2025年12月25日放送の『ばけばけ』第64話は、視聴者の涙腺を直撃する展開となりました。月照寺で偶然鉢合わせたヘブン、イライザ、銀二郎、おトキ、錦織の5人。通訳が入り乱れる気まずい紹介シーンから始まり、おトキが語る怪談でヘブンと「2人だけの世界」を作り上げる様子に、銀二郎とイライザは蚊帳の外に。そして宍道湖畔で銀二郎が切り出した「東京でやり直したい」という再プロポーズ――。おトキの答えは明かされないまま、四角関係は新たな局面を迎えます。
「ばけばけ」第13週第64話のあらすじ
月照寺を訪れたおトキと銀二郎は、ヘブン、イライザ、錦織と偶然出会います。互いに自己紹介を交わす中、ヘブンが銀二郎との握手を拒否する場面も。ヘブンの希望で、おトキが月照寺に伝わる大亀の怪談を語り始めると、通訳を拒んだヘブンはおトキの言葉を直接聞こうとします。2人の深い絆が浮き彫りになる一方、銀二郎とイライザは疎外感を抱きます。松野家では司之介とフミが、銀二郎とおトキの復縁を前向きに考える様子が描かれました。そして宍道湖畔を歩く2人。銀二郎は牡丹灯籠の約束を持ち出し、「おトキちゃんと、やり直したい」と再プロポーズしますが、おトキの表情から笑顔が消えたところで物語は幕を閉じます。
銀二郎の渾身のプロポーズ「おトキちゃんと、やり直したい」――宍道湖畔の切ないシーン
今回の第64話で最も視聴者の心を揺さぶったのは、宍道湖畔で銀二郎がおトキに告げた「おトキちゃんと、やり直したい」という言葉でした。
波打ち際を2人で歩くシーン。おトキがヘブンとの怪談談義について説明していると、銀二郎は途中で話を遮るように言います。
「けど、東京の怪談もすごいよ」
その声には、月照寺での出来事――ヘブンとおトキが作り上げた「2人だけの世界」を目の当たりにした後の、複雑な感情が滲んでいました。銀二郎にとって、怪談は「いつまでも僕たち2人だけの領域」だったはず。それがヘブンに奪われたような感覚は、失恋よりもショックだったのかもしれません。
「東京の怪談も」に込められた銀二郎の想い
銀二郎は続けます。
「あ、覚えてる?あのー、怪談落語の牡丹灯籠。一緒に寄席に聴きに行くって約束した」
おトキが「もちろん」と答えると、銀二郎は安堵したように言います。
「そっか、よかった。約束したから。だからまだ聞いてない」
この「だからまだ聞いてない」という言葉には、おトキとの約束を守り続けてきた銀二郎の一途な想いが詰まっています。おトキと別れた後も、牡丹灯籠を聴くことなく待ち続けていたのです。
そして銀二郎は、満を持してこう切り出しました。
「一緒に聴きに行こう。東京で」
「東京で?」
「おトキちゃんと、やり直したい」
SNSでは「銀二郎の涙に視聴者号泣」「切なすぎるプロポーズ」「胸が締め付けられる」といった声が続出。クリスマスの朝に届いたこの切ない展開に、多くの視聴者が感情移入しました。
おトキの笑顔が消えた瞬間…明日のばけばけ65話への伏線
しかし、銀二郎のプロポーズを聞いたおトキは振り向き――笑顔が消えます。
この表情の変化が何を意味するのか。おトキの心は既にヘブンに傾いているのか、それとも銀二郎への情が残っているのか。答えは明かされないまま、物語は終わりました。
「明日が待ち遠しい!」「おトキの答えで朝ドラが変わる」といったSNSの声が示すように、第65話への期待は最高潮に達しています。イライザとヘブンの関係も含め、四角関係の行方から目が離せません。
月照寺での怪談シーン――ヘブンとおトキが作り上げた「2人だけの世界」
第64話のもう一つの見どころは、月照寺でおトキが語った大亀の怪談シーンです。ここでヘブンとおトキの深い絆が視覚的に強調され、銀二郎とイライザが疎外感を抱く様子が丁寧に描かれました。
トキが「このお寺にまつわる怪談があると」と話を振ると、ヘブンは即座に反応します。
「師匠、怪談、あります」
「大亀の?」
「ああ」
銀二朗が「師匠?」と首を傾げる中、イライザがヘブンに尋ねます。
“Then tell me, dear, what is kaidan?”
