【ばけばけ第9週第43回ネタバレ感想】「沈め…沈むな…」板挟みおトキが爆笑必至！「スキップ師匠」爆誕で視聴者騒然!おじじ様のデレデレ顔が話題に

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第9週第43話が放送され、SNSでは「今日も爆笑した」「板挟みのおトキが可愛すぎる」と話題沸騰中です。錦織(吉沢亮)から「リヨ様とヘブン先生を恋仲にさせないで」と頼まれたおトキ(髙石あかり)ですが、実はリヨ様(北香那)からは逆に「恋の応援をして」と頼まれていた…。究極の板挟み状態に陥ったおトキの「沈め…沈むな…」という祈りのシーンや、突如「スキップ師匠」と呼ばれるようになった勘右衛門(小日向文世)のデレデレ姿まで、コメディ満載の15分間でした。

「ばけばけ」第9週第43話のあらすじ

カラスが鳴く夕暮れ、錦織がおトキの元を訪ねてきました。江藤知事(佐野史郎)から「リヨとヘブンを恋仲にさせないよう邪魔してほしい」と命じられた錦織は、おトキに協力を求めます。しかしおトキは以前、リヨから「ヘブン先生との恋を応援して」と頼まれていたため、究極の板挟みに。松野家では勘右衛門が近所の子どもたちに「スキップ師匠」と呼ばれ、タツさんとの交流でデレデレ顔を見せます。ヘブン宅で女中仕事をしていたおトキの元にリヨが訪ねてきて、八重垣神社の恋占いへ。リヨが「沈め沈め」と祈る横で、おトキはブードゥー人形を握りしめ「沈め沈むな」と心の中で祈る姿が視聴者の爆笑を誘いました。

錦織の突然の訪問「リヨ様とヘブン先生を引き離してほしい」

カラスが鳴く夕暮れ、おトキ(髙石あかり)の元に錦織(吉沢亮)が訪ねてきました。普段は冷静沈着な錦織ですが、今日はどこか切羽詰まった様子です。

錦織が開口一番に尋ねたのは、

「近頃おリヨ様は来ていないか?」

という質問でした。おトキが

「おリヨ様…いらしてませんが」

と答えると、錦織は少しホッとした表情を見せます。しかしその安堵も束の間、錦織は本題を切り出します。

「だが、もし今後、リヨ様がヘブン先生を訪ねてきたら、何というか、そのくっつかないようにしてほしいんだ」

錦織の口から飛び出したのは、まさかの「恋の邪魔をしてほしい」という依頼でした。さらに具体的な方法まで提案します。

「例えば、家にはあげないとか、贈り物は受け取らないとか。2人で出かけないようにするとか」

錦織は言葉を選びながらも、はっきりと告げました。

「言い方は悪いが、濃い仲にならないように、邪魔をしてほしいんだ」

おトキの「Oh My God」な板挟み状況

混乱するおトキに、錦織は一度約束をリセットしようとします。

「ヘブン先生が時々そのオンマイがあって、なんの意味なんでしょう。」

「申し訳ないが、忘れてくれまいか?」

おトキが「違う」と反応すると、錦織は訂正します。

「オーマイガーはなんてことだとか、大層困ったとか、そういう意味だか、そういう意味ではない。おリヨ様との約束を忘れてくれ、ということだ」

しかしおトキは「ですが」と食い下がります。すると錦織は真剣な表情でこう告げました。

「これは知事からの、つまり、おリヨ様の父上からの親としての頼みなんだ。ヘブン先生は、いずれ日本を離れる。その時に悲しむのはおリヨ様ご自身だ。難しいとは思うが、分かってほしい。私に協力してほしいんだ」

ヘブン先生がいずれアメリカに帰ってしまうという現実。その時にリヨが深く傷つくことを心配する親心からの依頼でした。おトキは悩みながらも、

「分かりました」

と答えざるを得ませんでした。

錦織が「すまない」と頭を下げて去った後、おトキは一人呟きます。

「オーマイガット」

──まさにヘブン先生から教わった英語が、この瞬間ほどぴったりな状況はありませんでした。

SNSでは「おトキの板挟み状態が可哀想すぎる」「でもコミカルで笑える」という声が続々。錦織とリヨ、両方から相反する依頼を受けたおトキの苦悩が、視聴者の共感と笑いを誘いました。

