【朝ドラ『あんぱん』第15週第74話 感想・考察・ネタバレ】「この人とやったら不幸になってもいい」メイコの恋心とのぶの結婚観が話題沸騰

【朝ドラ『あんぱん』第15週第74話 感想・考察・ネタバレ】「この人とやったら不幸になってもいい」メイコの恋心とのぶの結婚観が話題沸騰

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

目次

朝ドラ『あんぱん』第15週第74話 あらすじ

7月10日放送の朝ドラ「あんぱん」第15週第74話「いざ!東京」は、メイコの健太郎への想いと、のぶの結婚観を描いた重要なエピソードとなりました。「この人とやったら不幸になってもいい、それが本当に好きやということやないかな」というのぶの言葉が視聴者の心を打ち、SNSでも大きな反響を呼んでいます。

一方、健太郎の雑貨屋での会話では、メイコの恋心が明らかになるも、当の本人は全く気づかない様子。さらに酒場では琴子の登場により、嵩の高知新報入社の真実が暴露され、視聴者をざわつかせました。健太郎の「独りが楽しいと書いて独楽」という名言も印象的で、嵩の恋愛に対する臆病さを見事に表現。

メイコの一途な恋心が切ない「この人とやったら不幸になってもいい」のぶの結婚観に共感の声

7月10日放送の第74話は、恋愛を巡る価値観の違いが鮮明に描かれた印象深いエピソードでした。特に注目を集めたのは、メイコが健太郎への想いを語る場面と、それに対するのぶの反応です。

健太郎への想いを語るメイコの心境

物語冒頭、メイコは月刊くじらを手に笑顔を見せていました。普段使っていたバッグのチェーンが質屋の件で外れてしまったという些細な出来事も、後に嵩からの赤いバッグの伏線として効いてくる演出です。

メイコがのぶに「好きな人がいる」と打ち明ける場面では、今田美桜の表情の変化が秀逸でした。恋する乙女の初々しさと、その想いの深さを同時に表現する演技に、多くの視聴者が心を打たれたようです。

「その人はうちのことを女として見てくれん」

「振り向いてもらいたい。振り向いてもらえたらお嫁さんになりたい」

というメイコの率直な想いは、戦後間もない時代の女性の恋愛観を表しつつ、現代にも通じる普遍的な感情として描かれています。

のぶが語る「本当に好き」の意味

メイコの相談に対するのぶの答えは、視聴者に強い印象を残しました。

「幸せになるかどうかはわからんけど、この人とやったら不幸になってもいい。それが、本当に好きやということやないかな」

この言葉は、のぶ自身の次郎への想いを反映したものでもあります。戦争で夫を亡くした女性の深い愛情と、その経験から生まれた恋愛観の重みが込められています。

SNSで話題の恋愛観に関する反応

このシーンに対するSNSの反応は非常に熱いものがありました。特に注目されたのは、恋愛に対する価値観の違いです。

SNSでは、「のぶの『不幸になってもいい』という考え方は現代にも通じるのか」という質問が投稿され、多くの回答が寄せられています。「真の愛とは何か」を考えさせられる深いメッセージとして受け止める声が多い一方で、「もっと前向きな恋愛観の方がいい」という意見も見られます。

Xでは恋愛経験のある視聴者から「この気持ち、わかりすぎる」というコメントが多数投稿されており、のぶの言葉が多くの人の心に響いていることがうかがえます。

健太郎の鈍感さが際立つ雑貨屋でのやり取り「柳井君の恋は絶望的やね」

続いて描かれたのは、メイコが健太郎の雑貨屋を訪れる場面です。ここでの健太郎の鈍感ぶりは、多くの視聴者をやきもきさせました。

メイコの気持ちに気づかない健太郎

「たまたま通りかかって」と言いながら健太郎の店を訪れるメイコ。その表情や仕草から恋する女性の心情が手に取るように分かるのですが、健太郎は全く気づきません。

高橋文哉の演技は、健太郎の人の良さと鈍感さを絶妙に表現していました。メイコの気持ちに気づかないのは鈍感さからではなく、彼女を「近所の妹分」として見ているからという設定がよく伝わってきます。

