2026年1月8日放送の連続テレビ小説「ばけばけ」第14週・第69話では、トキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)の結婚を祝う両家顔合わせが開かれました。しかし、三之丞(板垣李光人)の正体を巡る「嘘」が、ヘブンの心に大きな影を落とします。パーティーの最中、ヘブンが突如立ち上がり放った「カゾク、ナル、デキナイ」という言葉に、視聴者からは驚きと共感の声が殺到。タエ様(北川景子)の切ない願いや錦織(吉沢亮)の助け舟も空しく、文化の違いと嘘の積み重ねが二人の未来に暗雲を立ち込めさせます。今回は感動と緊張が交錯した第69話を、視聴者の反応とともに徹底解説します。
「ばけばけ」第14週第69話 あらすじ
トキとヘブンがギスギスした朝を迎える中、錦織はヘブンに日本の「建前」文化を説明し、トキの事情を諭します。一方、タエ様は三之丞にトキの結婚を報告。花田旅館ではトキが平太たちから祝福を受け、タエ様から美しいプレゼントを贈られます。しかしタエ様は、三之丞が「社長」という嘘を貫けるよう、トキに頭を下げて協力を求めます。両家顔合わせでは、松野家と雨清水家が和やかに挨拶を交わしますが、三之丞を「社長」として紹介された瞬間、ヘブンの表情が曇ります。司之介のダジャレで場が和む中、ヘブンだけが笑えず、ついに「カゾク、ナル、デキナイ」と告げてその場を立ち去ろうとするのでした。
ヘブンの衝撃発言「カゾク、ナル、デキナイ」――本音が爆発した瞬間
顔合わせの場で突然立ち上がったヘブン
第69話のクライマックスは、何と言ってもヘブンの衝撃的な一言でした。両家の顔合わせが和やかに進む中、司之介が「これで晴れて、めでたく皆、家族じゃ。な、先生。おトキ」と締めくくろうとしたその瞬間、ヘブンは顔を上げてこう告げます。
「家族。なる。できない」
この短い言葉に込められた重みに、視聴者は一斉に驚きの声を上げました。結婚を祝う場で、まさかの「家族になれない」宣言。ヘブンは立ち上がり、その場を去ろうとする素振りを見せます。
トキとの結婚を心から望んでいたはずのヘブンが、なぜこのような発言をしたのでしょうか。それは、この日のパーティーに至るまでの様々な「嘘」と「隠し事」が、彼の心を蝕んでいたからです。
朝からトキとギスギスした空気が続いていました。ヘブンが支度をしている最中、トキが背広を着せながら話しかけても、ヘブンは応えません。錦織も気を使って英訳しますが、ヘブンは返事をしない。そしてヘブンが振り向き、こう問い詰めます。
「隠すしてる。三之亟。何者」
トキは「すいません」と頭を下げるばかりで、説明しません。ヘブンは「帰ったら話そう」と言い残し、錦織と共に家を出ていきました。
視聴者が震えた「家族になれない」の意味
この「カゾク、ナル、デキナイ」という台詞は、単なる感情的な爆発ではありません。正直さを何よりも重んじるヘブンにとって、嘘や隠し事は信頼関係の根本を揺るがす行為です。
パーティーの場で三之丞が「会社の社長」として紹介されたとき、ヘブンの表情は明らかに曇りました。以前、道で転んでいた三之丞に手を差し伸べたとき、彼に拒絶された記憶があるヘブン。その三之丞が「社長」だと紹介されることに、ヘブンは違和感を覚えたのです。
トキが補足して三之丞を紹介する様子を見ながら、ヘブンは気の毒そうな表情を浮かべます。司之介がダジャレを飛ばして皆が笑う中、ヘブン一人だけが笑えない。その表情には、「この家族は何を隠しているのか」という疑念が浮かんでいました。
SNSでは「ヘブン先生まさかの『家族になれない』発言!一波乱ありそう」「正直さを重んじるヘブンの『カゾク、ナル、デキナイ』という衝撃の一言に、驚きと共感の声が」と、視聴者からは驚きと同時に、ヘブンの気持ちに共感する声が多数寄せられました。
タエ様の涙の願い――息子の嘘を守りたい母心
「知らなかったことにしてくれないかしら」と頭を下げる
