NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第67話(第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」)が1月6日に放送され、SNSでは「おトキちゃん」がトレンド入りする盛り上がりを見せました。ヘブン先生(トミー・バストウ)との結婚を決意したトキ(髙石あかり)ですが、女中を辞めることで毎月の給金20円が途絶える現実に気づき、家族への借金返済を思うと言い出せない苦悩が描かれました。ヘブンの悲しげな「異人ダメ?ヘブンダメ?」という台詞と、ラストのトキの「あぁー!」という叫びに、視聴者から「泣いた」「リアルすぎる」と反響が殺到しています。
「ばけばけ」第14週第67話 あらすじ
ヘブンとの婚約を家族に報告しなければならないと気づいたトキ。しかし松野家の前で言葉が出ず、親友のサワにも相談できません。家に戻ると父・司之介(岡部たかし)から「ヘブンは松江を離れるのか?」と尋ねられ、「やっぱりおるみたい」としどろもどろに答えます。ふとした瞬間、女中を辞めれば給金20円がなくなることに気づき、家族の借金を思い絶句するトキ。夜、ヘブンから「なぜ言うない?異人ダメ?ヘブンダメ?」と問われ、二人はすれ違います。翌朝ヘブンを見送った後、トキは「あぁー!」と叫び、家族に報告する決意を固めるのでした。
トキの「あぁー!」が炸裂!ついに家族に報告を決意するラストシーン
ヘブンを見送った後の決意の叫び
第67話のクライマックスは、トキ(髙石あかり)が松野家に向かって走り出すシーンでした。いつも通りヘブン先生(トミー・バストウ)と錦織(吉沢亮)を見送ったトキですが、玄関先で突然「あぁー!」と大きな声を上げます。そして一気に走り出し、松野家の扉の前で少し泣きそうな表情で「いいます!」と叫ぶのです。
前日からずっと家族に言えなかった結婚の報告。給金20円が途絶える不安、ヘブンとのすれ違い、あらゆる葛藤が一気に爆発した瞬間でした。視聴者からは「トキちゃんの『あぁー!』で私も叫びたくなった」「決意の瞬間が鳥肌立った」と共感の声が殺到。このシーンに至るまでの重苦しい空気が一転し、トキの前向きな決断として描かれたことで、カタルシスを感じた視聴者も多かったようです。
錦織に「Let’s get going. We will be late.」と急かされ、ヘブンが先に行ってしまった後、トキは一人取り残されます。「いってらっしゃいませ」と見送るトキの表情には、まだ迷いが残っていました。しかしその直後の叫びは、もう後戻りしない覚悟の表れ。前日の夜にヘブンから「Do as you please.」(好きにすればいい)と突き放されたことで、トキは自分で決断する必要性を痛感したのでしょう。
視聴者の反応「呼吸が浅くなってた」
SNSでは「ラスト1分、ヘブン先生を送り出した後の大きなため息。私もいつのまにか呼吸浅くなってた〜」という投稿が話題になりました。トキの葛藤を見守る視聴者自身も、息を詰めて画面を見つめていたのです。
また
「脚本と演出とあかりちゃんの演技で面白シーンぽくなっていたけれど、夜のヘブン先生の悲しげな『ヘブン、ダメ?』と朝もまだ悲しそうな顔を見て腹括って『あぁー!』って松野家に言いに行くおトキちゃん、ヘブン先生への愛情に溢れていて尚且つかっこよく男前であった」
という声も。トキの決断は、ヘブンへの愛があってこそ。重たい展開の中にも、トキの芯の強さが光るシーンとして評価されています。
「今回はちょっと間延びした内容だったが、後半に国宝(髙石あかり)アップが多かったのでOKという優しい視聴者約50%♪」という投稿も見られ、前半のもどかしい展開を、後半の髙石あかりの表情芝居が挽回したという評価も多数ありました。
給金20円が消える現実—女中から妻になる意味にトキが気づく瞬間
松野家での何気ない会話から気づく経済問題
