【ばけばけ第1週第5話ネタバレ感想】子役から高石あかりへバトンタッチ!現代語でテキパキ話すトキに注目集まる

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第1週第5話が放送され、SNSでは「笑いすぎて涙が出た」「貧乏なのに明るすぎる」と話題沸騰!18歳になったトキ(髙石あかり)が借金返済のために「婿様をもらいましょうか」と提案するシーンや、カステラを墓石に見立てたユーモアあふれる家族の会話が視聴者の心をつかみました。子役・福地美晴ちゃんから高石あかりさんへのバトンタッチも自然で、大阪放送局(BK)朝ドラらしいボケとツッコミ満載の展開に「来週が待ちきれない」という声が続出。今回は、第5話の見どころやセリフの意味、演出の工夫を徹底解説します!

相関図

目次

ばけばけ第1週第5話 あらすじ

明治19年、18歳になったトキは親戚の雨清水傳(堤真一)が経営する機織り工場で働きながら、家族の借金返済に追われる日々を送っていた。ある日、借金取りの森山(岩谷健司)が現れ、「トキを遊郭にやって借金を返せ」と迫る。絶体絶命の松野家だったが、トキは「婿様をもらいましょうか」と現実的な提案を行う。働き手を増やして借金を返す作戦だ。そして、縁結びで有名な八重垣神社へ恋占いに訪れるトキたち。しかし、トキの紙の船はなかなか沈まず、風に流されて遠くへ…。果たしてトキに良縁は訪れるのか?

18歳になったトキと松野家の”笑える貧乏生活”

カステラが娯楽?トキの日常に視聴者共感

明治19年、18歳になったトキの日常は相変わらず厳しいものでした。冒頭のモノローグで、トキはこう語ります。

「武士の娘は何の娯楽もないしねん。私もよかったことといったら、新しい怪談を聞かせてもらったことと、幽霊の夢でうなされたこと。あと、昨日、金縛りにやったことぐらいかな」

このセリフには、貧しい生活の中でも明るく前向きに生きようとするトキの姿勢が表れています。「怪談」や「金縛り」といった本来ネガティブな出来事を「よかったこと」として挙げる姿は、娯楽すらない生活の厳しさを物語っています。しかし、その語り口調は明るく軽やか。視聴者からは「貧乏なのに明るすぎる」「このポジティブさが愛おしい」という声が寄せられました。

「それ、どれもよかったこととは言わんけ。全部怖い」

とツッコミを入れられるシーンでは、彼女の冷静さとユーモアセンスが光ります。このような「ボケとツッコミ」の構造が、第5話全体を通して散りばめられており、BK朝ドラ(大阪放送局制作の朝ドラ)らしい軽妙なテンポを生み出しています。

傳おじさんのカステラが光る優しさ

機織り工場で働くトキたちのもとへ、傳おじさん(堤真一)がカステラを持ってやってきます。同僚たちの女性と一緒に喜ぶトキの姿は、本当にささやかな幸せを大切にしている様子が伝わってきます。

「よかったこと」

とトキが喜ぶシーンは、視聴者の心を温かくしました。傳おじさんはトキの母・フミ(池脇千鶴)宛てにもカステラを渡すよう頼みます。この何気ない優しさが、借金を抱える松野家にとってどれほど大きな支えになっているかが伝わってきます。

SNSでは「傳おじさんの優しさが沁みる」「堤真一の演技が自然すぎて泣ける」といった声が多数見られました。貧乏士族を取り巻く厳しい現実の中で、こうした小さな優しさが物語に温もりを与えています。

家に帰ったトキが母のフミに

「これ、内職の合間にでもどうぞっておじさまが」

とカステラを渡すシーンでは、家族の絆が感じられます。フミが

「生まれて初めてじゃないかしら、生きててよかった~」

と喜ぶ様子からも、いかに彼らの生活が厳しいかが分かります。


「カステラ墓石」名シーンに視聴者爆笑!家族のボケとツッコミが絶妙

「父上 そっちはどげですか?」に込められた家族愛

第5話で最も話題となったのが、カステラを墓石に見立てたシーンです。フミが「こうするとほら」とカステラを縦に置くと、まるでお墓のように見えます。そこでフミとトキが手を合わせ始めるのですが、このシーンのユーモアと切なさが絶妙にミックスされた演出が視聴者の心をつかみました。

「父上 そっちはどげですか?我々は、なんとか暮らし安心してごしなさい」

トキがあの世の司之介に語りかけるこのセリフには、貧しくても家族で支え合って生きている現状を報告する意味が込められています。そして父・司之介(岡部たかし)が

「死んでないぞ」

とツッコミを入れるシーンは、視聴者を大爆笑させました。

SNSでは

という投稿が注目を集めました。まさにこのシーンは、貧乏という深刻なテーマをコメディに昇華させた脚本の妙技です。

「父上」への報告は、先祖を敬う武家の伝統を守りながらも、現実は極貧という矛盾を象徴しています。しかし、その矛盾すら笑いに変える松野家の明るさが、視聴者の心を掴んで離しません。

