【ばけばけ第15週第71回ネタバレ感想】銘菓「若草」も登場!武家屋敷への引っ越しで見えた友情の複雑さ―サワとナミの切ない表情に涙が止まらない

トキとヘブンがついに長屋を出て、新しい武家屋敷での生活をスタートさせた第71話。喜びに満ちた引っ越しシーンの裏で、サワとナミの複雑な表情が視聴者の心を締め付けました。「川のあっち側へ戻れる」と無邪気に喜ぶトキを笑顔で見送る二人の友情は、これからどうなっていくのでしょうか。新居では松野家らしいコミカルなやり取りが繰り広げられる一方、錦織の微妙な表情や、ヘブンの「切腹覚悟」発言など、幸せの裏に潜む不穏な伏線も…。今回は感動と不安が入り混じる、重要な転換点となる回でした。

目次

「ばけばけ」第15週第71話 あらすじ

ついに長屋を出る日がやってきた松野家。トキは「川のあっち側へ戻れる」と雄叫びをあげて喜びますが、サワとナミは複雑な表情で見送ります。勘右衛門はタツたちと別の家で暮らすことを選び、トキたち4人は錦織が用意してくれた立派な武家屋敷へ。広い部屋や庭に大喜びする松野家ですが、錦織が持参した銘菓「若草」を囲んでの茶話会で、トキはヘブンとの共同生活に不安を口にします。しかしヘブンは「日本やり方、松野家やり方、いきましょう」と力強く宣言。上座をめぐる家族のコミカルなやり取りや、ヘブンを「先生」と呼び続けたいトキの照れなど、温かな新生活の幕開けとなりました。

「川のあっち側へ戻れる」トキの雄叫びとサワ・ナミの複雑な表情

長屋を出る喜びと残される友人たち

第71話の冒頭、引っ越しの荷物を前にしたトキが発した言葉が、視聴者の心に深く刺さりました。

「ようやく出られる。ようやく川のあっち側へ戻れるけん。行くぞー!待っちょれ川のあっち側。ウー!」

長い間暮らした天国町の長屋から、ついに解放される喜びを全身で表現するトキ。しかしこの雄叫びは、同じ長屋に住み続けるサワとナミにとっては、複雑な感情を呼び起こすものでした。

視聴者からは「おトキが悪いわけじゃ無いけど無邪気に川の向こう側にいくこと喜んでるおトキを祝福するおサワちゃんとなみさんの気持ちを思うと切ない」という声が多数上がっています。

トキの喜びは純粋なものです。しかし、それを見送る側の気持ちを思うと、友情の複雑さ、そして明治時代の階級社会の厳しさが浮き彫りになります。

「聞こえちょった」壁の薄さが象徴する距離感

見送りのシーンで、サワが発した一言が印象的でした。トキが「叫んじょったかね?」と尋ねると、サワは「もちろん。どんだけ軽薄と思っちょる」と答えます。

この「聞こえちょった」という言葉には、物理的な壁の薄さだけでなく、心の距離感も表れています。サワはトキの喜びの声を聞きながら、自分は同じ場所に留まり続けることを噛み締めていたのではないでしょうか。

それでもサワは「皆さん、大変お世話になりました」と丁寧に挨拶し、トキには「おめでとう」「待っちょるけんねー」と笑顔で声をかけます。ナミも「やったね」「お達者で」「シーユー」と明るく見送ります。

視聴者からは

「サワさんとナミさんのおトキを送り出すときの空気感、大人だしあからさまに態度に出すわけでもなく、友人として心から祝福したいはずだろうにそれができてなさそうな苦々しさも見えるような、余白がある」

という鋭い指摘が。二人の大人の対応の裏に隠された感情が、視聴者の心を揺さぶりました。

武家屋敷への引っ越し―松野家の喜びが止まらない!

勘右衛門とタツの新たな門出

引っ越しに際して、意外な展開が待っていました。勘右衛門が松野家と一緒に武家屋敷へ移るのではなく、タツたちと別の家で暮らすことを選んだのです。

勘右衛門はヘブンに「フェリー、お嬢を頼んだぞ。お嬢に何かあったらすぐさま切りに行く」と念を押し、司之介も「わしも行く!」、フミも「わしも!」と続きます。そしてヘブンは「もちろん、私も切腹、覚悟です」と力強く答えました。

この「切腹覚悟」という言葉は、ヘブンの真剣さを示すと同時に、文化の違いからくる誤解の可能性も含んでいます。視聴者からは

「ヘブンが”ダメなら切腹します”の言葉にヒヤッ これ三之丞が無一文で先祖の墓を売った後トキに又借りに来て小泉八雲が墓を売るなんてと怒り”武士なら何故墓前で切腹しなかった!”と同じだ」

