
朝ドラあんぱん相関図
引用元:NHK
『あんぱん』第37話は、のぶのお見合い話から一転、豪の戦死の報が届くという衝撃的な展開を迎えました。
前半はのぶと若松次郎との出会いを通して、父の思い出を語り合う心温まるやり取りが描かれますが、終盤には浅田家に戦時下の現実が容赦なく突きつけられ、視聴者の心を強く揺さぶりました。
第37話のあらすじ
1-1. のぶ、父・裕太郎の縁でお見合いへ
のぶは父・裕太郎の知人の紹介で、若松次郎とのお見合いに臨みます。
のぶ「朝田のぶ、人生初のお見合いです」
若松の父と裕太郎が旧知の仲だったことから、次郎はのぶの父の話をよく知っていました。
若松「おしゃれな紳士で、ソフト帽がよく似合っていました」
のぶは父の帽子を今でも大切にしており、その思い出に共感してもらえたことで心が和みます。
お見合いはお互いに結婚の意志はなかったことがわかり、穏やかに終わります。
のぶ「私、結婚する気はまだないがです。それやのに……のこのこ来てしまいました」
若松「僕も同じです。お袋がうるさくて……」
朝ドラ「あんぱん」次郎(中島歩)の幸せな時間かき消す豪ちゃん(細田佳央太)戦死
— イザ!編集部 (@iza_edit) May 20, 2025
→「素晴らしい」「中園ミホ脚本」と視聴者絶賛
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1-2. 教師としての喜びと、ささやかな会話
次郎と語る中で、のぶは慰問袋が戦地で役立っていたことを聞き、子どもたちとの取り組みが実を結んでいたことを知ります。
のぶ「学校で子供らと作った慰問袋、役に立ちましたかね?」
若松「もちろんです」
このやり取りに、のぶは教師としての誇りを新たにします。
1-3. 崇、のぶに手紙を書こうとするも…
東京では崇がのぶに向けて手紙を書こうとしています。
崇「離れてみて、やっとわかったんだ。失いそうになって、その大切さに気づくことってあるんだな……」
その姿を健太郎がからかうものの、崇の本気は揺るぎないものでした。
これは恥ずかしい😅#あんぱん #朝ドラあんぱん pic.twitter.com/2CvDnPae2E
— satosi_s (@satosis) May 20, 2025
1-4. 豪の戦死、浅田家に衝撃走る
「 #あんぱん 」豪戦死 釜次慟哭「彼の姿が脳裏に…朝ドラの醍醐味」吉田鋼太郎“舞台ばり”名演ネット反響(スポニチアネックス) https://t.co/DkeXEvJGDO
— ゆらり👩🎤♀🎹🎼🐈⸒⸒⸒⸒ (@msam1224) May 20, 2025
物語は一変。
軍人「原 豪さんのご自宅はこちらですね。この度は誠にご愁傷様です」
豪の戦死が浅田家にもたらされます。
釜爺「豪よぉおぉおおぉぉ!!!!!」
この声を聞いて駆けつけた蘭子は、静かに手紙を見つめ、絶句。
ナレーション「言葉はなかった。ただ、沈黙だけが、残された」
見どころと考察ポイント
2-1. 父の思い出がつなぐ“縁”と“理解”
のぶと若松の会話の中で、父・裕太郎の存在が静かに語られるシーンは、戦時下でもなお人が人を思う気持ちを感じさせます。
帽子を介したつながりが、のぶの背中を支えるやさしい記憶になっていました。
次郎さんは話しぶりや声色が寛先生に似ている気がする😊#あんぱん #朝ドラあんぱん pic.twitter.com/UtDByuyEUM
— satosi_s (@satosis) May 19, 2025
2-2. 教師としてのぶの想いが結実
慰問袋の実際の活用を知ったのぶ。 子どもたちとの日々が確かな意味を持つことを確認し、自信へと変えていく様子が描かれます。
2-3. 豪の戦死──蘭子の無言の涙
これまで“279日”と希望を数え続けていた蘭子。 それが音を立てて崩れる瞬間、言葉はなく、ただ涙だけが心情を語っていました。
視聴者のXでは「#豪ちゃん」がトレンド入りし、嘆きと驚きの声が溢れました。
今日は吉田鋼太郎さんの悲しみと慟哭の演技に朝から号泣😭
— みりん💐🌹🌸 (@mirinrurururose) May 20, 2025
豪ちゃん、蘭子…😭😭😭#吉田鋼太郎さん#あんぱん pic.twitter.com/VwtssuTQkZ
#あんぱん
— ねむねこ (@nemuneko3_3) May 19, 2025
第10週は「生きろ」
だから、覚悟して見ている
戦争、軍国主義、愛国の鑑となっていくヒロインのぶ
そして、豪ちゃんの戦死
それを知った時の河合優美さんの一言も発しない静の演技と表情から、見てる側の私の心に湧く(想像する)さまざまな感情
目が離せない俳優さん#朝ドラ #河合優美 pic.twitter.com/h4JzKu3VGa
次回予告と注目ポイント
- 豪の死を蘭子はどう受け止めるのか?
- のぶと崇の手紙は届くのか──
- お見合い話はこのまま終わるのか、新たな展開が待つのか?
まとめ
第37話は、温かな会話からの衝撃の展開で幕を閉じる、まさに“静と動”の1話でした。
人のつながりが未来を照らすと思った矢先、戦争という現実が全てを引き裂く。
のぶ、羽田子、釜爺、そして蘭子のそれぞれの表情に、戦時下の非情と、なおも生きる人々の想いが刻まれていました。
第38話では、深い悲しみを乗り越える術が描かれるのか──注目です。