第69話でもう一つ大きな話題となったのが、タエ様がトキに頭を下げて願いを伝えるシーンです。花田旅館で祝福を受けたトキのもとに、タエ様が美しいプレゼントを持って訪ねてきます。
「これは私が雨清水に嫁ぐ前から使っていたものです」
トキが「全て」と聞くと、タエ様はシレッとこう続けます。
「あなたから頂いたお金で買うわけにはいきませんからね」
この言葉に、トキは驚きながらも頭を下げて謝ります。しかしタエ様は、トキに顔を上げるよう促し、こう告げるのです。
「悪いのは私です。かつて一度、三之丞に無茶を言いました。雨清水の人間なら、人に使われるのではなく、人を使う仕事に就きなさいと。そのせいで、あの子はあなたからお金をもらうようになってしまった。あなたがここで働くことになったのも、私のせいなんじゃない」
この告白は、タエ様がずっと心に抱えていた罪悪感の表れでした。三之丞が今の状態になってしまったのは、自分のプライドが高すぎたせいだと、タエ様は自分を責めているのです。
そしてタエ様は、トキに改めてお願いをします。
「おトキに、お願いがあります。私は、知らなかったことに、しておいてくれないかしら。あの子は、社長をしていることになっています。その嘘を貫かせてあげたいの。そうしないとあの子はきっと」
まさか、あのタエ様がトキに頭を下げるとは。この場面に、視聴者からは「タエ様の気遣いが、三之丞の奮起に繋がるの?増々、ダメになるの?」「嘘が嘘を呼ぶ展開」と、タエ様の判断に賛否両論の声が上がりました。
賛否両論を呼ぶタエ様の子育て観
タエ様の願いは、母親としての愛情から来ているのは明らかです。しかし、その愛情が三之丞の成長を促すのか、それとも甘やかしてダメにしてしまうのか。視聴者の間でも意見が分かれました。
「タエさま(北川景子)、三之丞(板垣李光人)への気遣いに賛否の声→『ますますダメになる』『子育ては終わっていない』」
という投稿が象徴するように、多くの視聴者がタエ様の判断に疑問を抱いています。
「三之丞の嘘を守りたいおタエ様。そんなだからバカ息子のままなんだな」という厳しい意見がある一方で、「母の愛情から来る『嘘の継続』が、家族の絆を理解する共感を呼んだ」という声もあります。
トキはタエ様の願いを受け入れ、「でも。でも、そのおかげで今はこうして。だけん、だけん、それでええだないですか」と前向きに答えます。しかし、この「嘘」がヘブンとの関係に大きな亀裂を生むことになるとは、トキもタエ様も予想していなかったでしょう。
錦織が語る「建前」文化――ヘブンとトキの溝を埋められるか
朝のギスギスした空気を和らげる錦織の助け舟
朝からギスギスしているトキとヘブンの間で、錦織は気を使いながら二人の仲を取り持とうとします。ヘブンが家を出た後、錦織はトキに了承を得ずに、ヘブンに事情を説明する決断をします。
ヘブンは錦織に、三之丞について問い詰めます。
「お金。二つ家。三ノ丞弟。お分かりいただけましたか?」
「No, I don’t. わからない。なぜ隠す?ありますか。話すできないありますか?」
錦織は、日本独特の「建前」という概念を説明します。
「それは。建前というものです」
ヘブンが「たて前」と繰り返すと、錦織は英語で丁寧に説明します。
「It’s a Japanese cultural value. Presenting a bright front and hiding one’s true feelings to maintain harmony in relationships.(日本の文化的価値観です。明るい表面を見せ、人間関係の調和を保つために本当の気持ちを隠すのです)」
「It’s a Japanese cultural value」という説明の重み
錦織の説明は、文化の違いを象徴する重要なシーンです。しかし、ヘブンにとって「建前」という概念は、理解しがたいものでした。
錦織は続けます。
「おトキさん。あなたと上手くやりたい。だから隠し事をしています」
