【ばけばけ第13週第62回ネタバレ感想】ばけばけ62話ネタバレ|銀二郎の成長とイライザ再会で恋の四角関係が本格化!ヘブンのハグ拒否に隠された想いとは

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第62話が放送され、SNSでは「切なすぎる」「心がチクチク痛む」と視聴者の悲鳴が相次ぎました。4年ぶりに帰還した銀二郎(寛一郎)が明かした驚きの月収200円、そして遠く海を越えてやってきたイライザとヘブンの再会シーン。しかし、ヘブンが見せた意外な反応が、視聴者の心を大きく揺さぶりました。トキ(髙石あかり)の心は銀二郎に戻るのか、それともヘブンとの新しい道を選ぶのか——恋の四角関係がついに本格化した第62話を徹底解説します。

目次

「ばけばけ」第13週第62話のあらすじ

4年ぶりに松江へ戻った銀二郎は、松野家で土下座して過去の出奔を謝罪。会社を興し月収200円を稼ぐまでに成長した姿を見せ、トキとの復縁を申し出ます。驚くことに、銀二郎の籍はまだ松野家に残されていました。一方、ヘブン宅では、トキが銀二郎のことを「知り合い」ではなく「連れ合い」と訂正し、ヘブンの表情が曇ります。翌日、アメリカから数ヶ月の長い航海を経てイライザが松江に到着。再会を喜ぶイライザは熱い抱擁をしますが、ヘブンは手を回さず——その微妙な反応が、ヘブンの心の変化を物語っていました。

銀二郎の驚異的成長!月収200円の告白に松野家も騒然

4年ぶりの帰還、土下座での謝罪シーン

第62話は、4年前に突然姿を消した銀二郎(寛一郎)が松江に戻ってくるシーンから大きく動き出します。松野家に足を踏み入れた銀二郎は、家族の前で深々と頭を下げ、正座して謝罪の言葉を述べました。

「松野家の跡取りとなるべく、婿入りしたにもかかわらず、突然の出奔、並びにお時ちゃんを東京にまでよこしていただいたにもかかわらず、こちらに戻れなかったこと、大変申し訳ございませんでした」

この謝罪の言葉に、勘右衛門は当初「跡取りが突如として起きゆうせい、腹が立つやら情けないやらという思いじゃった気もするが、もう忘れた」と、4年前の怒りはすでに薄れていることを明かします。しかし、続けて「また稽古しよう」と剣術稽古の再開を促す勘右衛門。銀二郎が「ですが、稽古はもう」と断ろうとすると、勘右衛門は「おのれ!」と激昂——すぐに「冗談じゃ」とごまかす一幕も。

このやりとりに、視聴者からは「勘右衛門さん、冗談じゃなかったでしょ」「本気で怒ってたよね」とツッコミが殺到。松野家特有のコミカルさと怖さが同居する空気感が、改めて描かれました。

「月二百円は稼いでおりますから」——明治時代の200円の価値とは

そして、この回最大の衝撃が訪れます。銀二郎が自らの近況を語り始めたのです。

「私は、おトキちゃんと、いえ、おトキとやり直すために、お願いに参りました。あの時は何もかもが辛抱ができず、逃げ出してしまいました。ですが、おトキちゃんはもちろん、松野家の皆さんが嫌だったわけではありません」

そして続けて、こう告白します。

「ですが今は、他がのこと大変恐れ多いですが、会社を興し、松野家の皆さんをお世話させていただけるまでにはなりました。月二百円は稼いでおりますから」

この「月二百円」という言葉に、松野家の面々は「二百円!」と驚愕の声を上げました。明治時代中期の物価感覚で考えると、月収200円は相当な高給です。当時の一般的な労働者の月収が数円から十数円程度だったことを考えれば、銀二郎がいかに成功を収めたかがわかります。

人力車の車夫から、わずか4年で会社経営者へと成り上がった銀二郎。その成長ぶりに、SNSでは「銀二郎ええ奴なんがホントつれぇわ」「男前すぎる」「さぞかし苦労したことでしょう」と、称賛と切なさが入り混じったコメントが相次ぎました。

「あいつより上じゃ」松野家の変わらぬ反応に視聴者は…

月収200円という数字を聞いた司之介(岡部たかし)は、すぐさま「あいつより上じゃ」「ヘブン先生より」と、ヘブンの収入と比較。そして、フミ(池脇千鶴)が「落ち着こ、落ち着こ」と何度も繰り返す中、司之介は重大な事実を明かします。

