ファーストクライ 第8話 あらすじ・感想|光井の母は神谷院長——手帳の真実と「頑張ったね」に涙【ネタバレ】

日本テレビ系水曜ドラマ『ファーストクライ 母子救命救急班』(主演・比嘉愛未)第8話が、2026年8月26日に放送されました。今回はついに、シリーズを貫いてきた光井明希(比嘉愛未)の出生の秘密が明かされる回。1本の手帳が、37年前の雪の日に何があったのかを静かに語り始めます。この記事では、第8話のあらすじ・見どころ・感想・考察をまとめます。

第8話の結論・見どころ

第8話で、光井を産んだ母は神谷玲子院長(真矢ミキ)だったことが明らかになりました。玲子は16歳で予期せぬ妊娠をし、誰にも相談できないまま自宅の風呂場でたった一人で出産。赤ちゃんをコインロッカーに置き去りにしたものの、その場所は病院のすぐ近くで、匿名の通報によって赤ちゃん(=光井)は救われていました。しかも玲子は、父・宗介に「赤ちゃんは亡くなった」と告げられ、我が子が生きていることを37年間知らなかったのです。香織(優希美青)が見つけた手帳、光井が母と同じ道を歩くシーン、そして「頑張ったね。ただ、そう言ってもらいたかった」という対峙——SNSは号泣の声で埋まりました。並行して、置き去りにされた赤ちゃんを”母親の血小板”で救う今話の症例と、羽鳥さん(徳永えり)の妊娠発表も見逃せません。

目次

ファーストクライ 第8話のあらすじ(ネタバレ)

「あなたが、私のお母さんですか」——光井(比嘉愛未)の問いかけを、神谷院長(真矢ミキ)は「おかしなこと言わないで」と否定します。しかし時を同じくして、週刊誌「週刊ファクト」から病院に、院長がかつて我が子をコインロッカーに置き去りにしたのではないかという問い合わせが入り、院内は騒然。院長は連絡が取れなくなります。そんななか、産後間もない赤ちゃんが置き去りにされた状態で保護され、救命班へ。赤ちゃんは母親の抗体によって血小板が壊されていく危険な状態で、救うには母親自身の血小板が必要でした。成宮(前田敦子)の鮮やかな推理で、母親の高校生・星田朱音(新井美羽)を探し出します。並行して、神谷宗介の下で長年仕えた元秘書の証言と、香織(優希美青)が母の書斎で見つけた手帳から、37年前の真実が明らかに。16歳で妊娠し、たった一人で産んだ玲子は、「赤ちゃんは亡くなった」と告げられていた——。すべてを知った光井は、玲子が歩いた道を自分の足でたどり、最後の対峙に向かいます。

見どころ①|神谷院長の過去——16歳の孤立出産とコインロッカーの真相を解説

今話の核心は、神谷宗介の下で長年仕えた元秘書の証言として語られる、玲子の来歴です。玲子の母は、仕事で宗介のオフィスに定期的に花を届けるうちに交際に至りますが、宗介は既婚者でした。彼女は相手の将来を考えて別れ、一人で玲子を産み育てることを選びます。しかし暮らしは厳しく、亡くなる直前に宗介を頼ることに。玲子は14歳で最愛の母を亡くし、初めて会う父・宗介との距離を埋められないまま神谷家へ。その孤独の中、16歳で予期せぬ妊娠をします。誰にも相談できず、自宅の風呂場でたった一人で赤ちゃんを産み、コインロッカーに置き去りにしてしまう——。匿名の通報があり、すぐ近くの円山中央病院に緊急搬送された赤ちゃんは、一命を取り留めました。第1話の冒頭で描かれた、あのコインロッカーの赤ちゃんです(第1話のあらすじ・感想はこちら)。しかし宗介はこの事実をもみ消し、倒れて保護された玲子には「赤ちゃんは亡くなった」と伝えていました。玲子を後継者にと考えていたこと、そして「まだ16歳。これからの人生に重い荷物を背負わせたくなかった」ことが理由だったと語られます。つまり神谷院長は、我が子が生きていたことを37年間知らなかったのです。第7話でSNSに上がっていた「院長は光井先生のこと気づいてなかったの!?」という疑問に、本編がはっきり答えた形になりました。

