ドラマ「silent」奈々が意味するプレゼントとは?【第6話】想の注目シーン含めあらすじをネタバレでご紹介!

ドラマ「silent」6話が放送されましたね。
前回は紬と湊斗の別れを描いていましたが、今回は想と奈々のターンでしたね。

難聴を発症して苦しんだ想の大学時代、そんな想を支えた奈々、今、紬に惹かれていく想に戸惑う奈々の心情がわかるストーリーでした。
そして奈々から想に渡したプレゼントの意味にもドキッとさせられました。

今回はそんな第6話のあらすじをネタバレで紹介するとともに、想の注目シーンや奈々から想へのプレゼントについてご紹介します。

目次

「silent」6話のあらすじをネタバレでご紹介!

まずはあらすじをネタバレでご紹介します。

話は想の大学時代に遡ります。
この頃、想は完全に難聴になった訳ではなく、補聴器をつけて大学に出席していました。

でも友達との会話も聞き取れず、周りに難聴だというと気を使わせてしまうので孤立していました。

そして、ある日、難聴・ろう者のセミナーに行き、奈々と出会います。
奈々は静かに想が溜め込んでいた思いを聞いてくれました。

そこから奈々は想が難聴になってから心許せる唯一の存在になったのです。

しかし、現在、想の前には頑張って手話を覚えて寄り添おうとしてくれる紬がいます。
想は奈々にきちんと話さないといけないと思い、カフェで話そうとしますが、奈々は紬が聴者で、想はつい最近難聴者になったことを言い、「あの子も想くんも私も分かり合えないよね」と手話で捲し立ててしまいます。

想と別れた後、もし2人が聴者だったらと夢見る奈々。

翌日、奈々は手話教室を調べて紬に会いに行きます。
カフェで紬と話し、自分の夢が叶わないと涙ながらにいう奈々、しまいにはカフェを飛び出してしまいます。

泣きながら歩いていると、そこには想から着信がきます。
泣いている奈々を見つけ、電話をかけてくれたのです。

奈々は目の前に想がきたものの、わざと電話を耳に当てます。

これが6話のあらすじです。

今回は想が難聴者になってずっと抱えていた苦しみや、それを優しく受け止めて支えてくれた奈々の様子が描かれていましたね。

確かにあんなに苦しんでいた時に手を差し伸べられると、その手に縋りたくなりますよね。
まるで紬が苦しかった時に手を差し伸べてくれた湊斗のようでした。

前回が紬と湊斗のシーンだった分、今回は想と奈々の出会いから今までが丁寧に綴られているように感じました。
中でも印象的だった想と奈々のシーンをご紹介します。

想の大学時代のシーンに注目!奈々との出会いは?

大学時代、想は難聴を発症したことで人と距離を置くようになっていきます。
でもそんな想の心の中には重いものがどんどんと溜まっていったようです。

大学では友人に突然耳元で話しかけられ、びっくりしたり、補聴器をつけているのを警官にイヤホンだと勘違いされて注意されたりと、自分が難聴になったことで今まで経験しなかった嫌なことが蓄積していきます。
でもそれを聞いてくれる存在はいませんでした。

そんな時、参加したセミナーで奈々に会いました。

ではそのシーンをご紹介します。

セミナー終了後、奈々は友達と楽しそうにしていましたが、何か言いたそうな想に気づき、目の前に座って話を聞いてくれます。
友人のように捲し立てることもなく、陰口をいうこともなく、UDトークアプリと筆談で静かに話を聞いてくれます。

そんな奈々にほっとしたのか、最初は話すことを躊躇った想ですが、ぽつりぽつりと、大学に友人がいないこと、聞こえない時は誤魔化していることなどを打ち明けます。

人に難聴のことをいうとサポートを紹介すると言われたことも話します。
そして涙ながらに「ただ誰かに聞いてほしいだけなのに。言葉にできないのが苦しかっただけで」と言います。

そんな想に奈々は、
「声出さないから大丈夫、静かに聞いてあげられる」
「私は生まれつき耳が聞こえない。でも幸せ。音のない世界は悲しい世界じゃない」
「悲しいこともあったけど嬉しいこともある」
「それは聴者もろう者もおなじ。あなたも同じ。」と言って、「同じ」の手話を想に教えてくれます。

この時、想はやっとほっとできたんだと思います。
実家では母親がかなり想のことを心配しているようですが、その原因は想が何も打ち明けないからです。
それほど想は周りに何かを打ち明けるということをしていなかったのです。

でも誰にも何も言わない、言えないというのは、辛いです。

想が泣きながらに告白したところを見ると、かなり限界だったんでしょうね。
それに気づいて手を差し伸べた奈々、想にとって大切な人になる理由はわかります。
奈々もそんな想に次第に思いを寄せていったのでしょう。

だって想はこんなことをさらっと言った時があります!