「もしや万が一、こげな話になった時のためにと。銀二郎。実はお主の籍はまだ抜いちょらんわ」

「つまり、お主は今でも松野の人間じゃん」

「だけんまあ、何年か家を出ていた婿が帰ってきただけの話ということでな」

籍が抜けていない——つまり、銀二郎とトキは法的にはまだ夫婦関係にあるという衝撃の事実。この展開に、視聴者からは「え、籍抜いてなかったの!?」「これは復縁フラグ?」と驚きの声が上がりました。

さらに司之介は「後はおトキ次第じゃがのう」と、トキの意思に委ねる姿勢を見せつつも、すでに復縁を前提としたような発言を続けます。この松野家の「悪気のない」対応に、SNSでは初期から指摘されていた「松野家の怖さ」が再燃。

「ばけばけ初期の頃にみんなで感じてた『松野家が一番怖い』が一瞬にして戻ってきてる」

「朝ドラばけばけ62回銀二郎は松野家の皆に4年前の失踪を謝罪。銀二郎の立派な身なりや会社設立月200円稼ぐことを聞き復縁に沸き立つ松野家ったら本当に変わらぬ面々で呆れる」

こうした視聴者の声が示すように、銀二郎の誠実な謝罪と成長を前に、松野家は経済的条件だけで判断しているかのような態度を見せます。トキの気持ちを確認する前に、すでに復縁を既成事実化しようとする家族の姿勢——この「うすら怖さ」こそが、ばけばけという作品の奥深さを象徴しています。

イライザついに来日!ヘブンとの再会シーンが切なすぎる

数ヶ月の航海を経ての再会——「愛の力」を示すイライザ

銀二郎の帰還劇と並行して描かれたのが、アメリカからはるばる松江へとやってきたイライザとヘブン(トミー・バストウ)の再会シーンです。

松江の港で、ヘブンはイライザを出迎えます。「Welcome to Matsue. Really glad you came」と、久しぶりの再会を喜ぶヘブン。しかし、イライザの反応は予想以上に情熱的でした。

ヘブンが握手を差し出すと、イライザは「A handshake. That all I get after all this wait?」と不満そうに返します。そして「Is that not okay?」と戸惑うヘブンに、「You haven’t changed a bit, have you?」と笑いながら、突然ヘブンを抱きしめたのです。

「Oh! Oh, I have missed you, Lefkada」

数ヶ月にも及ぶ長い航海を経て、ようやく再会できた喜び。イライザの熱い抱擁は、「愛の力」を体現するかのような情熱的なものでした。SNSでは「イライザさんキターーー☆数カ月の長い渡航という苦労を越えて来日した〜♪これが愛の力!熱い抱擁も納得♪」と、この再会シーンを祝福する声が多数寄せられました。

ハグを返さないヘブン…その手に秘められた想いとは

しかし、視聴者の心を最も揺さぶったのは、この後のヘブンの反応でした。

イライザが「I have missed you too」と言って抱きしめているにもかかわらず、ヘブンは明確にハグを返さなかったのです。腕を広げることも、背中に手を回すこともなく、ただ硬直したように立ち尽くすヘブン。その表情には、喜びよりも戸惑いや躊躇が浮かんでいました。

この微妙な演出に、視聴者は敏感に反応します。

「イライザをハグできないヘブン!」

「ヘブンがイライザを抱き返さなかった理由はトキへの想いか?」

イライザが到着する直前、ヘブン宅でトキと交わした会話。トキが銀二郎との再会を「知り合い」ではなく「連れ合い」と訂正したこと、そして明日の再会を告げたこと——それらが、ヘブンの心に大きな影響を与えていたことは間違いありません。

SNSで話題「ヘブン、イライザを抱き返せない」の意味

かつてアメリカで出会い、恋に落ちたヘブンとイライザ。しかし、松江での生活を通じて、ヘブンの心には確実に変化が生じていました。トキという女性の存在、そして彼女との日々の交流——それらが、ヘブンの心を少しずつトキへと向けていたのではないでしょうか。