「柳井君の恋は絶望的やね」という健太郎の言葉は、まさに自分のことを言われているとも知らず、メイコの心を複雑にさせます。この皮肉な状況に、視聴者からは「健ちゃん、もう少し周りを見て」という声が上がっています。

健太郎の恋愛観「幸せになりたい」

メイコから「そういう人(好きな人)おりますか」と聞かれた健太郎の答えは、のぶの恋愛観とは対照的でした。

「俺は戦争で死にかけて、やっとの思いで帰ってきたけ、どうせやったら幸せになりたいよ。せっかく生きとっちゃげ、幸せにならんと意味なかろう」

戦争体験者としての健太郎の価値観がよく表れたセリフです。死と隣り合わせの体験をした者として、生きていることの尊さと、だからこそ幸せを求めたいという前向きな想いが込められています。

この健太郎の考え方について、SNSでは「戦争体験者ならではの価値観」として評価する声が多く見られます。のぶの「不幸になってもいい」という考えとの対比が、それぞれのキャラクターの深みを増しています。

視聴者の「健ちゃん鈍感すぎ」コメント

このシーンに対する視聴者の反応は、メイコへの同情とともに、健太郎の鈍感さへのツッコミが目立ちました。

「メイコちゃんがあんなに分かりやすくアピールしてるのに」

「健ちゃん、これは罪な男だわ」

といったコメントがSNSには溢れています。

一方で、「健太郎の純粋さがいい」「恋愛に関しては不器用な健太郎が愛おしい」という声もあり、キャラクターの魅力として受け止める視聴者も多いようです。

琴子の大暴露で判明!嵩の高知新報入社の真実と友情の芽生え

第74話の大きな見どころの一つが、琴子の登場と彼女による「大暴露」でした。

酔った琴子が明かした嵩入社の経緯

嵩と健太郎が酒を飲んでいる場面に現れた琴子。酔った勢いで嵩の高知新報入社の真実を明かしてしまいます。

「あなたが高知新報に入社できたがは、彼女(のぶ)のおかげ」

「試験では柳井さんはおそらく、落ちておりました」

この琴子の暴露により、のぶが嵩のために奔走していたことが判明します。過去の新聞から嵩の漫画を見つけ出し、上司に見せて食い下がったというエピソードは、のぶの行動力と嵩への想いの深さを物語っています。

琴子を演じる女優の演技も秀逸で、酔っているからこそ言えてしまった真実という設定がリアルに表現されていました。

のぶの支えがあっての嵩の現在

この暴露により、嵩が現在の立場にいられるのはのぶのおかげであることが明らかになりました。嵩本人も知らなかったこの事実は、彼の心境に大きな変化をもたらすことでしょう。

北村匠海の表情の変化が印象的で、驚きから感謝、そして複雑な心境へと移り変わる様子が丁寧に描かれていました。

視聴者からは「のぶちゃんの愛情の深さに感動」「嵩くん、これでますますのぶちゃんが好きになるね」といったコメントが寄せられています。

「独りが楽しいと書いて独楽」健太郎の名言解説

このシーンでの健太郎の名言も話題となりました。

「独りが楽しいと書いて独楽だ。同じところはぐるぐるぐるぐる回る」

嵩の恋愛に対する臆病さを的確に表現したこの言葉は、多くの視聴者に印象を残しました。恋愛において同じところを回り続け、前に進めない嵩の心境を見事に言い表しています。

SNSでは「健ちゃんの例えが上手すぎる」「独楽の例えで嵩の気持ちがよく分かった」といった反応が見られ、脚本の巧みさを評価する声が多数上がっています。

ついに東京編開始!ガード下の女王との出会いへの期待

第74話のクライマックスは、待ちに待った東京出張の決定でした。

のぶの子供時代の夢がついに実現

「ついに子供の頃の夢が叶うがね」というメイコの言葉とともに描かれた、のぶの回想シーン。雄太郎に夢を聞かれた幼いのぶの姿は、現在の彼女の原点を感じさせる重要な場面でした。