そしてもう一つの決定的な証拠が、香織が母の書斎から見つけた手帳でした。そこには、16歳の玲子の心の揺れが、そのまま綴られていました。相手に妊娠を打ち明けると「お金を出すから降ろして」と言われたこと。中絶を考えながらも、自分を一人で産み育ててくれた母のことを思ってしまうこと。時間だけが過ぎていくなかで、流産する夢を見て、夢の中でほっとしている自分に気づいてしまったこと。「怖い。産むことが怖い」「消えてしまいたい」——。

「病院に向かっている時、赤ちゃんが動いた。元気よくお腹を蹴った」「この子は生きている。私のお腹の中で、生きている」(神谷玲子の手帳より)

中絶できる場所へ向かう道の途中、お腹の子が動いた——その一瞬が、16歳の玲子に「産む」ことを選ばせました。そして手帳の最後には、「赤ちゃんは亡くなった」と告げられた玲子が、自分を責め続けた言葉が残されています。放送直後のSNSでは、この手帳を光井が読むシーンが「泣ける」と最大級の反響を集めました。同時に、「院長の娘が日記を勝手に渡すのはあかんやろ!」と、香織の行動への戸惑いをポロッと漏らす声も。その賛否も含めて、手帳が物語を大きく動かしたことは間違いありません。倒れた玲子を保護した医師の話から出産の可能性が浮かび、渋谷でコインロッカーに赤ちゃんが置き去りにされた事件と重なっていく——37年前のパートを演じたのは、神谷玲子の高校時代役の小宮山莉渚。雪の日の記憶が、現在の光井と玲子に重なっていきます。

見どころ②|「頑張ったね」——同じ道を歩くシーンと、比嘉愛未×真矢ミキの対峙

真実を知った光井に、永坂(松島聡)は「偶然の偶然は必然」という言葉とともに、自分の思いを静かに語ります。人物関係を整理したい方はファーストクライの相関図、キャストと役名はキャスト一覧ページもあわせてどうぞ。

「どうしても心から消えない思い。忘れようとしても忘れられない思い。その思いが行動につながり、今がある。お二人は、出会うべくして出会った。僕はそう思いますよ」(永坂海斗/松島聡)

紆余曲折を経ても、玲子は母子救命プロジェクトにたどり着き、光井は「赤ちゃんを一人にはさせない」という思いで産婦人科医を続けてきた。二人を同じ場所へ運んだのは、消えない思いだった——。この場面の松島聡の声は、SNSでも「トーンを落としてゆっくりささやくように言った言葉。心の中にまっすぐ届いて、そのまま包み込んでくれそうな優しさがあった」と絶賛されています。そして光井は、神谷家からコインロッカーまで、高校生だった玲子が歩いた道を自分の足でたどります。主題歌「夏蝉」(JUJU)が流れるなか、過去の玲子と現在の光井の歩みが交差していく——この演出に「涙止まんなかった」の声が相次ぎました。歩き終えた光井が気づくのは、その距離の遠さと、ロッカーの場所の意味です。あのコインロッカーは、円山中央病院のすぐ近くだった。そして赤ちゃんはすぐに通報で保護された。「私を助けようとした」——捨てた場所だと思っていたコインロッカーが、16歳の母が必死に選んだ”命をつなぐ場所”だったのかもしれないと知ったとき、光井の中で何かが変わり始めます。

そして迎える、光井と玲子の対峙。母親を探し続けてきた理由を、光井は「復讐のためです」と告げます。しかし、続く言葉はこうでした。

「見てほしかった。今まで、頑張って生きてきた自分のことを。私を生んだ人に見てもらいたかった」「『頑張ったね』。ただ、そう言ってもらいたかった。それが、私の復讐です」(光井明希/比嘉愛未)

第1話から光井が口にしてきた「復讐」の正体は、憎しみをぶつけることではなく、「頑張ったね」というたった一言を、産んでくれた人からもらうことでした。玲子は涙ながらに「ごめんなさい」を繰り返します。光井は、プロジェクトに誘ってくれたときは嬉しかったと告げ、母子救命の現場を守り抜く決意を口にしました。この対峙シーンには「若干ひねた気持ちで今日のファーストクライ見始めたんだけど比嘉愛未と真矢みきが対峙するところでボロボロに泣かされた」「復讐せつなすぎるて」という声が上がり、SNSでも今話の白眉と受け止められています。憎しみと憧れを抱えたまま真実を受け止めていく光井の姿は、「見ていくうちに段々、葛藤とか見えてきて、『神谷院長も人間だったんだ……』みたいな感情に襲われた」という視聴者の言葉どおり、玲子という人物の見え方まで変えていきました。