「なんとか百年以内には」借金200年計画の軽妙さ

借金取りの森山が訪れるシーンでは、松野家の借金がいかに膨大かが明らかになります。森山が

「このままじゃ返済に200年かかるわ」

と指摘すると、フミは

「なんとか百年以内には」

と返します。

このセリフの軽妙さには、視聴者も「200年が100年になっただけで全然解決してない!」とツッコミの嵐でした。しかし、この絶望的な状況を明るく受け流す松野家の姿勢こそが、このドラマの魅力です。

さらに司之介が

「思うちょるんじゃろう。情けない親父だ。情けない亭主だって」

と自虐的に語ると、トキとフミは

「そりゃね、多少でも思ってても言いませんから。口が裂けても言わんがね」

と即座に返します。

この家族のボケとツッコミの応酬は、NHK連続テレビ小説の中でも屈指の名シーンとして記憶されるでしょう。SNSでは「BK朝ドラらしいボケとツッコミ満載の回。全編ボケまくり。コメディー回でした」という投稿が多数シェアされました。

貧乏を笑いに変えながらも、その裏には家族の深い愛情と絆が描かれています。司之介の「だが、思うちょるんじゃろう」というセリフには、父としての不甲斐なさと家族への申し訳なさが滲んでいます。しかし、家族は決して父を責めず、むしろユーモアで包み込む。この温かさが、視聴者の涙を誘いました。


借金取り登場!トキの”婿様をもらいましょうか”宣言に視聴者困惑

「遊郭にやる」現実的な脅威と松野家の危機

朝食のシーンでは、しじみ汁にしじみがほとんど入っていないという極貧ぶりが描かれます。勘右衛門(小日向文世)がしじみを一つ分けようとするささやかな優しさすら、貧しさを際立たせます。

そこへ借金取りの森山が登場。彼は容赦なく言い放ちます。

「トキは18じゃが、ならギリギリ間に合うけん遊郭いくだらね」

このセリフは、明治時代の女性が置かれていた過酷な現実を突きつけるものです。借金返済のために娘を遊郭に売るという選択肢が、当時は決して珍しくなかったことを物語っています。

視聴者からは「このシーンはリアルすぎて怖い」「笑えない現実が描かれている」という声が寄せられました。勘右衛門が激怒して森山に水をかけるシーンは、家族がトキを守ろうとする強い意志の表れです。

しかし、現実問題として借金をどうするのか。そこで登場するのが、トキの冷静な提案です。

「婿様をもらいましょうか。婿さまをもらって働き手を増やして借金を返すのです。貧しさから抜け出すには、もうそれしか」

この現実的すぎる提案に、視聴者は困惑と感心が入り混じった反応を示しました。「18歳の少女がこんなに冷静でいいのか」「トキの頭の回転が速すぎる」という声が多数寄せられました。

18歳トキの現代語が意味するもの

高石あかり演じる18歳のトキは、子役時代とは異なり、現代語に近い喋り方をします。このことについて、SNSでは当初「少し引っかかった」という声もありましたが、多くの視聴者は「トキの苦しさが私たちに共感しやすいようにしてくれたんだ」「この間合いがふじきみつ彦さん(脚本家)の味なんだよ!」と肯定的に受け止めました。

現代語を使うことで、視聴者は明治時代という遠い過去の物語を「自分事」として感じられるようになります。トキの「婿様をもらいましょうか」という提案も、テキパキとした現代的な口調だからこそ、彼女の聡明さと決断力が際立ちます。

また、家族が「トキがそれでなら」と尊重する姿勢も印象的です。18歳まで婿を取ろうとしなかった背景には、父の「娘に対する愛情はたっぷり」な思いがあったことが分かります。視聴者からは「駄目ダメ親父だけど、娘に対する愛情はたっぷりなのね」という投稿が見られました。

貧乏で情けない姿を見せながらも、家族としての愛情だけは決して失わない松野家。この姿が、視聴者の心に深く刻まれました。


子役・福地美晴から高石あかりへ!自然なバトンタッチに称賛の声

子役の自然な演技が光った第1週

第1週から第4話まで、幼少期のトキを演じた子役・福地美晴ちゃんの演技は、多くの視聴者から絶賛されました。「演技が自然でとてもかわいい!」「達者だったなぁ」という声が相次ぎ、彼女の存在が物語の土台を支えました。

福地美晴ちゃんが演じた幼少期のトキは、無邪気さと聡明さを兼ね備えたキャラクターでした。貧しい生活の中でも明るく振る舞い、家族を思いやる姿は、すでにヒロインとしての資質を十分に感じさせるものでした。

視聴者の中には「あかりちゃんが出てくると美晴ちゃんとはサヨナラ…」と寂しさを感じる声もありましたが、それだけ子役の印象が強烈だったということでしょう。

高石あかりの「頭の回転が速い」ヒロイン像

そして第5話で登場した高石あかり演じる18歳のトキは、視聴者に強烈な印象を残しました。子役時代の無邪気さとは一線を画す、「頭の回転が速い」ヒロイン像が鮮やかに描かれたのです。