トキが最も衝撃を受けたのは、松野家で家族と団らんしているときでした。母・フミ(池脇千鶴)が「理由はなんであれ、帰らぬなら、お時は女中を続けられるし、うちにとっては安心だわね」と安堵の表情を浮かべた直後、トキは何かに気づいたように固まります。
そして「うーん。女中だけん、毎月二十円もらっちょるんだなーと思って」とつぶやくのです。父・司之介(岡部たかし)は「お前は何を今更当たり前のことを」と笑い、ふみも「おかしな子だねー」と返します。しかしトキの心の中では、大きな問題が浮上していました。
女中を辞めて妻になるということは、給金がなくなるということ。その20円で家族の借金を少しずつ返していたトキにとって、これは看過できない現実です。「あけど、けどでないけど、その、母上は、父上からお金もらったことある?」とトキが尋ねると、フミは「そんなもんもらえるわけないがね」と即答。司之介も「らして、そげな夫婦どこにもおらんぞ」と笑います。
「女中だけん、毎月二十円もらっちょる」の重み
この何気ない家族の会話が、トキにとっては残酷な現実を突きつけるものでした。視聴者からは「【第67回振り返り】『ばけばけ』髙石あかりの”悲鳴”がまるでホラーに 現代ともリンクする”20円の壁”」という投稿があり、経済的な自立と家族への責任という、現代にも通じるテーマが描かれていると評価されています。
「お金。お金、お金!!女中から妻になるということは、お給金がなくなるということ……。家族の借金……。言葉にできず悩み苦しむトキ」というSNSの声も。トキは一人で全てを背負おうとする健気な性格ゆえに、家族に相談することもできません。
フミが「それこそ、それが女中さんだがね」と言ったとき、トキの表情は複雑でした。女中としての自分には価値があるけれど、妻としての自分には給金がない。この矛盾が、トキを苦しめます。「急げだよねー」「おかしな子だね」と笑う家族の無邪気な反応が、かえってトキの孤独を際立たせる演出になっていました。
この場面の直後、勘右衛門が「ヤモリ。ヤモリ?おお!親子のヤモリじゃ!あー、ごらん、縁起がええの」と喜ぶシーンが挿入されます。家族は「いいことありそう」と明るい雰囲気ですが、トキだけは「二十円?給金は?」と心の中で考えているのです。
ヘブンの「異人ダメ?ヘブンダメ?」—すれ違う二人に視聴者モヤモヤ
夜のヘブンの悲しげな問いかけ
給金問題に気づいたトキは、翌朝の給金日まで家族への報告を先延ばしにすることを錦織に相談します。しかしその夜、ヘブンの部屋に泊まることになったトキは、こっそり帰ろうとして見つかってしまいます。
「何してる?こそこそ、なぜ帰る?あなた女中ない。帰るない。私、怖い?」とヘブンが問うと、トキは「違います」と答えます。しかしヘブンは続けて「でも、why?なぜ?」と食い下がります。そしてトキが「まだ。まだ、家ない。家族、いない」と答えると、ヘブンの表情が曇ります。
「なぜ言うない?なぜ言うできない?」と問うヘブンの声には、苛立ちと悲しみが混ざっていました。そして決定的な一言が放たれます。「伊人だめ。ヘブンだめ。」
このシーンについて、視聴者からは「イジンダメ、ヘブンダメ。ヘブンさんため息からの好きにすればいい(ピシャ)。勢い任せで『言います』w」という投稿が。ヘブンの人間味あふれる反応が、従来の朝ドラヒーロー像を崩す新鮮さとして受け止められています。
「Do as you please」に込められた本音
トキが「違います」と否定すると、ヘブンは「Then why? What? Do as you please」(じゃあなぜ?何?好きにすればいい)と言い放ちます。この「Do as you please」という英語には、ヘブンの諦めと失望が込められていました。
視聴者の反応は賛否両論です。
「ヘブン先生、日本人が欧米人に対して抱いてる優しいGentlemanなんかじゃなくて、男の身勝手なキャラ設定なの。好感が持てる。それに対するおトキが、優柔不断でなかなか踏み切れないのも、朝ドラヒロインのテンプレを壊しにかかっていて、時代劇なのに現代のマインドを上手く入れている」