見どころ③|置き去りにされた赤ちゃんと星田朱音——成宮の推理と「あなたのことです!!」

縦軸が大きく動くなか、今話の症例も、37年前と痛いほど重なるものでした。産後間もない赤ちゃんが置き去りにされた状態で保護され、救命班のもとへ。赤ちゃんは全身に出血の症状があり、血小板が異常に少ない状態でした。作中の説明によれば、母親の抗体が赤ちゃんの血小板を壊してしまう「新生児同種免疫性血小板減少症(NAIT)」が疑われる状態。通常の血小板を輸血しても母親由来の抗体に壊されてしまうため、免疫グロブリン(IVIG)とランダム血小板で時間を稼ぎながらも、このままでは致死的な出血を起こす危険がある——赤ちゃんを救うには、母親自身の血小板が必要でした。つまり、一刻も早く母親を探し出さなければならないのです。

ここで動いたのが成宮(前田敦子)です。NPO法人「HOMEうぶごえ」に”モーツァルト”という名前で相談が寄せられていたこと、メッセージの内容から寮暮らしだとわかること、防犯カメラに映った駅から生活圏を絞り込めること、持っていたスクールバッグ、そしてバッグについていた全国高等学校吹奏楽コンクールの入賞校に贈られるキーホルダー——手がかりを一つずつ重ねて、吹奏楽部でここ数日休んでいる女子生徒にたどり着きます。「さすが成宮さん」「噂以上でしょ?」とどよめくチームに、返ってきたのはいつもの一言でした。

「いえ、ただのコンシェルジュです」(成宮忍/前田敦子)

SNSでも「赤ちゃんのお母さんの探し方がコナンくんを感じさせる推理」と、この”成宮劇場”に称賛が集まりました。こうして見つかった母親は、高校生の星田朱音(新井美羽)。採血によって赤ちゃんは回復に向かいます。しかし、「もういいですか?帰ってもいいですか?」と立ち去ろうとする朱音に、羽鳥は警察に話す必要があることを伝え、そして永坂は出産直後の母体が大きなダメージを受けていることを伝えて、検査を受けるよう「お母さん」と呼びかけます。自分が呼ばれているとわからない朱音へ新生児科医の富永(濱正悟)は、次の一言を叫びます。これが今話屈指の名場面でした。

「あなたのことです!!」(富永航/濱正悟)

SNSには「誰よりも赤ちゃんを助けたいと願い……ここの気迫と声にこもった想いに、一瞬きゅってなった」という声が上がっています。駅の防犯カメラには、早朝、赤ちゃんを抱いて鼻歌を歌う朱音の姿が映っていました。歌うとお腹の中で赤ちゃんが動いたから、歌ってあげていた——。うまく言葉にできない朱音に、医師たちは責めることをやめ、「あなたのお腹にいた命です。これからどうしていくか、一緒に考えましょう」「一人にはしませんから」と寄り添っていきます。37年前、一人で産んで一人で抱え込んだ玲子。今、同じように一人で抱え込んだ朱音。時代が変わっても繰り返される”孤立出産”に、今度は支える手が届いた——縦軸と症例が完全に響き合う構成でした。

社会テーマ考察|未成年の妊娠と孤立出産——「社会の責任」という視点

第8話が描いた二つの物語——37年前の玲子と、現在の朱音——は、どちらも「未成年の妊娠」と「孤立出産」の物語です。誰にも相談できないまま一人で産むことは、母子ともに命に関わる危険を伴います。それでも二人が一人で抱え込んだのは、本人の落ち度というより、打ち明けられる相手も、頼れる窓口も、周囲の目を恐れずにSOSを出せる環境もなかったからでした。この回の放送直後、本作の医療監修を務める産婦人科医がSNSに投稿した言葉(抜粋)が、多くの共感を集めています。「未成年の妊娠は社会の責任だろうと改めて思うし、妊娠させて責任を取ろうとしない大人は本当に最低」「全ての中高生に観てほしいドラマだな」——。玲子の手帳に綴られた、相手の「お金を出すから降ろして」という言葉の軽さと、その後を一人で背負わされた16歳の重さ。ドラマは、追い詰められた側を責めるのではなく、追い詰めた構造のほうを静かに映し出します。そして現在のパートでは、NPO法人「HOMEうぶごえ」に匿名で相談が寄せられていたこと、つまり朱音がSOSを出そうとしていたことが描かれました。声にならないSOSを、どう受け止めてつなぐか。母子救命救急班というチームの存在意義が、シリーズの原点とともに問い直された回だったと思います。

