【朝ドラ『あんぱん』第17週第85話 感想・考察・ネタバレ】ついに告白!『あなたの二倍あなたを好き』に号泣者続出、蘭子の名言も話題」

【朝ドラ『あんぱん』第17週第85話 感想・考察・ネタバレ】ついに告白!『あなたの二倍あなたを好き』に号泣者続出、蘭子の名言も話題」

朝ドラあんぱん相関図①

朝ドラあんぱん相関図②

朝ドラあんぱん相関図③第14週~
引用元:NHK

朝ドラ『あんぱん』第17週第85話「あなたの二倍あなたを好き」が7月25日に放送され、ついにのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の恋が成就しました。長く続いたすれ違いの末、嵩の勇気ある告白とのぶの「嵩の2倍、嵩のこと好き」という言葉に、視聴者から感動の声が相次いでいます。

目次

朝ドラ『あんぱん』第17週第85話 あらすじ

今回の放送では、八木さん(妻夫木聡)に自分の感情の抑制ができなくなることを相談するのぶの姿から始まります。一方、嵩は羽田子や蘭子(河合優実)と食事をしながら、のぶとの電話での出来事を振り返っていました。そんな中、蘭子が語った「人を好きになる気持ちをなかったことにしてほしくない」という言葉が嵩の心を大きく動かします。

この言葉に背中を押された嵩は、徹夜で表紙と挿絵を描き上げ、編集長から休暇をもらって闇市にいるのぶのもとへ向かいます。そして赤いハンドバッグを渡しながら、ついに「僕は浅田ノブの頃からあなたが好きでした」「これからもずっと、僕はあなたを愛しています」と告白。のぶも「嵩はなくてはならん人や」「好きや!嵩の2倍、嵩のこと好き」と応え、二人は結ばれることになりました。

蘭子の名言が嵩の心を動かした!「人を好きになる気持ちをなかったことにしないで」

第17週85話は、のぶが八木さんに自分の感情について相談するシーンから始まりました。のぶは「小学生の頃から全然成長していない」と自分を責め、「なんで嵩にだけうちはこうなってしまうのでしょうか」と悩みを打ち明けます。この率直な告白に、八木さんは温かい笑顔で応えていました。

一方、嵩は羽田子、蘭子、メイコと食事をしながら、のぶとの電話でのやり取りを振り返っていました。メイコが「何て言われたのか」と尋ねると、嵩以外の全員がその真意に気づくという場面で、嵩の鈍感さが描かれます。

そんな中、蘭子が嵩に向けて語った言葉が今回の大きな転換点となりました。

「うちはどんなに思っても、もう気持ちを伝えることはできんがです。戦争で死んだ人の想いを、うちらは受け継いでいかんといけない。人を好きでいる気持ちとか、そんなに好きな人に出会えたこととか、なかったことにしてほしくないがです。なかったことがにせんといてください」

この蘭子の言葉は、涙を抑えながらも力強く語られ、視聴者の心に深く刺さりました。SNSでは「蘭子ちゃんの言葉に泣いた」「心に刺さった」という反応が多数見られ、河合優実さんの演技力を称賛する声も相次いでいます。

戦争で失った人の想いを受け継ぐという蘭子の深い言葉

蘭子のこの言葉は、単なる恋愛の応援ではありません。戦争という時代背景の中で、多くの人が想いを遂げることなく命を失った現実を踏まえた、深い意味を持つメッセージでした。

蘭子自身も戦争で大切な人を失った経験があり、その痛みを知っているからこそ語れる重みのある言葉だったのです。「なかったことにしてほしくない」という表現は、生きている者の責任として、失われた想いを大切にし、現在ある愛を大切にすることの重要性を訴えています。

視聴者からは「戦争の時代だからこそ響く言葉」「蘭子の成長を感じた」といった声が寄せられ、このシーンが単なる恋愛ドラマを超えた深いメッセージ性を持っていることが伝わってきます。

河合優実の演技力が光った感情的なシーン

河合優実さんが演じる蘭子のこのシーンは、高知弁の温かみと率直さが存分に活かされた名演でした。感情を抑えながらも、次第に高くなっていく声のトーンや、涙をこらえる表情の変化が、視聴者の心を強く揺さぶりました。

SNSでは「河合優実さんの演技が上手い」「あの間にドキドキした」「喪失感が溢れ出しそうになる演技」など、演技に対する称賛が多数見られます。蘭子というキャラクターの複雑な感情を、高知弁という方言の魅力も活かしながら表現した河合さんの技量は見事でした。