だからこそ、イライザの予想以上に情熱的な抱擁を受けても、ヘブンは素直に応えることができなかった。このシーンは、言葉以上に雄弁に、ヘブンの心の揺れを物語っていました。

視聴者からは「四角関係の行方はどうなる?」「ヘブンの心はもうトキに向いてる」「イライザが可哀想すぎる」と、様々な考察が飛び交いました。演出の細部にまで計算された描写に、「画面の隅々まで綿密に計算尽くされている私的には史上最高の朝ドラだ〜!」と絶賛する声も。

トキの率直さが光る!「連れ合い」発言とヘブンの反応

「ノー シリアイ」憤慨するヘブンに武士娘の一刀両断

イライザが来日する前日の夜、ヘブン宅でトキとヘブンが交わした会話も、視聴者の心に深く刻まれました。

怪談を語り終えたトキが帰宅しようとする際、ヘブンは明日の予定を尋ねます。トキが「明日、知り合い、会う、言いました」と答えると、ヘブンはすぐに「それ、前の夫、会います」と核心を突きました。

このやり取りの中で、ヘブンが「知り合い、ない」と強く訂正する場面が印象的です。

「プトム(夫)」

「知り合い、ない」

トキは素直に「すんません。連れ合いでした」と訂正しますが、この率直さこそが、トキという人物の本質を表しています。誤魔化したり、取り繕ったりすることなく、事実を事実として認める——武士の娘らしい潔さです。

SNSでは、この場面について「『ノー シリアイ』と憤慨するヘブンに『知り合い』ではなく『連れ合い』でしたね、と軽くいなすと返す刀で『お会いなさるのはイライザさんですね』と切って捨てるのは武士娘である」と、トキの対応を称賛する声が多数寄せられました。

前夫との明日の再会を告げるトキの強さ

さらにトキは、ヘブンが明日イライザに会うことを確認した上で、こう言います。

「先生も。明日、楽しんできてごしなさい」

「イライザさん、来るんですよね」

自分が前夫と会う日に、ヘブンも恋人と再会する——この偶然とも言える状況を、トキは客観的に受け止めています。そして、ヘブンに対して「楽しんできてごしなさい」と、心からの言葉をかけるのです。

しかし、ヘブンの返事は「サーメット(寂しい)」という一言。そして「ええ日になるとええですね」というトキの言葉に、ヘブンは「とき、師匠、マム(トキが恋しい)」と漏らします。

このすれ違いにも似たやり取りが、二人の関係性の微妙な変化を示唆していました。お互いに相手を思いやりながらも、立場や状況が複雑に絡み合い、素直になれない——この切なさが、視聴者の心を強く揺さぶったのです。

籍が抜けていない衝撃の事実——復縁への伏線か

そして、銀二郎の帰還と並行して明かされた「籍が抜けていない」という事実。これは、トキとヘブンの関係にとっても大きな意味を持ちます。

法的にはまだ銀二郎の妻であるトキ。もしヘブンとの関係が深まったとしても、正式な結婚には至れない——そんな障壁が、すでに存在していたのです。

松野家を出た後、ナミ(さとうほなみ)がトキに話しかけます。「今日、銀次郎さん見たんよ」「随分とええ男になっちゃったけぇな」「より戻すかね?」と、復縁を匂わせる言葉。トキは「そげな話は」と否定しますが、ふみは「なら、あたしがもらっちゃおうかね」と冗談めかして言います。

「もう寝ますけん。おやすみなさい」

トキは話を打ち切るようにその場を離れますが、その表情には複雑な感情が滲んでいました。銀二郎の成長、ヘブンへの想い、そしてイライザの存在——様々な要素が絡み合い、トキの心は大きく揺れているはずです。

四角関係の行方は?視聴者の考察と次週への期待

SNSで大反響「史上最高の朝ドラ」の声

第62話の放送後、SNSでは「ばけばけ」への称賛の声が溢れました。

「そしてこの3ヶ月ほどで、期待は確信に変わっている。良いものを見せてもらってる。ヒロインの力も、周りの俳優さん達も、脚本も演出も音楽も効果も様々なものが本当に素晴らしくて、なにより面白い」

