12月5日放送のフェイクマミー第9話は、まさに感情のジェットコースターでした。いろはの健気な嘘、本橋慎吾の許せない脅迫、そして薫の自首決断——見どころが詰まった45分間で、視聴者の涙腺は完全に崩壊。SNSでは「号泣した」「本橋許せない」「最終回どうなるの」という投稿が溢れ、大きな反響を呼んでいます。
血のつながりを超えた本物の家族愛が描かれた今回、波瑠さんと池村碧彩さんの演技は圧巻でした。特にラストシーン、パトカーを追いかけて「マミー!やだあ!」と叫ぶいろはの姿には、多くの視聴者が涙を流したのではないでしょうか。
この記事では、第9話の感動シーンを重要度順に振り返りながら、セリフの意味や演出の深さを徹底解説します。最終回への伏線も見逃せません。
フェイクマミー第9話のあらすじ
薫が”ニセママ”だと報じられ、学校には保護者やマスコミからの問い合わせが殺到。全てを公表すると言い出す茉海恵に対し、薫はいろはとレインボーラボのために嘘を突き通すことを提案します。その決意に竜馬と智也も協力を決意。一方、三ツ橋食品がレインボーラボの買収を発表し、社内は動揺に包まれます。
慎吾はいろはに直接接触し、「こちらに来れば母親も会社も守れる」と脅迫。いろはは茉海恵を守るため「パパのところに行く」と嘘をつきますが、茉海恵はその優しさに気づき、娘を強く抱きしめます。学園の合同説明会で、薫は全ての責任を引き受けて自首を決意。パトカーに乗り込む薫を、いろはが泣き叫びながら追いかける姿が胸を締めつけました。
いろはの健気な嘘に涙腺崩壊!母娘の絆が胸を締めつける
第9話で最も話題になったのが、いろはが茉海恵を守るために嘘をつくシーンです。深夜に慎吾と会ったいろはは、
「パパのところに行けばママは社長でいられる」
と脅されます。翌朝、いろはは茉海恵にこう告げました。
「ママ、いろは、あの人のところに行く」
驚く茉海恵に、いろはは続けます。
「それは、可愛いドレスとか、欲しいものなんでも買ってくれるって。あとは」
「フランス料理も毎日食べられるんだって。私が行ったらママ楽になるよね。毎日ご飯作らなくていいんだよ」
しかし、いろはの目には大粒の涙が溢れていました。茉海恵は娘の本心を見抜き、優しく問いかけます。
「ママね、いろはがドレスなんか欲しくないことも、ママの作ったご飯が一番好きなこともよーく知ってる。だからそんな嘘、ママが信じると思う?ママに教えて。本当はなんて言われたの?」
そして、いろはは本当のことを打ち明けました。
「私がパパのところに行けば、ママ社長でいられるし、マミーも、会社の人も、みんな助けられるって」
このシーンには多くの視聴者が涙しました。SNSでは
「いろはが茉海恵を傷つけまいとして茉海恵に嘘をつく場面に涙…そして茉海恵がいろはの言った事は嘘だとわかっていた場面に娘への母親の愛を感じ涙…」
という投稿が話題に。
血のつながりがなくても、日々を共に過ごす中で育まれた絆の強さが表現された名シーンでした。茉海恵がいろはを抱きしめながら言った言葉も印象的です。
「いろは、ママね、いろはがいるからここまでやってこられた。頑張って生きてこられた。だからいろはのいない人生なんて、何の意味もないんだよ。ママ、絶対いろはを離さない」
母と娘の抱擁シーンは、このドラマのテーマである「本物の家族とは何か」を象徴する場面となりました。池村碧彩さんの涙の演技は自然で、多くの視聴者が「子役の演技がリアルすぎて胸が痛い」と絶賛しています。
本橋慎吾のクズっぷりが限界突破!子供への脅迫に視聴者激怒
第9話で視聴者の怒りを買ったのが、本橋慎吾の非道な行動です。深夜にいろはを一人で呼び出し、子供相手に脅迫するシーンは、見ていて気分が悪くなるほどでした。
地下駐車場に停めた車の中で、慎吾はいろはにプレゼントを見せながら甘い言葉をかけます。
「ここにあるもの、これ全部いろはへのプレゼントだよ」
「他に、欲しいものがあったら何でも言ってね。そうだ。今度美味しいフレンチでも食べに行ってみる?」
そして本題を切り出します。
