【朝ドラ『あんぱん』第8週第37話 感想・考察・ネタバレ】豪の戦死に蘭子絶句…のぶはお見合いへ、温もりと衝撃の一話

朝ドラ『あんぱん』第8週第37話 感想・考察・ネタバレ

朝ドラあんぱん相関図
引用元:NHK

『あんぱん』第37話は、のぶのお見合い話から一転、豪の戦死の報が届くという衝撃的な展開を迎えました。

前半はのぶと若松次郎との出会いを通して、父の思い出を語り合う心温まるやり取りが描かれますが、終盤には浅田家に戦時下の現実が容赦なく突きつけられ、視聴者の心を強く揺さぶりました。

目次

第37話のあらすじ

1-1. のぶ、父・裕太郎の縁でお見合いへ

のぶは父・裕太郎の知人の紹介で、若松次郎とのお見合いに臨みます。

のぶ「朝田のぶ、人生初のお見合いです」

若松の父と裕太郎が旧知の仲だったことから、次郎はのぶの父の話をよく知っていました。

若松「おしゃれな紳士で、ソフト帽がよく似合っていました」

のぶは父の帽子を今でも大切にしており、その思い出に共感してもらえたことで心が和みます。

お見合いはお互いに結婚の意志はなかったことがわかり、穏やかに終わります。

のぶ「私、結婚する気はまだないがです。それやのに……のこのこ来てしまいました」

若松「僕も同じです。お袋がうるさくて……」

1-2. 教師としての喜びと、ささやかな会話

次郎と語る中で、のぶは慰問袋が戦地で役立っていたことを聞き、子どもたちとの取り組みが実を結んでいたことを知ります。

のぶ「学校で子供らと作った慰問袋、役に立ちましたかね?」

若松「もちろんです」

このやり取りに、のぶは教師としての誇りを新たにします。

1-3. 崇、のぶに手紙を書こうとするも…

東京では崇がのぶに向けて手紙を書こうとしています。

崇「離れてみて、やっとわかったんだ。失いそうになって、その大切さに気づくことってあるんだな……」

その姿を健太郎がからかうものの、崇の本気は揺るぎないものでした。

1-4. 豪の戦死、浅田家に衝撃走る

物語は一変。

軍人「原 豪さんのご自宅はこちらですね。この度は誠にご愁傷様です」

豪の戦死が浅田家にもたらされます。

釜爺「豪よぉおぉおおぉぉ!!!!!」

この声を聞いて駆けつけた蘭子は、静かに手紙を見つめ、絶句。

ナレーション「言葉はなかった。ただ、沈黙だけが、残された」


見どころと考察ポイント

2-1. 父の思い出がつなぐ“縁”と“理解”

のぶと若松の会話の中で、父・裕太郎の存在が静かに語られるシーンは、戦時下でもなお人が人を思う気持ちを感じさせます。

帽子を介したつながりが、のぶの背中を支えるやさしい記憶になっていました。

2-2. 教師としてのぶの想いが結実

慰問袋の実際の活用を知ったのぶ。 子どもたちとの日々が確かな意味を持つことを確認し、自信へと変えていく様子が描かれます。

2-3. 豪の戦死──蘭子の無言の涙

これまで“279日”と希望を数え続けていた蘭子。 それが音を立てて崩れる瞬間、言葉はなく、ただ涙だけが心情を語っていました。

視聴者のXでは「#豪ちゃん」がトレンド入りし、嘆きと驚きの声が溢れました。


次回予告と注目ポイント

  • 豪の死を蘭子はどう受け止めるのか?
  • のぶと崇の手紙は届くのか──
  • お見合い話はこのまま終わるのか、新たな展開が待つのか?

まとめ

第37話は、温かな会話からの衝撃の展開で幕を閉じる、まさに“静と動”の1話でした。

人のつながりが未来を照らすと思った矢先、戦争という現実が全てを引き裂く。

のぶ、羽田子、釜爺、そして蘭子のそれぞれの表情に、戦時下の非情と、なおも生きる人々の想いが刻まれていました。

第38話では、深い悲しみを乗り越える術が描かれるのか──注目です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次