このシーンは、嵩の心を動かすだけでなく、視聴者にも「人を好きになる気持ちの大切さ」を再認識させる、印象的な場面となりました。

ついに告白!嵩からのぶへの真っ直ぐな愛の言葉

蘭子の言葉に心を動かされた嵩は、その夜、編集室で絵を描き始めます。軽快で上品なBGMが流れる中、一心不乱にペンを走らせる嵩の姿は、何かが大きく変わったことを物語っていました。

そして翌朝、琴子が出社すると嵩の机の上にはのぶの絵が描かれていました。これは嵩がようやく自分の気持ちと向き合い、創作への情熱を取り戻した証拠でもありました。

嵩は編集長から休暇をもらい、闇市にいるのぶのもとへ向かいます。

「徹夜で表紙と挿絵を描き上げて編集長が休みをくれた」

と説明する嵩の表情には、これまでにない決意が感じられました。

八木さんが空気を読んで子供たちを連れて立ち去ると、ついに二人きりになった嵩とのぶ。嵩は

「のぶちゃん、今日は喧嘩はやめよう」

と優しく声をかけ、赤いハンドバッグを差し出します。

赤いハンドバッグに込められた想いとは

「これを、のぶちゃんに渡したくて」

「これ、いつかのハンドバッグ」

「今日は、どうしても受け取ってほしくて」

この赤いハンドバッグは、二人の関係の象徴的なアイテムでした。以前から嵩がのぶに渡したいと思っていたこのバッグは、ただの贈り物ではなく、嵩の気持ちそのものを表現するものだったのです。

のぶが静かに「ありがとう」と受け取る場面では、その表情に微かな変化が見て取れました。これまでのぶが嵩からの贈り物を素直に受け取れなかったことを考えると、この瞬間は二人の関係性の変化を示す重要なシーンでした。

SNSでは「赤いバッグに刻まれた二人のストーリー」「運命の糸のよう」といった反応が見られ、視聴者もこのアイテムの持つ意味の深さを理解していることが伝わってきます。

「僕は浅田ノブの頃からあなたが好きでした」の意味

そして嵩は「もう一つ、大事な話が」と切り出し、ついに長年の想いを告白します。

「若松のぶさん、僕は浅田ノブの頃からあなたが好きでした。勝手に失恋したり、怒られたり、色々あったけど、どんなに怒られても僕はそのまんまののぶちゃんがどうしようもなく好きだから。これからもずっと、僕はあなたを愛しています」

この告白の言葉は、嵩の真っ直ぐな愛情が込められた、非常に美しいセリフでした。「浅田ノブの頃から」という表現は、結婚前の旧姓時代からの長い想いを表し、「そのまんまののぶちゃん」という部分は、のぶの全てを受け入れる愛の深さを示しています。

「勝手に失恋したり、怒られたり」という部分には、これまでの二人のすれ違いの歴史が込められており、それでも変わらない愛情を「どうしようもなく好き」という表現で表現しました。

視聴者からは「やっと言えた!」「よく言った嵩!」といった応援の声が多数寄せられ、長く待ち望んでいた告白シーンに感動する声が相次ぎました。

のぶの爆発的な愛の表現「嵩の2倍、嵩のこと好き」

嵩の告白を聞いたのぶは、目に涙を浮かべながら一度その場を離れようとする嵩を呼び止めます。

「嵩、待って!たっすいがはいかん!」

この「たっすいが」という高知弁は「いけない」「だめ」という意味で、のぶの切ない気持ちが込められた言葉でした。そして続けて放った言葉が、視聴者の心を大きく揺さぶります。

「1人になって、やっとわかった。嵩はなくてはならん人や」

「好きや!嵩の2倍、嵩のこと好き」

「たっすいがはいかん」高知弁で表現された切ない気持ち

のぶが嵩を呼び止めた時の「たっすいがはいかん」という言葉は、高知弁特有の温かみと率直さが表現された印象的なセリフでした。この方言の使用により、のぶの感情の爆発がより自然で説得力のあるものとして描かれています。

高知出身の視聴者からは「方言の使い方が自然」「高知弁の魅力が伝わる」といった反応があり、地域色を大切にした演出が評価されています。また、方言を使うことで、のぶの感情が理性を超えた瞬間であることも表現されていました。

「たっすい」という言葉は、高知弁で「つまらない」「くだらない」という意味もありますが、この場面では「だめ」「いけない」という意味で使われており、のぶの慌てた気持ちがよく表現されています。