ヘブンが「ほんとう?」と尋ねると、錦織は優しく諭します。
「もちろん。だから、きっといつか話してくれます。それまで待ってあげてください」
この錦織の助け舟に、ヘブンは少し納得した様子を見せます。SNSでも「錦織さんが助け舟。日本の『建前』について説明。いつか話してくれると諭す」「錦織の優しさが好評で、ドラマの深みを増す要素として注目された」と、錦織の対応を評価する声が多数寄せられました。
しかし、建前文化の説明を聞いても、ヘブンの心はすっきりしません。「建前の文化…とか言われても納得いかない。ヘブンさんに同情しちゃうよ」という視聴者の声が示すように、正直さを重んじる文化で育ったヘブンにとって、「調和のために本音を隠す」という行為は、不誠実に映るのです。
錦織の説明は、国際結婚の難しさを浮き彫りにしました。文化の違いは、言葉で説明できても、心から理解し受け入れるには時間がかかる。そのことを、視聴者は痛感させられたのです。
両家顔合わせに隠された嘘と秘密
花田旅館での祝福とタエ様からのプレゼント
両家顔合わせの前に、トキは花田旅館で平太、ツル、ウメから祝福を受けます。ウメが後ろ手に花を持って一緒にお祝いをする場面は、ほっこりする瞬間でした。
しかし、平太とツルがコントを始めます。
「もうなにして黙っちょったの」
「なあ」
「黙ってたわけだないんですが、いろいろあって、なかなか家族にも言えんで」
「ほんなら言うぞ。いっせーの、」
このやり取りに、ウメが「ちょいちょいちょいちょいちょい」と宥めます。平太は「いっせーのでおめでとうでしょ。なして」と突っ込まれ、「身のための一生だぞ」と言い訳しますが、「そげないいっせーの聞いたことないわな」と皆に呆れられます。
このコミカルなやり取りの後、平太は「あのだらくそっちゅうのは気に入らんがな」とぼやきます。トキがこれまで秘密にしていたことへの不満を、平太なりに表現したのでしょう。
そして、「ごめんください」とタエ様が訪ねてきます。トキはタエ様から美しいプレゼントを受け取り、感謝の言葉を述べます。しかし、その後のタエ様の告白と願いが、トキに重い十字架を背負わせることになるのです。
三之丞を「社長」と紹介する瞬間のヘブンの表情
両家顔合わせの場面は、表面的には和やかに進みます。司之介が仕切り役を務め、まず松野家から挨拶が始まります。
「わしがおトキの父の司之介。母のフミ」
「フミでございます」
「父の勘右衛門じゃ。松野家は父上が隠岐で異国船見張り番を務めたこともあり、異人嫌いとして名をはせたこともあったが」
勘右衛門が続けます。
「先生。おぬしは特別じゃ。困ったら遠慮なく言え。支えてやる。大船に乗ったつもりでな」
ヘブンは「大変にしちょります」と礼儀正しく応じます。勘右衛門がヘブンにお酒を注ぎ、ヘブンが飲む様子が映されます。
そして、親戚として紹介されるタエ様と三之丞。
「おトキの親戚にあたります。雨清水家の御妙様とそのご子息の三之丞様です」
タエ様が挨拶します。
「はじめまして。おばの雨清水でございます。夫婦になっても変わらぬ親戚付き合いのほどを、よろしくお願いいたしますね」
トキは感謝を込めて言います。
「タエ様、ありがとうござんじます。お花、三味線、茶の湯。たしなみを教えてくださった全ておばさまです」
続いて三之丞の番になります。
「は、はじめまして。雨清水三之丞と申します。この度は、おめでとうございます」
ここでトキが補足します。
「三之亟様は、会社の社長さんをしておりまして、おタエさまとお二人で暮らしていらっしゃいます」
この紹介を聞いた瞬間、ヘブンが三之丞を凝視します。ヘブンの表情は、明らかに「何かおかしい」と感じている様子でした。気の毒そうな表情を浮かべるヘブン。彼は、三之丞が本当に「社長」なのか疑問を抱いたのです。