そしてもう一つ、温かいニュースも届きました。羽鳥さん(徳永えり)が「私お腹に赤ちゃんがいるの」と妊娠を明かしたのです。特定妊婦を支援するNPOの代表として、妊娠にまつわる困難を誰よりも見てきた彼女の、「自分の中に命が宿る。不安だよ。ちゃんと育てられるのか。私だっていろいろ考える」という言葉には、支援者である前に一人の当事者としての実感がにじみます。光井は「赤ちゃんは私が絶対取り上げるから」と応えつつ、自分のことでいっぱいで心からおめでとうと言えていなかった、と静かに省みる場面も。SNSでは「羽鳥さんの妊娠はこの前のアルコール断ち発言から気付いてたけど……」と、伏線に気づいていた視聴者の声も上がっています。お相手をめぐる、NPO職員・正木義則(三河悠冴)とのユーモラスなやり取りも含めて、重い回の中の優しい息継ぎになっていました。

縦軸の謎|リークの出どころと週刊ファクト、藤堂と神谷院長の因縁を考察

真相の解明と並行して、政治のラインも激しく動きました。週刊誌「週刊ファクト」から病院への問い合わせは、院長がかつてコインロッカーに我が子を置き去りにしたのは事実か、という核心を突くもの。記者の御子柴(濱津隆之)は病院に押しかけ、ついには院長本人に直撃します。そして今回、情報の出どころが明かされました。磯崎修一(川西賢志郎)は「情報をリークしたのは大臣です。知り得た事実を私が伝えました」と認めます。第7話で修一が院長に光井の経歴を証言した流れが、父・磯崎大臣によるリークへとつながっていたのです。大臣側には神谷院長を「徹底的に潰す」構えがあることも示唆され、政界進出を表明した院長にとって最大の脅威となりました。一方で修一は「神谷院長は医師として母子救命プロジェクトに専念してもらうべきではないでしょうか」とも語っており、政治の駒と家族の顔のあいだで揺れてきたこの人物の、複雑な立ち位置がにじみます。逃げ回る院長に対して「二人の娘さんに会って話すべきではないですか」という言葉も投げかけられ、香織と光井——母を同じくする二人の娘の存在が、物語の中心に据え直されました。縦軸の整理は考察・謎まとめで随時アップデートしていきます。

さらに今話では、藤堂(岡部たかし)と神谷院長の因縁も明かされました。藤堂の同期の父は小さな診療所を営んでいましたが、神谷院長の強引な病院買収のあおりで廃業に追い込まれ、のちに病に倒れたと語られます。回想では、腕のいい麻酔科医を探していた院長が藤堂をスカウトし、「それ相応の対価をお支払いしますが」と持ちかける場面も。「有り余る富と名声で、手を差し伸べる。それが贖罪か?」——街の診療所を潰した側が、今度は困っている妊婦に手を差し伸べる。母子救命プロジェクトは院長にとって贖罪の意味もあったのではないか、という読みが、チーム内からも語られました。第2話から続く”ドクタージャスティス”藤堂の告発者としての顔、そして第5話で触れられた「強引な地方病院の買収」という黒い噂が、ここで一本の線につながった形です。それでも藤堂は今、そのプロジェクトの中で命を救う側に立っている——この皮肉と救いの同居が、本作らしいところです。

SNSの反応|「大号泣」「神谷院長も人間だったんだ」——放送直後の視聴者の声

放送直後(8月26日22時〜翌2時)のSNSでは、「#ファーストクライ」を付けた投稿が放送終了直後の23時台後半から一定数確認されました。ただし、Xの日本トレンドでの具体的な順位は今回の収集範囲では特定できておらず、トレンド入りの有無は断定できません。反応の中身は「出生の秘密」の真相判明を受けた感動・号泣系の声が中心で、ネガティブは一部の違和感の指摘にとどまり、真相判明による安堵と重さが混在した温かい空気が主流でした。

