ついにドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」が最終回を迎えました!
最終回だというのに衝撃の展開が続きましたね。
山田涼介さんと遠藤憲一さん、そして門脇麦さんの演技に圧倒されっぱなしでした。
では、そんな最終回のあらすじと一緒に注目シーンを見て、伏線を回収しましょう。
最終回のあらすじをネタバレでご紹介!
まずはあらすじをネタバレでご紹介します。
亀一がLLだとわかったB一は浦島家を訪れ、亀一の告白を聞きます。
亀一は元々、感情に問題がありましたが、15年前痛覚が亡くなったことを神の啓示と受け取り、殺人を始めたそうです。
エイジの父・真をまんまと罠にはめ、死んでいく様子を見たものの、期待していた感情は得られませんでした。
でも真に息子のエイジがいて、しかも二重人格だと知ります。
その子が自分に復讐してくれることを期待して大事に育てたのです。
そんな告白を聞き、B一は亀一に向けて銃を発砲するものの、殺すことはできませんでした。
B一は警察に連行され、裁判所で京香を目の前に、もう1人の殺人について話し出します。
それはB一のもう1人の人格、エイジを殺したのは京香だという衝撃の告白でした。
京香は精神科クリニックの先生の意見を参考にして、エイジの人格を殺そうとしたのです。
そのため、エイジの人格は元のB一に統合され、エイジとしての人格は死んだというのです。
しかし、実は京香はエイジの人格に戻って欲しいと考えていました。
それができず、エイジが戻らないと知った京香は笑いながら泣き出します。
そして刑期を終えたB一が出所してくると、ナミが出迎えてくれました。
海に行き、ナミはエイジに渡すはずだったキーアクセサリーをB一に渡し、別れます。
別れ際、ナミはB一の仕草を見て、エイジの人格がB一の中にいるのを悟ります。
これが最終回のあらすじです。
最終回だというのに、いろいろな伏線が回収される怒涛の内容でしたね。
LLこと亀一を演じる遠藤憲一さんとB一の山田涼介さんのやりとり、そして京香を演じる門脇麦さんとエイジこと山田涼介さんのやりとりには痺れましたね〜。
ある意味、演技バトルのようで、見応えがありました!
では、そんな注目シーンと合わせて伏線回収をしていきましょう。
LLこと浦島亀一はなぜエイジを育てた?
まず、なぜLLこと亀一がエイジを引き取って育てたのかということです。
亀一は元々、人としての性格に難ありで、心の痛みがわからないような人物でした。
いわゆるサイコだったのですが、それが痛覚を失ったことで本格的に殺人者になりました。
そしてエイジの父・真を罠に嵌め、彼が死んでいく様子を見たのです。
そんな人格破綻者がなぜエイジを引き取ったのかというと、エイジを憐れんだわけでは決してありませんでした。
それが本人の告白によって明らかになりました。
実は亀一は引き取った時からエイジが二重人格であることを知っていました。
そしてエイジなら自分に復讐して、感じなくなった痛みを与えてくれると思い、育ててきたのです!
亀一はこのように告白しています。
「今日まで我が子以上に大切に育ててきた」
「ありがとうエイジ、私を殺すためにここにきたんだよな」
それを聞き、エイジは銃を突きつけて「ぶっ殺してやる」というと、「お前のことは腹を痛めて生み出した子供のように思っている。さあエイジ、お別れだ。私の心を満たしてくれ」と言います。
エイジはそれを聞き、発砲するものの、全て外していました。
すると、「なぜ打たないエイジ!何だこの結末は?」と亀一は叫びます。
ある意味、単に殺害するよりもこの方法は亀一にとって予想外のことで、見事に復讐になったのではないでしょうか。
それにしても自分に復讐をして欲しいから15年も育てていたという事実に驚愕です。
つまりB一はまんまとLLの手の上で転がされていたのです!
だからこそB一は亀一を殺さなかったのではないでしょうか?
ここで殺したら、本当に亀一の思い通りになってしまいます。
悔しいけど殺さない、そう決めて発砲したのではないでしょうか。
それにしても亀一の考えは予想以上ですごかったですね。
彼が京香にエイジについて話した時に言っていました。
「血のつながり以上に強いつながりで結ばれていると感じている」と。
サイコすぎて怖いです。
そしてこのシーン、山田涼介さんと遠藤憲一さん、2人だけのシーンなのですが、お互いのやりとりに鬼気迫るものがあり、目が離せませんでした。
エイジの人格はなぜ1ヶ月以上出てこない?