松野家の食卓で明かされるヘブン先生の謎

オープニング後、場面は松野家の食卓へ。父の司之介(岡部たかし)が、女中として働き始めたおトキに尋ねます。

「おときは近頃少しは慣れてきたか?」

おトキは

「何が?」

と聞き返すと、司之介は

「何がって女中の仕事に決まっちゃうだろ」

と返します。おトキは

「徐々にね」

と答えました。

「奥様はおられるかもしれん」という疑惑

会話は自然とヘブン先生の話題へ。おトキは近況を報告します。

「私もだけど、ヘブン先生も日本に少しずつ慣れてきたけん。日本の言葉も本当少しだけど、分かるようになってこられたけん」

具体例として、おトキはこう続けました。

「昨日は頭が痛かったみたいなんだけど、頭痛って言っておられたし」

フミは感心して

「それは大したもんだね」

と返します。しかし次の瞬間、トキは意味深な発言をしました。

「それに、仲のええ女性もおるみたいだしね」

おトキは慌てて否定します。

「それはまさか違います。誰とは言えんけど、私ではない」

司之介は「ならいいが」と言いつつも、母のフミ(池脇千鶴)が気になることを尋ねます。

「でもヘブン先生奥様は。」

この質問におトキは答えに窮します。

「う～ん、わからん」

司之介が言います。

「でも、はっきり言わんちゅうことはおらんということじゃないか。妻がおったら、日本に連れてくるじゃろう。」

ヘブン先生の私生活については謎が多く、奥様の存在も定かではありません。おトキが続けて説明するのは、日本とアメリカの文化の違いでした。

「いろんなことが日本と異国じゃ大違いで、結構、日本風に合わせておられるけど、アメリカにいたときは、部屋の中では履き物を履いてくらしっちょったらしいし」

フミや勘右衛門が驚愕します。

「履き物！？」

「畳が汚れるじゃないか!何考えてるんじゃ」

「掃除が大変ない」

トキが

「畳もないそうですね」

と相槌を打つと、司之介は

「信じられん!これだけペリーは」

と文化の違いに戸惑いを隠せません。

それでもおトキは冷静に分析します。

「でも、それが奥様を連れてくる理由にはならんけどね。まだけ奥様はおられるかもしれん。仲のいい人もおるみたいだし」

勘右衛門の意外な一言「いきなり春が訪れることもある」

司之介は年齢のことを持ち出します。

「でも、仲のええて、ええ歳だら」

「40歳だって」トキ

「かぁ、四十ってええ歳して全く恥を知れというか」

言葉に詰まる司之介に対し、勘右衛門(小日向文世)が意外な発言をします。

「これまでの我々の常識ではな。じゃが武士の世が突如奪ったように、人生というのはわからん。いきなり、春が訪れることもあるじゃないかな」

この言葉に司之介は驚きます。

「うん？どうしたんですか?父上」

勘右衛門は続けます。

「どげんもせん、そうや。わしはただ…」

そこで子供たちがやってきて話が遮られます。

いつもは厳格な勘右衛門が、恋愛に関して急に寛容になったことに、家族全員が戸惑いを隠せませんでした。このセリフが後のシーンへの伏線になっていることに、視聴者は後から気づくことになります。

SNSでは「勘右衛門の『いきなり春が訪れる』発言、自分のことだったのか」「このセリフ、伏線だったんだ」という考察の声が多数上がりました。

「スキップ師匠」爆誕！勘右衛門のデレデレ恋模様

食事を終えた松野家の外では、勘右衛門が近所の子どもたちに囲まれていました。

「朝も早よから、やる気じゃな！おふみさんごちそうさんであった、よし、今日もやるぞ」

と元気よく声をかけます。

近所の子どもたちとの微笑ましい交流

勘右衛門がこどもたちに

「スキップは今日という今日はできるようになりたいのぉ」

と言うと、子どもたちは「はい！」と応えます。

その様子を見て司之介が

「わしの父親は、スキップしようなったのか」

フミが笑いながら

「スキップ師匠でしたね」

かつては剣術の厳しい師範だった勘右衛門が、今では「スキップ師匠」として子どもたちに慕われているという、なんとも微笑ましい光景です。

子どもたちが「たったたったたったたったたったたった」とスキップの練習をする横で、勘右衛門も一緒に体を動かす姿が映し出されました。

タツさんとの「ウグイス春の求愛ボイス」

そこに現れたのは、上野タツ(朝加真由美)でした。タツは勘右衛門の良き話し相手として、時々天国長屋を訪れる近所の祖母です。

タツが現れた瞬間、勘右衛門の表情が一変します。それまでの厳格な武士の顔から、柔らかくデレデレとした表情へ。まるで春のウグイスが求愛の鳴き声「ホーホケキョ」を上げるかのような変化でした。