これに錦織が答えます。
“Oh, um, kaidan refers to Japanese ghost stories.”
すると銀二朗が驚いたように言います。
「ヘブン先生、怪談知ってんだ」
「師匠」と呼ばれる関係性の深さ
ヘブンはおトキのことを「師匠」と呼んでいました。その理由を錦織が説明します。
“Yes, well, late at night, when it’s just the two of us, Toki-san she tells me ghost stories. That’s why 師匠”
日本語では、
「この頃は、毎晩遅くまで、オトキさんが語って聞かせているから。で、それで師匠と呼んでいると」
この説明を聞いた銀二郎は、思わず「毎晩?」と反応。イライザも「Just the two of you?」と詰め寄ります。
「毎晩遅くまで」「二人きりで」という言葉に、銀二郎とイライザは複雑な感情を抱いたはず。おトキが慌てて「書き物をしちょって、それで」とフォローしますが、気まずい空気は流れ始めていました。
SNSでは「なんか恋人同士のやり取りを見せつけられているようなもどかしさ」「雇い主と女中なのに距離感がエロい」といった声が上がっています。
通訳を拒否したヘブンの真意とは
おトキが怪談を語り始めようとすると、錦織が通訳を始めます。
“This is a tale from the time of the s-“
しかしヘブンは即座に制止しました。
「あ、あ、stop! Nishikoriさん、通訳いらない」
そしてトキに向かってこう言います。
「師匠、いつも同じ。ただ、あなたの話、あなたの言葉、あなたの考え、でなければなりません」
錦織が通訳すると、
“Heaven先生 wants you to appreciate the story in Japanese. Is that okay?”
イライザは「Fine」と答えますが、その表情は終始複雑なままでした。
ヘブンがおトキの言葉を直接聞きたがる姿勢――これは単なる語学学習ではなく、おトキ自身の「声」や「想い」をそのまま受け取りたいという感情の表れです。通訳を挟むことで失われる何かを、ヘブンは大切にしていたのです。
おトキが怪談を語り始めます。
「これは、松江藩六代藩主、松平宗信公の頃のお話でございます」
「先ほどの大亀、かつては真夜中になるとのそりのそりと動き出し、街に繰り出しては、人を食い殺したのであります」
「人々は恐れをなし、夜更け前から戸を閉め、明かりを消したため、松江城下には人の往来がすっかり途絶えたそうです」
ヘブンは真剣な表情で聞き入ります。途中、「往来」という言葉が分からず質問しますが、錦織と銀二郎が説明しようとすると「オーライ、大丈夫!」と制止。おトキ自身に説明を求めます。
「オーライ。人通り。オーライ途絶える、人いない」
この短い説明で理解したヘブンは「オケー。ありがとうございます。続けて」と促します。
おトキが怪談を続けます。
「困り果てた人々は月照寺の住職に相談をした。住職、お願いです。大金をなんとかしてごしなさい」
SNSでは「最強怪談オタクコンビの輪には入れない」「2人の世界に蚊帳の外」といった声が多数。視聴者もまた、銀二郎とイライザの立場に感情移入していました。
5人鉢合わせの修羅場!握手拒否と「おっちょこちょいのメイド」発言の真相
月照寺での5人の鉢合わせシーンは、コメディとシリアスが入り交じった名場面となりました。
錦織が仕切り始めます。
「では、一旦、一旦、紹介し合いましょう。知り合い」
まず銀二郎の紹介です。
“This is Ginjuro Matsuno, Otoki-san’s former husband.”