という考察も。

勘右衛門の選択は、「家」や「格」にとらわれない新しい生き方を示しています。視聴者からは「『家』や『格』から脱却させた愛の力は偉大」という感動の声が上がっていました。

広い部屋と庭に大はしゃぎする松野家

新居に到着した松野家は、その広さに大興奮。トキが案内します。

「はい、はい。ここが居間でしょ。これに来て。台所。広い。それでね、ここが父上と母上のお部屋」

司之介は「あー!嬉しいい!ああ!厠じゃ!お風呂もある!屋敷じゃ!奥屋敷じゃ!」と子どものようにはしゃぎます。フミも「あー!すごいわー!もうどうしましょう。ああ、大の字で寝られるなんて」と感激。

かつて上級武士だった松野家が、没落を経て再び立派な武家屋敷に住めることになった喜びは計り知れません。司之介の「武家屋敷じゃ!」という言葉には、失われた誇りを取り戻したような響きがあります。

視聴者からは「こんだけはしゃいでも畳の縁や敷居を踏まない松野家のみんなはさすが元上級武士」という細かな観察も。武家の作法が身についている様子が、彼らのバックグラウンドを物語っています。

庭には池や苔、岩があり、ヘブンが「庭には三つある。苔。池。岩。石」と紹介。そして池の奥で、ヘブンとトキは祈りを捧げます。すると蛇と蛙のナレーションが「実は私たちも暮らしているのよ」「これからは一緒」と流れ、象徴的な存在が新居でも見守ることが示されました。

銘菓「若草」が登場!錦織の気遣いとヘブンへの想い

不昧公ゆかりの和菓子に込められた意味

落ち着いた一同の前に、錦織が持参した和菓子が登場します。フミが「若草ですか?」と尋ねると、錦織は説明します。

「若草は月照寺の大甕の石碑の字を書いた不昧公が考えられたと言われており、ヘブンさんにもぜひ一度味わってもらいたかった」

「若草」は、松江の茶人として知られる松平不昧公にゆかりのある銘菓。視聴者の間でも「ばけばけ 若草」がGoogleで急上昇ワードになるほど注目を集めました。SNSでは「銘菓・若草が登場 おいしいんじゃ。さいきん文献を基に不昧公が味わった当時の品を再現なさったとか衣に島根産よもぎ はよ食べたい」という投稿も。

錦織がヘブンのために選んだこの和菓子には、松江の文化をヘブンに伝えたいという想いが込められています。ヘブンも「うん、美味しい。」と喜び、文化の橋渡し役としての錦織の存在感が光りました。

「全て錦織さんのおかげ」に見せた複雑な表情

松野家の面々が錦織への感謝を口にします。

フミ:「錦織さんのおかげですね」

トキ:「こげな素敵な住まいをありがとう存じます」

「錦織さんがおらんかったら住めちょらんもんね」

司之介:「君のおかげじゃ。全て君のおかげじゃ。錦織くん」

「まこと全て、全てありがとな」

しかし錦織は「いやいや、そんな」「ありがとうございます」と謙遜。そこへヘブンが割って入ります。

「違う違う違う。やっぱり錦織さんを探す人はすぐできる。私おかげでしょう。でしょう?でしょう?」

司之介は「わかっちょる、わかっちょる。わざとじゃ」と笑い、トキも「先生がおかげじゃとちゃんと思っちょる」とフォロー。

このやり取りの中で、錦織が見せた微妙な表情が視聴者の注目を集めました。「ばけばけ。71話。今回はもう吉沢亮の表情に尽きるでしょう。松野家漫才のボケ役にさせられる錦織さん。それとわかった時のあの無の表情。素晴らしい」というSNS投稿も。

錦織が尽力して用意した住居なのに、ヘブンに手柄を持っていかれる形になり、さらに松野家の「わざと」という言葉で笑い飛ばされる。この瞬間の錦織の表情には、複雑な感情が滲んでいました。

ヘブンの決意「日本やり方、松野家やり方、いきましょう」

トキが語った不安―4人の暮らしは大丈夫?

和やかな雰囲気の中、トキが改まった様子で不安を口にします。

「ところで、今日から四人での暮らしが始まるわけですが。大丈夫ですか?」

司之介は「何をかしこまって」「大丈夫となんが?」と不思議そうですが、トキは具体的に説明します。

「だけん、うまくできるか。ヘブン先生と私と父上、母上とが」

「言葉のこともあるし。暮らし方も西洋と日本のやり方は違う。それに、ヘブン先生は夜遅くて、父上と母上は夜早くて朝早いし。あと、お互いうまく仲ようできるかいう心配もあるけん」

錦織がこれを英訳してヘブンに伝えると、“Considering the language barrier and the lifestyle differences, you stay up late. Her parents go to bed early. She is worried there will be clashes.”となります。