おトキが「行ってまいります」と女中仕事へ向かう際、タツとデレデレ顔の勘右衛門を見て、少し驚きながらも微笑んで出かけていきました。

SNSでは「勘右衛門のデレデレ顔が可愛すぎる」「顔、溶けてる!」「スキップ師匠からウグイス師匠へ」という反応が殺到。第9週のタイトル「スキップ、ト、ウグイス。」の意味が、このシーンで明らかになりました。

視聴者からは「これまで寡黙だった勘右衛門の恋する姿が新鮮」「小日向文世さんの表情演技が素晴らしい」という絶賛の声が相次ぎました。また

という深い考察も。

武士の世が終わり、新しい時代が始まった明治。勘右衛門にとっても「いきなり春が訪れる」瞬間が来たのかもしれません。

ヘブン宅でのドタバタ！リヨ様の突然の訪問

場面は変わってヘブン(トミー・バストウ)宅。おトキはメジロの餌用にゴマをすっていました。しかしその作業中、失敗が起こります。

スリコギ失敗で「うるさい」と怒られるおトキ

ゴマすりをしていたスリコギ棒が、おトキの手から飛んでいってしまいました。カーンという大きな音が響きます。

ヘブンが瞬時に反応します。

「うるさい！！」

おトキは慌てて謝罪しました。

「すみません、すみません」

このドタバタとした失敗シーンに、視聴者からは「おトキの失敗がリアルで可愛い」「高石あかりさんの身体表現が素晴らしい」という声が上がりました。

慌てて門の外へ追い出す変な態度

そこへ突然、玄関から声が聞こえます。

「ごめんください。ごきげんよう」

リヨ(北香那)の声でした。おトキは内心パニックになります。錦織から「リヨとヘブンを会わせないように」と頼まれたばかりなのに、まさか本人が訪ねてくるなんて。

おトキは慌てて戸を閉め、外へ飛び出しました。

「ちょっと今、あの中が散らかってまして、恥ずかしいので、あの中が中が散らかっちゃいまして、はい」

しどろもどろになりながらも、なんとか家の中に入れないよう必死です。リヨは不思議そうに尋ねます。

「それで、あのヘブン先生にお目にかかりたいんですけど」

おトキは即座に答えました。

「今日はあいにくいらっしゃらない。」

しかしリヨは疑問を持ちます。

「でも、土曜の午後は大体執筆をしていらっしゃるって、いつもはそげなんですが」

おトキは更に嘘を重ねざるを得ません。

「今日は今日は今日はお1人で散歩に」

リヨが

「散歩はどちらへ行かれましたか?」

と尋ねると、おトキは苦し紛れに答えます。

「あや…行き先までは、散歩とおっしゃってたのです。ここで英語が分からんもんで、あっ、ですが、右のほうに行かれたので、右のほうに行かれたと思います。先生、右利きですし」

