VIVANT2|リュウ・ミンシュエンとは何者か?野崎の「唯一の失敗」と5年前の真相を考察【ネタバレ】

「VIVANT2」第15話のラスト、佐野公安部長の口から明かされた2人の名前――チョウ・ケイシと、リュウ・ミンシュエン。「リュウ・ミンシュエンって誰だっけ?」となった方も多いのではないでしょうか。実はこの名前、シーズン1から続く”野崎守(阿部寛)の心の傷”に直結する、シリーズ屈指の重要人物です。この記事では、シーズン1で語られた事実と第15話の新情報を整理したうえで、「リュウ・ミンシュエンに何が起きたのか」「野崎の潜入捜査とどう繋がるのか」を考察します。※シーズン1および第15話までのネタバレを含みます。

目次

リュウ・ミンシュエンとは何者か|シーズン1で語られた事実

リュウ・ミンシュエンは、野崎が北京の日本大使館に赴任していた時代の後輩エージェントです。シーズン1の第7話で、野崎が乃木憂助(堺雅人)に語る形でその存在が明かされました。野崎はリュウについて、次のように振り返っています。

「ヤツは俺のために一生懸命に働いてくれた。真面目なヤツで、俺に好かれようと必死だった。だがそのせいで度を超えた調査をしてしまった」

リュウは「度を超えた調査」の末、任務中に命を落としたとされています。「急にいなくなるってのは、無性にさびしいもんだぞ」という野崎の言葉には、後輩を守れなかった深い後悔がにじんでいました。野崎が乃木を何かと気にかけ、守ろうとしてきた背景には、乃木にリュウの姿を重ねているからだ、という見方がシーズン1当時から有力です。つまりリュウ・ミンシュエンは、野崎という人物の行動原理の根っこにある存在なのです。

第15話で名前が再浮上|佐野部長の証言でわかったこと

第15話の終盤、別班の尋問を受けた佐野公安部長(坂東彌十郎)は、「野崎も私も、日本を裏切ったわけではない。現在、彼は潜入捜査の任に就いている」と告白したうえで、野崎の過去を語り始めます。5年前、野崎は北京の日本大使館にリエゾン(連絡係)として駐在し、裏で弾道ミサイルを撃ち続けていた北朝鮮に対する諜報活動を行っていた。そして数多くいるエージェントの中で、野崎の下で動いていたのがチョウ・ケイシとリュウ・ミンシュエンの2人だった――。名前が明かされたところで第15話は幕を閉じました。

現時点で確定している事実
  • リュウ・ミンシュエンは、北京大使館時代の野崎の後輩エージェント(シーズン1第7話)
  • 「度を超えた調査」の末に命を落としたと野崎は語っている(シーズン1第7話)
  • 5年前、野崎は北京で北朝鮮に対する諜報活動を指揮していた(第15話・佐野の証言)
  • 野崎の下にいたのはチョウ・ケイシとリュウ・ミンシュエンの2人(第15話・佐野の証言)
  • 野崎の”裏切り”はシンシーへの潜入捜査だった(第15話・佐野の証言)

注目すべきは、この名前が出たタイミングです。野崎の潜入捜査が明かされた直後、「なぜ潜入を?」という問いへの答えとして5年前の話が始まりました。つまり物語は、野崎がシンシーに潜入した動機の説明として、リュウ・ミンシュエンとチョウ・ケイシの物語を置こうとしていると考えられます。第15話の詳しい流れは第15話 あらすじ・考察をご覧ください。

考察①|リュウの死は”シンシー”と繋がっているのか

ここからは推測を含む考察です。最有力と考えられるのは、リュウの「度を超えた調査」が、シンシーの核心に触れてしまったのではないかという説です。第14話・第15話で描かれた通り、シンシーは日本の公安中枢にまで監視カメラを張り巡らせる中国系の秘密諜報組織。5年前の北京で、北朝鮮関連の調査を掘り進めたリュウがシンシーの領域に踏み込み、排除された――と考えると、野崎が語った「度を超えた調査」の意味がきれいに繋がります。この説に立てば、野崎の潜入捜査は単なる任務ではなく、後輩を死なせた組織への5年越しの反撃、さらに言えば「シンシーの解体」そのものが目的だと考えられます。放送直後のSNSでも、同じ方向の考察が複数投稿されていました。

野崎、やっぱり味方だった。よかった……で終わらせてくれないのがVIVANT 潜入捜査なら、なぜ別班5人を”生かしたまま”拉致する必要があった?しかもシンシーの本部は、まだ不明。リュウ・ミンシュエンの名前まで出た以上、野崎が潜った先、本当にシンシーだけ?

