【朝ドラ『あんぱん』第15週第73話 感想・考察・ネタバレ】嵩の男気にSNS胸キュン!「初恋…再び始まっちゃうか」のぶの恋心が再燃?


朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

2025年7月9日放送の朝ドラ「あんぱん」第15週第73話「いざ!東京」は、嵩(北村匠海)がのぶ(今田美桜)を守るために体を張る感動シーンでSNSが大盛り上がり!「初恋…再び始まっちゃうか」という視聴者の声とともに、二人の関係性の変化に注目が集まっています。

目次

朝ドラ『あんぱん』第15週第73話 あらすじ

嵩が手がけた漫画が掲載された「月刊くじら」が大成功を収め、創刊号2000部が2日で完売という快挙を達成。東海林編集長(津田健次郎)から正式に月刊くじら編集部への異動が発表され、8月号では4ページ増の特集号が決定しました。

勢いに乗る編集部は東京取材を企画し、嵩ものぶとともに同行することに。しかし、その前に未回収の広告費を取り立てるため質屋を訪問した二人。店主から嵩の漫画を「つまらん記事ばっかり」「紙の無駄遣い」と侮辱されたのぶは激怒し、反論します。

店主が手を上げようとした瞬間、嵩が身を挺してのぶを守り、代わりにビンタを受ける展開に。しかし戦争を経験した嵩はビクともせず、その男気あふれる行動にのぶの心も動いたようです。帰り道、のぶは嵩の頬を気遣いながら「嵩も勇ましかったで」と声をかけ、二人の距離がまた一歩縮まりました。

一方、浅田家では釜爺の体調が心配される場面も。月刊くじらを読みながら咳き込む姿に、視聴者からは不安の声が上がっています。

「月刊くじら」大ヒット!嵩の正式異動と東京取材の行方

創刊号2000部が2日で完売の快挙

第73話は、嵩が手がけた漫画が掲載された「月刊くじら」の大成功から始まりました。東海林編集長が上機嫌で報告した「創刊号2000部が2日で完売」という結果は、戦後復興期の出版界においては驚異的な数字です。

「今日はお前らに報告がある」と勢い込む東海林編集長(津田健次郎)のテンションの高さが、このシーンの見どころ。まず一つ目の報告として、嵩の月刊くじら編集部への正式異動が発表されます。

「本日付で月刊くじら編集部に異動となりました。柳井嵩です。よろしくお願いします」

この嵩のセリフからは、ついに自分の居場所を見つけた安堵感が伝わってきます。戦争から帰ってきて居場所を見失っていた嵩が、漫画という新たな表現手段を通じて社会復帰を果たす瞬間でもありました。

東海林編集長の勢いが止まらない

続いて二つ目の報告「創刊号2000部が2日で売り切れた」、三つ目の報告「8月号は4ページ増えることになる」と、東海林編集長の畳み掛けるような発表が続きます。

しかし、SNSでは東海林編集長の行動に対する批判的な意見も見られました。

「皆様絶賛の東海林さんの勢いだけの行き当たりバッタリも何だかね…」

という投稿のように、計画性のなさを指摘する声もあります。確かに、4ページ増という大幅な変更を急に決定し、「企画はこれから考えて、大急ぎで」という発言は、新聞社の編集長としては軽率に映る部分もあるでしょう。

一方で、戦後復興期という時代背景を考えると、この勢いとスピード感こそが時代に求められていたものかもしれません。慎重すぎては機会を逃してしまう、そんな時代の空気感を東海林編集長が体現しているとも解釈できます。

「嘘つくの下手な世界1位と2位」の名言が話題

東京取材の提案シーンでは、岩清水が「東京では今、高知出身の代議士が活躍しておりますよね」と取材理由を説明しますが、東海林編集長に「お前東京行きたいだけやないか」と見透かされてしまいます。

そこで生まれたのが「嘘つくの下手な奴世界1位と2位がここにおるね」という名言です。岩清水を1位、のぶが2位、かく言う東海林編集長自身も3位に…視聴者にとって印象的なコメディシーンとなりました。

「嘘つくの下手なベストスリーは楽しかった。明るい気持ちです」

というSNSの投稿にあるように、重いテーマを扱いながらも軽妙なやり取りで視聴者の心を和ませる脚本の巧さが光っていました。

質屋での対峙シーン|嵩がのぶを守った瞬間にSNS胸キュン

のぶの漫画への愛が爆発「世界一の雑誌やと思って作っちゅうがです」

東京取材に向かう前に、未回収の広告費を取り立てるため質屋を訪れた嵩とのぶ。ここで展開されたのが、第73話最大の見どころとなった対峙シーンです。

質屋の店主から

「つまらん記事ばっかりや」

「このくだらん漫画は何や。紙の無駄遣いや」

と月刊くじらを酷評されたとき、のぶの表情が一変します。

「ちゃんと読みもせんと何がわかるがですか。うちらはアメリカに負けない世界一の雑誌やと思って作っちゅうがです」

こののぶのセリフには、嵩の作品への深い愛情と、戦後復興への強い意志が込められています。「アメリカに負けない」という言葉からは、敗戦国としての悔しさを乗り越えて、日本独自の文化を創造していこうという気概が感じられます。