「今日はね。いろはに秘密の相談があって来ました。ママの会社が今大変なことになってるのは知ってるよね」
「うん、もうすぐ株主総会っていうのがあるのね。このままだとママは社長クビになってしまう。それに、たくさんの社員さんたちも働く場所がなくなっちゃう」
「でも、もしいろはがパパのところに来てくれるって約束してくれるなら、そうならずに済むかもしれない」
驚くいろはに、慎吾は冷たい目で告げます。
「本橋家の人間になりなさい」
さらに、いろはの純粋な心を利用するように続けました。
「いろはがパパのとこに来れば、ママは社長のままでいられるし、たくさんの社員さんたちは今までみたいに楽しく働ける。それに、ニセママ騒動だって、パパにはなかったことにできるよ」
「みんなを助けるためにはどうすればいいか。賢いいろはにはわかるよね」
このシーンには視聴者から怒りの声が続出。SNSでは「元恋人が控えめに言って気持ち悪いしストーカーだし勘違い男だし自己肯定感無駄に高いし救いようが一切ない」「子供を深夜に外に1人で呼び出すって十分警察案件では?」といった投稿が相次ぎました。
慎吾の言動は、DVやモラハラのメタファーとも取れます。「全部返してもらうよ。会社も、いろはも」というセリフからは、人を所有物としか見ていない歪んだ価値観が透けて見えました。笠松将さんの冷徹な演技が、本橋の「人間のクズ」ぶりを見事に表現しています。
薫の自首決断で号泣!波瑠の神演技に震える
第9話のクライマックスは、薫が全ての責任を引き受けて自首するシーンでした。合同説明会の場で、薫は毅然とした態度で真実を語ります。
「私は、日高いろはさんの、母親ではありません」
「私は、日高まみえ社長が子供の存在を隠している事実を知り、その弱みにつけ込んで脅し、偽者の母親になりすますことで報酬を得ました」
「私が、母親のなりすましを持ちかけました。日高まみえ社長と日高いろはさんは、被害者です」
そして、静かに告げました。
「自首します」
「ですから、二人には、何卒寛大な措置を」
深く頭を下げ、校舎を出る薫。その背中を見送る智也、三羽烏、さゆりの表情が印象的でした。校門の外にはパトカーが待ち構え、記者たちも集まっています。
薫は一度、駆けつけた茉海恵といろはの顔を見ました。そして目を伏せ、まっすぐにパトカーへ向かいます。
「マミ!マミ!マミ!」
いろはが駆け寄ろうとしますが、茉海恵に抱きとめられます。パトカーが走り出すと、いろはは必死に叫び続けました。
「やだ!やだ!マミ!やだ!マミ!やだあ!マミ!」
茉海恵はいろはを強く抱きしめ、去っていくパトカーを見つめます。車内で目を閉じる薫の頬に、涙が一筋流れました。
このシーンには、多くの視聴者が涙腺崩壊。
「マミー!やだ!って泣きながらパトカー追っかけてるシーンで涙腺崩壊した。私碧彩ちゃんの涙に弱いわ。顔面が可愛いだけで充分なのに演技良すぎ」
というSNS投稿が話題になりました。
波瑠さんの繊細な表情演技、特に涙を拭うシーンは圧巻です。
「ずっと素晴らしいと思いながら見てたけど、ここの場面のために波瑠を配役した、と言っても大袈裟ではないような、そんな9話ラスト」
という声も。薫の「一人で全部背負う」決断が視聴者の胸を締めつけました。
三羽烏の優しさと竜馬の肉じゃがに癒される
重苦しい展開の中、視聴者を癒してくれたのが三羽烏の優しさと竜馬の料理シーンでした。
下校する薫といろはを待っていたのは、険しい顔の玲香、美羽、詩織の三人。日高家に招かれた三羽烏は、それぞれ手作りの料理を持ってきました。
「サンドイッチ、作り過ぎちゃって。皆さんに食べてもらおうと思って」
「奇遇ですね。私はスープを作り過ぎちゃって」
「私が作りすぎたのは…」
重箱の蓋を開けると、中にはおはぎが。薫が戸惑うと、玲香が優しく微笑みます。
「顔色良くないわよ。何があっても、ちゃんと食べなきゃ」
「私たちは、何も聞かない。これでも少しは、あなたって人を知ってるつもりよ。だから、ね。誰にでも、事情はあるものよ」
