ドラマ「PICU」第9話が放送されました。
今回は前半はしこちゃん先生と南のやりとりをメインに描かれていましたね。
丁寧な親子のやりとりに感動しました!
そして後半、PICUでのことが描かれていましたが、最後に衝撃的なことがありましたね!
では、そんな第9話のあらすじと特に注目したいシーンについてみていきましょう。
第9話のあらすじをネタバレでご紹介!
まずは第9話のあらすじをネタバレでご紹介します。
しこちゃん先生は南と一緒に植野先生に紹介された専門医がいる東京の病院を訪れます。
診断してもらったところ、やはり寛解は難しいとのことでした。
諦めたくないしこちゃん先生は他の病院に連れて行こうとしますが、南はそれを止めて2人で観光バスに乗ることになります。
その夜、高級旅館で夕食をとりながら、しこちゃん先生と南が話をします。
なんで治療をしないのかと聞くと、南は父親のことを話してくれました。
しっかり話したことで、しこちゃん先生も納得し、2人は札幌に戻ります。
そして、戻って1週間もしないうちに南は亡くなりました・・・
葬儀を終え、PICUに戻ると救急で喘息発作を起こした少女が運ばれてきます。
そのあまりの重症ぶりに、PICUの面々は虐待を疑いますが、違いました。
少女・奥野キラの父親はシングルファザーで、父親のことを思ったキラが心配をかけないように自分の状態を黙っていたのです。
でもしこちゃん先生に説得され、きらはもう無理をしないようになりました。
そんなしこちゃんの元に函館から優里がやってきます。
圭吾の状態を知り、しこちゃん先生に言いたいことがあってきたのです。
それを受け止め、落ち込んだしこちゃん先生は翌日退職願を植野のデスクに出していました。
以上が第9話のあらすじです。
今回はしこちゃん先生と南のやりとりに感動しました。
前回東京に行くとなっていたので、そこから治療はしなくても余命をゆっくり自宅で過ごすのかと思っていたのですが、予想以上に早く逝ってしまいましたね。
これにはしこちゃん先生もこたえたのではないでしょうか。
前話で「諦めるだけの時間をくれ」と言っていたのに、こんなに早くに逝ってしまうなんて・・・・
だからこそ、最後の衝撃の展開になったのかもしれませんね。
南の急逝、そして優里の言葉、全てがしこちゃん先生に重くのしかかってしまったのでしょう。
では、そんなストーリーの中でも注目のシーンを見ていきましょう。
しこちゃん先生と南の最後の旅行!微笑ましいやりとりに残された時間を感じる!
まずはしこちゃん先生と南の観光シーンにはほっこりしましたね。
病院行きをやめて、南が突然決めた観光バスツアーでした。
スカイツリーを見たり、モンジャを食べて、お土産を買ったり、側から見たら羨ましい親子旅行ですが、おそらく南は最後に息子と楽しい思い出を作りたかったのではないでしょうか。
バスの中でこんなやりとりがありました。
観光バスのガイドを見て「東京のガイドさんはすごいね」と南はいいます。
しこちゃん先生は「母ちゃん、もうちょっとバスガイド続けようよ。俺の子供にも教えてよ。」「ハワイでフラダンスの大会出ようよ」と、前向きな言葉をかけます。
南は「ダメって言われたんだろ、あんたの顔見たらわかったよ」。
しこちゃんは「難しいけど治療すれば少しだけ時間が伸びるって」といいますが、南は「もういいから、旅行楽しもう」といって、観光を思いっきり楽しみます。
バスの中で他のお客さんに息子を「お医者さんなんです、すごいんです」と紹介する様子は「本当に誇らしいんだな」というのが伝わってきました。
明るくてもどこか弱々しい様子を演じる大竹しのぶもさすがでした!
しこちゃんと南の感動の9分間のやりとり!父親の最後も明らかに!