前回からB一になったままでエイジの人格が現れませんでしたが、やはり人格が消滅していたことが裁判所でのB一の告白により、明らかになりましたね。
そしてそのきっかけを招いたのは京香です。
京香がエイジを誘って昔の京香が暮らしていたアパートに連れて行った時に、京香はすでにエイジの人格殺害を企てていました。
京香は自分が通う精神科クリニックの医師の話から、別人格に自分が別人格だと悟らせることで、その人格が消滅する可能性を聞いていました。
そしてエイジの人格にわざと「別人格なのは君だよ」と教えたのです。
京香の目的は新しく生まれ変わったエイジをLLにして一緒に生きていくことでした。
そのためにエイジの人格は邪魔だったのです。
それを知ったエイジはショックを受け、壊れていきます。
でもそれだけではエイジは消えませんでした。
エイジは京香の本性を知ってもなお、自分に光を与えてくれた京香に感謝していました。
そんな京香のためにいなくなろうと決意し、自ら消えて行ったのです。
そのため、1ヶ月経ってもエイジの人格は出てこなかったのです。
京香はエイジを取り戻したかった?
でもエイジの人格が消えたのに、京香の行動には不自然なところがありました。
それはB一にわざわざLLの存在を教えたことです。
そもそもの事件の発端は京香が女性をLLの真似をして殺したことなので、存在を言わなければ、B一が亀一の正体に気づくこともありませんでした。
では、思惑通りにエイジが消えたのに、なぜ京香はB一にLLが今だ存在していることを教えたのかというと、エイジを再び取り戻そうとしたからです。
エイジの人格は消える前に京香に言いました。
「君は君という存在をずっと誰かに認めて欲しかったんだ。僕たちなら認めると思ったんだろ。統合して新しい人格に認めて欲しかったんだろ」
「でも僕は君と出会えてよかった。京香ちゃんの存在が僕を救ってくれたんだ」
「俺すっげえ馬鹿だからさ 君を許すくらいしかできない」
「君がしてくれたのが全て嘘だとしても恨まないことしかできない。僕だけは君の味方でいるくらいしかできない。」
「京香ちゃんが僕に死んで欲しいなら僕は喜んで死ぬくらいしかできない」
と言って、倒れて意識を失うのです。
こう言われて、京香は初めて自分の存在を認めてくれる人がいたことに気づきます。
でも、エイジの人格はたった今、消えてしまいました。
そこで精神科医師の言ったことを思い出します。
「人格に目的を果たさせると統合する」という言葉を。
そこでB一に亀一に復讐させて、エイジの人格を戻そうと考えるのです。
しかし、B一は亀一を殺すことはできませんでした。
つまりB一にとっての復讐は果たせなかったのです。
もうエイジは戻ってこないのです。
B一はそれを知って、京香に「死んだ人間は戻ってこない」と言います。
すると、京香は諦めたように笑い、泣き崩れるのです。
この展開にはびっくりしました。
京香はエイジの人格を取り戻そうと画策していたんですね。
そしてエイジだった時は泣きながら京香に話していたのに、B一の時は冷たく京香に言い放つ様子を演じている山田涼介さんの演技に引き込まれました。
雰囲気が全く違い、本当の別人のようでした。
さらにサイコを演じた門脇麦さんの演技もすごかったですね。
法廷では始終微笑みながら、B一のことを聞いていたかと思ったら、エイジの消失を知って笑いながら泣き崩れるなんて。
他の女優さんではこのような演技は見れないような気がしちゃいます。
最後まで見応えあるドラマでしたね。
まとめ
ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」の最終回についてまとめます。
- 亀一はエイジが二重人格だと知っていながら、自分に復讐させるために育てていた。
- B一は亀一を殺すつもりだったが、告白を聞いて思いとどまる。
- エイジの人格は京香とエイジ自身によって消失していた。
- 京香はエイジの人格を取り戻そうと、わざとB一にLLのことを教えた。
毎回毎回、衝撃の事実が明らかになるドラマでした。過去の連続殺人事件の真相に加え、二重人格や復讐、いろいろな登場人物の思惑が交差し、かなり見応えがありました!
出演者の演技にも毎回魅了されましたしね。
話がわかると、それを踏まえて、もう一度最初から見たくなっちゃいますね。
最終回は現在TVerで無料配信中です。