「婿様をもらいましょうか」

この一言に凝縮されたトキの決断力と現実主義は、まさに高石あかりの演技力があってこそ。彼女の表情豊かな演技と、現代語を自然に操る話し方が、新しい時代のヒロイン像を作り上げています。

SNSでは「現代語でテキパキ話すトキは『ベイビーわるきゅーれ』杉本ちさとそのもの」「頭の回転が速すぎる朝ドラヒロインは糸子以来で、良い」という投稿が話題になりました。特に「カーネーション」の糸子と比較する声は多く、テキパキとした物言いで周囲を引っ張っていくヒロイン像への期待が高まっています。

また、高石あかりの多彩な表情にも注目が集まりました。「高石あかりさんの素晴らしさよ!この お嬢の多彩な表情に期待しかない」という投稿が示すように、彼女の演技は今後の物語をさらに魅力的にするでしょう。

子役から主演へのバトンタッチは、朝ドラにおいて重要な転換点です。第5話では、そのバトンタッチが非常にスムーズに行われ、視聴者も違和感なく受け入れました。「画面全体から伝わる淡い空気感」が、時間の流れを自然に感じさせる演出になっていたという指摘もあります。


八重垣神社の恋占い!トキの紙の船が示す”縁なしフラグ”?

恋占いのルールと沈まない船の意味

婿探しを決意したトキは、同僚のチヨ(倉沢杏菜)、せん(安達木乃)と一緒に八重垣神社へ恋占いに訪れます。この恋占いは縁結びで有名で、ルールは以下の通りです。

「早く沈めば、ご縁が早い。遅く沈むとご縁は遅い。近くで沈むと近くの人と遠くで沈むと、遠方の人とご縁があって」

紙の船にお金を置いて水に浮かべ、沈む速さと場所で縁を占うというシンプルながら興味深い占いです。チヨやせんの船は比較的早く沈みますが、トキの船はなかなか沈みません。

そして極めつけは、風が吹いてトキの船が遠くへ流されてしまうシーン。

「すごい…黒船みたいだけ」

とツッコミを入れる余裕を見せるものの、明らかに「縁がない」ことを示唆する演出です。

視聴者からは「つまり来週見合いする人には縁がないフラグやんけ…」という考察が飛び交いました。朝ドラらしい「フラグ立て」に、視聴者の考察欲が刺激されたのです。

来週の見合い相手は誰?視聴者の考察

次回予告では「貧乏脱出!お見合い大作戦!」というタイトルが発表され、トキの見合いシーンが予告されました。しかし、恋占いの結果を見る限り、この見合いは上手くいかない可能性が高そうです。

また、トキの「頭の回転が速い」性格を考えると、単なる見合い結婚ではなく、何か一癖も二癖もある展開が待っていそうです。「搾取してくる者たちを倒すため相棒のまひろに登場してほしい」というユニークな投稿もあり、トキのキャラクター性への期待が高まっています。

次回予告での「いい人見つかるのかしら?」というナレーションにも意味深さが感じられます。視聴者の多くは「来週が待ちきれない」「月曜日が待ち遠しい」と、すでに次回への期待で胸を膨らませています。


まとめ:第1週第5話の見どころと伏線

第1週第5話は、笑いと感動が見事に融合した回でした。以下、今回の見どころと伏線を整理します。

  • カステラ墓石の名シーンは朝ドラ史に残るコメディ
    「父上 そっちはどげですか?」から「死んでないぞ」の流れは、貧乏を笑いに変える脚本の妙技。家族愛とユーモアが同居した傑作シーン。
  • 借金200年計画の軽妙さが視聴者を魅了
    絶望的な状況を明るく受け流す松野家の姿勢が、視聴者の心を掴んだ。「なんとか百年以内には」というセリフは、今後も語り継がれるはず。
  • 高石あかりの「頭の回転が速い」ヒロイン像が確立
    「婿様をもらいましょうか」という現実的提案と、現代語に近い喋り方で、新時代のヒロイン像を印象付けた。今後の活躍に期待大。
  • 八重垣神社の恋占いが示す「縁なしフラグ」
    トキの船が沈まず遠くへ流されたことで、来週の見合いが上手くいかない可能性を示唆。本当の運命の相手は誰?
  • 貧乏士族の現実と家族愛のコントラスト
    遊郭への売却という過酷な現実を描きながらも、家族の絆と愛情を失わない松野家の姿が感動を呼ぶ。
  • BK朝ドラらしいボケとツッコミの完成度
    全編に散りばめられたコメディ要素が、重いテーマを軽やかに描く演出を支えている。脚本家・ふじきみつ彦の手腕に注目。

来週は「貧乏脱出!お見合い大作戦!」が展開されます。トキの聡明さがどのように発揮されるのか、そして本当の運命の相手は現れるのか。目が離せない展開が続きます!

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