このシーンには「柳和の三羽烏から心が籠もった労いの差し入れは嬉しい」「三羽烏いい人になってて…」という声が。かつては敵対していた三人が、今では薫を支える存在になっているのが感動的です。
そして、竜馬の料理シーンも話題に。いろはに勉強を教える薫の横で、キッチンに立つ竜馬。
「茉海恵さん、作り置きできなかったそうなんで、今日は俺作りますね」
「へー。あ、料理できるんですか?」
「多分、カオルさんよりはうまいです」
睨むカオルに、竜馬は肉じゃがを作ります。食卓を囲む場面は、束の間の日常を感じさせる温かいシーンでした。
「うん、肉じゃが美味しい」
「どう?茉海恵さんに負けてない?」
「それは…さすがにないかな」
「厳しいですね」
「でも美味しい、すっごい」
向井康二さんのギャップ萌えに「竜馬の肉じゃがで癒されつつ、いろはの叫びに心折れる…9話の感情ジェットコースター」という投稿も。日常シーンがあるからこそ、ラストの別れがより切なく感じられました。
竜馬の「心強かった」に胸キュン!屋上シーンの余韻
第9話で見逃せないのが、薫と竜馬の屋上シーンです。自首を決意した薫は、竜馬を雑居ビルの屋上に呼び出しました。
「やっぱりここ、いいですね」
「そんなに気に入ってくれるとは意外です」
薫は素直な気持ちを伝えます。
「昨日、俺はそんなに頼りないのかって、言いましたよね」
「え?…ええ」
「私は、竜馬さんがいてくれて、とても心強かったです。ずっと」
竜馬は、ほころぶ顔を隠すように前を向きました。その横顔を見つめる薫。
「もしかして、それを言うためにここに呼び出したんですか?」
「ダメでした?」
「ダメじゃないですけど」
薫は竜馬の横顔を見つめた後、頭を下げて立ち去ります。このシーンには「竜馬⋯好き〜」「薫ちゃんと竜馬さんくっついて欲しい」という声が続出。
片付けをしながらの会話も印象的でした。竜馬は薫に問いかけます。
「聞きました。合同説明会で、弁明させられるって」
「この勝負、どう考えても勝ち目はない。東大出の頭じゃなくてもわかるのに。どうしてあがくんですか?」
薫は静かに答えました。
「私は、いろはさんが宇宙に行く姿を見てみたいんです。だからここで諦めたくないんです」
「一人で抱え込もうとしないで、俺にも分けてください」
「ありがとうございます。でもこれは、私の役目なので」
「俺ってそんなに頼りないですか?」
「いえ、そういうわけでは」
「俺も見たいです。いろはが、宇宙に行くところを。一応、父親ですから」
竜馬の真剣な眼差しと優しさが、薫の支えになっていることが伝わってきます。最終回でこの二人がどうなるのか、視聴者の期待は高まるばかりです。
智也とまみえの関係にも変化?心の支えとなる存在
第9話では、智也とまみえの関係性にも注目が集まりました。にじじるの店舗でトラブルに遭ったなぎさを気遣うまみえ。その様子を見た智也が声をかけます。
「茉海恵さん、大丈夫ですか?」
うずくまるまみえは、自分を責めるように言いました。
「全部自分で責任が取れると思ってた。会社もいろはも。全部自分で守れるって。でもそうじゃなかった」
「みんなにつらい思いさせて。迷惑かけて。いろはに、いい未来を見せてあげたかったのに。結局親の私が足引っ張って」
「私って本当に浅はかで大馬鹿で、どうしようもね」
智也は、まみえの隣にしゃがみます。
「それはダメなことじゃないです」
「浅はかで大バカでどうしようもない。それって言い換えればまっすぐで、どんなことにも本気で、いつも前に進もうとする。全部マミエさんのいいところじゃないですか」
「僕たちが今やっていること。嘘をつくことはもちろん正しいことじゃない。でもこの嘘は、誰かを大切にして幸せを願ってついている嘘だと僕は思っています。だから。マミエさんは今のままでいい。会社もいろはさんもきっと大丈夫です」
まみえは智也の肩にもたれかかり、小さく頼みます。
「少しだけ、このままで」
「はい」