やっぱり神谷院長がお母さんだったのか…!手帳読むシーン泣ける

8話大号泣でした 正直、本当に神谷院長がお母さんだとは思ってなかったから、最初はびっくりしたしショックだったけど、見ていくうちに段々、葛藤とか見えてきて、「神谷院長も人間だったんだ……」みたいな感情に襲われた。 光井先生と同じように受け入れていけた気がする。

光井先生が高校生だった頃の神谷院長と同じ道(神谷家からコインロッカーまで)を歩いてるシーン、涙止まんなかった

キャストへの反応では、松島聡への言及が目立ちました。「聡ちゃんの演技好きだなぁ」という声のほか、成宮の推理のあとに「そうでしょう当たり前です」という顔ですぐ手配に走る永坂の”距離の近さ”を愛でる投稿、そして「『お二人は出会うべくして出会った』のとこの松島聡くんの声がたまらなく好きです」とセリフの声のトーンそのものへの称賛も。比嘉愛未と真矢ミキの対峙シーンには「ボロボロに泣かされた」「復讐せつなすぎる」の声が集まりました。考察・受け止め系では、こんな投稿が印象的です。

むっちゃ泣いた 偶然の偶然は必然 大きな救いがあってよかった でも院長の娘が日記を勝手に渡すのは あかんやろ!

改めて第8話重かった…光井先生ずっと泣いてた。病院が近いからあのロッカーだったし、通報までね。

ネガティブな声は、上の投稿にもある香織の行動(日記を渡したこと)への倫理的な違和感のほか、「帰っていいですかってなに? イライラする」という朱音の態度へのいら立ち、「血むり」という医療描写の生々しさへの反応など、いずれもポロッと漏らす程度の温度感で、炎上には至っていません。医療監修の産婦人科医による「未成年の妊娠は社会の責任」という投稿をはじめ、感想を超えて社会テーマへ踏み込む投稿が目立ったのも今話の特徴でした。放送を見終えて「涙が止まらねぇ… 香織さん、無事で居てくれぇええ」と、早くも次回の香織を案じる声も上がっています。

タイトル「ファーストクライ」が象徴するもの

今話には、カンボジアの病院で玲子が光井に出会う回想が置かれています。「毎日、産声が聞けます」「産声を聞くことが私にとって何より大事。だから、頑張れるんです」——左耳が聞こえないことを打ち明けながら産声への思いを語る光井を見て、玲子の心が動いた瞬間です。玲子は、我が子の産声を一人きりの風呂場で聞いた人でした。そして「亡くなった」と告げられ、その産声を人生でいちばん重い音として抱え続けてきた。一方の光井は、産声だけは両耳で聞こえる気がすると言い続けてきた人です。母は娘の産声から逃げられず、娘は産声を追いかけ続けた——二人が母子救命の現場で出会ったことを、永坂は「出会うべくして出会った」と言いました。さらに今話の症例は、赤ちゃんを救えるのが母親の血小板だけ、という物語でした。命は生まれた瞬間に切り離されるのではなく、母と子は生まれたあとも互いを必要とする——産声は命の始まりの音であると同時に、そこから始まる長い関係の最初の呼びかけでもある。「頑張ったね」という言葉を37年越しに求めた光井の物語は、産声に応え続けることの意味を、シリーズでもっとも深いところまで掘り下げたと思います。

第8話の見どころ・考察まとめ

  • 光井明希(比嘉愛未)を産んだ母は神谷玲子院長(真矢ミキ)だったことが判明。玲子は16歳で予期せぬ妊娠をし、誰にも相談できないまま自宅の風呂場で一人で出産していた。
  • 赤ちゃんを置き去りにしたコインロッカーは円山中央病院のすぐ近くで、匿名の通報により赤ちゃんは救われていた。光井は「私を助けようとした」と受け止める。
  • 父・神谷宗介は事実をもみ消し、玲子に「赤ちゃんは亡くなった」と伝えていた。玲子は光井が生きていたことを知らずに37年間を生き、香織(優希美青)が見つけた手帳がその心の記録を明かした。
  • 光井の「復讐」の正体は、「頑張ったね」とただ言ってもらいたかったこと。比嘉愛未と真矢ミキの対峙シーン、玲子と同じ道を歩くシーンがSNSで大きな反響を呼んだ。
  • 今話の症例は、置き去りにされた赤ちゃんの新生児同種免疫性血小板減少症(NAIT)。母親の血小板だけが赤ちゃんを救えるという状況で、成宮忍(前田敦子)の推理が母親の高校生・星田朱音(新井美羽)を探し当て、富永航(濱正悟)の「あなたのことです!!」が響いた。
  • リークの出どころは磯崎大臣で、修一(川西賢志郎)が知り得た事実を伝えていたことが判明。藤堂(岡部たかし)の同期の父の診療所が院長の買収で廃業していた因縁も明かされ、羽鳥美咲(徳永えり)は妊娠を発表した。