という肯定的な声がある一方、「ラスト前のトキへのヘブンの態度、丸で愛が無い。んで二人は何故、錦織交えてジックリ話し合わない」という疑問の声も。
しかし多くの視聴者は、このリアルなすれ違いこそが『ばけばけ』の魅力だと感じているようです。
「第一話からふたりの距離感がなんか朝ドラの雰囲気じゃないっていうかエロさみたいなものを感じ、そしてこの展開で、独身同士ではあるけど、ただ感情の赴くままに色んな思考を無視して惹かれ合う感じが不倫の始まりのように見えてモヤモヤする」
という声もあり、型破りな恋愛描写が話題を呼んでいます。
朝のヘブンはまだ悲しそうな表情で、「おしこりさん。Let’s get going. We will be late.」と錦織を急かします。トキとは目も合わせず先に出て行くヘブンの背中に、視聴者は切なさを感じたようです。
家族の前で言えないトキの葛藤—サワにも相談できない理由
松野家の前でしどろもどろになるトキ
物語の冒頭、トキは気づきの神様に誓った後、ヘブンと錦織に「このことを、家族に言わんといけんことに今更ながら気がつきまして」と報告します。ヘブンは「今、行きましょうか」と即座に提案しますが、トキは慌てて止めます。
「今?あー、え、あ、ちょ。あ、待って先生。待って。お待ちください。お待ちください。今はいけません」と、トキは必死です。「相手がヘヴン先生だって知ったら、父も母もおじいさまも心の臓が止まってしまいます」という理由も、決して大げさではありません。英語教師という立場の違い、外国人という文化の違い、そして何より家族の期待を裏切ることへの恐れが、トキを縛っているのです。
ヘブンは「私…ダメ?」と不安そうに尋ねますが、トキは「いやいや、そげなことは」と否定します。しかしヘブンが「では、行きましょう」と再び促すと、トキは「ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ」と連呼。この必死さが、トキの内面の葛藤を表しています。
結局、トキは「違いますが、とりあえず、私が、行ってきますけん」と一人で行くことを決めますが、実際に松野家の前に立つとしどろもどろになってしまいます。
家族の無邪気な反応が余計に苦しい
松野家の前で立ち尽くすトキに、親友のサワ(円井わん)が声をかけます。トキはサワに相談しようとしますが、「親に言いにくいんだけど、言わないけんことって、どげって言ったらええんかね」と抽象的にしか話せません。
サワは「どげな話なんかにもよるけど。どげの話?」と返しますが、トキは「どげの話。いや、ごめん、ごめん。これは、これだけはおさわにも言えない」と言葉を濁します。そして「あ、でも、あの、いろいろあれしたら、あの、あれして、あれするけん、あの、あれしちょって」と、完全に支離滅裂な説明をして松野家に逃げ込んでしまいます。呆然とするサワの表情が印象的でした。
家の中では、家族が平和に談笑しています。司之介が「ヘブンは家だけでなく、旅先にも女中がおらんといけんのか?」と尋ねると、トキは「あ、言葉が通じんけん、それみたい」とごまかします。そして司之介が「どげな、おとき、あやつは相変わらず松江をいなくなる、言っちょるんか?」と核心を突く質問をしたとき、トキは焦ります。
「え。ああ。あ、あー。えっと、それが。やっぱりおるみたい」と答えると、家族は「え?松江に?」と驚きます。司之介が「そげ。だが、なぜじゃ?」と理由を尋ねようとしますが、フミが「まあ、ええじゃないですか。理由はなんであれ、帰らぬなら、お時は女中を続けられるし、うちにとっては安心だわね」と割って入ります。
この家族の無邪気な喜びが、トキにとっては重荷でした。
錦織が支える二人の関係—明日の給金日が鍵を握る展開へ
「家の借金か?」と察する錦織の優しさ