トキの不安は現実的なものです。言葉の壁、生活習慣の違い、そして何より異文化の家族として本当にうまくやっていけるのか。新婚夫婦でありながら、両親との同居という難しい状況に直面するトキの心配は、現代の視聴者にも共感できるものでした。

「切腹覚悟です」の重い言葉に込められた覚悟

トキの不安に対して、ヘブンは力強く答えます。

「大丈夫です」

「日本やり方、松野家やり方、いきましょう」

司之介とフミが「ええのか?」「ええの?」と驚くと、ヘブンはさらに続けます。

「はい。言葉、問題いろいろ大変思うが。But、日本好き。やり方知る。学ぶ。日本やり方。松ノ家やり方。楽しみです」

そして正座して頭を下げ、「よろしくお願い、願います」と丁寧に挨拶。

トキは「わー!わー!日本のやり方が板についちょる」と喜びます。

ヘブンの姿勢は、異文化に飛び込む覚悟の表れです。しかし冒頭の「切腹覚悟です」という言葉や、この「松野家のやり方で」という宣言は、後々の文化的な誤解やトラブルの伏線になっているのではないかと、視聴者は不安を感じています。

「これこそまさに何も起こらない、ほのぼの引っ越し回のはずなのに今後の展開への布石がそこここにあって、訓練された視聴者から不穏!って言われてるの何より脚本演出の勝利では」

というSNS投稿が、この微妙なバランスを的確に表現しています。

上座をめぐる家族の攻防―司之介の「三日天下」が終わった

フミの鋭い指摘「この人が上座に座っちょる」

和やかな雰囲気の中、フミが気になっていたことを切り出します。

「では、日本のやり方でいくっちゅうなら、気になっちょることを言ってもええ?」

「先ほどから、この人が上座に座っちょるのが気になって」

司之介は慌てて言い訳します。「あ?いや、じゃが、わしが年長者じゃ。先生にとっても義理の父親になるわけだし」

しかしフミは毅然と言い放ちます。「でも、この家の当主はヘブン先生です」

ヘブンは「私、平気。パパさん、丈夫さ」と気を使いますが、トキとフミは「ダメです」と同時に断言。

トキは「これからずっと一緒に暮らすんですから、ここはきちんと。ヘブン先生もお願いします」と、きちんとけじめをつけることを主張します。

プイッとそっぽを向く司之介の人間臭さ

結局、司之介とヘブンは席を交代することに。ヘブンは「日本のやり方、ええ思います?」「ええ」「うーん。失礼しました」と丁寧に対応しますが、司之介の反応が秀逸でした。

席を譲った司之介は、少し睨みつけるような表情を見せ、プイッとそっぽを向きます。その様子を見て、フミもヘブンも錦織も笑い出しますが、司之介は錦織まで睨みつけます。

この一連のシーンに、視聴者は大喝采。

「ヘブンが上座に座して、司之介の『三日天下』が終わるばけばけ71話。家長になれたと思ったら、あっさり上座を譲らされる。プイッとそっぽを向く司之介の小ささが、なんとも人間くさい」

というSNS投稿が、多くの共感を集めました。

司之介のこの人間臭さが、ドラマに温かみとリアリティを与えています。威厳を保とうとしながらも、妻と娘に頭が上がらない父親像。そして異国から来た娘婿に家の主導権を握られることへの複雑な気持ち。岡部たかしさんの表情演技が、言葉以上のものを伝えていました。

「私だけヘブン先生のままではダメでしょうか?」トキの照れが可愛すぎる

家族として呼び方を変える提案

上座問題が解決した後、今度はヘブンが「気になることいいですか?」と切り出します。

「先生」

トキ、司之介、フミが「え?」「先生?」と反応すると、ヘブンは説明します。

「家族、先生呼ぶ。おかしい。やめる。OK?」

確かに家族なのに「先生」と呼び続けるのは奇妙です。司之介はすぐに応じて、「ああ、それなことは簡単じゃな。おい、ヘブン、これでええか?ヘブン」と呼び捨てにします。

フミは「ヘブンさん?」と「さん」付けで呼び、ヘブンは「Yes、ヘブン、ヘブンさん。嬉しい。ありがとうございます。よかったです」と喜びます。

世界で一番親しい二人なのに

そして視線がトキに集まります。ヘブンは「トキさん」と促し、フミも「ヘブン」「ヘブンさん」と呼びかけますが、トキは躊躇します。

「あの、私だけ、ヘブン先生のままではダメでしょうか?」

この一言に、会場(?)は「あ、えー」という反応。トキは照れながら説明します。

「だって、そう、そげな、そげな、親しげな」

司之介は即座にツッコミます。「親しげなんて。世界で一番親しい二人じゃろ」

フミも「照れちゃって~」とからかい、ヘブンは「ええ、へん、これ」と苦笑い。

結婚して夫婦になったのに、「先生」と呼び続けたいと主張するトキ。この初々しさ、照れくささが、視聴者の心を鷲掴みにしました。「世界で一番親しい二人」なのに、呼び捨てにできないトキの純粋さが、朝ドラヒロインの魅力を存分に発揮したシーンでした。