錦織が補足します。
「レフカダヘブン先生、まあ聞いているかもしれないが、私のマツエ中学校の同僚で、オトキ君の雇い主だ」
ヘブンは少し微妙な表情を見せながら「はじめまして」と挨拶します。
ヘブンが銀二郎との握手を拒んだ理由
ここで注目すべきは、ヘブンの態度です。銀二郎が握手を求めると、珍しくヘブンは握手をせず言葉だけで挨拶を交わしました。
見かねたイライザが代わりに握手をし、耳打ちで「なぜ握手しないの?」と尋ねる場面も。ヘブンは「No reason」と答えますが、その表情には明らかに戸惑いが浮かんでいました。
SNSでは「ヘブン先生が銀二郎と握手拒否したのは恋敵認定?」「嫉妬心が透けて見える」といった考察が飛び交いました。銀二郎がおトキの「元夫」だと知ったヘブンが、無意識に壁を作ってしまった瞬間だったのかもしれません。
錦織の空気読めない通訳がコント化「そげな陰口!」
次にイライザの紹介です。
「イライザ・ベルズランドさん、先ほど聞いたところ、同じ新聞社の仲間で、今回はヘブンさんがお呼びしたそうだ」
イライザはおトキの顔を見て言います。
“I know you. You’re the clumsy maid.”
おトキが「え?あ、はい」と戸惑うと、錦織が通訳します。
「君のことはヘブン先生から、おっちょこちょいのメイドだと聞いていると」
おトキは即座に反応しました。
「はい?」
「ひどい」
「えっ、そげな陰口、そげな」
慌てたヘブンは言い訳を始めます。
“Well, well, I mean, uh, you know, uh, beer, しゅわしゅわ、and, uh, iron けむり”
おトキは首を傾げます。
「そげなこともありました?」
SNSでは「空気読めない錦織の直訳に『そげな陰口!』と荒ぶるおトキとあたふたするヘブン先生」「両カップルが修羅場なのにコントで素晴らしい」といった声が続出。シリアスな場面にユーモアが混ざることで、視聴者は笑いながらもハラハラする展開を楽しみました。
イライザが「Oh, I’m sorry. Have I said something I shouldn’t have?」と謝ると、ヘブンは「No, no, no. Not at all. Fine. You know, you don’t have to translate everything」と錦織に釘を刺します。
「修羅場なのに面白い」「気まずさが加速していた」という視聴者の声が、この場面の絶妙なバランスを物語っています。
「分かる気がします、イライザさんの言ってること」――銀二郎が感じた疎外感
怪談が終わり、松野家で司之介とフミ、勘右衛門が様子を心配するシーンが挟まれた後、場面は月照寺の外に移ります。
錦織が外にいると、銀二郎も出てきました。錦織が尋ねます。
「あー。ダメか?」
銀二郎は答えます。
「うん、ダメでした」
――この短い言葉に、銀二郎が感じた疎外感が凝縮されています。
H3: イライザが語ったヘブンの変化
同じ場所にいたイライザが語り始めます。
“He’s always been like that. Whenever he’s passionate about something, he doesn’t see anything else. Probably explains his talent too. but he will never come to care for someone or love anyone. He’s too afraid.”
「昔から好きなことになると周りが見えなくなる」「だからこその文才と集中力なんだろうけど」「人を好きになれない臆病な人」――イライザはヘブンの本質を的確に言い当てます。
しかし、続けてこう言いました。
“But you and he” “ah! Sadly, no. If I didn’t take the first step, we’d never get anywhere. That’s why… That’s why I came all this way. And yet I’m surprised.” “Surprised?” “By how at home he is here. The man has changed.”