トキが頼れるのは、錦織(吉沢亮)だけでした。翌日、トキは錦織に「二十円?給金は?」と相談します。錦織は即座に「うーん、まあ、当然ではあるが、出ないだろうな、一緒になった以上は」と答え、「家の借金か?」と核心を突きます。
トキは「はい。あの、だけん、昨日も先生と一緒になったことは家族には言えず」と打ち明けます。錦織は「そうか」と静かに受け止め、「あー、でも明日、明日が毎月の給金の日ですけん、いただけるかどうか、ひとまず待ってみます」というトキの言葉に、「明日か。うん、そうだな。その後考えよう」と寄り添います。
この二人の会話を、ヘブンが後ろから覗いていました。「何してる?」と声をかけるヘブンに、トキと錦織は慌てて「いや、no problem at all, no problem」「No no no no no no no!」と否定します。ヘブンが「悪口?」と疑うと、二人は必死に弁解。このコミカルなシーンに、視聴者からは
「昨日は、プロポーズと結婚の誓いという感動の場面に立ち会った錦織さん。今日は、2人のギスギスした場面に立ち会ってしまう。おトキちゃんが錦織さんを帰らせないシーン、面白すぎて笑いがとまらなかった」
という声が寄せられています。
次回68話への伏線と視聴者の考察
錦織との相談シーンでは、「明日か」という台詞が重要な伏線になっています。翌日の給金日に、トキは本当に20円をもらえるのか?それとも女中を続けることが前提の給金なので、もらえないのか?この問題の解決が、次回以降の大きなポイントになりそうです。
視聴者からは
「2話分見た!不安そうなヘブン先生の告白、とても可愛かった!そして錦織さんのキョトン→ちょい気まずそうな顔愛しいw。家族に話すことや給金についてちょいちょい錦織さんと相談するのも、なんか仲間とか兄妹みたいでいいなぁ!」
という声も。錦織は二人の橋渡し役として、物語に欠かせない存在になっています。
また
「ばけばけ、トキに一緒に育った兄弟がいなくて一人に家族の愛情や責任がかかってるところとか、血がつながった三之丞が闇深いのとか、この作品ならではの重さがあるの良きね。兄弟じゃないけど、錦織さんが二人の側にいて、錦織さんとヘブン先生のサイドストーリーがあるのも味わい深い」
という考察も見られました。一人っ子であるトキが家族の期待を一身に背負う構図が、物語の重要なテーマになっています。
「朝ドラ『ばけばけ』おトキちゃん(髙石あかり)がヘブン先生の女中→妻になることで『一番困る人物』とは?SNS『久々に登場する流れ』」
という投稿も注目されており、給金問題が誰に影響するのか、視聴者の考察が広がっています。借金取りの森山親子や、家族の反応など、次回以降の展開から目が離せません。
第67話の見どころまとめ
今回の『ばけばけ』第67話は、トキの現実的な葛藤が丁寧に描かれた回でした。視聴者が共感し、SNSで大きな話題となった見どころをまとめます。
- トキの「あぁー!」という叫びと決意の瞬間:もどかしい展開の中で、ついにトキが家族に報告する決意を固めたカタルシスあふれるラストシーン
- 給金20円が途絶える現実:女中から妻になることで経済的自立を失うという、現代にも通じるリアルな問題提起
- ヘブンの「異人ダメ?ヘブンダメ?」:従来の朝ドラヒーロー像を崩す、人間味あふれる苛立ちと悲しみの表現
- 家族の無邪気な喜びとトキの孤独:松野家が安心する一方で、一人で問題を抱え込むトキの健気さが際立つ演出
- 錦織の存在感:二人の橋渡し役として、トキの相談相手となる錦織の優しさと的確なサポート
- 明日の給金日という伏線:次回以降の展開を左右する重要なポイントとして、視聴者の期待を高める構成
次回、トキは無事に家族に報告できるのか?そして給金問題はどう解決するのか?第68話の展開に注目が集まっています。
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