来週・第9話の見どころ・考察

放送直後のSNSでは「次回予告に超未熟児映ってたね、、、」と、次回予告に映った超未熟児のケースを案じる声が上がっています。「次回予告が辛すぎて追い泣き発生してる」という投稿では、今話で明かされた羽鳥さんの妊娠、そして香織と富永先生の関係にも触れられており、「香織さん、無事で居てくれぇええ」という声も。真相を知った光井と玲子の関係がどこへ向かうのか、週刊ファクトと大臣サイドの動きが院長と病院をどこまで追い詰めるのか、そして母子救命救急班を「必ず守り抜く」と誓った光井の戦いも含めて、目が離せない最終盤に入ります。第9話の詳しい情報は公開され次第、あらためてまとめます。前回を振り返りたい方は第7話のあらすじ・感想もどうぞ。

今話のまとめ

第8話は、シリーズ最大の謎だった光井の出生の秘密が明かされた回でした。母は神谷玲子院長。16歳で妊娠し、たった一人で産み、病院のすぐ近くのコインロッカーに赤ちゃんを託して通報が入った——けれど玲子自身は「赤ちゃんは亡くなった」と告げられ、37年間その事実を知らずにいました。香織が見つけた手帳、母と同じ道を歩く光井、そして「『頑張ったね』。ただ、そう言ってもらいたかった。それが、私の復讐です」という対峙に、SNSは号泣の声で包まれました。並行して描かれた星田朱音と赤ちゃんの物語は、37年前と同じ”孤立出産”に今度は支える手が届くという、この作品の答えそのもの。リークの出どころ判明、藤堂の因縁、羽鳥さんの妊娠と、最終盤への布石も一気に置かれました。

第8話のゲストキャストは?

産後間もない高校生・星田朱音役で新井美羽、NPO法人「HOMEうぶごえ」の職員・正木義則役で三河悠冴、そして神谷玲子の高校時代役で小宮山莉渚が出演しました(公式発表)。小宮山莉渚は、37年前の雪の日に何が起こっていたのかを紐解く重要な役どころです。

光井の母親は誰でしたか?

神谷玲子院長(真矢ミキ)です。玲子は16歳で予期せぬ妊娠をし、誰にも相談できないまま自宅の風呂場で一人で出産。赤ちゃんをコインロッカーに置き去りにしましたが、匿名の通報によって赤ちゃん(=光井)は救われていました。玲子自身は父・宗介に「赤ちゃんは亡くなった」と告げられ、光井が生きていることを知りませんでした。

神谷院長はなぜ光井をスカウトしたのですか?

作中の描写では、玲子は光井が我が子だと知らないまま、カンボジアの病院で「産声を聞くことが何より大事」と語る光井に心を動かされてスカウトしていました。第7話で院長自身が口にした「説明がつかない感情」の正体が、血のつながりだったのかどうか——その受け止めは視聴者に委ねられています。

赤ちゃんの病気「NAIT」とは何ですか?

作中の説明によれば、新生児同種免疫性血小板減少症(NAIT)は、母親の抗体が赤ちゃんの血小板を壊してしまう病気です。通常の血小板を輸血しても壊されてしまうため、免疫グロブリン(IVIG)などで時間を稼ぎながら、母親自身の血小板を輸血する必要がある——だからこそ、一刻も早い母親探しが赤ちゃんの命に直結しました。

ファーストクライはどこで見られる?

日本テレビ系の水曜ドラマとして毎週水曜よる10時(22:00〜22:54)に放送。Huluでの見放題配信、TVerでの見逃し無料配信もあります。

【作品情報】放送:日本テレビ系 水曜ドラマ/水曜 22:00〜22:54 脚本:浜田秀哉 主題歌:JUJU「夏蝉」 主演:比嘉愛未(光井明希) 出演:松島聡/前田敦子/濱正悟/徳永えり/川西賢志郎/優希美青/遠山俊也/山村紅葉/岡部たかし/真矢ミキ ほか

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