「こんなに穏やかな15分なのに、始終心がチクチク痛みっぱなしな15分…毎日難儀なことばかり…(視聴者のお気持ち)」

登場人物それぞれの想いが交錯し、誰も悪くないのに誰もが切ない——この構図こそが、「ばけばけ」という作品の魅力です。銀二郎は誠実に成長し、謝罪と復縁を申し出ました。イライザは愛する人に会うため、遠い海を越えてやってきました。トキは武士の娘らしく率直に、そして強く生きています。ヘブンは誠実であるがゆえに、自分の心の変化に戸惑っています。

視聴者からは「銀次郎さん思った以上の好条件で帰ってきた!!!!!そりゃたかしもああなる。笑どう考えても銀次郎さん一択なのに、、、、なのに、、、、どうなるの……」と、条件面では銀二郎が有利に見えながらも、トキの心はそう簡単には決まらないという複雑さへの共感が寄せられました。

松野家の「うすら怖さ」が再燃?家族の悪気ない反応

一方で、松野家の対応に対しては批判的な声も少なくありませんでした。

銀二郎の月収200円という条件を聞いた途端、復縁に前のめりになる松野家の面々。トキの気持ちを確認する前から、すでに復縁を既成事実化しようとする姿勢——この「悪気のなさ」が、かえって視聴者には不気味に映ったのです。

「ばけばけ初期の頃にみんなで感じてた『松野家が一番怖い』が一瞬にして戻ってきてる……おじじ様の恋バナとかおフミの愛情とか司之介の……司之介はまぁずっとアレだけど、すっ飛ばしてこの人たちやっぱりうすら怖いんだよね、悪気のなさが本当に怖い」

家族としての温かさと、当事者の気持ちを置き去りにする冷たさ——この両面性が、松野家という存在の複雑さを浮き彫りにしています。視聴者がこの「うすら怖さ」を敏感に感じ取り、SNSで共有し合っていることも、「ばけばけ」という作品の奥深さを示しているでしょう。

H3: トキの選択——銀二郎かヘブンか、それとも…

では、トキは誰を選ぶのでしょうか。

経済的な安定を考えれば、月収200円を稼ぐ銀二郎は魅力的な選択です。しかも、法的にはまだ夫婦関係にあり、松野家も復縁を望んでいます。4年前の出奔という過ちを反省し、成長した姿を見せた銀二郎——その誠実さは、誰もが認めるところです。

一方で、ヘブンとの関係は、トキに新しい世界を見せてくれました。怪談を通じて心を通わせ、お互いを尊重し合う関係性。ヘブンがトキに抱く想いは、イライザへのハグを躊躇させるほどに深いものになっています。

そして、イライザの存在。長い航海を経て、愛する人に会いに来た彼女の想いを、トキは無視できないでしょう。ヘブンを選ぶということは、イライザの心を傷つけることにもなるのです。

「女は過去の男には未練ないのよ男は初恋をこじらせるのよ」

こんな視聴者のコメントが象徴するように、トキの心はすでに前を向いているのかもしれません。籍が抜けていないという事実はあっても、4年間の別れは、トキにとって銀二郎との関係を終わらせるのに十分な時間だったのではないでしょうか。

次週以降、トキがどのような選択をするのか——それは、「ばけばけ」という物語の大きな転換点になることは間違いありません。

6. まとめ

第62話の見どころ・伏線

  • 銀二郎の驚異的成長:人力車の車夫から会社経営者へ、月収200円という明治時代では破格の成功を収めた姿に、視聴者から称賛と切なさが入り混じった反応
  • 籍が抜けていない衝撃の事実:トキと銀二郎は法的にまだ夫婦関係にあり、松野家は万が一の復縁に備えていた——この伏線が今後の展開にどう影響するか注目
  • ヘブンのハグ拒否:イライザの熱い抱擁に応えられなかったヘブンの姿が、トキへの想いの深さを物語る。心の変化を示す重要な演出
  • トキの率直な強さ:「連れ合い」と訂正し、ヘブンにイライザとの時間を楽しむよう促す——武士の娘らしい潔さと強さが光った場面
  • 四角関係の本格化:銀二郎・トキ・ヘブン・イライザの4人の想いが交錯し、誰も悪くないのに誰もが切ない構図。次週以降の展開に期待が高まる
  • 松野家の「うすら怖さ」再燃:経済的条件で復縁を判断しようとする家族の姿勢に、視聴者から「悪気のなさが怖い」との指摘。初期から描かれてきた松野家の両面性が再び浮き彫りに
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