抱きしめ合うシーンに込められた演出の妙

「嵩の2倍、嵩のこと好き」と告白したのぶは、嵩の元へ走り、嵩に抱きつきます。この瞬間、嵩もゆっくりとのぶを抱きしめ返し、ついに二人は結ばれることになりました。

この抱擁シーンの演出は非常に丁寧で、カメラワークや音楽、二人の表情の変化など、全てが感動的なクライマックスを演出していました。

SNSでは「朝から泣いた」「胸が高鳴った」「最高すぎる」といった感動の声が多数寄せられ、長く待ち望まれていた二人の結ばれる瞬間に、視聴者も大きな喜びを感じていることが伝わってきます。

北村匠海さんと今田美桜さんの演技も素晴らしく、セリフのない部分での表情の変化や、抱き合う時の自然な動きなど、細部まで丁寧に演じられていました。

創作への第一歩?嵩が編集室で絵を描き始めた意味

蘭子の言葉に心を動かされた嵩が、編集室で絵を描き始めるシーンは、今回の放送の中でも特に重要な意味を持つ場面でした。このシーンは、嵩の内面的な変化と、アンパンマン誕生への道筋を示唆する象徴的な瞬間として描かれています。

静かな編集室で、嵩が一心不乱にペンを走らせる姿は、視覚的にも印象的で、軽快で上品なBGMとともに、何か新しいことが始まる予感を醸し出していました。このシーンについて、視聴者からは「何か大きなことが始まる」「アンパンマンに近づく第一歩」といった期待の声が寄せられています。

翌朝、琴子が出社して嵩の机を見ると、そこにはのぶの絵が描かれていました。これは単なる恋心の表現だけでなく、嵩が創作活動に対する情熱を取り戻したことを示す重要な証拠でした。

アンパンマン誕生への布石となる重要なシーン

このシーンは、やなせたかしがアンパンマンを生み出すまでの創作過程を描く『あんぱん』において、非常に重要な転換点として位置づけられています。実際のやなせたかしも、様々な人間関係や人生経験を通じて、最終的にアンパンマンという「逆転しない正義」のヒーローを生み出しました。

嵩が編集室で絵を描く姿は、創作者としての情熱が蘇った瞬間を象徴しており、これまでの恋愛関係の悩みや迷いを乗り越えて、新しい創作への一歩を踏み出したことを表現しています。

SNSでは「ここからアンパンマンが生まれる」「創作の原点を見た」といった考察も見られ、視聴者もこのシーンの持つ物語上の重要性を理解していることが伝わってきます。

蘭子の言葉が創作意欲を呼び覚ました瞬間

蘭子の「人を好きになる気持ちをなかったことにしてほしくない」という言葉は、嵩の創作意欲を呼び覚ます重要なきっかけとなりました。この言葉は、恋愛だけでなく、創作への情熱や人生への向き合い方についても大きな示唆を与えています。

嵩がこの言葉を受けて編集室で絵を描き始めたのは、自分の感情や想いを抑え込むのではなく、それを創作という形で表現することの大切さに気づいたからかもしれません。実際のやなせたかしも、様々な人生経験や感情を作品に込めて、多くの人に愛される作品を生み出しました。

このシーンは、単なる恋愛ドラマの一場面ではなく、創作者としての嵩の成長と、今後の物語展開への重要な布石として機能しています。視聴者も「蘭子の言葉の力」「創作への情熱の復活」として、このシーンの意味深さを感じ取っているようです。

中園ミホ脚本の巧妙さは、こうした感情的なシーンが物語全体の大きな流れに自然に組み込まれている点にも表れており、視聴者は今後の展開により一層期待を寄せています。

まとめ

今回の第17週85話「あなたの二倍あなたを好き」の見どころと伏線をまとめると以下の通りです。

  • 蘭子の名言「人を好きになる気持ちをなかったことにしてほしくない」が物語の転換点となり、戦争の時代背景を踏まえた深いメッセージ性を持つ
  • 嵩の告白「僕は浅田ノブの頃からあなたが好きでした」により、長年のすれ違いがついに解消され、二人の愛が成就した
  • のぶの「嵩の2倍、嵩のこと好き」という爆発的な愛の表現が、高知弁の魅力とともに視聴者の心を打った
  • 嵩が編集室で絵を描き始めるシーンは、アンパンマン誕生への重要な布石として、創作への情熱の復活を象徴している
  • 赤いハンドバッグは二人の関係の象徴として、長年の想いが結実する重要なアイテムとして機能した
  • 河合優実、北村匠海、今田美桜の演技力が光り、特に感情的なシーンでの表現力が視聴者に強い印象を与えた
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