考察②|リュウ・ミンシュエンは本当に死んだのか

VIVANTというドラマは、「死んだとされた人物」をそのまま退場させないことで知られています。ベキの生死は今も考察が続き、新庄にも生存説が根強く残っています。その文脈で見ると、リュウ・ミンシュエンの「死亡」も、野崎がそう認識しているだけの可能性が捨てきれません。考えられる分岐はいくつかあります。第一に、シンシーに捕捉され、死んだことにされて取り込まれた(あるいは家族などを盾に”裏切らされた”)とする生存・二重スパイ説。第二に、もう一人のエージェント、チョウ・ケイシが生き延びて何かを知っている”生き証人”であり、5年前の真相を運んでくる鍵になるという説。第三に、シーズン1当時に一部で話題になった「乃木=リュウ説」のような、既出人物との同一人物説です。ただし乃木については経歴が明確に描かれているため、現在は「野崎が乃木にリュウを重ねている」という精神的な繋がりに落ち着いており、同一人物の可能性は低いと考えられます。いずれも現時点では確定描写がなく、断定はできません。

もう一つ気になるのが、第15話でドラムがゴルバドの潜伏先近くで見せていた写真です。別班は「野崎の写真」と分析しましたが、SNSでは「髭がない」「色白すぎる」ことから「あれは乃木では? それともリュウ・ミンシュエン?」という指摘が相次ぎました。もし写真がリュウに関係するものだとすれば、ドラムの行動の意味も、リュウの生死も、一気に別の景色が見えてきます(作中未確定の考察です)。

考察③|なぜ今この名前なのか。第16話”5年前の物語”への布石

シーズン1で一度だけ深く語られ、以後ずっと触れられてこなかった名前が、シーズン2の折り返しを前に再浮上した――これは脚本上、意図的な配置と考えるのが自然です。野崎がなぜ別班5名を”生かしたまま”シンシーに渡したのか、なぜ公安の監視カメラを放置したのか。第15話時点で残されたこれらの謎はすべて、5年前に何があったかを知らないと解けない構造になっています。SNSでは公式の投稿を引用する形で「次回は第1シーズンに繋がる超・重要エピソード」への期待の声が複数上がっており、第16話でリュウ・ミンシュエンとチョウ・ケイシを軸にした5年前の物語が描かれると予想されます。

結論|現時点での最有力シナリオ

リュウ・ミンシュエン考察まとめ
  • リュウ・ミンシュエンは北京時代の野崎の後輩で、「度を超えた調査」の末に死んだとされる人物(シーズン1第7話)
  • 第15話で、5年前の野崎の部下がチョウ・ケイシとリュウ・ミンシュエンの2人だったと判明
  • 最有力は「リュウの調査がシンシーの核心に触れて排除された」説。野崎の潜入捜査の動機=5年前の雪辱と考えられる
  • VIVANTの作劇上、リュウの生存説・”裏切らされた”説も捨てきれない。チョウ・ケイシの動向も鍵
  • 第16話は5年前の物語が描かれる見込み。「なぜ5人を生かしたまま売ったのか」の答えもここにあると予想

まとめると、リュウ・ミンシュエンは「野崎の過去の傷」から「物語全体の起点」へと役割が変わろうとしている人物です。第16話の放送でこの記事の考察がどこまで当たるのか――答え合わせを楽しみに待ちましょう。関連する考察は、野崎の裏切りは本物か考察シンシーとは何者か考察VIVANT2 考察まとめもあわせてご覧ください。

よくある質問

リュウ・ミンシュエンはシーズン1のどこで登場した?

本人の登場シーンはなく、シーズン1第7話で野崎が乃木に語る回想の中で存在が明かされました。北京大使館時代の野崎の後輩で、「度を超えた調査」の末に命を落としたとされています。

チョウ・ケイシとは誰?

第15話で初めて名前が出た人物で、5年前の北京でリュウ・ミンシュエンとともに野崎の下で働いていたエージェントです。詳細はまだ明かされておらず、第16話以降で描かれる見込みです。

【作品情報】放送:TBS系 日曜劇場「VIVANT2」/日曜 21:00〜 脚本・演出:福澤克雄 主演:堺雅人(乃木憂助) 出演:役所広司、阿部寛 ほか

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