「彼が土地に溶け込んでいて驚いた」「あの人は変わった」――イライザはヘブンの変化を感じ取っていました。
2人に共通する切ない立場
銀二郎はイライザの言葉を完全には理解できませんでしたが、こう言います。
「ただ、分かった気がします。イライザさんの言ってること。だけど」
銀二郎とイライザは、好きな人が他の誰かに心を奪われている様子を目の当たりにするという、共通の立場にいました。
SNSでは「イライザと銀二郎には好きだからこそ2人の気持ちが分かってしまう」「分かったうえで引かない」「静かに恋の終わりに泣いている、そんな感じだった」といった声が上がっています。
その後、銀二郎はおトキに怪談の感想を述べます。
「あ、いやー、すごかったなーと思って。彼の熱というか。あがに怪談に食いつく意地。まるで、彼が大亀だったかのよう」
この言葉には、ヘブンの情熱に圧倒された銀二郎の複雑な心境が表れています。
松野家の決断――東京移住への覚悟と家族の絆
怪談シーンの途中、場面は松野家に切り替わります。司之介、フミ、勘右衛門が、おトキと銀二郎の様子を心配していました。
司之介が尋ねます。
「どげな感じかのう。今頃」
司之介が答えます。
「さすがにほぐれちょりますでしょう。前は夫婦だったんですから」
フミが続けます。
「けど、まさか銀次郎さんが戻ってきてくれるなんて」
司之介は「おう」と頷きます。
司之介とフミが前向きに考える復縁
フミは意を決したように尋ねました。
「あのー。どげです。本当のところ」
「うん?」
「お父上も?」
「うん?」
「賛成ですか?二人がよりを戻すことには」
勘右衛門が逆に尋ねます。
「おフミさんは反対なのか?」
フミは複雑な表情で答えます。
「もし面倒を見てもらうことになりましたら、私たちもここを離れ、東京で暮らすことになります。そのことも含めて」
司之介は前向きに答えました。
「えいじゃろ。あと取りができるのはもちろんのこと。わしらは今、ヘブンがここを去るかどうかに日々悩みをされちょるが、銀二朗が一緒になってくれたら、その心配もせんでよくなる」
ヘブンがいずれ松江を離れるかもしれないという不安。その一方で、銀二郎と復縁すれば、おトキは安定した生活を手に入れることができます。
司之介は続けます。
「もちろん松江を離れるのは惜しいが。だが、今まで苦労をかけてきたんじゃ。おトキが東京に行くなったら、わしらも連れていくといったら、それに従おう」
勘右衛門も「後はおトキの意思次第」
フミは安堵したように言います。
「はい」
そして司之介が少し心配そうに付け加えます。
「後は父上が銀二朗の格が低いと言い出さなければ」
勘右衛門は笑って答えました。
「安ずるな。もう言わん」
フミは微笑みます。
「はい」
「では、あとは二人の帰りを待つだけですね」
このシーンでは、松野家全員が銀二郎との復縁を前向きに捉えている様子が描かれました。おトキの幸せを願う家族の愛情と、東京移住という大きな決断への覚悟が伝わってきます。
しかし、肝心のおトキの気持ちはどうなのか。宍道湖畔でのプロポーズに対する答えが、すべてを決めることになりそうです。
6. まとめ
今回の第64話の見どころと伏線を整理します。
- 銀二郎の渾身のプロポーズ「おトキちゃんと、やり直したい」――牡丹灯籠の約束を持ち出し、東京でのやり直しを提案。しかしおトキの笑顔が消えたところで終わり、答えは第65話へ持ち越しに。
- ヘブンとおトキの「2人だけの世界」――月照寺での怪談シーンで、通訳を拒否してまでおトキの言葉を直接聞きたがるヘブン。「師匠」と呼ばれる関係性の深さが浮き彫りに。
- 握手拒否に透けるヘブンの嫉妬心――銀二郎が元夫だと知ったヘブンが、無意識に壁を作ってしまう。恋敵認定の可能性も。
- 銀二郎とイライザの共通する疎外感――「輪に入れなかった」という言葉が象徴する、好きな人が他の誰かに心を奪われている切なさ。イライザが語った「あの人は変わった」という言葉の重み。
- 松野家の東京移住への覚悟――司之介とフミが前向きに考える復縁と、家族全員でおトキについていく決意。しかし、おトキ自身の気持ちは?
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クリスマスの朝に届いた切ない展開に、SNSでは「涙が止まらない」「明日が待ち遠しい」といった声が続出しています。第65話でおトキがどんな答えを出すのか、そして四角関係がどう動くのか――目が離せません。
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