視聴者からも「トキちゃんの照れが可愛すぎる」「夫婦なのに先生呼びって新鮮」という好意的な反応が多数寄せられています。

錦織の表情に隠された不穏―視聴者が感じ取った「問題」の伏線

松野家の漫才ボケ役にされる錦織

今回の第71話で最も注目を集めたのは、錦織友一の表情でした。特に印象的だったのは、「若草」のシーンで松野家が錦織への感謝を述べる中、ヘブンが「私のおかげです」と言い、司之介が「わざとじゃ」と笑い飛ばした瞬間です。

錦織は物件を探し、交渉し、この立派な武家屋敷を松野家のために用意してくれた恩人です。しかし松野家の人々は、その恩を受け止めながらも、すぐにヘブンとのコミカルなやり取りに移行してしまいます。

錦織が見せた「無の表情」は、まさに「ボケ役にされた」ことを理解した瞬間の複雑な感情を表していました。吉沢亮さんの繊細な表情演技が、言葉以上のものを伝えています。

SNSで話題「不穏な予感が残った」の声多数

視聴者の多くが、この錦織の表情に今後の展開への不安を感じ取っています。

「トキの雄たけびが聴こえていたのに出てこなかったサワ。笑顔で手を振るなみ。魑魅魍魎の世界から脱出した松野家を見送り、川向うに取り残された人たちの表情が気になる。そして新居でにぎわう一家を見つめる錦織さんの表情も気になる。知事の言ってた彼の『問題』がまだ不明よね…」

「今日は転居幸せ回のはずなのに今になってジワジワ不穏な感じが…錦織の苦虫を噛み潰したような表情も今後のトキも松野家も自らの配慮不足や無神経さで余計な敵を作ってしまうような感があるんよな どことなく不安な感じが残った」

これらのSNS投稿が示すように、幸せな引っ越しシーンの裏で、視聴者は錦織の感情を敏感に察知しています。知事が言及していた錦織の「問題」とは何なのか、そしてそれが今後のストーリーにどう関わってくるのか。

錦織は松野家、特にトキに対して献身的に尽くしてきました。しかしその想いが報われることなく、トキはヘブンと結ばれました。錦織の心の内には、嫉妬や羨望、そして諦めきれない何かがあるのかもしれません。

「ばけばけ(71)とても微笑ましい回なのだけど、川の南側から出られないナミやサワのこれからも心配だったり。どうぞいい方向に向かいますように。錦織の表情もちょっと複雑な瞬間が。今日の平和がこれからの波乱の前フリってことはないでしょね…」

という投稿が、視聴者の不安を代弁しています。

6. まとめ:第71話の見どころと今後の伏線

今回の第71話は、表面的には幸せな引っ越し回でしたが、その裏に多くの伏線が張られていました。

見どころ・伏線まとめ

  • サワとナミの複雑な表情 – 「川のあっち側へ戻れる」と喜ぶトキを笑顔で見送るも、取り残される側の切なさが滲む。今後、友情に亀裂が入る可能性も?
  • ヘブンの「切腹覚悟」発言 – 文化の違いを乗り越えようとする真摯な姿勢の表れだが、同時に文化的誤解からトラブルが生まれる伏線の可能性
  • 錦織の複雑な表情と「問題」 – 松野家の漫才に巻き込まれボケ役にされる中で見せた微妙な表情。知事が言及した「問題」の正体は?今後の波乱の予感
  • 上座をめぐる家族のやり取り – 司之介のプライドとヘブンの立場、そしてフミの的確な判断。家族の力関係が明確になり、今後の同居生活の基盤が築かれた
  • トキの「ヘブン先生」呼び – 夫婦なのに呼び捨てにできない初々しさが可愛らしい一方、二人の関係性がまだ「教師と生徒」の延長にあることの表れかも
  • 銘菓「若草」の登場 – 松江の文化をヘブンに伝える錦織の配慮。しかし同時に、錦織の献身が当然のように受け取られてしまう危うさも感じさせる

第71話は、新生活のスタートという節目でありながら、サワ・ナミとの友情、錦織の心情、そしてヘブンと松野家の文化的ギャップなど、今後の展開に繋がる重要な伏線が随所に散りばめられていました。幸せな場面の裏に潜む不穏さを、視聴者は確かに感じ取っています。次回以降、これらの伏線がどう回収されていくのか、目が離せません!

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