想と奈々が図書館にいる時、奈々は想に「手話が上手になったね」というと想は、
「奈々と手話だけで話すのが目標だった。」「奈々にだけ伝わればいいから」と手話で言います。

「奈々にだけ」って!なんかもう告白ですよね。

こんなことを言っておいて付き合っていなかったというのも謎です。
佐倉想、罪作りな男ですね。

想にとっての紬や奈々はどんな存在?注目シーンでご紹介!

今回、想にとっての紬と奈々が簡単に表現されたシーンがありました。

焼肉屋で湊斗と想が話していた時です。
何気に湊斗が奈々のことを聞いてきます。

奈々に想が紬のことを聞かれて何と答えたのか聞くと「真っ直ぐ見てくる感じ」と答えます。
次に湊斗が想に奈々のことを聞くと「手話を教えてもらった」と言います。

そして湊斗は想に「好きな人のこと聞かれると、その人の好きなとこ言っちゃうんだって」と言います。
つまり、想にとって紬は自分を見つめてくれる存在で、奈々は手話を教えてくれた大切な人ということなのです。

想の中で2人の立ち位置がしっかりとわかった瞬間ですね。

奈々から想へのプレゼントとは?夏帆の演技が切ない!

今回のストーリーでは前回全く登場してこなかった奈々のシーンが大半でしたね。

だからこそ彼女の心情が痛いほど伝わってきました。
序盤から想に気を使ってほしいと、わざとカバンのリュックを開けたり、ちょっと小狡いイメージがありましたが、そうしないと想に見てもらえないという不安があったのかもしれません。

通りで想と紬が一緒にいるところを見つけて動揺する奈々。

カフェで想から紬のことを打ち明けられ、嫉妬から手話で色々なことを捲し立てましたよね。

「昔の恋人と昔の友達、想くんのせいで別れちゃったんだね」
「失聴した相手探した方がいいよ。筆談しようか」なんて、心にもないことを言ってしまいます。

すでに想の心の中で紬の存在が大きくなっているのがわかるからこそ、出ちゃったんでしょうね。

でもその帰り道、奈々は自分も想も聴者だったらという想像をします。
普通に聴こえていたら電話で話して待ち合わせして、きっと笑い合って一緒に過ごせたのに。

紬とカフェで話す時も奈々は苦しそうでした。
紬の手話が想から教えてもらったものだとわかると、「プレゼントを使い回されている感じ」と言います。
想に手話を教えたのは奈々で、それはいわゆる奈々から想へのプレゼントだったのです。

でも今ではそのプレゼントは紬へと渡されつつあります・・・

奈々は続けて言います。

「想くんってどんな声。電話したことある?いいね。」
「高校時代に夢を見たの。手をつないで声で話すの。でもその夢は叶わない」

震えながら話す奈々、この気持ち切ないですよね。

ちょっと前まで小狡い女なのかなって思っていましたが、彼女には彼女なりの思いや夢があったのです。
そしてその夢はただの夢に終わろうとしています。

最後に電話をかけてきた想を目の前に電話に出るふりをする奈々が見ていられませんでした。
想もこれで奈々の思いをはっきりとわかったのではないでしょうか?

まとめ

第6話のあらすじと想と奈々の注目シーンをまとめました。

  • 想は大学時代に苦しみ、それを支えたのが奈々だった。
  • 想にとって奈々は大切な人だが、恋ではなく、手話を教えてくれた恩人。
  • 奈々は想を思っているが、それが叶わないこともわかっている。

今回は想の難聴になった際の苦しさ、そしてそれをずっと支えてくれた奈々のことが描かれていましたね。
奈々はずっと片思いをしていたということになり、その思いも終わりを迎えようとしています。
これもまた切ないですね。

想と奈々の関係が今後どうなっていくのか気になります。
ずっと支えてくれた人なので何とか元の関係に戻ってほしいのですが、奈々にとってそれは辛いですからね。

今後どうなるか、次回も見逃せませんね。

ドラマ「silent」は毎週木曜夜10時からフジテレビで放送中です。

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