「右利きだから右に行く」という謎理論を展開するおトキ。リヨも思わず

「右利きは、あの右の方に行かれてみては?」

と応じますが、すぐに

「でも右も広いし、今日はいいわ」

と諦めかけます。

「あっ、急に時間ができたから、ちょっとお会いできたらって思っただけだった」

おトキはホッとしかけますが、リヨは諦めません。すぐに振り返って新たな提案をします。

「あっ、そうだ、ちょっと今からご一緒してくださらない。ずっと行きたかったところがあって、おトキさんにご一緒してほしいのよう～」

おトキは困惑します。しかしリヨは畳み掛けます。

「この間協力してくれるって言ったじゃない。味方でしょう。なら来てよね。いいでしょうな」

結局、おトキは断りきれず、リヨに同行することになってしまいました。

おトキは家の中に向かって

「夕餉までには戻ります」

と声をかけますが、リヨが

「あるいらっしゃらないんじゃないの?」

とツッコミを入れます。

おトキは言い訳します。

「あ、うちの礼儀といいますか」

リヨは

「先生にお会いできたら、ラッキーだけど」

と言います。おトキが

「ラッキー？ラッ、ラッキーとはどげですと？」

と聞き返します。

SNSでは「おトキの変な態度が面白すぎる」「右利きだから右に行くという謎理論」「どっちの味方もできない辛さがコミカル」という反応が殺到しました。

八重垣神社の恋占い「沈め…沈むな…」の板挟み祈り

リヨに連れられてやってきたのは、八重垣神社でした。おトキは驚きます。

そして阿佐ヶ谷姉妹のナレーションが流れます。

「やだ、ここってそうやって来たのは八重垣神社の占いやだ」

「懐かしいおとちゃん前にも来たわよね。それで銀次郎さんと結ばれたのよね」

「そのあと結び目がほどけちゃったけど」

「余計なこと言わない」

ブードゥー人形も困惑!?おトキの究極のジレンマ

リヨが恋占いをする理由を説明します。

「なして、私とここへ？」

「だって、もし結果が悪かったときに当たり散らす相手が欲しいじゃない」

リヨがトキに

「けど、おロキさんは？本当にやらないの？」

と尋ねますが、

「はい、お相手もいませんし。懲り懲りといいますか…」

リヨは満足そうに

「なら私だけやるわね！」

と言いました。

恋占いの準備をしながら、リヨは続けます。

「ヘブン先生は、異国から来たから、遠くの方だから、遠くの方で沈めばいいのよね。それもすぐ」

おトキがブードゥ人形を取り出すと、リヨは尋ねます。

「あら、それは？」

「ブードゥ人形です。願いをかなえてくれるんです」

リヨは答えました。

「ありがとう」

リヨが紙を水に浮かべ、手を合わせて祈り始めます。

「沈んで遠くで沈んで、沈め」

しかしおトキの心の中では、正反対の祈りが渦巻いていました。

「沈むな沈むな」

──ヘブン先生とリヨの恋が成就しないよう願うリヨの横で、おトキは密かにその逆を祈っていたのです。

紙の動きに一喜一憂する二人。

「沈む沈む沈むなら近くで」

──紙が近くに沈みそうになると、リヨは喜びます。しかしおトキは内心複雑です。

阿佐ヶ谷姉妹のナレーションが流れます。

「あら今度は沈むなって言ってる」

「完全に板挟みね」

リヨとトキは更に祈り続けます。

「沈んで。沈んで沈むな。沈んで沈むが沈んで沈むな。沈んで沈んであっ、進んで、沈んで早く沈んで沈んで、けど進むな」

SNSで話題沸騰「板挟みなのは人形も」の声

このシーンの撮影演出が秀逸でした。リヨが祈る横で、おトキがブードゥー人形(ヘブン先生から以前もらったわら人形)を握りしめ、複雑な表情で「沈むな沈むな」と心の中で祈る姿。

カメラはおトキの表情、リヨの祈る姿、水に浮かぶ紙、そしておトキの手の中のブードゥー人形を交互に映し出します。

視聴者からは爆笑と共感の声が殺到しました。

高石あかりの演技力も大きな話題になりました。

このシーンは視覚的にも印象的で、SNSでは即座にミーム化。「ブードゥー人形も困惑」「荷が重過ぎます(人形視点)」というユーモラスな投稿が相次ぎました。

紙は最終的に遠くで沈み、リヨは満足そうな表情。しかしおトキの表情は複雑なままでした。錦織の頼みとリヨの願い、どちらを優先すべきなのか──おトキの悩みは深まるばかりです。

第43話の見どころ総まとめ

第43話「スキップ、ト、ウグイス。」は、コメディ要素満載でありながら、登場人物それぞれの恋愛模様や人間関係の変化が丁寧に描かれた回でした。

今回の見どころと伏線ポイント

SNSでは

という絶賛の声が続々。

第43話は大きなストーリー展開があったわけではありませんが、登場人物の感情の機微や日常のコミカルな瞬間を丁寧に描くことで、視聴者を引き込む素晴らしい回となりました。44話以降、おトキの板挟み状態がどう解決されるのか、そして勘右衛門とタツさんの関係がどう発展するのか、目が離せません!