四国の山を越えて海を越えて、ずっと遠くの東京へ──幼い頃からの憧れがついに実現する瞬間は、多くの視聴者の心を打ちました。

今田美桜の表情も、子供の頃の夢が叶う喜びと、新たな挑戦への期待を同時に表現しており、演技力の高さを感じさせます。

月刊くじら東京出張の意味

東海林編集長から告げられた東京出張は、単なる取材旅行以上の意味を持っています。戦後復興期の東京で活躍する女性たち、特に「ガード下の女王」と呼ばれる薪哲子との出会いは、のぶにとって大きな転機となることが予想されます。

「ガード下って、有楽町の高架下のことですか」という嵩の質問から始まる東京の描写は、当時の時代背景を丁寧に説明しており、視聴者にとっても勉強になる内容でした。

戸田恵子演じるガード下の女王への期待

予告でも明らかになっているように、次回からは戸田恵子演じる薪哲子が登場します。「のぶより凄い」と言われる女性がどのような人物なのか、視聴者の期待は高まるばかりです。

SNSでは「戸田恵子さんの登場が楽しみ」「アンパンマンの声優さんが出るなんて運命的」といったコメントが多数見られ、キャスティングの妙を評価する声が上がっています。

第74話で描かれた演出の見どころと次回への布石

最後に、第74話の演出面での見どころと、今後の展開への布石について整理しておきましょう。

次郎のカメラが象徴する想いの継承

のぶが次郎のカメラを東京に持参するという設定は、単なる記念品以上の意味を持っています。亡き夫の想いを背負って新たな土地に向かうのぶの心境を象徴的に表現した演出と言えるでしょう。

カメラのクローズアップシーンでは、次郎への想いとこれからの決意が交錯するのぶの心情が繊細に描かれていました。

高知を離れる者たちの心境変化

健太郎の高知離れも示唆され、物語は新たな局面を迎えようとしています。雑貨屋を辞めて「次は俺ったい」と意気込む健太郎の姿は、戦後復興期の若者の希望と不安を体現しています。

メイコの想いを残したまま高知を離れる可能性もあり、今後の恋愛関係の行方も気になるところです。

東京編で期待される新展開

東京編では、のぶと嵩の関係にも新たな展開が期待されます。琴子の暴露により、のぶの想いの深さを知った嵩がどのような行動に出るのか、多くの視聴者が注目しています。

また、ガード下の女王との出会いが、のぶの人生観や価値観にどのような影響を与えるのかも見どころの一つです。戦後復興期の東京を舞台に、新たな人間ドラマが展開されることでしょう。

第74話は恋愛、友情、夢の実現など、多くの要素が詰まった充実したエピソードでした。東京編の開始により、物語はいよいよ大きく動き出します。次回以降の展開から目が離せません。

まとめ:第74話の見どころと今後への伏線

  • メイコの恋心の行方 – 健太郎の高知離れが示唆される中、一途な想いを寄せるメイコの恋愛がどう展開するかが今後の見どころ
  • のぶと嵩の関係性の変化 – 琴子の暴露により嵩の入社にのぶが関わっていたことが判明。この事実が二人の関係にどんな影響を与えるか注目
  • 「赤いバッグ」の伏線回収 – メイコのバッグが壊れたタイミングで言及された嵩からの赤いバッグ。東京編で重要な意味を持つ可能性大
  • 次郎のカメラが象徴する想いの継承 – のぶが東京に持参する亡き夫のカメラは、過去と未来をつなぐ重要なアイテムとして機能しそう
  • ガード下の女王・薪哲子との出会い – 戸田恵子演じる「のぶより凄い」女性との出会いが、のぶの価値観や人生観にどんな変化をもたらすか期待
  • 恋愛観の対比が生む今後のドラマ – 「不幸になってもいい」vs「幸せになりたい」という価値観の違いが、登場人物たちの選択にどう影響するか注目
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