考察が飛び交いました。

錦織とヘブンの関係性は、単なる同僚以上の何かがあることを、このシーンは強く示唆しています。

錦織が迎えに来ない!生霊登場の衝撃展開

翌朝、現れなかった錦織

翌朝、トキはヘブンが再び寝不足で金縛りを待っていることに呆れつつも、

「すぐ学校ですけん、起こしますよ」

と声をかけます。

「ヨシ。」

ヘブンは了承し、眠りにつきます。そして、すぐに金縛りに遭ったようで、早々に起き上がります。

トキが

「会えましたか?母上様に」

と尋ねると、ヘブンは首を振ります。

「ノー。男。」

男? 母上ではなく、男性の幽霊が現れたというのです。

金縛りで現れた「男」の正体

トキが

「男?」

と聞き返すと、ヘブンは深刻な表情で言います。

「にしこりさん。」

錦織さんの幽霊が出てきた、と。トキは

「にしこりさん。あ、いや、まだ、にしこりさん、まだですが」

と困惑します。錦織はまだ生きているのに、なぜ幽霊として現れたのか。

ヘブンは訂正します。

「違う。ゆうれいにしこりさん。ノー、ノー。ノー、にしこりさん。ノー。ぎゃー!ゆうれいにしこりさん very, very angry!」

錦織の幽霊(生霊)が現れて、とても怒っていたというのです。ヘブンは首を絞められる仕草をして、その恐怖を伝えます。

このシーン、視聴者からは「錦織の生霊が登場!?」「怒りの感情が生霊になった」「BL要素がすごい」という驚きの声が上がりました。

「very, very angry!」錦織の生霊が訴えるもの

トキが「錦織が遅いことに」気づきます。

「ていうか、西郡さん遅いですね。いつもならこの時間には来ちょるのに。」

そしてナレーションが入ります。

「この日、錦織さんは迎えに来ませんでした。」

錦織は、前日の「通訳・お世話係」発言に深く傷つき、迎えに来ることができなかったのです。そして、その強い感情が生霊となってヘブンの枕元に現れた——。

SNSでは「錦織の想いが重すぎる」「生霊になるほどの感情」「次回が気になる」という考察が飛び交いました。

「真っ正面から真剣告白して玉砕したおリヨ様の清々しさとは対照的に、過去語りで流れ弾に当たり、『私ってあなたにとって何?』と勿体ぶった末にケチョンケチョンにされて生き霊を飛ばす大盤石の不器用な生き様よ…愛おしすぎる…」

という投稿が引用されています。

錦織とヘブンの関係性は、次週どうなるのか——視聴者の期待は高まるばかりです。

松野家の反応が面白い!リヨとヘブンの恋の行方を気にする家族

「のんきに破局しちょるんじゃ」勘右衛門の嘆き

朝餉の場面、トキが「ごちそうさまでした」とご飯を下げようとすると、父・司之介に止められます。

「あ、ん、待った。待った。おとき。待った。どげじゃったんじゃ。昨日は。」

昨日のリヨとヘブンの恋の行方を気にする司之介。母・フミも「えらなーいはね」と尋ねます。

勘右衛門が詰め寄ります。

「あやつとお上様のことだが。わしら待っちょったんだぞ。おときから言ってくるのを。どげなったの?あれは。」

トキが答えます。

「なくなりました。」

家族は「亡くなった?」「亡くなったって。おじゃんか。」と驚愕します。「なくなりました」を「亡くなりました」と勘違いしたのです。

家族の期待と現実のギャップ

トキが「二十円ですよ」と訂正すると(破局したという意味)、勘右衛門は激しく嘆きます。

「くっ!亡くなったかー!またのびのつなだったのになぁ。」

つなは松野家の借金のこと。リヨとヘブンが結婚すれば、おそらく経済的な援助が期待できたのでしょう。

「何をのんきに破局しちょるんじゃ。人の気も知らんと。」

勘右衛門の非難に、フミも

「ひどい。おリヨ様のお気持ちを」

とたしなめますが、司之介は言います。

「じゃあ、じゃが、そうじゃろう。わしらの行く末がかかっちょるいうのに。何をのんきによ。」

松野家の経済状況が逼迫していることが、このやり取りから伝わってきます。トキも「のんきはちょっと、ねえ」とフォローしますが、家族の期待がいかに大きかったかが分かります。

このシーン、SNSでは「松野家のノイズ感が逆に良い」「本筋と関係ない無駄話が深みを与えている」という好意的な意見が多数でした。

「『ばけばけ』ってコント的な間だったり、本筋と関係のない無駄話が多用されていて、そこがストーリーやキャラクターに深みを与えててそこが面白い」

という投稿がされています。

家族の反応がコミカルでありながら、松野家の現実を浮き彫りにする、絶妙なバランスのシーンでした。

7. まとめ:今回の見どころと伏線

第55話は、感情の振れ幅が激しい、非常に密度の濃い回でした。以下、今回の見どころと次週への伏線をまとめます。

  • おリヨの潔い失恋とトキへのバトンタッチ: 「先生を射止めるのは大変よ」という言葉に込められた意味が深い。過去を知らないトキだからこそ、ヘブンの「救い」になれるかも。
  • 金縛りで母上に会いたいヘブンの孤独: わざと寝不足になってまで母上に会いたいヘブンの姿が切ない。過去の傷の深さを改めて実感。
  • 錦織の「私とは何ですか?」問答の重さ: 「通訳・お世話係」という答えに深く傷ついた錦織。友情以上の感情があることを示唆する重要なシーン。
  • 錦織の生霊登場の衝撃: 「very, very angry!」と怒る錦織の生霊。次週、二人の関係はどうなるのか?
  • トキとウメの金縛りコントが最高: シリアスな展開の中に挿入されたコミカルなシーンが絶妙。視聴者の心を掴む「間」の使い方。
  • 次週予告で怪談編本格始動: トキが怪談を語る予告に「本領発揮!」と視聴者は大興奮。お祓いシーンやベテラン俳優の初登場も気になるところ。

次回第56話では、ヘブンが連日金縛りに遭い、トキたちとお祓いへ行く展開が予告されています。錦織との関係修復はあるのか、トキとヘブンの距離は縮まるのか——目が離せません!

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