観光の最後に2人は高級旅館を訪れます。
そこで、夕食のテーブルを前に2人でゆっくりと話をします。
南が「幸せだね、幸せすぎて勿体無いよ。もう十分だよ」といいます。
「俺を1人にしないでくれよ」と静かに言うしこちゃん先生に、
「もうちょっとちいちゃかったら1人にしたくないって思ったかもしれない。でももう立派な大人だろ。大丈夫。」と。
しこちゃん先生は「なんで治療できないか教えてくれる?」というと、南は父親のことを話し始めます。
「あんたのお父さんね、ものすごく優しい人だった。」
「お父さんが急に職場で倒れたの。まさかがんとは思わなかった。苦しそうなのに何にもしてあげられなくて。余命半年ですって言われて・・・」
「抗がん剤治療が始まったら本当に苦しそうで、血を吐いて痩せてきて何も食べられなくなって・・・。あんなに優しい人が変わったみたいになって、そのまま・・・若かったから死ぬのが怖かったと思う」といいます。
それを聞いてしこちゃん先生は「昔ほど副作用はキツくない」といいますが、
「お母さんは色々わかっているよ。何度も考えた。先生にも色々聞いたよ、お母さんだって死にたいわけじゃないよ」
「でもね。お母さんはね、病院じゃなくてあの家で生きたい。いつも通りに」
「自分の死に方は自分で決めたい」
「武四郎、愛してるよ」と言い、「俺だって大好きだよ、母ちゃん」と、しこちゃん先生もいいます。
つまり、南は父親の最期を知っているからこそ、辛い思いをして過ごすより、自分と息子が今まで生きてきた場所でいつも通りに最期を迎えたいと考えていたのです。
もちろん、生きたい気持ちはありましたが、それがダメなら最期は思い出の場所で息子と一緒に過ごしたいと思ったのでしょう。
2人で泣きながらの9分間のやりとり、感動しました。
どうしても生きてほしいというしこちゃん先生の思いも、最期は家で過ごしたいという南の思いも、両方伝わってきました!
そして最後の「愛してるよ 大好きだよ」のやりとり、泣けましたね!
親子でもあんなやりとりはなかなかできませんよね。
この後、すぐに南は亡くなったわけですが、この旅行をしたことで全ての思いを息子に伝えられたのではないかと思います。このシーン、好きですね。
しこちゃん先生はこれからどうする?
しこちゃん先生は葬儀を終え、すぐに仕事に復帰したものの、平気そうに見えてやはり無理をしていたようです。
その決定打となったのが優里の言葉でした。
函館に移った圭吾が喋られない状態になったことを知った優里がしこちゃん先生を訪れていいました。
「先生の嘘つき」
「圭吾死んじゃうんでしょ?なんで見捨てちゃったの?お医者さんなら治してよ!」
そう言われて、しこちゃん先生は謝ることしかできませんでした。
翌日、退職願を出すのですが、おそらく、しこちゃん先生は人の死に対して無力感を感じてしまったのではないでしょうか。
身近な母親の死、そして圭吾の死が迫りくるのに何もできない医師という仕事に限界を感じたのだと思います。
でも、しこちゃん先生に励まされる子供がいるのも実情です。
今回のキラちゃんもそうでした。
治療だけでなく、きちんと心に寄り添ってくれるから、しっかり治そうと思うんですよね。
圭吾もそうでした。
そのことを思い出して、しこちゃん先生には復帰してほしいですね。
次回、どうなるのか気になります!
まとめ
ドラマ「PICU」の第9話についてあらすじと注目シーンをまとめました。
- 南としこちゃん先生は最後の東京観光を楽しむ。
- 南はしこちゃん先生に父親の最期を話す。
- 札幌に戻ってしばらくすると南は亡くなった。
- 圭吾は函館でしゃべれない状態にまでなった。
- しこちゃん先生は退職願を出した。
正直、この回で南ちゃんが亡くなってしまうとは思っていませんでした。
だからこそ、この展開は衝撃的でした。
そしてしこちゃん先生はこの後、どうなってしまうのでしょう。圭吾の状態も気になります!
来週の放送が待ち遠しいですね!
ドラマ「PICU」は毎週月曜夜9時からフジテレビで放送中です。