SNSでは

「嵩の漫画を侮辱されて怒るのぶちゃんがめちゃくちゃのぶちゃん」

という投稿にあるように、のぶらしい純粋で一途な性格が表れたシーンとして評価されています。

嵩の身を挺した行動に視聴者感動

店主が「何や女のくせにその態度は」と言い、のぶに手を上げようとした瞬間、嵩が間に割って入ります。

「気が済むまでどうぞ。でも広告費はしっかり払ってください」

この嵩のセリフと行動は、多くの視聴者の心を打ちました。物理的な暴力に対しても冷静さを失わず、それでいてのぶを守るという明確な意志を示したからです。

実際にビンタを受けた嵩ですが、全くひるむことなく立ち続ける姿に、視聴者からは感動の声が上がりました。

「朝ドラ『あんぱん』大好きなのぶ(今田美桜)を体張って守る! →ビンタ食らう嵩(北村匠海)に胸キュン」

という投稿が示すように、この場面は多くの視聴者にとって「胸キュン」要素として受け取られています。

戦争経験が生んだ嵩の強さとは

嵩がビンタを受けてもびくともしなかった理由について、SNSでは興味深い考察が展開されています。

「しかも平手クラってもビクともしない辺り、昔の嵩だったら倒れてたかもだけれど戦争行って殴られまくってたからだろうな」

この投稿が指摘するように、戦争での過酷な体験が嵩を肉体的にも精神的にも強くしたという解釈です。以前の嵩なら確実に倒れていたであろう状況で、全く動じない姿は、戦争が彼に与えた変化を象徴的に表現していました。

しかし、この強さは単なる肉体的な耐久力だけではありません。のぶを守るという明確な目的意識、そして「広告費はしっかり払ってください」という冷静な対応は、戦争を通じて培われた精神的な成熟を示しています。

「嵩も勇ましかったで」のぶの心境変化を徹底考察

初恋感情の再燃?視聴者が注目する恋愛の行方

質屋から帰り会社で展開された嵩とのぶの会話は、二人の関係性に新たな変化をもたらしました。

のぶが嵩の頬を気遣いながら「嵩も勇ましかったで」と声をかけるシーンは、これまでの彼女の嵩に対する態度とは明らかに異なるものでした。

このセリフに込められているのは、単なる感謝以上の感情です。「勇ましかった」という言葉は、嵩を一人の男性として見直したことを示唆しています。

SNSでは「『初恋…再び始まっちゃうか』」という投稿が話題になり、視聴者の多くがのぶの恋心の再燃を期待していることがうかがえます。

「のぶ やっと嵩を褒めた😄」という投稿も、のぶがこれまで嵩に対して素直になれなかった状況からの変化を喜ぶ視聴者の声を代表しています。

戦争前の幼馴染みとしての関係から、戦争を経験した大人の男女としての関係へ。この転換点となるシーンとして、第73話の質屋エピソードは重要な意味を持っています。

今田美桜と北村匠海の演技に称賛の声

このシーンでの今田美桜と北村匠海の演技についても、視聴者から高い評価が寄せられています。

今田美桜が演じるのぶの感情の変化は、表情と声のトーンで巧みに表現されていました。質屋で激怒する場面から、嵩を気遣う優しさまで、感情の振り幅の大きさを自然に演じ分けています。

一方、北村匠海が演じる嵩の静かな強さも印象的でした。ビンタを受けた後の冷静さ、そしてのぶに対する優しい表情は、戦争を経験した男性の成熟を見事に表現していました。

「嵩✨✨✨ 肝っ玉の座ったカッコええ人になったね👍 そうそう、勇ましかった‼️」

という投稿にあるように、視聴者は嵩の成長を演技を通じて実感しています。

釜爺の体調不良に視聴者ハラハラ|退場フラグの可能性は?