このシーンには「まみえちゃんとササエルもくっついて欲しい」という声が。智也の優しさと的確な言葉が、まみえの心を支えていることが伝わってきました。中村蒼さんの繊細な演技も高く評価されています。
さゆりの揺れる心情も見逃せない!夫への疑問
第9話では、本橋さゆりの心情にも変化が見られました。三ツ橋食品の社長室前で待つさゆりは、慎吾と上杉の会話を立ち聞きしてしまいます。
「三橋商事ではこれ以上の資金繰りは無理です」
「技術協力でも名誉が何でもいいから、とにかく金を回してくれ」
「買収さえ成功すれば、レインボーラボの資産を整理してリストラをかけて、それでどうにでも」
慎吾は、レインボーラボを買収して資産を整理し、リストラをかける計画を進めていたのです。そこへさゆりが現れます。
「どうしたの?連絡もせずに来るなんて」
「あ、あの、圭吾がジーニアスに選ばれる可能性が高まったって学年主任の先生から聞いて」
「そう。それは良かった。これで失礼しますね」
ぎこちなく振り返るさゆりに、慎吾が近づいてきます。
「圭吾に気を抜かず勉強するようにと伝えておいて」
自宅で圭吾が
「いろはがいなくなったら、僕…寂しい」
と言うと、さゆりは複雑な表情を見せます。
合同説明会で薫が自首を決意する場面では、動揺するさゆりの顔がクローズアップされました。SNSでは
「さゆりさんの表情が、多分『ここまですると思ってなかった』ってのと『こんな展開になるなんて予想してなかった』って感じの動揺の仕方で、さゆりさん自身も薫をここまで追い詰めるつもりはなかったんだろうな……」
という投稿が話題に。
さゆりの心の揺れは、最終回への重要な伏線になりそうです。田中みな実さんの繊細な表情演技が、複雑な心情を見事に表現しています。
最終回への期待高まる!次回予告で見えた希望の光
第9話の次回予告では、最終回への期待が一気に高まる展開が示されました。
屋上で薫の決意を聞いた竜馬が、真剣な眼差しで言います。
「かっこつけんなよ」
薫は独白します。
「自分より大切だと思えるものが初めてできたんです」
そして、予告では署名活動のシーンや三羽烏の結束、子供たちの協力が映し出されました。
「退学処分反対の署名にご協力をお願いします」
かつて敵対していた人々が、今は薫といろはを守るために立ち上がっています。SNSでは「三羽烏が来週も味方で安心した」「黒木もササエルも初めは反発してたのに、最後までフェイクマミーを支える気概にチーム感」という声が。
最終回のキーワードは「絆の勝利」と「協力」でしょう。フェイク家族から始まった関係が、本物の家族以上の絆へと成長していく過程が描かれそうです。
視聴者からは「最終回、1人で全部抱え込んだ薫ちゃんに竜馬さんがカッコつけんなよって怒ってた?ほんとね…薫ちゃんと竜馬さんくっついて欲しい」「いろはちゃんも幸せでいて欲しい」という期待の声が続出しています。
本橋の末路がどうなるのかも気になるところ。「本橋が徹底的に裁かれるラストを期待」「皆でコテンパンにしような!」という投稿から、視聴者の怒りの大きさがうかがえます。
まとめ:今回の見どころと伏線
第9話の見どころ・伏線5つ
- いろはの健気な嘘と母娘の絆 – 血のつながりを超えた本物の家族愛が描かれた感動シーン。「私がパパのところに行けば」というセリフに涙腺崩壊
- 本橋慎吾の脅迫と視聴者の怒り – 子供を深夜に呼び出して脅迫する非道な行動に、SNSで批判が殺到。笠松将の「クズ演技」が話題に
- 薫の自首決断と波瑠の神演技 – 全ての責任を引き受けて自首する薫。パトカーを追ういろはの「マミー!やだあ!」で号泣
- 三羽烏・竜馬・智也の支え – かつての敵が味方に。差し入れ、料理、励ましの言葉が薫とまみえを支える。最終回への希望の光
- さゆりの揺れる心情 – 夫の計画を知り、動揺するさゆり。最終回で重要な役割を果たす伏線か
第9話は、感動と怒りが入り混じる圧倒的な内容でした。最終回では、フェイク家族が本物の絆で困難を乗り越える姿が描かれることを期待したいですね。視聴者の涙と応援の声が、ドラマを後押ししています。