司之介が「雨清水家は、松野家よりもずっと格の高い家ですので、なんというか、こう、品が、品が違いますでしょう」と冗談めかして言うと、フミが「何を言い出しますの」と返します。勘右衛門が「くだらん!言い出しますのと待つのをかけたダジャレじゃ、くだらん!」と笑いを誘いますが、ヘブンは笑えません。
司之介が締めくくろうとします。
「まあ、じゃが。というわけで、これで晴れて、めでたく皆、家族じゃ。な、先生。おトキ」
その瞬間、ヘブンは顔を上げ、表情を曇らせながらこう告げるのです。
「家族。なる。できない」
視聴者の反応――「スッキリしない」「ヘブンに同情」の声続々
第69話は、視聴者の間で大きな反響を呼びました。特に、ヘブンの「カゾク、ナル、デキナイ」発言と、タエ様の願いについて、SNSでは様々な意見が飛び交いました。
■ ヘブンの発言に共感する声
「朝ドラ『ばけばけ』第69話。トキの結婚に向けた両家顔合わせで、三之丞の素性を巡る『ウソ』が大きな壁に。正直さを重んじるヘブンの『カゾク、ナル、デキナイ』という衝撃の一言に、SNSでは驚きと共感の声が」
「建前より本音?三之丞の真相が気になる?逞しいといえばそう」
「錦織さんは三之丞がおトキの弟だといつ知ったんだっけ?お給金の半分をおトキが三之丞に渡している事もなんで錦織さんは知ってるんだっけ?おタエ様の『ウソを貫かせてあげたい…』というのも賛否両論ありそうだな。今日のばけばけは、ヘブンさん同様に私もスッキリしなかった」
■ タエ様の判断に疑問を呈する声
「三之丞の嘘を守りたいおタエ様。そんなだからバカ息子のままなんだな。結婚式クラッシャーヘブンぜひおトキのために頑張ってほしいけど大丈夫かな」
「タエ様の気遣いが、三之丞の奮起に繋がるの?増々、ダメになるの?嘘が嘘を呼ぶ展開」
■ 複雑な状況を理解する声
「トキちゃんは旅館の皆さんやおタエ様から祝福されて、結婚披露パーティーも開かれた。しかし、松野家の借金や雨清水家への支援、二つ家族の秘密、三之丞さんの嘘、おタエ様の願い。それを背負ったトキちゃん。あまりに複雑で、心から喜べる状況ではない気がする」
「この国の古い価値観の中で、お金に関することと、家父長男子の面子を潰さないことは『建前』の最たるもの。その建前の価値観が通用しない相手と結婚する難しさ、言語化できないズレの表現。さすが、手強い」
「錦織の思いやり花田館の祝福、実母の想いそんな優しい69話…で終わる訳なし『タテマエ』その不可解、松野雨清水両家の面妖さがヘブンを侵蝕し最後に決壊…三之丞が相手だからこそおトキあの叱咤ができたがおタエ様にはやはり無理となるとあの面々のなか打開するのやはり錦織…いやおフミさん?」
視聴者は、ヘブンの正直さとトキの苦しい立場、タエ様の母心と三之丞の未熟さ、そして日本特有の「建前」文化がもたらす複雑な人間関係を、それぞれの視点から受け止めたのです。
6. まとめ
■ 今回の見どころ・伏線
- ヘブンの「カゾク、ナル、デキナイ」発言が示す文化の壁 ― 正直さを重んじるヘブンと、建前を大切にする日本文化の衝突が鮮明に
- タエ様の涙の願いが三之丞の成長を阻害する可能性 ― 母の愛情が息子をダメにするのか、それとも奮起のきっかけになるのか
- 錦織の助け舟が空しく終わる結果 ― 「建前」という概念の説明だけでは、ヘブンの心を動かせなかった
- トキが背負う複雑な家族の秘密 ― 松野家の借金、三之丞への援助、タエ様の願いという重荷
- ヘブンと三之丞の過去の出会い ― 以前道で転んでいた三之丞に手を差し伸べたヘブンは、彼が「社長」という紹介に違和感を覚えた
- 次回への伏線 ― ヘブンは本当に結婚を拒否するのか、トキとの関係修復の道は残されているのか
第69話は、祝福の場が一転して緊張と不信の場となる、ドラマチックな展開でした。文化の違い、嘘と建前、家族の秘密が複雑に絡み合い、トキとヘブンの未来に暗雲が立ち込めます。次回、ヘブンの本音とトキの答えがどう描かれるのか、目が離せません。
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