月刊くじらを読みながらの咳き込み

第73話では、浅田家での和やかなシーンの中で、気になる要素も描かれました。釜爺が月刊くじらを読みながら咳き込む場面です。

釜爺の咳の後のカメラアングルの不自然が、単なる軽い咳ではない深刻さが演出されていました。また、咳をするたびにくら婆の深刻そうな視線が物がっているように感じました。

夕方に雄太郎(のぶの父)の遺影に話しかけるシーンでも咳をする釜爺の姿は、視聴者に不安を抱かせるのに十分でした。

SNSで心配する声が続出

この釜爺の体調不良について、SNSでは心配する声が多数投稿されています。

「あ、あ〜、釜じいに退場フラグが!😲 豪ちゃんの生還とバーター?!🤔」

「釜ジィ…心配😢」

「ちょっとちょっと、釜じいまだまだ退場には早いでしょ。その嫌な咳やめてくれーーーー!」

これらの投稿からは、視聴者が釜爺というキャラクターに深い愛着を抱いていることがわかります。また、「豪ちゃんの生還とバーター」という予想は、物語の展開を読み解こうとする視聴者の考察力の高さを示しています。

朝ドラでは、家族の長老格キャラクターの体調不良が重要な転機となることが多く、釜爺の咳が今後の物語にどのような影響を与えるのか、視聴者の注目が集まっています。

第73話の演出・脚本への評価|賛否両論の声をチェック

質屋シーンの尺の長さに批判も

第73話で最も議論を呼んだのが、質屋でのやり取りの尺の長さです。

「質屋のシーンなんてあの1/3でシャッと見せられるのに 嵩の男気より店番の粗暴さが立って不愉快なだけだった」

という投稿に代表されるように、一部の視聴者からは演出に対する批判的な意見も寄せられました。

確かに、15分という限られた放送時間の中で、質屋でのやり取りに多くの時間を割いたことについて、「尺稼ぎ」ではないかという指摘もあります。

しかし、この長さが必要だったという見方もできます。のぶが嵩の作品を守ろうとする強い意志、嵩がのぶを守ろうとする行動、そして二人の関係性の変化を丁寧に描くためには、ある程度の時間が必要だったのかもしれません。

中園ミホ脚本の狙いとは

脚本家の中園ミホは、これまでも感情的なシーンを丁寧に描くことで知られています。今回の質屋シーンも、表面的な事件の解決ではなく、登場人物の内面の変化に焦点を当てた演出だと考えられます。

「のぶが嵩に惚れるまでの尺稼ぎが増えてきたなぁ もっと心に残る絵を創っていかないと二人の結婚に共感できなくなるぞぃ」

という意見も、視聴者が二人の恋愛関係の発展に高い期待を抱いていることの表れです。

一方で、

「カチコチに固まっていたのぶも、色々な経験を経て、元の元気で柔らかい視線を取り戻した様子ですね。嵩は、弱そうで案外ずっと変わらないしなやかな心の持ち主。楽しそうなふたりの話す姿が嬉しい」

という投稿のように、キャラクターの成長を丁寧に描いた脚本を評価する声も多くあります。

賛否両論はありますが、視聴者が熱心に議論すること自体が、作品への関心の高さを示していると言えるでしょう。第73話は、今後の物語展開にとって重要なターニングポイントとなる回として、多くの視聴者の記憶に残る回となりました。

まとめ|第73話の見どころと今後の注目ポイント

今回の見どころ・伏線チェック

  • 嵩とのぶの関係に大きな進展: 質屋でのビンタシーンを通じて、のぶが嵩を「勇ましい男性」として見直すきっかけが生まれた。「嵩も勇ましかったで」のセリフは恋愛感情の再燃を予感させる重要な伏線
  • 「月刊くじら」の大成功が物語の転機に: 創刊号2000部完売、8月号4ページ増という快挙により、東京取材という新展開が決定。嵩の漫画家としての才能が本格的に開花する予感
  • 戦争経験が嵩を変えた決定的証拠: ビンタを受けてもびくともしない嵩の姿は、戦争での過酷な体験が彼を強くしたことを象徴。以前の弱々しい青年から、のぶを守れる男性への成長を明確に描写
  • 釜爺の体調不良が今後の重要な伏線: 月刊くじらを読みながらの咳き込みは、単なる風邪ではない深刻さを匂わせる。朝ドラの定石として、家族の長老格の体調変化は物語の大きな転機となる可能性
  • 東京取材で広がる物語の舞台: 高知から東京へと舞台が広がることで、嵩とのぶの関係だけでなく、戦後復興期の社会情勢や出版業界の実情がより深く描かれることを予感させる
  • のぶの成長と本来の性格の復活: 嵩の漫画を侮辱されて激怒し、堂々と反論するのぶの姿は、戦争前の元気で芯の強い彼女の復活を示す。今後の恋愛関係でも積極的な一面を見せる可能性
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